【プレミアリーグ前半戦ベストイレブン】マン・シティ、ベスト11を支配

2018.01.01 12:00 Mon
©超ワールドサッカー
▽2017-18シーズンのプレミアリーグは第20節を消化しました。そこで本稿では前半戦のベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみましたので紹介いたします。
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※データは12月29日現在
◆前半戦ベストイレブン
GK:デ・ヘア
DF:バレンシア、タルコウスキ、オタメンディ、マルコス・アロンソ
MF:シルバ、フェルナンジーニョ、デ・ブライネ
FW:スターリング、ケイン、サラー

GKダビド・デ・ヘア (27歳/マンチェスター・ユナイテッド)
プレミアリーグ出場数:20(先発回数:20)/失点数:16
Getty Images
▽近年安定したパフォーマンスを続けるデ・ヘアが、今季はさらに“魅せている”。自身の最大の持ち味であるショットストップ能力はさらに磨きがかかり、レスポンスや足のセービング技術は他の追随を許さない。とりわけ、14ものセーブを記録した第15節のアーセナル戦でのパフォーマンスは神がかっていた。

DFアントニオ・バレンシア(32歳/マンチェスター・ユナイテッド)
プレミアリーグ出場数:19(先発回数:18)/得点数:2
Getty Images
▽右サイドバックは、もともとウインガーであることを忘れさせるほどのプレーを見せるようになっているバレンシアを選出。タイミングのいいオーバーラップとボールを持った際の縦突破は、ユナイテッドの戦術の一つと言っていいほど。守備に関しても、いまや最終ラインで最も安心してみていられるほどのレベルとなっている。
DFジェームズ・タルコウスキ(25歳/バーンリー)
プレミアリーグ出場数:18(先発回数:18)/得点数:0
Getty Images
▽失点数わずか17と堅守を誇るバーンリーの組織的な守備を支えるのがタルコウスキだ。的確なポジショニングと粘り強い守備、そして統率力を兼ね備えており、バーンリーの守備をオーガナイズ。クリア数は「145」と、リーグ2位の記録を叩き出した。第18節のブライトン戦のプレーで3試合出場停止となっており、これを引きずることなく復帰後の後半戦でも好パフォーマンスを続けたい。

DFニコラス・オタメンディ(29歳/マンチェスター・シティ)
プレミアリーグ出場数:19(先発回数:19)/得点数:4
Getty Images
▽シティ加入後3シーズン目となる今シーズン、ようやくバレンシア時代のような安定感が出てきた。元々の特性である対人プレー、球際の強さもプレミアリーグ仕様にハマり始め、“ストライカー潰し”として輝いている。また、グアルディオラ指導の下でビルドアップ精度も高まっており、セットプレーの強さを生かして4得点を記録するなど攻撃面での貢献度も高い。

DFマルコス・アロンソ(27歳/チェルシー)
プレミアリーグ出場数:20(先発回数:20)/得点数:5
Getty Images
▽昨季からフル稼働中だが、今季も勢いは衰える気配がない。左ウイングバックとして攻守に安定感があり、その高さも武器になっている。また、高い左足の精度は今季も健在で、クロスやセットプレーでのキックはチームの大きな武器。このポジションながらも5得点は見事な数字だ。

MFフェルナンジーニョ (32歳/マンチェスター・シティ)
プレミアリーグ出場数:20(先発回数:19)/得点数:2
Getty Images
▽32歳とは思えないほどの運動量とインテンシティで首位シティの心臓となっているのがフェルナンジーニョだ。アンカーとしてチームの距離感を整えるブラジル代表MFは、攻守両面において重要な存在で、替えがきかない選手。名プレーヤーであったペップも、「私が現役でもフェルナンジーニョからポジションを奪うことができない」と惚れ込んでいる。

MFダビド・シルバ(31歳/マンチェスター・シティ)
プレミアリーグ出場数:18(先発回数:17)/得点数:5
Getty Images
▽無双するシティの2枚看板の一人、シルバも好調だ。8アシストはデ・ブライネに次ぐリーグ2位で、今季は5得点と自身でもゴールを陥れている。多くの称賛を集めるのはデ・ブライネだが、シルバの存在がマークを分散させ、前者をより輝かせている要因とも言える。

MFケビン・デ・ブライネ(26歳/マンチェスター・シティ)
プレミアリーグ出場数:20(先発回数:20)/得点数:6
Getty Images
▽前半戦最優秀選手に選出したデ・ブライネはオートマティックにベスト11入りだ。ドリブル、パス、シュート、クロスと、あらゆる攻撃性能が世界クラス。これに加えて、前線から粘り強い守備を見せるのだから、非の打ち所がない。チェルシー、ヴォルフスブルク時代から年を追うごとに成長しており、ペップ指導の下でどれだけ成長し続けるのか、シティファン以外にとっても楽しみだろう。

FWラヒーム・スターリング(23歳/マンチェスター・シティ)
プレミアリーグ出場数:18(先発回数:15)/得点数:13
Getty Images
▽ペップの指導により最も変化したのではないかと思わせるのがスターリングだ。13得点という数字も見事だが、試合終了間際のゴールや決勝点など貴重な場面での活躍が目立つ。動きの質はもちろんのこと、課題だったプレー精度、シュートテクニックの上達も顕著。代表でも同様の活躍が期待されるところだ。

FWハリー・ケイン(24歳/トッテナム)
プレミアリーグ出場数:19(先発回数:19)/得点数:18
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▽18ゴールで得点リーディングを走るケインの能力を疑うものはもういないだろう。メッシ、クリスティアーノ・ロナウドを抑えて2017年の欧州得点王に君臨したストライカーは、両足でのシュート精度、ヘディング、ポストプレーなどFWに必要な要素を全て高いレベルで備えている。シアラー、アンリに並ぶプレミアリーグ3年連続得点王へ視界良好だ。

FWモハメド・サラー(25歳/リバプール)
プレミアリーグ出場数:20(先発回数:18)/得点数:15
Getty Images
▽今夏のベスト補強選手と言えるほどのパフォーマンスを見せているのがサラーだ。エジプト代表をワールドカップに導いてノリに乗るウインガーは、リバプールに難なくフィットしただけでなく、ローマ時代からさらに成長。爆発的なスピードを活かすだけでなく、課題のフィニッシュ精度も高まっている。それに加え、相手を背負ったプレーからのミドルシュートなど力強さも見せており、レアル・マドリーからの関心が伝えられるほどの選手にのし上がった。


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