【レジェンドチーム回顧】アーセン・ヴェンゲルの偉大な足跡…アーセナル “インビンシブルズ”〜2003-2004〜2018.04.20 20:50 Fri

twitterfacebookhatenalinegplus
photo
Getty Images
▽20日、アーセナルはアーセン・ヴェンゲル監督の退任を発表。1996-97シーズンから指揮を執っていたヴェンゲル監督は、2017-18シーズンの終了を以って、22年間の歴史に幕を下ろす決断をした。

▽ヴェンゲル監督は、アーセナル在籍期間中に3度のプレミアリーグ優勝、7度のFAカップ優勝を成し遂げた。中でも、魅力的な攻撃サッカーでプレミアリーグを席巻し無敗優勝を果たした2003-04シーズンの勇姿は語り草となっている。

▽そこで今回は、当時のアーセナル黄金期のチームを過去の特集から再掲して紹介。2003-2004シーズンにプレミアリーグ無敗優勝を成し遂げた“インビンシブルズ”を紹介する。

【2003-2004シーズン】〜インビンシブルズ〜

◆基本布陣◆
[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:イェンス・レーマン
DF:ラウレン、コロ・トゥーレ、ソル・キャンベル、アシュリー・コール
MF:フレデリク・リュングベリ、パトリック・ヴィエラ、ジウベウト・シウバ、ロベール・ピレス
FW:デニス・ベルカンプ、ティエリ・アンリ
監督:アーセン・ヴェンゲル(53)※当時
攻撃力8:★★★★★★★★☆☆
守備力9:★★★★★★★★★☆
タレント8:★★★★★★★★☆☆
連係10:★★★★★★★★★★
選手層8:★★★★★★★★☆☆
【シーズン実績】
◆プレミアリーグ史上初の無敗優勝
Getty Images
▽このシーズン、ヴェンゲル監督の下で、アンリやピレス、ヴィエラ、ヴィルトールなど多くのフランス人選手を擁したアーセナルは、26勝12分0敗という素晴らしい成績でプレミアリーグを制覇。勝ち点90を獲得し、2シーズンぶりとなる優勝を見事に無敗で達成した。その圧倒的な強さから、当時のチームは “インビンシブルズ”(=無敵の集団)と呼ばれた。

▽前シーズンから続けていたリーグ戦無敗記録は結局、翌2004-05シーズンまで継続。10月にマンチェスター・ユナイテッドに敗れるまで、実に49試合にわたる無敗記録を樹立した。なお、この記録は現在でもプレミアリーグレコードとして燦然と輝いている。ちなみに、無敗記録が途絶えた試合でゴールを奪われたルーニーはアーセナルにとって天敵。アーセナルは2002年にも、当時の記録だった30試合無敗をルーニーのプレミアリーグ初弾でストップさせられていた。

▽プレミアリーグでは2位チェルシーに勝ち点11差を付ける圧倒的な強さを披露したアーセナルだったが、FA杯とリーグ杯は惜しくも準決勝で敗退。また、CLでも準々決勝でチェルシーに2戦合計2-3で敗れ、ダブル達成とはならなかった。

【チーム紹介】
◆完璧な流動性
▽システムは一貫して、中盤がフラットなイングランド伝統の4-4-2を採用。特長は、何といっても攻撃陣の流動性だ。左サイドハーフを務めるピレスは右利きのテクニシャン。そのため、カットインしながらゲームメークを担当した。ピレスに縦の力がない分、左サイド深くのスペースを活用したのは、2トップの一角を務めるアンリだった。元々、左ウイングだったアンリはピレスがカットインすると左サイドに流れてボールを受け、縦突破からクロスを送るのが得意の形だった。

▽また、ゲームメークを担当するピレスとは対照的に、右サイドではリュングベリが激しいオフ・ザ・ボールの動きでアクセントを付けた。とりわけ、飛び出しの能力は秀逸で、巧みなラインブレイクから幾度もゴールに迫った。そして、アンリとコンビを組んだベルカンプも、熟練のボールコントロールで相手DFを翻弄。ポストプレーやダイレクトプレーでアンリやリュングベリを巧みに操った。

