バイエルン、“C・ロナウド化”進むレヴァンドフスキに嫌気? 今夏の放出決断か

2018.05.07 15:33 Mon
Getty Images
▽バイエルンは“C・ロナウド化”が進んでいるポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキに嫌気がさしているのかもしれない。フランス『レキップ』は先日のケルン戦後のユップ・ハインケス監督の苦言を元にエースの現状に関して伝えている。

▽バイエルンは5日、ブンデスリーガ第33節でケルンと対戦し、3-1で勝利した。だが、同試合では1ゴールを記録したレヴァンドフスキが77分にFWサンドロ・ワグナーと交代する際、ハインケス監督と握手を交わさず、交代に対して不満を示したことが話題となっていた。
▽ハインケス監督は試合後の会見で「彼はストライカーだからね」と、自身も現役時代にストライカーだったことから同選手のリアクションに一定の理解を示した。その一方で、「交代を残念に思う気持ちはわかる。ただ、ここバイエルンで交代を決断するのは監督であり、どのプレーヤーであろうともそれを守らなくてはならない。理解できる部分もあるが、あの場面に関しては決して良い態度だったとは言えない。監督は私だ。他の人間ではない」と、珍しく強い口調でエースの態度を非難した。

▽また、レヴァンドフスキは昨シーズンも当時ドルトムントと激しい得点王争いをしていた際に、チームメートから自身へのサポートが少ないと物議を醸す発言をしていた。さらに、今年2月末には練習時の態度を巡って同僚DFマッツ・フンメルスと衝突するなど、やや傲慢ともとれる振る舞いが目立っている。

▽一連のレヴァンドフスキの行動に関して、先日までバイエルンでアンバサダーを務めていたレジェンドのパウル・ブライトナー氏は、「ロベルトはいつも俺、俺、俺だ。彼は自分自身がクリスティアーノ・ロナウドのように強い存在だと思っているが、彼はまだピッチ上でそれを証明していない。バイエルンファンは彼がこれ以上留まることを望んでいないだろう」と苦言を呈していた。
▽レヴァンドフスキ本人が移籍を希望し、クラブも同選手の“俺様”状態に嫌気がさしているならば、今夏の退団は避けられない構えだ。
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