インテルでトリプレーテ達成のモウリーニョ、勝てない古巣に「私もつらいよ」

2018.03.13 13:30 Tue
マンチェスター・ユナイテッドの指揮官ジョゼ・モウリーニョがイタリア国営放送『Rai』のテレビ番組『ドメニカ・スポルティーヴァ』のインタビューに答えた。

モウリーニョは自身のキャリアを振り返り、イタリアで過ごした2年間について口を開く。2009-10シーズンには、セリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグを制してトリプレーテを達成し、伝説となった。

「私がいたのは2年間だけだったが、自分の名前がクラブの歴史に刻まれ、私自身も心の中で大切にしているし、誇りだ。インテルには素晴らしい歴史がある。私が来る前も去った後もそれは変わらない。近年、タイトルの獲得はないが、移行期間なのでゆっくり構えて希望を持ってほしい。それでもインテルは永遠にインテルだよ」

■インテルは移行期間…ユーベにもいつかモウリーニョが去ってから、インテルは低迷が続いている。今シーズンは、ルチアーノ・スパレッティの下、無敗の快進撃を続け、ファンの期待は一挙に高まった。だが12月中旬以降、約2カ月にわたり勝利に見放されるなど、安定した成績が残せない。“スペシャル・ワン”は、移行期間であることを強調。6年連続優勝のイタリア王者ユベントスにもいつかは訪れる試練だと主張した。

「インテルを見ると私も少しつらい。自分のチームのことだけでもつらいけどね。スパレッティのチームの試合はいつも見るようにしていて、無理な時は情報を聞いている。今は移行期間。常に勝って、勝って、勝ち続けることはできない。ユーベにもいつかこういう時期がやって来るさ」

■「外国人だから」と伊代表監督就任は却下続いてイタリア代表指揮官就任への可能性を問われると、自身がポルトガル人監督であることを理由に一蹴した。

「ないと思う。大好きな国だが、イタリアには優秀な監督がたくさんいる。それも幅広い世代で、熟練の監督から、これから伸びる若き才能ある指揮官までね。イタリア代表が外国人監督を必要とすることは決してありえないだろう」

提供:goal.com

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