シュティーガー初陣のドルトムント、香川が2ゴールに絡む活躍で9試合ぶり勝利《ブンデスリーガ》

2017.12.13 06:37 Wed
Getty Images
▽ブンデスリーガ第16節、マインツvsドルトムントが12日に行われ、0-2でドルトムントが勝利した。マインツのFW武藤嘉紀は欠場し、ドルトムントのMF香川真司はフル出場して今季3ゴール目を決めている。
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▽前節ライプツィヒ戦を2-2と引き分けた14位マインツ(勝ち点16)は、背中を痛めている武藤が4試合連続欠場となった。
▽一方、香川がアシストを記録したものの、ブレーメンに1-2と競り負けた8位ドルトムント(勝ち点22)は、ボス監督をついに解任。ケルンを解任されたばかりのシュティーガー監督を招へいした中、香川は[4-3-3]の右インサイドMFで先発となった。

▽3トップに右からヤルモレンコ、オーバメヤン、プリシッチと並べたドルトムントが立ち上がりから仕掛けていく。しかし7分にピンチ。セルダーのミドルシュートがバーを直撃した。

▽その後もハーフコートゲームを展開したドルトムントは、18分にCKの流れからオーバメヤンがボレーシュートに持ち込むと、32分には香川が左足ミドルでゴールを狙っていく。
▽押し込みながらもやや攻めあぐねるドルトムントは41分に決定機。ロングフィードに抜け出したオーバメヤンがボックス中央からスライディングシュート。だが、枠の右へ外れた。さらに45分、ボックス手前左のラファエウ・ゲレイロがミドルシュートを狙うと、枠の右を捉えたがGKのファインセーブに阻まれ、前半をゴールレスで終えた。

▽迎えた後半も攻め込んだドルトムントは51分にプリシッチがボックス内から可能性のあるシュートを浴びせると、55分に先制する。左サイドからの香川のFKをファーサイドのトプラクがヘッド。このシュートは右ポストに直撃したが、ルーズボールをボックス右のパパスタソプーロスがボレーで蹴り込んだ。

▽58分にもヤルモレンコとの関係でボックス右に侵入したラファエウ・ゲレイロが枠内シュートを浴びせたドルトムントは、66分のハックのヘディングシュートをGKビュルキが好守で防ぎ、リードを保っていく。

▽逃げ切りを図るドルトムントはプリシッチに代えてダフードを投入。香川は[4-2-3-1]のトップ下にポジションを移した。すると79分、その香川に決定機。香川のスルーパスでボックス右のスペースを突いたヤルモレンコの折り返しを、ゴール前でフリーとなった香川が右足で合わせる。しかし、GKゼントナーのファインセーブに阻まれた。

▽そして89分、香川が勝負を決定付ける。香川のヘディングでのパスに抜け出したオーバメヤンがボックス内に侵入。GKと相手DFを引き付けてラストパスを出すと、ボックス右に走り込んだ香川がゴールに流し込んだ。このまま2-0で勝利したドルトムントがシュティーガー監督の初陣を勝利で飾り、9試合ぶりの白星を挙げている。

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