新加入GKアダンがPK戦で攻守に躍動! アトレティコがアーセナル撃破で白星発進《ICC》
2018.07.26 22:52 Thu
▽インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)2018のアトレティコ・マドリーvsアーセナルが26日にシンガポールで行われ、1-1で90分間の戦いが終了。その後、PK戦を3-1で制したアトレティコが勝利した。
▽アトレティコは今回のシンガポール遠征にロシア・ワールドカップ(W杯)に参加した主力を招集せず。アーセナル戦にはGKにオブラク、最終ラインにフアンフランと若手のモジャ、オラベ、モンテーロを起用。また、中盤はトーマスとコレアに加え、新加入のロドリゴ・エルナンデス、若手ホアキン・ムニョス。2トップにガメイロとビエットが並んだ。
▽一方、エメリ体制で初の強豪とのプレシーズンマッチに挑むアーセナルはこちらもW杯参加組はメンバーに入らず。GKに新加入のレノ、最終ラインにベジェリン、ホールディング、ムスタフィ、コラシナツ。中盤はラムジーと新加入グエンドウジの2センターに、2列目はネルソン、スミス=ロウの若手とオーバメヤン、1トップにラカゼットが入った。
▽昨季、ヨーロッパリーグ準決勝以来となる両者の一戦は比較的静かな立ち上がりに。開始4分には右サイドから小気味いいドリブルでボックス内にカットインしたネルソンがライン際で浮き球のクロス。これをファーでフリーのオーバメヤンがダイレクトで合わすが、DFのブロックに阻まれる。
▽一方、いつも以上にボールを繋げず攻撃の形が作れないアトレティコは単発ながら背後を狙う2トップやコレアが決定機に絡む。すると41分、右サイドのボックス付近でDFホールディングを鋭い仕掛けでかわしたコレアがボックス右ライン際からマイナスに高速クロス。これをゴール前に走り込んだビエットが見事なダイビングヘッドで合わせ、ワンチャンスを生かし切る、らしい試合運びで前半を1点リードで終えた。
▽迎えた後半、オブラクとレノに代えてアダンとチェフとGKを入れ替えて臨んだ中、立ち上がりにいきなりゴールが生まれる。47分、バイタルエリア中央で仕掛けたスミス=ロウが体勢を崩しながらも強引に右足を振り抜くと、スライディングシュートのような形でうまく抑えが利いたシュートがゴール右上隅の絶妙なコースに突き刺さった。
▽U-17イングランド代表の鮮烈なミドルシュートで追いついたアーセナルはその後もラムジーのミドルシュートなどで勢いづくも、緩んだ守備のネジを締め直したアトレティコが2点目は与えない。逆に、58分には自陣ボックス内でのグエンドウジとラムジーの軽率なプレーからゴール前でボールを奪ったガメイロのお膳立てからビエットに絶好機も至近距離からのシュートはGKチェフのビッグセーブに阻まれた。
▽その後、試合の流れがややアトレティコペースに傾く中、アーセナルは63分にコラシナツ、グエンドウジを除くフィールドプレーヤーを全員入れ替えてムヒタリアンや新加入のパパスタソプーロス、レンタルバックのルーカス・ペレスらをピッチに送り出す。
▽一方、アトレティコも74分にはコレア、ロドリを除くフィールドプレーヤーを入れ替えて多くのカンテラーノがピッチに送り出される。すると、互いに慣れないメンバーで戦う影響から攻撃がうまくいかず、ほとんど決定機を作れぬまま90分間の戦いが終了。そして、試合の決着はPK戦に委ねられることになった。
▽そのPK戦では3人目終了時点で2人ずつ失敗する展開の中、先攻アトレティコの4人目、V・モレージョがきっちり決めるも後攻のアーセナルはエンケティアが失敗。そして、アトレティコはこのPK戦で3本のPKストップと圧巻の活躍を見せたGKアダンが5人目のキッカーを務めると、クロスバーの内側を叩いたシュートがゴールネットに吸い込まれて決着。新加入アダンの活躍でPK戦を3-1で制したアトレティコがICC初戦を飾った。
アトレティコ・マドリー 1-1(PK3-1) アーセナル
【アトレティコ】
ビエット(前41)
【アーセナル】
スミス=ロウ(後2)
◆PK戦
1.コレア × × ムヒタリアン
2.ロドリ 〇 × ウィロック
