浦和、“オズの魔法”は発動せず5戦ぶり黒星…終盤パワープレーも柏にウノゼロ敗北《J1》

2018.04.25 21:45 Wed
©超ワールドサッカー
▽明治安田生命J1リーグ第10節の柏レイソルvs浦和レッズが25日に三協フロンテア柏スタジアムで行われ、1-0で柏が勝利した。

▽リーグ連敗中の柏は0-1で敗北した前節のV・ファーレン長崎戦からスタメンを2名変更。中谷、亀川に代えて、鎌田、中川を起用した。
▽対するリーグ4試合負けのないの浦和は0-0で引き分けた前節の北海道コンサドーレ札幌戦からスタメンを1名のみ変更。初陣となるオズワルド・オリヴェイラ新監督は、阿部に代えて、マウリシオを起用した。

▽序盤からにらみ合いのような時間が続いたが、10分に柏が最初のチャンスを作り出す。右サイドの小池がアーリークロスを供給すると、ボックス内のクリスティアーノが強烈なヘディングシュートを叩きつけるように放つ。しかし、シュートはGK西川にセーブされた。

▽24分、今度は浦和が柏ゴールに迫っていく。ボックス手前で縦パスを受けた柏木が、左に展開。しかし、左サイドの興梠が上げたクロスは柏DFにブロックされ、こぼれ球に反応した遠藤のシュートも得点には繋がらなかった。
▽さらに35分、ボックス右でボールを持った橋岡が、中央にカットイン。柏DFのチェックに遭いボールタッチが大きくなると、ボックス内の長澤がシュートを狙う。GK中村の好守に阻まれて得点とはいかなかったものの、柏ゴールを脅かした。

▽しかし、結局前半中に得点は生まれず。勝負の行方は後半に委ねられることとなった。

▽53分、豊富な運動量を保ち攻勢をかける柏が、決定機を得る。ボックス手前の伊東が最前線の中川へのパスを通す。しかし、中川がボックス内で放ったシュートはGK西川に阻まれた。

▽72分、柏の攻撃が実を結ぶ。左サイドの中川がクロスを上げ、ボックス内の江坂が頭で中央に折り返す。うまく浦和DFの前に身体を入れた中川がワントラップしてシュートコースを確保して右足を振り抜き、貴重な先制弾とした。

▽追いつきたい浦和は、78分にやや疲れのみえる興梠に代えて李を起用。タイプの違うフォワードを送り出し、攻撃に変化をつけていく。

▽試合の最終盤、浦和は槙野やマウリシオを最前線に上げてパワープレーを行うが、最後まで決め切ることはできず。1-0で柏がリードを保ったまま試合終了の笛を聞くこととなった。

▽この結果、浦和はオズワルド・オリヴェイラ監督初陣でリーグ5試合ぶりの敗北を喫し幸先の悪いスタートを切ることに。対する柏は、リーグ3試合ぶりの白星を手にした。
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