【欧州日本人選手前半戦総括&評価】プレミア勢奮闘もブンデス勢低調

2017.12.30 18:00 Sat
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▽欧州4大リーグの2017-18シーズンの前半戦が終了しました。そこで本稿では4大リーグに所属する日本人14選手のシーズン前半戦のパフォーマンスを5段階で評価してみました。総括とともにご覧ください。
★★★★★が最高、☆が最低

★岡崎慎司[レスター・シティ]
プレミアリーグ出場試合数:17先発:10)ゴール数:6
EFLカップ出場試合数:2(先発:1)ゴール数:1
評価: ★★★☆☆
◆新たなライバル加入も早くもキャリアハイのプレミア6ゴール記録
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▽昨季のスリマニに続き、今季もマンチェスター・シティから強力なライバルのイヘアナチョの加入があった中、岡崎はコンスタントに出場機会を得ている。開幕戦のアーセナル戦でゴールを奪うと、続く第2節のブライトン戦でもゴール。2試合連続ゴールと好スタートを切った岡崎は、第6節のリバプール戦でもゴール。強豪相手に得点を挙げたが、チーム自体は8試合を終えた段階で1勝と今季も不調に陥り、シェイクスピア監督を電撃解任。

▽ピュエル新監督の下、さほど信頼を掴みきれていなかった岡崎だが、トッテナム戦で先発の機会を得ると、持ち前のハードワークで2-1の勝利に貢献した。そして、圧巻だったのが吉田との日本人対決となったサウサンプトン戦。吉田の目の前で2ゴールを決め、チームの大勝に貢献した。チームが残留争いを抜け出した中、岡崎自身もハーフシーズンを終えた段階で優勝した2シーズン前のプレミアキャリアハイの5ゴールを上回る6ゴールを記録。2桁ゴールを十分に目指せるペースでゴールを積み重ねている。

★吉田麻也[サウサンプトン]
プレミアリーグ出場試合数:16先発:15)ゴール数:2
EFLカップ出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
評価: ★★★☆☆
◆守備の要の移籍願望の間隙縫ってレギュラー定着
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▽昨季後半にレギュラーに定着した吉田は、サウサンプトンでの6シーズン目となった今季もレギュラーの座を死守している。ペジェグリーノ新監督が就任した中、ラツィオで台頭したオランダ代表DFホードが加入したものの、守備の要であるオランダ代表DFファン・ダイクが移籍願望を表明したことで、シーズン序盤は吉田とホードがセンターバックでコンビを組む機会が多くなった。そこで安定したパフォーマンスを見せた吉田は、ファン・ダイク復帰後もレギュラーの座を死守。ファン・ダイクと共にレギュラーセンターバックとしてチームを支えている。また、攻撃時のセットプレーでも得点力を発揮し、今季ここまで2ゴールを挙げている。ただ、チームは12月に入って未勝利が続き、その間先発していた吉田にも批判の矛先が向いている状況だけに新年からの挽回が求められる。

★乾貴士[エイバル]
リーガエスパニョーラ出場試合数:16(先発:16)ゴール数:3
コパ・デル・レイ出場試合数:1(先発:0)ゴール数:0
評価: ★★★☆☆

◆レギュラー維持でチームも上昇気流に
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▽エイバルでの3シーズン目を迎えた乾は、持ち前のドリブルからのチャンスメークと献身的な守備で今季もレギュラーの座を維持している。チーム自体は開幕から10試合で2勝と苦しみ、メンディリバル監督は4バックから3バックへの移行を敢行。そんな中、乾は2トップの一角やトップ下など、定位置の左サイド以外でもプレーした。ただ、それでも結果が出ずに4バックに戻すと、チームは復調。乾も定位置の左サイドで攻撃の起点となり、逆サイドのアレホと共に攻撃の要として機能した。そして、第16節バレンシア戦で今季初ゴールをマークすると、年内最終戦のジローナ戦で2ゴールを決め、最高の形で新年を迎えている。

★柴崎岳[ヘタフェ]
リーガエスパニョーラ出場試合数:7(先発:4)ゴール数:1
コパ・デル・レイ出場試合数:0(先発:0)ゴール数:0
評価: ★★☆☆☆

◆バルサ戦でゴラッソも悔しい長期離脱
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▽昇格プレーオフを戦った相手のヘタフェに加入してプリメーラ初挑戦となった柴崎は、トップ下の位置で開幕スタメンの座をつかむと、第4節バルセロナ戦で強烈な左足ボレーによるゴラッソを叩き込んだ。華々しいスタートを切った柴崎だったが、そのバルセロナ戦で左足中足骨を骨折し、約2カ月半戦列を離れることになってしまった。復帰戦はエイバルの乾との日本人対決となったが、すれ違いでピッチ内での競演は果たせなかった。後半戦ではレギュラー奪取とともにリーガ史上初の日本人対決の実現に期待したい。

