【J1ピックアッププレビュー】J1連覇へ…川崎F、難敵を乗り越えられるか《C大阪vs川崎F》

2018.11.09 17:45 Fri
©︎J.LEAGUE
▽明治安田生命J1リーグ第32節が6日から10日にかけて行われる。10日には8位・セレッソ大阪(勝ち点44)の本拠地・ヤンマースタジアム長居にリーグ優勝に王手をかけた首位・川崎フロンターレ(勝ち点57)が乗り込む。

◆ホームの意地を見せられるか〜セレッソ大阪〜
▽不安定な後半戦を送っているC大阪。第30節FC東京戦(1-0○)からは[3-4-2-1]から従来の[4-4-2]に戻し、守備は安定を保っているものの、攻撃陣がかみ合わず。前節の鹿島アントラーズ戦、キンチョウスタジアム改修前のラストマッチとなった6日の第28節延期分の名古屋グランパス戦で不発に終わり、2試合連続0-1で黒星。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得も絶望的となった。
▽苦しい時期が続くが、今節は意地でも負けられない。川崎Fは現在優勝に王手。敗れることになれば、目の前で川崎Fの歓喜の瞬間を迎える屈辱を味わうことになる。それがホームとなれば尚更許す訳にはいかない。チームの状況や勢いから劣勢に立たされることは予想されるが、相性自体は公式戦3連勝中。一体感ある攻守で3試合ぶり白星を手にし、ホームの意地を見せたい。

◆エースの思いを背負い連覇へ〜川崎フロンターレ〜
▽前半戦サンフレッチェ広島に首位独走を許し、最大勝ち点13差をつけられていた川崎Fが、ついにリーグ優勝に王手をかけた。前節の柏レイソル戦ではスキのない戦いで3-0と快勝。2位・広島との勝ち点差を『7』に広げ、今節勝利すれば文句なしでのJ1連覇達成となる。

▽7戦無敗と充実した戦いを見せる中、迎える大一番の相手はC大阪。昨季のYBCルヴァンカップ決勝、今季のゼロックススーパーカップでタイトルを許し、J1第7節でも敗れている難敵だ。さらに柏戦で負傷したエースFW小林悠は左眼窩底骨折で欠場濃厚。不安材料はあるが、今の勢いをもってすれば十分に勝機はある相手。広島の結果次第では引き分け以下に終わっても優勝の可能性はあるが、ここまでチームをけん引してきた主将の思いも背負い、難敵を乗り越えてJ1連覇を成し遂げたい。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆セレッソ大阪[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:キム・ジンヒョン
DF:田中裕介、マテイ・ヨニッチ、山下達也、丸橋祐介
MF:水沼宏太、山口蛍、ソウザ、高木俊幸
FW:杉本健勇、柿谷曜一朗
監督:尹晶煥
▽10月6日の大阪ダービーで左ハムストリングス損傷のケガを負ったDF松田陸が練習に復帰しているが、6日の名古屋戦と同様のメンバーで臨むことになりそうだ。左サイドバックには第7節で直接FKを決めたDF丸橋祐介、左サイドハーフにはゼロックス杯で決勝点を挙げたFW高木俊幸が入る。DF田中裕介とFW杉本健勇は古巣戦。

◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:チョン・ソンリョン
DF:エウシーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:守田英正、大島僚太
MF:家長昭博、中村憲剛、登里享平
FW:阿部浩之
監督:鬼木達
▽守護神GKチョン・ソンリョンが出場停止から、DF車屋紳太郎が負傷から復帰することになりそうだ。左眼窩底骨折の小林に代わり、1トップにFW知念慶を起用する可能性もありそうだが、MF阿部浩之を起用し、前節出色のパフォーマンスを披露したDF登里享平が1列前を務めることを予想する。

【注目選手】
◆FW杉本健勇(セレッソ大阪)
Getty images
▽川崎Fの優勝阻止と3試合ぶり白星のカギを握るのは杉本だ。昨シーズン22ゴールを記録するなど飛躍を遂げたストライカーだが、今シーズンはここまで4ゴールと不発。周りとは息が合わず、自身も決定力不足に悩まされている。それでも今節は古巣の優勝を何としても阻止したい。ここまでの不調を吹き飛ばす一撃を決められるか。

◆MF中村憲剛(川崎フロンターレ)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽J1連覇へのキープレーヤーは、川崎FのバンディエラMF中村憲剛だ。悲願のJ1初優勝を成し遂げて迎えた今シーズンは、燃え尽きるどころかさらなる成長を見せ、ここまでチームに不可欠な存在として引っ張り続けている。前節も1アシスト。卓越したゲームメイクでチームを連覇に導けるか。

◆C大阪の意地か、川崎Fの連覇か
▽川崎FはJ1連覇に向けた大一番を迎える。引き分け以下でも2位・広島の結果次第で優勝が決まるが、無論勝利での無条件優勝を目指す。公式戦3連敗中の相手との一戦、主将・小林の不在と懸念材料はある。しかし、やるべきことは変わらない。鬼木監督も「選手はプレッシャーがあると思うが、しっかり受け止めながら、楽しみながら戦ってくれれば」と背中を押す。いつも通りのプレーができれば自ずと歓喜の瞬間を迎えられるはずだ。

▽しかし、C大阪もホームでの優勝を簡単には許してくれない。チームはACL出場が絶望的となり、状況が良くない中での過密日程とモチベーションの維持は難しい。それでも2冠を達成した昨シーズンから一転、苦しい戦いを送ったままで今シーズンは終われない。尹晶煥監督も「最後の最後まで、あきらめない姿を皆さんにお見せしないといけない」と語る通り、残り3試合にかける気持ちは強い。

▽抱えているものは違うが、白熱した一戦になることは間違いなさそうだ。C大阪がホームの意地を見せるか、川崎Fが難敵を乗り越え連覇を決めるか。C大阪vs川崎Fは10日の14時にキックオフを迎える。
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