メッシ不在のバルサが格下レバンテに打ち負けて今季初黒星…400日・44戦ぶりのリーガ敗戦で無敗優勝の夢潰える…《リーガエスパニョーラ》
2018.05.14 05:50 Mon
▽バルセロナは13日、敵地で行われたリーガエスパニョーラ第37節でレバンテと対戦し、4-5で敗戦した。
▽立ち上がりからイニエスタ、コウチーニョを起点に相手を押し込んでいくバルセロナ。しかし、9分にはペナルティアーク付近でボールを受けたホセ・モラレスに急加速で左に持ち出されると、DFミナが完全に振り切られてゴール左ライン際で高速クロスを許す。これをゴール前に詰めたE・ボアテングに合わせられると、クロスバーを叩いたボールがネットに吸い込まれた。
▽格下相手に先制を許す苦しい入りとなったバルセロナだが、直後の11分にも相手のスピードのある仕掛けからボックス左でフリーのバルディにクロスバー直撃のシュートを許すなど、控えセンターバックコンビが相手の攻撃を抑えきれない。
▽その後は徐々に相手陣内深くでプレーする時間を増やしていくが、最後の場面で精度を欠く。28分にはスプリントした際にハムストリングを痛めたヴェルメーレンがプレー続行不可能となり、ピケが慌ててピッチサイドで交代の準備を進める。すると30分、1人少ない状況で守備のオーガナイズを欠いたバルセロナはラキティッチとブスケッツがルキッチにあっさりとゴール前への侵入を許し、こぼれ球に反応したボアテングにGKテア・シュテーゲンがかわされて無人のゴールへシュートを流し込まれた。
▽コウチーニョのゴールで点差を縮めて後半を迎えたバルセロナだったが、ハーフタイムで守備面を修正できなかったチームはここからまさかの連続失点を喫する。後半開始30秒過ぎに相手ボランチに簡単に縦パスを許すと、右に流れたボアテングにつり出されたDFミナが空けたスペースに入り込んだカンパーニャにフリーのバルディに繋がれると、ペナルティアーク付近から強烈な右足のミドルシュートを突き刺される。
▽さらに49分には最終ラインでピケが競り負けたボールに抜け出した左サイドのルナに回収されると、フリーでボックス右に走り込むボアテングにすかさずスルーパスを通されてボアテングにハットトリックを献上。続く56分には相手のロングカウンターからロジェールの斜めのスルーパスに抜け出したボックス右のバルディにこの試合2点目を許し、今季公式戦最多の5失点目を喫した。
▽格下相手に悪夢のような展開を強いられたバルセロナだが、ここから王者の意地を見せる。59分、ボックス右でデンベレが入れた低いクロスがDFに当たってゴール前にこぼれると、これをコウチーニョが豪快に蹴り込む。
▽この直後、イニエスタとデンベレを下げてデニス・スアレス、パコ・アルカセルの2枚替えで攻勢を強めるアウェイチームは64分にFKの二次攻撃から右サイドのブスケッツがペナルティアーク付近のコウチーニョに折り返すと、ブラジル代表MFが見事なダイレクトシュートで突き刺し、ボアテングに続きハットトリックを達成。さらに71分には左CKの場面でブスケッツがボアテングにアフターチャージを受けてPKを獲得。これをキッカーのスアレスが冷静に決めて瞬く間に点差を1点に縮めた。
▽試合終了まで20分を残して1点差になったことで、ここから一気にバルセロナが同点、逆転に持っていく可能性が高まるも、試合はここからこう着状態に。何とかあと1点を奪いたいバルセロナはコウチーニョやスアレスが幾度か際どい場面を作り出すが、最後の場面で決め切れない。試合終盤にはミナとピケを前線に上げて決死のパワープレーを仕掛けるが、これも実らず。試合はこのまま4-5でタイムアップ。
▽メッシ不在の中で臨んだ格下相手のアウェイゲームで自慢の堅守崩壊で打ち負けたバルセロナは痛恨の今季リーガ初黒星。昨年4月8日のマラガ戦以来、400日ぶり44戦ぶりの敗戦となったバルセロナは、38試合制で初の無敗優勝の夢が潰えることになった。
