【試合後会見】森保監督「攻撃も守備もまだまだ上げていかないといけない」《キリンチャレンジカップ》

2018.10.13 02:20 Sat
Getty Images
▽日本代表は12日、新潟県のデンカビッグスワンスタジアムでキリンチャレンジカップ2018のパナマ代表戦に臨み、3-0で完勝した。

▽日本代表を率いる森保一監督の試合後の会見は以下の通り。
◆森保一監督
「まずはここビッグスワンにたくさんのサポーターが来てくださったこと、テレビを通してたくさんのサポーターの皆さんに応援していただいたことに感謝したいと思います。試合は結果3-0ということで無失点で終えられたこと、しっかり得点チャンスを作って3点を奪い、勝利できたことはまず良かったと思います。試合に出た選手だけでなく、短期間の中でチーム全員が我々がやろうとすることをトレーニングの中から意識してやってくれたこと。そして、我々のやろうとすることを、オン・ザ・ピッチだけでなくオフ・ザ・ピッチでも共有してくれて、選手たちの努力が今日の結果につながって良かったと思います」

「勝つことが大事だし、選手たちのハードワークは讃えたいと思いますが、内容をポイントで見ると、攻撃も守備もまだまだ上げていかないといけない。これからさらにクオリティを上げていけるように気を引き締めて、次の試合も勝っていきたいと思います」

──ロシア・ワールドカップ(W杯)に出場した主力組が戻ってきた中で、今日の先発は2人だけだった。先発に込められた思いと、今日の試合で見られた化学反応をどう見ているか
「今回の10月の2試合で、できるだけ多くの選手にピッチに立ってプレーしてもらい、それぞれの力を見せてもらいたいということ。そしてチームとしてやろうとすることを、公式戦の中でレベルアップできるように、ということで今日の先発を選びました。融合については、今日もA代表初出場の選手がいたり、経験がある選手と一緒にプレーすることで、化学反応がどうだったかは分からないですが、チームの融合と全体的な戦術の浸透とレベルアップは、次につなげることができたと思います」

──前線の4枚はW杯組の2人と、9月で点を取った2人という組み合わせだったが、新しい可能性を感じられたか

「現時点でのベストなことはやってくれたと思いますし、合わないところも合わせていこうという、お互いのチャレンジしている、トライしているという思いを持ちながらプレーしてくれたと思います。現時点でのベストということと、これからさらに良くなっていく可能性を示してくれたと思います」

──フィジカルとスピードと球際がある相手によく戦ったと思うが、監督としてもっとこうして欲しかったというところはあるか

「選手は局面局面で、スピードがあってフィジカルが強くて運ぶ技術がある相手に、粘り強く対応してくれて、そこは個人でもチームでも良い守備の対応をしてくれたと思います。ただ、さらに個の局面で相手を上回れるような場面をもっと増やせるように、レベルアップしていかないといけないと思っています」

──前半はボールをしっかりキープしてビルドアップして、後半は素早く縦につけるように感じられたが、そのバランスについてどう評価するか

「前半は相手がフレッシュな状態で、コンパクトにして時間とスペースを与えてくれなかった。その中でどうやって崩していくかという部分で、選手たちがボールを握って動かしながら攻撃を仕掛けてチャンスを作ってくれたところは良かったと思います」

「後半は我々がリードしている展開の中で、相手が少し前掛かりになったり間延びし、カウンター攻撃を仕掛けること自体は悪くないと思っていました。しかしながら選手にもさっき言いましたが、カウンターあるいはビルドアップもそうですが、シュートチャンスまでいける状況があった中で、崩しがうまくいかずロストしてしまい、相手にカウンターを仕掛けられた部分は課題」

「カウンターを仕掛けるのは間延びした中で、我々がリードしている中で良い守備から攻撃というところでは悪くなかったですが、攻撃を完結できなかった部分に関して難しくしてしまったことについては、攻撃のクオリティを上げていかないといけないと思います」

──相手が強さを出していく中で、不用意なパスやボールロストから相手の攻撃につながってしまった。次の試合では改善されていくと考えていいか

「さらに良い内容の試合にしたいと思っています。チームとしてもまだ何試合もしているわけでなく、今日初めて同じチームでプレーする選手もいたし、戦術も監督も変わった中でプレーする選手。そうした中で、もっともっとクオリティを上げてミスを少なくできれば、それに越したことはなかったと思いますが、まずは選手たちがやろうとする姿勢を見せてくれて、ミスしてもミスに終わらないというところ。ミスをしたら、ミスを取り返すために、ミスをした選手がリアクションする。周りの選手もリアクションしてあげるという、次に切り替えてチームとして戦い続けられたことをポジティブに捉えていきたいと思います」

「まだまだクオリティを上げていかないといけないと思いますけれど、トライしてミスすることも出てくると思いますので、それを取り返すために選手たちが今日やってくれたことをポジティブに考えたい。もしそれができていなければ、おそらく失点していたと思いますし、選手たちがミスも当たり前だと思ってトライする。ミスした時は、それを取り返すために、全員がしっかり守るということをやってくれたことを、まずはポジティブに考えたいと思います」

──代表歴が浅い選手がたくさんいる中で、日本代表のユニホームを着ることの意義や意味について、監督からどんな話をしていたのか。していないのであれば、どのようなことを求めているのか

「選手には日本代表でプレーする誇りや責任や喜びとか、そういうことは今日の試合前には話していないです。ただし戦術的なハードワークするところであったり、最後まで戦い抜くことであったり、チームとして規律をもって戦い抜くこと。そういうところを、我々チームとしても、こだわってやっていくところもありますが、応援してくださっているサポーターの皆さんや国民の皆さんが、そういうところを見てくれているんじゃないかということは選手には話しました」

「全員が集まったとき、選手たちには「選ばれてここにいる」ということ。日常のクラブでの活動が評価されてここにいること、自信を持つことと責任を持つことは練習の中で話をしています。ただ私が言わなくても、代表歴が豊富な選手たちが、若い選手たちに代表の誇りと責任、重みということは伝えてくれていると思っています」

──無失点だったが日本側のファウルが多く、セットプレーを与えるシーンが多かった。カードは1枚もなかったが、ファウルが多かった理由は相手のカウンター以外にもあるか

「できれば我々のピンチとなる直接FKや間接FK、相手の攻撃にプラスになるようなセットプレーは与えたくないと思っています。まずは自分たちがロストしたあとにファウルする局面があったと思いますし、これから上げていかないといけないところ。選手がボールを奪いにいくところは間違いなく今日の試合で良かったところですけれど、もっと粘り強く、ファウルを少なくいい内容でボールを奪う、あるいは攻撃を防ぐことは、守備のクオリティーを上げていかないといけない部分だと思います」

「フェアプレーに関しては、選手にも今日の試合前に伝えましたし、激しく厳しく粘り強くやることは間違いなくやっていかないといけない。けれど、不要なファウルをもらったりとか、相手を故意に傷つけたりとか、相手にしつこくいったりとか、そういう我々のペースが乱れるようなことや、見ている人たちが「えっ」と不快に思うことはできるだけやめていこうと選手には話しています」

──今日の試合も要所要所でメモをとっていた。先月よりも多かったか。それからペンの色は黒だけか

「メモの内容はお話できませんが、局面局面での気になることは書いています、9月と今回とでは、今日のほうが書く量は少なかったと思います。ペンの色ですが、今日は黒と赤と青を使ったと思います」
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