元ミランオーナーのベルルスコーニがセリエCのモンツァ買収を完了
2018.09.26 01:42 Wed
▽S.S.モンツァ1912は25日、元ACミランオーナーでイタリアの首相も務めたシルヴィオ・ベルルスコーニ氏とその右腕のアドリアーノ・ガッリアーニ氏がクラブの全株式を取得したことを発表した。イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。
▽しかし、ベルルスコーニ氏とガッリアーニ氏が率いる『フィニンベスト』社はミラノと同じロンバルディア州に属するモンツァに本拠を置くS.S.モンツァ1912の買収に向けて、先日に株式の70パーセントを取得。さらに、今回の交渉によって全株式を取得することで合意に至った。
▽また、今後の運営体制に関してはガッリアーニ氏がCEO(最高経営責任者)に就任し、現オーナーであるニコラ・コロンボ氏が会長職を担うことになる。
▽1912年に創設されたモンツァはこれまでセリエAでのプレーはなく、クラブの歴史のほとんどをセリエCやセリエBといった下部カテゴリーで過ごしてきた弱小クラブだ。過去に在籍した有名プレーヤーでは、アレッサンドロ・コスタクルタ(レンタル)やクリスティアン・アッビアーティ、ルイジ・ディ・ビアジョ、パトリス・エブラがいる。
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▽『メディアセット』グループを率い、イタリア国内でメディア王と評されたベルルスコーニ氏は1986年にミランを買収。以降、巨額の資金を投下してタレント軍団を形成し、セリエA3連覇やチャンピオンズリーグ連覇など黄金期をもたらすなど、同クラブを世界屈指の強豪に押し上げた。その後、財政難を理由に2016年に中国資本への売却を行うと、その後は表舞台から遠ざかっていた。▽また、今後の運営体制に関してはガッリアーニ氏がCEO(最高経営責任者)に就任し、現オーナーであるニコラ・コロンボ氏が会長職を担うことになる。
▽1912年に創設されたモンツァはこれまでセリエAでのプレーはなく、クラブの歴史のほとんどをセリエCやセリエBといった下部カテゴリーで過ごしてきた弱小クラブだ。過去に在籍した有名プレーヤーでは、アレッサンドロ・コスタクルタ(レンタル)やクリスティアン・アッビアーティ、ルイジ・ディ・ビアジョ、パトリス・エブラがいる。
▽なお、『フィニンベスト』社は今回の買収に250万~300万ユーロ(約3億3000万~4億円)を支払うことになるようだ。
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