▽攻撃陣ばかりに注目がいくチームだったが、守備陣も安定していた。ヴィエラとジウベルト・シウバがコンビを組むセントラルMFは攻守のバランスが抜群で、フィジカルとテクニックを高いレベルで兼ね備えていた。また、キャンベルとコロ・トゥーレが組むセンターバックもソリッド。アシュリー・コールとラウレンを擁するサイドバックに関しても隙はなかった。シーマンの後継者となったドイツのレーマンは、ときおり見せる大胆なプレーが少し不安ではあったが、気迫のこもった好守が非常に目立っていた。

【ピックアップ・プレーヤー】
◆ティエリ・アンリ(25)
Getty Images
▽キャリア絶頂期に突入しつつあったアンリはこのシーズン、プレミアリーグで30ゴールを記録。公式戦では51試合に出場して39ゴール14アシストと、まさにチームの中心だった。また、2年連続でPFA年間最優秀選手賞、FWA年間最優秀選手賞をダブル受賞。PFA年間最優秀選手賞を2シーズン連続で受賞した初めての選手となった。なお、アンリは2001シーズンから5シーズンにわたって、アーセナルで公式戦30ゴール以上を記録し続けた。

コメント

関連ニュース

thumb

アーセナル就任のエメリ、本当は別のクラブに行きたかった?

▽アーセナルの新監督に就任したウナイ・エメリ監督。実のところ、ほかに行きたいクラブがあったようだ。『カルチョメルカート』が伝えている。 ▽23日にアーセナル就任が発表されたエメリ監督。その際「偉大なクラブで試合に関われることに興奮している」とコメントしているものの、『カルチョメルカート』によれば、本当はナポリに行きたかったようだ。 ▽伝えられるところによると、エメリ監督は2週間前に、自身をナポリに売り込みに行っていたようだ。ナポリはマウリツィオ・サッリ監督の退任が確実視されており、その後任に自分をアピールしていたという。 ▽結果として、それはうまくいかずこの度アーセナル就任が決定。ナポリに関しては、カルロ・アンチェロッティ氏就任の発表が間もなくとされている。 2018.05.23 22:12 Wed
twitterfacebook
thumb

浅野拓磨がハノーファーに1年間のレンタル移籍! 「信頼に応えるため全力を尽くす」

▽ハノーファーは23日、アーセナルから日本代表FW浅野拓磨(23)を1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。 ▽既報通り、ハノーファー入りが決定した浅野はクラブ公式サイトで新天地での意気込みを語った。 「ハノーファーに来ることができてとても嬉しいです。クラブが自分に示してくれた信頼に応えるために全力を尽くし、ハノーファーのファンに幸せを届けたいと思っています」 ▽一方、ハノーファーを率いるアンドレ・ブライテンライター監督は「タクマは多彩なアタッカーだ。彼は非常にスピードがあり、ピッチ内でアクションを起こすことができる。同時に強靭なメンタルも持ち合わせている。我々は彼が素晴らしいポテンシャルを持っており、このハノーファーで進化を遂げて次のステップに踏み出すことを確信している」と、浅野への大きな期待を口にしている。 ▽2016年夏にサンフレッチェ広島からアーセナルへ完全移籍で加入した浅野は、すぐさまシュツットガルトにレンタル移籍。昨シーズンはブンデスリーガ2部で26試合に出場し4ゴールを挙げ、優勝に貢献した。 ▽しかし、今シーズンはハネス・ヴォルフ前体制下で出場機会を得ていたものの、シーズン後半戦に就任したタイフン・コルクト監督の下では一度も出場機会を与えられず。ブンデスリーガ初年度は15試合出場で1ゴールという結果に終わっていた。 ▽なお浅野は現在、日本代表の最終候補メンバーとしてガーナ代表との国際親善試合に向けて国内合宿の真っ只中だ。 2018.05.23 19:43 Wed
twitterfacebook
thumb

