【会見】ハリルホジッチ監督「“サムライ”が魅せる勇気、そういったものを見せていかないといけない」《国際親善試合》
2017.10.31 22:05 Tue
▽日本サッカー(JFA)は31日、11月に行われる国際親善試合の2試合に向けた日本代表メンバー25名を発表した。
▽今回、会見に臨んだヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、記者の前に姿を現すと、席の横に飾ってあった日本代表風にあしらったサムライの甲冑の下へ。「これを着ればブラジルにも勝てそうだね」とジョークを飛ばすなど落ち着いた雰囲気で会見に臨んだ。まず、今回の海外遠征を実現させた、JFAの技術委員長・西野朗氏がコメント。テストマッチを受けてくれたブラジルとベルギーの両国の感謝に気持ちを述べると共に、8カ月に迫ったロシア・ワールドカップ(W杯)に向けた意気込みを語った。
◆西野朗技術委員長
「ワールドカップ(W杯)出場が決定してから2度目の代表強化を受けてのメンバー発表ということで、今回は海外遠征、欧州への遠征ということで10日にブラジル、14日にベルギーの2つの強豪国とのテストマッチを実現することができました。これに関しては両国に深く感謝をしたいと思います」
「代表チームが(W杯)出場決定してから国内で2ゲーム戦いまして、それに対しての遠征…色んな課題もたくさん出ました。私が行った編成の中でまた違ったチャンレンジをしていきたいと思いますし、FIFAのランクで言えば一桁のランクの2チームに対して、今までの対戦チーム、我々がコントロールできたゲームよりもかなり難しい状況になると思います。また違った中での戦い、また色々改めるところをしっかりと立ち位置も感じながら進めるのではないかと思っています。この2チームとマッチメイクできたことは本当に嬉しく思っています」
「1試合目が監督の自宅の近くであると、『屋根が見える』とおっしゃってますけども、リールのスタジアムで戦い、2試合目がそこから近い場所でのベルギー戦ということになります。国内での強化とは全く違う環境で戦えること、8カ月に迫ったW杯への立ち位置というのが見えてくると感じております。これから発表するメンバーも若干変わっておりますし、いろんなチーム状況も変わります。色んなトライを積極的にやってもらいたいと思っております」
▽そして、ハリルホジッチ監督は、「ブラジル代表とベルギー代表を世界で最も美しい2チーム」と表現。格上の相手だが、日本は『自分たちは弱いんだ』という恐怖心やコンプレックスを持ってはいけないと、今回招集されたメンバーを鼓舞し、“サムライ”が持つ勇気や勇敢さを示さなければならないことを強調した。
◆ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(日本代表)
「本当に強い相手、ブラジルやベルギーとこれから戦うが、世界でも本当に美しい2チームと言われる国だ。私の中ではブラジルとベルギーが世界の2強国と捉えている。力強さとタレントを兼ね備えたチーム。ここまでこのようなタイプのチームと戦うことはなかったが、この試合を通して我々が探すべき目標、目的を見つけたい。日本で戦ったチームは彼らよりもレベルが劣るチームばかりだったが、我々は多くの可能性を探りたい」
「W杯はただ行くだけではない。もしかしたら我々のグループにブラジルやベルギーが入ってくるかもしれない、そういう予想でいかなければならない。つまり準備をしなければいけないということ。特に、『自分たちが弱いんだ』というコンプレックスや恐怖を抱いてはいけない。“サムライ”が魅せる勇気、そういったものを見せていかないといけない。サムライの魂、意識を持たなければならない」
「もちろん2チームともリスペクトしているが、何かをトライしに行きたい。我々の長所、我々の勇気を持っていきたいと思う。しかも勝ちたいとも思っている。本当に強い相手と言われているが、もしかしたら10回の内に1回は勝つことがあるかもしれない。そういう1回にしたいし、そういう準備をしたい。選手にもメンタル面での準備をしてもらいたい。失うものは何もない。我々は大きなことを成し遂げることができる」
「私の人生でも監督経験でもこのような試合はやってきた。こういう大きな仕事をするには少し何かが足りないだけ。ブラジルに対してもベルギーに対しても私が人生で求めてきたものを彼らに求めたい。もちろん簡単なことではない。難しいことだと思うが、2試合とも素晴らしい試合をしなければならない。守備もしっかりとハードワークをしなければならないが、守備だけで終わりたくはない。攻撃もしたい。攻撃するクオリティを我々は持っている。守備で満足する気はない。しっかりオーガナイズしてトライしたい。そして選手は勇気を持ってアグレッシブに大きな仕事を成し遂げたい。私のチームはいつも負けるチームにしたことはない。この試合も勝つために戦う。全てが可能だ。組織的なスポーツはすべてに可能性がある」
(C)CWS Brains,LTD.