★長友佑都[インテル]
セリエA出場試合数:10(先発:9)ゴール数:0
コッパ・イタリア出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
評価: ★★☆☆☆

◆構想外からレギュラー奪取、そしてベンチへ
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▽インテルでの8シーズン目を迎えた今季も浮き沈みの激しいシーズンとなっている。名将スパレッティ監督を迎えたチームは、18試合を終えて2敗の3位と、順調なシーズンを送っている。そんな中、長友はシーズン開幕前の構想外報道から一転、普段のトレーニング態度を認められ、開幕から左サイドバックのレギュラーとして起用され続けてきた。左サイドバックにはニースからブラジル人DFダウベルト・エンリケを2000万ユーロで獲得していたインテルだが、開幕から長友が不動の左サイドバックを務めた。

▽ところが11月の日本代表の欧州遠征以降、立場が暗転してしまう。疲労を考慮してか、サントンにポジションを譲ると、そこから6試合に渡ってベンチを温めることに。結局、出場機会を与えられず、後味の悪い形で2017年を終えている。

★香川真司[ドルトムント]
ブンデスリーガ出場試合数:13(先発:7)ゴール数:3
チャンピオンズリーグ出場試合数:5(先発:5)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:3(先発:2)ゴール数:1
評価: ★★☆☆☆

◆監督交代で輝き取り戻す
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▽今季はチーム共々、難しい前半戦を過ごした。ボス新監督の下でスタートしたシーズン序盤は圧倒的な破壊力で勝ち星を重ねていったが、相手の研究が進んだ第8節以降は未勝利が続いた。そんな中、香川は同じポジションを争うライバルたちの負傷によって出場機会を得たが、チーム共々低調なプレーが続いた。そして、11月の日本代表メンバーから漏れ、どん底な状況の中、8戦勝利から見放されたところでボス監督が解任となった。しかし、シュティーガー監督が就任すると、香川が復活。2試合で1ゴール2アシストの活躍を見せ、チームに9試合ぶりの勝利をもたらすとともに、シーズン前半戦を連勝でしめくくることに大きく貢献している。

★大迫勇也[ケルン]
ブンデスリーガ出場試合数:13(先発:12)ゴール数:1
ヨーロッパリーグ出場試合数:6(先発:3)ゴール数:2
DFBポカール出場試合数:1(先発:0)ゴール数:0
評価: ☆☆☆☆

◆ストライカーの役割果たせず
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▽ケルンでの4シーズン目を迎えた大迫は、ストライカーとして落第点を付けざるを得ない状況だ。昨季25ゴールを挙げたチーム内得点王であるモデストが移籍し、昨季7ゴールの大迫がエースストライカーとしての役割を担うことが期待されたが、前半戦を終えた段階でのリーグ戦におけるゴール数はわずかに1と、言い訳のできない苦しい結果に終わった。唯一と言っていい活躍はヨーロッパリーグ・BATEボリソフ戦での2ゴール1アシストの活躍くらいで、前半戦を終えてリーグ戦わずか1勝のチームの不調を象徴する存在となってしまった。

★浅野拓磨[シュツットガルト]
ブンデスリーガ出場試合数:15(先発:7)ゴール数:1
DFBポカール出場試合数:3(先発:2)ゴール数:0
評価: ★★☆☆☆

◆ブンデス1部初ゴールも
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▽アーセナルからのレンタル期間が延長となって1部に復帰したシュツットガルトに残留した浅野。右ウイングやセンターフォワードの位置でコンスタントに出場機会を得て、ストロングポイントのスピードにおいては通用することを示した。しかし、課題であるゴール前でのプレー精度を欠き、惜しいシーンを作りながらもゴールにつながらない場面が多かった。そんな浅野に待望の瞬間が訪れたのは第13節ハノーファー戦。先発の機会を得てこぼれ球を泥臭く押し込んだ。とはいえ、出場機会の多さを考慮すれば1ゴールは寂しい数字。後半戦も出場機会を得るには結果を出すしかない。

★長谷部誠[フランクフルト]
ブンデスリーガ出場試合数:10(先発:9)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
評価: ★★☆☆☆

