CR7ハット&ジエゴ・コスタ2G! 両エース躍動の打ち合いはドロー決着《ロシアW杯》
2018.06.16 05:00 Sat
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)グループB第1節、ポルトガル代表vsスペイン代表が15日にフィシュト・スタジアムで行われ、3-3の引き分けに終わった。
▽同日の試合でイラン代表がモロッコ代表に1-0で勝利したグループB。5大会連続7回目の出場となったユーロ2016王者ポルトガルは順当にC・ロナウドを先発させ、相方にはA・シウバではなくゲデスを起用した。
▽この試合の2日前にロペテギ監督が電撃解任された、11大会連続15回目の出場となるスペインは、シルバとイスコをジエゴ・コスタの後ろに配し、負傷からの回復が微妙と伝えられていたカルバハルの右サイドバックにはナチョを起用。イエロ監督は、予選でのフォーメーションを踏襲する形で、初陣にして大一番に臨んだ。
▽緊張感に包まれた試合は、開始早々に動きをみせる。ボックス手前左でボールを持ったC・ロナウドがドリブルで仕掛けてボックス内に侵攻したところを、DFナチョが交錯して倒してしまう。これがPKの判定となり、4分にC・ロナウドが自ら落ち着いて決め切った。
▽最悪の入りをしてしまったスペインは、その後も思うようにボールが持てず。10分には、左サイドのイスコがボックス内入れたクロスをジエゴ・コスタが落とし、シルバが飛び込んでシュートを放ったが、大きく枠を外れていく。
▽21分、左サイドでイスコ、ジョルディ・アルバと連係し、イニエスタがボックス左に抜け出す。しかし、グラウンダーのクロスに合わせたシルバのシュートは得点とはならない。
▽そして24分、徐々に流れを引き寄せているスペインに決定的なシーンが訪れる。カウンターから最前線でロングボールを収めたジエゴ・コスタが、巧みなフェイントで対面のフォンテをかわしてシュートを放つ。これがゴール左を捉え、スコアを同点に戻した。
▽勢いに乗るスペインは、26分にもポルトガルゴールに迫る。ボックス左でボールを持ったイスコが意表を突いた強烈なミドルシュートを放つと、シュートはバーに当たり、ゴールライン上の際どい所にバウンドする。しかし、ゴールラインテクノロジーによりノーゴールと判定され、逆転弾とはならない。
▽試合はその後、スペインがボールを握りつつ、ポルトガルがカウンターを狙うという構図に落ち着き始める。チャンス数で上回るスペインは、35分にもボックス内でイニエスタがシュートを放ったが、枠をわずかに左へ外れた。
▽しかし、前半終了間際の45分、ポルトガルのエースが劣勢にある母国を引っ張り上げる。ロングボールを最前線のゲデスが収め、C・ロナウドに落とす。ボックス手前のC・ロナウドがそのままグラウンダーの無回転シュートを放つと、反応して触れたGKデ・ヘアは弾き出すことができず。ゴールに吸い込まれ、勝ち越し弾とした。
▽ポルトガルが2-1でリードして迎えた後半、ビハインドのスペインはイスコやシルバがかなり低い位置まで降りて支配を高めようとするが、中央を固めるポルトガルの守備をなかなか崩すことができない。
▽それでも55分、相手陣内中央付近で得たFKからチャンスが生まれる。ボックス左に合わせたクロスをブスケッツが頭で折り返すと、中央にジエゴ・コスタが飛び込む。モウティーニョのマークを剥がして放ったシュートを確実に決め、再び同点とした。
▽さらに58分、スペインの猛攻がまたしてもGKパトリシオに牙をむく。ボックス左のシルバが入れたクロスが中央のイスコに合わずボックス手前にこぼれると、上がっていたDFナチョが右足でダイレクトシュートを狙う。強烈なシュートが左ポストに当たり、ゴールの内側に吸い込まれた。
▽巻き返しを図るポルトガルは、68分にB・フェルナンデスに代えてJ・マリオを、そして69分にB・シウバに代えてクアレスマを投入した。対するスペインも、70分に疲れの見えないイニエスタに代えてチアゴを送り出していく。
▽71分、ポルトガルが攻撃的な選手を送り出したが、またしても決定機を作り出したのはスペイン。チアゴとパス交換しつつボックス左でボールを持ったシルバが、オーバーラップするジョルディ・アルバにパスを送る。ジョルディ・アルバのクロスに飛び込んだジエゴ・コスタはシュートをうまくミートさせることができなかったが、あわやハットトリックというシーンとなった。
▽そのジエゴ・コスタは、77分にイアゴ・アスパスとの交代で退くことに。ベンチに下がる際には、スタジアムから拍手が送られた。
▽80分、ポルトガルはゲデスに代えてアンドレ・シウバを起用。サントス監督は3枚目の交代カードも攻撃的な枠に使い、チームにメッセージを送る。対するスペインは、86分にシルバに代えてL・バスケスを投入し、守備面での圧力を高めていく。
▽スペインペースで侵攻しこのまま終わるかに思われた試合、最終盤にドラマが待っていた。C・ロナウドがボックス手前でFKを獲得すると、キッカーを自ら務める。すると88分、壁の上を超えたシュートがゴール右を射抜き、ハットトリックを達成。スコアをタイに戻した。