▽今回、会見に臨んだヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、記者の前に姿を現すと、席の横に飾ってあった日本代表風にあしらったサムライの甲冑の下へ。「これを着ればブラジルにも勝てそうだね」とジョークを飛ばすなど落ち着いた雰囲気で会見に臨んだ。まず、今回の海外遠征を実現させた、JFAの技術委員長・西野朗氏がコメント。テストマッチを受けてくれたブラジルとベルギーの両国の感謝に気持ちを述べると共に、8カ月に迫ったロシア・ワールドカップ(W杯)に向けた意気込みを語った。
(C)CWS Brains,LTD.
「ワールドカップ(W杯)出場が決定してから2度目の代表強化を受けてのメンバー発表ということで、今回は海外遠征、欧州への遠征ということで10日にブラジル、14日にベルギーの2つの強豪国とのテストマッチを実現することができました。これに関しては両国に深く感謝をしたいと思います」
「代表チームが(W杯)出場決定してから国内で2ゲーム戦いまして、それに対しての遠征…色んな課題もたくさん出ました。私が行った編成の中でまた違ったチャンレンジをしていきたいと思いますし、FIFAのランクで言えば一桁のランクの2チームに対して、今までの対戦チーム、我々がコントロールできたゲームよりもかなり難しい状況になると思います。また違った中での戦い、また色々改めるところをしっかりと立ち位置も感じながら進めるのではないかと思っています。この2チームとマッチメイクできたことは本当に嬉しく思っています」
「1試合目が監督の自宅の近くであると、『屋根が見える』とおっしゃってますけども、リールのスタジアムで戦い、2試合目がそこから近い場所でのベルギー戦ということになります。国内での強化とは全く違う環境で戦えること、8カ月に迫ったW杯への立ち位置というのが見えてくると感じております。これから発表するメンバーも若干変わっておりますし、いろんなチーム状況も変わります。色んなトライを積極的にやってもらいたいと思っております」
「1つアナウンスをすると、今回のゲームから来年のW杯まで着用するユニフォームでプレーをします。発表は11月6日になりますが、新しいユニフォームを着用して、このヨーロッパ遠征の2ゲームを戦うことになっています。ぜひ、そちらのユニフォームも楽しみにして頂きたいなと思っております」
▽そして、ハリルホジッチ監督は、「ブラジル代表とベルギー代表を世界で最も美しい2チーム」と表現。格上の相手だが、日本は『自分たちは弱いんだ』という恐怖心やコンプレックスを持ってはいけないと、今回招集されたメンバーを鼓舞し、“サムライ”が持つ勇気や勇敢さを示さなければならないことを強調した。
◆ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(日本代表)
(C)CWS Brains,LTD.
「本当に強い相手、ブラジルやベルギーとこれから戦うが、世界でも本当に美しい2チームと言われる国だ。私の中ではブラジルとベルギーが世界の2強国と捉えている。力強さとタレントを兼ね備えたチーム。ここまでこのようなタイプのチームと戦うことはなかったが、この試合を通して我々が探すべき目標、目的を見つけたい。日本で戦ったチームは彼らよりもレベルが劣るチームばかりだったが、我々は多くの可能性を探りたい」
「W杯はただ行くだけではない。もしかしたら我々のグループにブラジルやベルギーが入ってくるかもしれない、そういう予想でいかなければならない。つまり準備をしなければいけないということ。特に、『自分たちが弱いんだ』というコンプレックスや恐怖を抱いてはいけない。“サムライ”が魅せる勇気、そういったものを見せていかないといけない。サムライの魂、意識を持たなければならない」
「もちろん2チームともリスペクトしているが、何かをトライしに行きたい。我々の長所、我々の勇気を持っていきたいと思う。しかも勝ちたいとも思っている。本当に強い相手と言われているが、もしかしたら10回の内に1回は勝つことがあるかもしれない。そういう1回にしたいし、そういう準備をしたい。選手にもメンタル面での準備をしてもらいたい。失うものは何もない。我々は大きなことを成し遂げることができる」
「私の人生でも監督経験でもこのような試合はやってきた。こういう大きな仕事をするには少し何かが足りないだけ。ブラジルに対してもベルギーに対しても私が人生で求めてきたものを彼らに求めたい。もちろん簡単なことではない。難しいことだと思うが、2試合とも素晴らしい試合をしなければならない。守備もしっかりとハードワークをしなければならないが、守備だけで終わりたくはない。攻撃もしたい。攻撃するクオリティを我々は持っている。守備で満足する気はない。しっかりオーガナイズしてトライしたい。そして選手は勇気を持ってアグレッシブに大きな仕事を成し遂げたい。私のチームはいつも負けるチームにしたことはない。この試合も勝つために戦う。全てが可能だ。組織的なスポーツはすべてに可能性がある」
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