◆ヒザ痛と風邪で出場機会減
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▽フランクフルトでの4シーズン目となった今季前半戦、今年3月に痛めた右ヒザ痛の影響と、風邪によって思うように出場機会を増やせなかった。とはいえ、出場した際には昨季同様に本職のボランチと新境地を拓いたリベロの両ポジションで及第点のプレーを見せた。フランクフルトとは今季までの契約となっているが、後半戦の働きが長谷部のキャリアを左右することになる。

★鎌田大地[フランクフルト]
ブンデスリーガ出場試合数:3(先発:2)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
評価: ☆☆☆☆

◆高かったブンデスの壁
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▽サガン鳥栖から完全移籍で今季加入した鎌田だったが、ブンデスの壁は高かった。初戦でいきなり先発のチャンスをもらったものの、目に見える結果を残せなかったことで、その後は出場機会を得られず、前半戦の出場試合数はわずかに3。その短い時間ではレギュラー奪取へのアピールは到底できず、ベンチ外の日々が続いた。

★酒井高徳[ハンブルガーSV]
ブンデスリーガ出場試合数:13(先発:11)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
評価: ★★☆☆☆

◆2年連続キャプテンもチームは低空飛行
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▽ハンブルガーSVでの3シーズン目を迎えた酒井高は、今季もキャプテンの重責を任された。シーズン開幕前のDFBポカールでの低調なパフォーマンスを受けて、開幕から2試合出場機会をもらえなかったが、左サイドバックで出場機会を増やしていった。その間チームは未勝利と苦しんだが、ボランチにポジションを移してチームに安定感をもたらすと、第11節シュツットガルト戦で9試合ぶりの勝利を飾った。今季も残留争いに巻き込まれそうな情勢だが、酒井高のキャプテンシーでチームを最低限の目標である残留に導きたい。

★伊藤達哉[ハンブルガーSV]
ブンデスリーガ出場試合数:9(先発:5)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:0
評価: ★★★☆☆

◆トップチームデビューから契約延長へ
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▽2015年夏に柏レイソルのユースからハンブルガーSVのユースに加入した伊藤は、第6節レバークーゼン戦でトップチームデビュー。すると直後のブレーメンとのノルト・ダービーでキレのあるドリブルを披露し、存在感を示した。攻撃のオプションとしてギズドル監督に認められた伊藤は、その後もコンスタントに出場機会を得てチャンスを演出。2021年までの契約延長を勝ち取った伊藤としては今後、目に見える結果を残すことが期待される。

★武藤嘉紀[マインツ]
ブンデスリーガ出場試合数:13(先発:11)ゴール数:3
DFBポカール出場試合数:3(先発:1)ゴール数:2
評価: ★★☆☆☆

◆今季も負傷に苦しむ
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▽マインツでの3シーズン目を迎えた今季、ライバルのコルドバが移籍した中、エースストライカーとしての役割が期待された武藤。最前線でレギュラーのポジションを務めた武藤は第3節レバークーゼン戦で今季初ゴールをマーク。その後もゴールとアシストを重ね、ストライカーとして及第点のプレーを見せていた。しかし、昨季のヒザ痛に続き、持病の背中に痛みが再発すると、第13節から4試合続けて欠場。その間チームも1分け3敗と苦しみ、チームは降格圏のハンブルガーSVとは2ポイント差の15位と苦戦している。

★原口元気[ヘルタ・ベルリン]
ブンデスリーガ出場試合数:7(先発:1)ゴール数:0
ヨーロッパリーグ出場試合数:3(先発:1)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:0)ゴール数:0
評価: ☆☆☆☆

◆移籍願望受けて干される
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▽プレミアリーグへの移籍が決まらず、不本意ながらヘルタ・ベルリンでの4シーズン目を迎えた今季、原口にプレーの機会を与えるほどクラブは甘くなかった。今季終了後に切れる契約の延長を固辞している原口に対し、ヘルタは徹底した対応を見せた。戦力外に近い扱いを見せた中、第7節バイエルン戦で先発の機会が訪れた原口は、1アシストを記録する活躍を見せるも、直後のシャルケ戦で一発レッドカードを受けると、その後は再びベンチ外の日々が続いた。結局、その後に出場機会を得られたのは消化試合のヨーロッパリーグと前半戦最終戦のホッフェンハイム戦のみ。この冬に移籍できなければ、ワールドカップに影響が出ること必至だが、移籍先は決まるか。
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