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▽ミッドウィークに行われたビジャレアル戦を5-1で快勝したバルセロナは無敗優勝に向けてまた一歩前進。今季のアウェイ最終戦となる今節はすでに残留が決定している16位のレバンテと激突した。ビジャレアル戦からは先発5人を変更。GKにテア・シュテーゲン、ジョルディ・アルバが復帰。また、ピケに代わってミナがヴェルメーレンとセンターバックに入った。中盤はパウリーニョに代わってラキティッチ、前線は招集外のメッシに代わってスアレスが復帰し、コウチーニョとデンベレと3トップを組んだ。▽格下相手に先制を許す苦しい入りとなったバルセロナだが、直後の11分にも相手のスピードのある仕掛けからボックス左でフリーのバルディにクロスバー直撃のシュートを許すなど、控えセンターバックコンビが相手の攻撃を抑えきれない。
▽その後は徐々に相手陣内深くでプレーする時間を増やしていくが、最後の場面で精度を欠く。28分にはスプリントした際にハムストリングを痛めたヴェルメーレンがプレー続行不可能となり、ピケが慌ててピッチサイドで交代の準備を進める。すると30分、1人少ない状況で守備のオーガナイズを欠いたバルセロナはラキティッチとブスケッツがルキッチにあっさりとゴール前への侵入を許し、こぼれ球に反応したボアテングにGKテア・シュテーゲンがかわされて無人のゴールへシュートを流し込まれた。
▽メッシ不在の中で2点のビハインドを負ったバルセロナだったが、コウチーニョが重い空気を振り払う。38分、2失点目の直後に投入されたピケがドリブルでボックス付近までボールを運ぶ。ここからスアレスを経由したボールがコウチーニョに繋がると、コウチーニョが右から中央にカットインして放った強烈なシュートが相手DFにディフレクトしてコースが変わりゴール中央に突き刺さった。
▽コウチーニョのゴールで点差を縮めて後半を迎えたバルセロナだったが、ハーフタイムで守備面を修正できなかったチームはここからまさかの連続失点を喫する。後半開始30秒過ぎに相手ボランチに簡単に縦パスを許すと、右に流れたボアテングにつり出されたDFミナが空けたスペースに入り込んだカンパーニャにフリーのバルディに繋がれると、ペナルティアーク付近から強烈な右足のミドルシュートを突き刺される。
▽さらに49分には最終ラインでピケが競り負けたボールに抜け出した左サイドのルナに回収されると、フリーでボックス右に走り込むボアテングにすかさずスルーパスを通されてボアテングにハットトリックを献上。続く56分には相手のロングカウンターからロジェールの斜めのスルーパスに抜け出したボックス右のバルディにこの試合2点目を許し、今季公式戦最多の5失点目を喫した。
▽格下相手に悪夢のような展開を強いられたバルセロナだが、ここから王者の意地を見せる。59分、ボックス右でデンベレが入れた低いクロスがDFに当たってゴール前にこぼれると、これをコウチーニョが豪快に蹴り込む。
▽この直後、イニエスタとデンベレを下げてデニス・スアレス、パコ・アルカセルの2枚替えで攻勢を強めるアウェイチームは64分にFKの二次攻撃から右サイドのブスケッツがペナルティアーク付近のコウチーニョに折り返すと、ブラジル代表MFが見事なダイレクトシュートで突き刺し、ボアテングに続きハットトリックを達成。さらに71分には左CKの場面でブスケッツがボアテングにアフターチャージを受けてPKを獲得。これをキッカーのスアレスが冷静に決めて瞬く間に点差を1点に縮めた。
▽試合終了まで20分を残して1点差になったことで、ここから一気にバルセロナが同点、逆転に持っていく可能性が高まるも、試合はここからこう着状態に。何とかあと1点を奪いたいバルセロナはコウチーニョやスアレスが幾度か際どい場面を作り出すが、最後の場面で決め切れない。試合終盤にはミナとピケを前線に上げて決死のパワープレーを仕掛けるが、これも実らず。試合はこのまま4-5でタイムアップ。
▽メッシ不在の中で臨んだ格下相手のアウェイゲームで自慢の堅守崩壊で打ち負けたバルセロナは痛恨の今季リーガ初黒星。昨年4月8日のマラガ戦以来、400日ぶり44戦ぶりの敗戦となったバルセロナは、38試合制で初の無敗優勝の夢が潰えることになった。
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