【プレビュー】今夏補強に苦戦した昨季の2位vs3位の強豪対決!《マンチェスター・ユナイテッドvsトッテナム》
2018.08.27 18:00 Mon
▽プレミアリーグ第3節、マンチェスター・ユナイテッドvsトッテナムが日本時間27日28:00にオールド・トラフォードでキックオフされる。今夏共に移籍市場で苦戦を強いられた昨季の2位チームvs3位チームによるビッグマッチだ。
▽一方、今夏プレミアリーグ史上初の新戦力ゼロに終わったトッテナムは、9月中旬にお披露目予定だった新スタジアムもセキュリティー上のトラブルで完成が遅れるなど、こちらも厳しい船出に。ただ、ユナイテッドと異なり、ニューカッスルとの開幕戦こそ2-1の辛勝となったものの、前節のフルアム戦では“新戦力”として期待されるFWルーカス・モウラ、MFラメラの好パフォーマンスに、エースFWケインがついに“8月の呪い”を打ち破って今季初ゴールを記録。開幕2連勝スタートとピッチ内ではきっちり結果を残している。ただ、今回のユナイテッド戦に向けては静かなるリーダーとしてチームをまとめてきたキャプテンで守護神のロリスが飲酒運転容疑で逮捕される不祥事を起こし、キャプテンのはく奪や今回のビッグマッチ欠場の可能性が報じられており、大きな懸念材料となっている。
▽なお、昨シーズンの対戦成績は1勝1敗の五分だ。ただ、トッテナムは2013-14シーズンの2014年元日に行われた試合での2-1の勝利を最後にオールド・トラフォードでは4連敗中。さらにその4試合でいずれも無得点に終わっており、今回のビッグマッチのカギを握るのは先制点となりそうだ。仮に、アウェイチームが先制点を奪う展開になれば、久々のオールド・トラフォード攻略の可能性も出てくるはずだ。
▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン
DF:バイリー、スモーリング、リンデロフ
MF:バレンシア、マティッチ、ポグバ、ヤング
MF:リンガード
FW:ルカク、サンチェス
負傷者:DFジオゴ・ダロト
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関しては新戦力ジオゴ・ダロトが練習復帰したもののコンディションの問題で引き続き起用は難しい。その一方で、プレシーズンに負傷したバレンシアとマティッチの2選手、前節のブライトン戦をケガで回避したサンチェスの3選手の復帰が見込まれる。
▽トッテナム予想スタメン
DF:アルデルヴァイレルト、ダビンソン・サンチェス、ヴェルトンゲン
MF:トリッピアー、ダイアー、ベン・デイビス
MF:エリクセン、デレ・アリ
FW:ルーカス・モウラ、ケイン
負傷者:DFフォイス
出場停止者:なし
▽出場停止者はいないが、韓国代表としてアジア大会にオーバーエイジで参加しているFWソン・フンミンが引き続き欠場する。負傷者に関してはフォイスと共に練習復帰したばかりのMFワニャマが欠場となる模様だ。
▽スタメンとシステムに関しては直近のフルアム戦で機能した[3-3-2-2]の布陣とメンバーを踏襲する可能性が高いものの、24日に飲酒運転容疑で逮捕されたキャプテンで守護神のロリスに関しては規律面や精神面を考慮してメンバー外とし、第2GKのフォルムを起用する可能性もあるようだ。
★注目選手
◆マンチェスター・ユナイテッド:MFポール・ポグバ
▽一方、ピッチ内ではW杯からの休養期間が短い中でも開幕2試合で先発出場を果たし、キャプテンのバレンシアの不在もありキャプテンマークを巻いてプレー。チームの戦いぶりが芳しくない中、PKで2試合連続ゴールを記録しているうえ、若きリーダーとしてチームを鼓舞するなどリーダーとしての自覚も見せている。今回の試合ではバレンシアやマティッチといったベテランの復帰が見込まれるが、引き続きリーダーとしてチームをけん引していきたい。プレー面では相手にボールを持たれる展開が予想される中、W杯で見せた守備の献身性で脆弱な最終ラインをサポートしつつ、得意の持ち上がりや精度の高いミドルレンジのパスでルカクやサンチェスのカウンターチャンスを演出したい。
◆トッテナム:FWハリー・ケイン
▽今回の対戦相手であるユナイテッドは通算7度の対戦で1ゴールとトップ6で最も苦手としている相手だ。さらに、オールド・トラフォードでは通算4試合で未だノーゴールとなっているため、8月初ゴールに続いて夢の劇場での初ゴールを目指したい。集中力やポジショニングミスが少なくない相手最終ラインを相手に積極的に駆け引きを行いながら、エリクセンやトリッピアーからの質の高いラストパスやクロスを冷静に決め切りたいところだ。
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▽今夏、シャフタールからMFフレッジを獲得した以外に主力クラスの補強にことごとく失敗したユナイテッドは、レスター・シティとのホーム開幕戦では2-1での白星スタートを飾るも守備陣を中心に低調な戦いぶりとなった。すると、先週末のブライトン戦ではDFバイリーら守備陣を中心に多くのミスを犯し格下相手に2-3での敗戦。屈辱の今季初黒星を献上し、今夏を通じてモウリーニョ監督が求めた主力センターバックの補強の必要性を改めて認識させる結果となった。この敗戦を受けて、補強責任者のウッドワードCEOの更迭やモウリーニョ監督から前レアル・マドリー指揮官のジダン氏への監督交代の可能性が報じられるなど、厳しい船出となっている。仮に、ホームでトッテナムに敗れて連敗となれば、“モウリーニョ3年目”のジンクスがいきなり発動する可能性もあり、必勝が求められるところだ。▽なお、昨シーズンの対戦成績は1勝1敗の五分だ。ただ、トッテナムは2013-14シーズンの2014年元日に行われた試合での2-1の勝利を最後にオールド・トラフォードでは4連敗中。さらにその4試合でいずれも無得点に終わっており、今回のビッグマッチのカギを握るのは先制点となりそうだ。仮に、アウェイチームが先制点を奪う展開になれば、久々のオールド・トラフォード攻略の可能性も出てくるはずだ。
◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【3-4-1-2】
【3-4-1-2】
▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:デ・ヘアDF:バイリー、スモーリング、リンデロフ
MF:バレンシア、マティッチ、ポグバ、ヤング
MF:リンガード
FW:ルカク、サンチェス
負傷者:DFジオゴ・ダロト
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関しては新戦力ジオゴ・ダロトが練習復帰したもののコンディションの問題で引き続き起用は難しい。その一方で、プレシーズンに負傷したバレンシアとマティッチの2選手、前節のブライトン戦をケガで回避したサンチェスの3選手の復帰が見込まれる。
▽システムとスタメンに関しては前述の主力復帰とブライトン戦の敗戦、対戦相手がトッテナムという事情を考えると、幾つかの変更が想定される。開幕2試合はMFアンドレアス・ペレイラをアンカーに配した[4-3-3]で戦ってきたが、ここに前述の主力3人をそのまま組み込むプラン。あるいはセンターバックのパフォーマンスに不安を抱える事情を考慮して最終ラインを3枚で構成し、相手と同じ[3-5-2]で臨む可能性も考えられる。
◆トッテナム◆
【3-3-2-2】
【3-3-2-2】
▽トッテナム予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ロリスDF:アルデルヴァイレルト、ダビンソン・サンチェス、ヴェルトンゲン
MF:トリッピアー、ダイアー、ベン・デイビス
MF:エリクセン、デレ・アリ
FW:ルーカス・モウラ、ケイン
負傷者:DFフォイス
出場停止者:なし
▽出場停止者はいないが、韓国代表としてアジア大会にオーバーエイジで参加しているFWソン・フンミンが引き続き欠場する。負傷者に関してはフォイスと共に練習復帰したばかりのMFワニャマが欠場となる模様だ。
▽スタメンとシステムに関しては直近のフルアム戦で機能した[3-3-2-2]の布陣とメンバーを踏襲する可能性が高いものの、24日に飲酒運転容疑で逮捕されたキャプテンで守護神のロリスに関しては規律面や精神面を考慮してメンバー外とし、第2GKのフォルムを起用する可能性もあるようだ。
★注目選手
◆マンチェスター・ユナイテッド:MFポール・ポグバ
Getty Images
▽マンチェスター・ユナイテッドの注目プレーヤーは今夏去就問題に揺れながらも新たなリーダーとしての自覚も見せ始めているポグバだ。昨季、モウリーニョ監督の守備的なスタイルの弊害もあり溢れる才能を持て余し気味にしていたポグバだが、先のロシアW杯では攻守に躍動感をみせフランス代表の優勝に貢献した。ただ、クラブと代表でのパフォーマンスのふり幅の大きさや曲者代理人の存在もあり、今夏に古巣ユベントスやバルセロナへの移籍が盛んに報じられている。▽一方、ピッチ内ではW杯からの休養期間が短い中でも開幕2試合で先発出場を果たし、キャプテンのバレンシアの不在もありキャプテンマークを巻いてプレー。チームの戦いぶりが芳しくない中、PKで2試合連続ゴールを記録しているうえ、若きリーダーとしてチームを鼓舞するなどリーダーとしての自覚も見せている。今回の試合ではバレンシアやマティッチといったベテランの復帰が見込まれるが、引き続きリーダーとしてチームをけん引していきたい。プレー面では相手にボールを持たれる展開が予想される中、W杯で見せた守備の献身性で脆弱な最終ラインをサポートしつつ、得意の持ち上がりや精度の高いミドルレンジのパスでルカクやサンチェスのカウンターチャンスを演出したい。
◆トッテナム:FWハリー・ケイン
Getty Images
▽トッテナムの注目プレーヤーは、イングランド代表に続いてクラブでも新キャプテン就任が伝えられるケインだ。前述のように現キャプテンのロリスの不祥事に伴い、今回のユナイテッド戦から新キャプテン就任の可能性が伝えられる25歳はエースとリーダーという2つの重責を担うことになる。ポグバ同様にW杯からの短い休養期間を経て開幕2試合で先発出場しているが、コンディション面は60パーセント前後と好調時からはほど遠い。それでも、フルアム戦ではキャリア7年目、通算14試合目にして8月のプレミアリーグで待望の初ゴールを記録し、自身にかかっていた“8月の呪い”を打破できたことは何よりだ。▽今回の対戦相手であるユナイテッドは通算7度の対戦で1ゴールとトップ6で最も苦手としている相手だ。さらに、オールド・トラフォードでは通算4試合で未だノーゴールとなっているため、8月初ゴールに続いて夢の劇場での初ゴールを目指したい。集中力やポジショニングミスが少なくない相手最終ラインを相手に積極的に駆け引きを行いながら、エリクセンやトリッピアーからの質の高いラストパスやクロスを冷静に決め切りたいところだ。
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