アーセナルの新章を託されたエメリが抱負「特別な瞬間と思い出を」

▽アーセナルの新監督就任が発表されたウナイ・エメリ監督が、心境を語った。クラブ公式サイトが伝えた。 ▽22年の長期政権を築いたアーセン・ヴェンゲル監督が退任したアーセナル。その後任に選ばれたのは、セビージャ時代にヨーロッパリーグ3連覇を達成した、エメリ監督だった。 ▽豊富な資金を投じないセビージャでも結果を残したエメリ監督は、適正価格でチームを強化し続け、クラブ経営も安定させているアーセナルにはピッタリの人材。若手選手を見出す力も持ち合わせており、ヴェンゲル監督の後任として期待が高まっている。 ▽エメリ監督は、今回の契約について自身の心境をコメント。アーセナルで指揮を執れることに興奮を隠さず、チームの再スタートに貢献すると誓った。 「偉大なクラブで試合に関われることに興奮している。アーセナルは、そのプレースタイルや若手選手へのコミットメント、素晴らしいスタジアム、クラブの運営方法などが世界中で知られており、愛されている」 「私はアーセナルの歴史の中で、この重要な新章をスタートさせる責任を与えられたことにとても興奮している」 「私はスタンとジョシュに会ったことがあり、彼らはクラブにとって大きな野心を持っている。そして、将来の成功をもたらすことを約束している。共に働けることに興奮している」 「アーセナルを愛するみんなに、特別な瞬間と思い出を与えられることを楽しみにしている」 2018.05.23 19:20 Wed
twitterfacebook
thumb

ペップがエメリ新監督を歓迎「プレミアには優れた監督が必要だった」

▽マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、ウナイ・エメリ監督を歓迎している。そのコメントをイギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 ▽アーセナルは23日、エメリ新監督の就任を発表。これまでセビージャやバレンシア、パリ・サンジェルマンなどのビッグクラブを率いてきた名将の到着を、グアルディオラ監督は歓迎しているようだ。 「(ウナイ・エメリは)トップマネージャーだ。それは彼のキャリアが物語っている。彼はスペインの多くのクラブで成功を収めてきた。バレンシアにセビージャ…、そしてそれはフランスでもね」 「イングランドに歓迎するよ。もう1人の優れた監督が必要だったんだ」 2018.05.23 18:30 Wed
twitterfacebook
thumb

アーセナルが長期政権ヴェンゲルの後任にエメリを招へい

▽アーセナルは23日、新指揮官にウナイ・エメリ監督(46)を招へいすることを発表した。 ▽エメリ監督は、アルメリアやバレンシア、スパルタク・モスクワなどで指揮。2013年1月から指揮していたセビージャでは、3シーズン連続でヨーロッパリーグを制覇。2016年7月からパリ・サンジェルマンを率いると、2016-17シーズンにクープ・ドゥ・フランス、クープ・ドゥ・ラ・リーグを制覇。2017-18シーズンはリーグ・アン、クープ・ドゥ・フランスを制していた。 ▽アーセナルのイワン・ガジディスCEO(最高経営責任者)は、エメリ新監督について「ウナイ(・エメリ)はキャリアを通して成功した功績を残しており、ヨーロッパで最も優れた若い才能を育てた。アーセナルにピッタリな刺激的で革新的なサッカースタイルをみせている」とコメント。「彼の勤勉で情熱的なアプローチとピッチ内外での価値観は、我々を前進させるのに理想的な人物だ」と高く評価している。 2018.05.23 17:50 Wed
twitterfacebook


ACL

ACL

ACL

欧州移籍情報
Jリーグ移籍情報
hikari

アクセスランキング

@ultrasoccerjp

新着ニュース