▽その後は、両チームともに再びリードを奪おうとするが、ネットを揺らすことはできず。白熱の試合はドロー決着となった。
▽同日の試合でイラン代表がモロッコ代表に1-0で勝利したグループB。5大会連続7回目の出場となったユーロ2016王者ポルトガルは順当にC・ロナウドを先発させ、相方にはA・シウバではなくゲデスを起用した。
▽緊張感に包まれた試合は、開始早々に動きをみせる。ボックス手前左でボールを持ったC・ロナウドがドリブルで仕掛けてボックス内に侵攻したところを、DFナチョが交錯して倒してしまう。これがPKの判定となり、4分にC・ロナウドが自ら落ち着いて決め切った。
▽最悪の入りをしてしまったスペインは、その後も思うようにボールが持てず。10分には、左サイドのイスコがボックス内入れたクロスをジエゴ・コスタが落とし、シルバが飛び込んでシュートを放ったが、大きく枠を外れていく。
▽17分、ポルトガルのカウンターが発動する。最前線のゲデスが自陣からドリブルでボックス手前右まで持ち込み、シュートを放つ。しかし、対面のセルヒオ・ラモスが足に当て、追加点は許さなかった。
▽21分、左サイドでイスコ、ジョルディ・アルバと連係し、イニエスタがボックス左に抜け出す。しかし、グラウンダーのクロスに合わせたシルバのシュートは得点とはならない。
▽そして24分、徐々に流れを引き寄せているスペインに決定的なシーンが訪れる。カウンターから最前線でロングボールを収めたジエゴ・コスタが、巧みなフェイントで対面のフォンテをかわしてシュートを放つ。これがゴール左を捉え、スコアを同点に戻した。
▽勢いに乗るスペインは、26分にもポルトガルゴールに迫る。ボックス左でボールを持ったイスコが意表を突いた強烈なミドルシュートを放つと、シュートはバーに当たり、ゴールライン上の際どい所にバウンドする。しかし、ゴールラインテクノロジーによりノーゴールと判定され、逆転弾とはならない。
▽試合はその後、スペインがボールを握りつつ、ポルトガルがカウンターを狙うという構図に落ち着き始める。チャンス数で上回るスペインは、35分にもボックス内でイニエスタがシュートを放ったが、枠をわずかに左へ外れた。
▽しかし、前半終了間際の45分、ポルトガルのエースが劣勢にある母国を引っ張り上げる。ロングボールを最前線のゲデスが収め、C・ロナウドに落とす。ボックス手前のC・ロナウドがそのままグラウンダーの無回転シュートを放つと、反応して触れたGKデ・ヘアは弾き出すことができず。ゴールに吸い込まれ、勝ち越し弾とした。
▽ポルトガルが2-1でリードして迎えた後半、ビハインドのスペインはイスコやシルバがかなり低い位置まで降りて支配を高めようとするが、中央を固めるポルトガルの守備をなかなか崩すことができない。
▽それでも55分、相手陣内中央付近で得たFKからチャンスが生まれる。ボックス左に合わせたクロスをブスケッツが頭で折り返すと、中央にジエゴ・コスタが飛び込む。モウティーニョのマークを剥がして放ったシュートを確実に決め、再び同点とした。
▽さらに58分、スペインの猛攻がまたしてもGKパトリシオに牙をむく。ボックス左のシルバが入れたクロスが中央のイスコに合わずボックス手前にこぼれると、上がっていたDFナチョが右足でダイレクトシュートを狙う。強烈なシュートが左ポストに当たり、ゴールの内側に吸い込まれた。
▽巻き返しを図るポルトガルは、68分にB・フェルナンデスに代えてJ・マリオを、そして69分にB・シウバに代えてクアレスマを投入した。対するスペインも、70分に疲れの見えないイニエスタに代えてチアゴを送り出していく。
▽71分、ポルトガルが攻撃的な選手を送り出したが、またしても決定機を作り出したのはスペイン。チアゴとパス交換しつつボックス左でボールを持ったシルバが、オーバーラップするジョルディ・アルバにパスを送る。ジョルディ・アルバのクロスに飛び込んだジエゴ・コスタはシュートをうまくミートさせることができなかったが、あわやハットトリックというシーンとなった。
▽そのジエゴ・コスタは、77分にイアゴ・アスパスとの交代で退くことに。ベンチに下がる際には、スタジアムから拍手が送られた。
▽80分、ポルトガルはゲデスに代えてアンドレ・シウバを起用。サントス監督は3枚目の交代カードも攻撃的な枠に使い、チームにメッセージを送る。対するスペインは、86分にシルバに代えてL・バスケスを投入し、守備面での圧力を高めていく。
▽スペインペースで侵攻しこのまま終わるかに思われた試合、最終盤にドラマが待っていた。C・ロナウドがボックス手前でFKを獲得すると、キッカーを自ら務める。すると88分、壁の上を超えたシュートがゴール右を射抜き、ハットトリックを達成。スコアをタイに戻した。
▽その後は、両チームともに再びリードを奪おうとするが、ネットを揺らすことはできず。白熱の試合はドロー決着となった。
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