3.ボルハ・ガルセス × 〇 ナイルズ
4.V・モレージョ 〇 × エンケティア
5.アダン 〇 - -
PR
▽シメオネ監督の下で継続路線を見せる昨季リーガエスパニョーラ2位のアトレティコと、22年続いたヴェンゲル体制終焉に伴いエメリ新監督を招へいした昨季プレミアリーグ6位のアーセナルによるICC初戦。▽一方、エメリ体制で初の強豪とのプレシーズンマッチに挑むアーセナルはこちらもW杯参加組はメンバーに入らず。GKに新加入のレノ、最終ラインにベジェリン、ホールディング、ムスタフィ、コラシナツ。中盤はラムジーと新加入グエンドウジの2センターに、2列目はネルソン、スミス=ロウの若手とオーバメヤン、1トップにラカゼットが入った。
▽昨季、ヨーロッパリーグ準決勝以来となる両者の一戦は比較的静かな立ち上がりに。開始4分には右サイドから小気味いいドリブルでボックス内にカットインしたネルソンがライン際で浮き球のクロス。これをファーでフリーのオーバメヤンがダイレクトで合わすが、DFのブロックに阻まれる。
▽その後は出場選手の質で勝るアーセナルが終始押し込む展開に。22分には相手ボックス内左でボールを奪い返したラカゼットがニアを狙うが、GKオブラクの好守に遭う。さらに32分と39分にはラムジーとスミス=ロウのパスに抜け出したラカゼットに再び決定機が訪れるも、世界屈指の守護神がことごとくビッグセーブで阻む。
▽一方、いつも以上にボールを繋げず攻撃の形が作れないアトレティコは単発ながら背後を狙う2トップやコレアが決定機に絡む。すると41分、右サイドのボックス付近でDFホールディングを鋭い仕掛けでかわしたコレアがボックス右ライン際からマイナスに高速クロス。これをゴール前に走り込んだビエットが見事なダイビングヘッドで合わせ、ワンチャンスを生かし切る、らしい試合運びで前半を1点リードで終えた。
▽迎えた後半、オブラクとレノに代えてアダンとチェフとGKを入れ替えて臨んだ中、立ち上がりにいきなりゴールが生まれる。47分、バイタルエリア中央で仕掛けたスミス=ロウが体勢を崩しながらも強引に右足を振り抜くと、スライディングシュートのような形でうまく抑えが利いたシュートがゴール右上隅の絶妙なコースに突き刺さった。
▽U-17イングランド代表の鮮烈なミドルシュートで追いついたアーセナルはその後もラムジーのミドルシュートなどで勢いづくも、緩んだ守備のネジを締め直したアトレティコが2点目は与えない。逆に、58分には自陣ボックス内でのグエンドウジとラムジーの軽率なプレーからゴール前でボールを奪ったガメイロのお膳立てからビエットに絶好機も至近距離からのシュートはGKチェフのビッグセーブに阻まれた。
▽その後、試合の流れがややアトレティコペースに傾く中、アーセナルは63分にコラシナツ、グエンドウジを除くフィールドプレーヤーを全員入れ替えてムヒタリアンや新加入のパパスタソプーロス、レンタルバックのルーカス・ペレスらをピッチに送り出す。
▽一方、アトレティコも74分にはコレア、ロドリを除くフィールドプレーヤーを入れ替えて多くのカンテラーノがピッチに送り出される。すると、互いに慣れないメンバーで戦う影響から攻撃がうまくいかず、ほとんど決定機を作れぬまま90分間の戦いが終了。そして、試合の決着はPK戦に委ねられることになった。
▽そのPK戦では3人目終了時点で2人ずつ失敗する展開の中、先攻アトレティコの4人目、V・モレージョがきっちり決めるも後攻のアーセナルはエンケティアが失敗。そして、アトレティコはこのPK戦で3本のPKストップと圧巻の活躍を見せたGKアダンが5人目のキッカーを務めると、クロスバーの内側を叩いたシュートがゴールネットに吸い込まれて決着。新加入アダンの活躍でPK戦を3-1で制したアトレティコがICC初戦を飾った。
アトレティコ・マドリー 1-1(PK3-1) アーセナル
【アトレティコ】
ビエット(前41)
【アーセナル】
スミス=ロウ(後2)
◆PK戦
1.コレア × × ムヒタリアン
2.ロドリ 〇 × ウィロック
3.ボルハ・ガルセス × 〇 ナイルズ
4.V・モレージョ 〇 × エンケティア
5.アダン 〇 - -
PR
|
関連ニュース