酒井招集外のマルセイユが逆転で2位死守! 南野1アシストのザルツブルクが連勝で首位キープ!《EL》

2017.10.20 05:07 Fri
Getty Images
▽ヨーロッパリーグ(EL)・グループI第3節、マルセイユvsヴィトーリア・ギマランエスが19日に行われ、ホームのマルセイユが2-1で勝利した。なお、マルセイユのDF酒井宏樹は招集外となった。
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▽ここまで1勝1敗でグループ2位に位置するマルセイユが、最下位ヴィトーリアと対峙した一戦。今週末にパリ・サンジェルマン(PSG)との“フランス・ダービー”を控えるマルセイユは、3-3で引き分けた直近のストラスブール戦から大幅なターンオーバーを敢行。酒井が招集外となり、右サイドバックにはB・サールが起用された。
▽立ち上がりから一進一退の攻防を見せる両チームは決定機を作り合う。開始14分にはヴィトーリアのセットプレーからマルティンスが右ポスト直撃のヘディングシュートを放てば、直後の15分にはマルセイユがジェルマンのクロスからオカンポスのヘディングシュートでゴールに迫るが、ここは相手GKの好守に阻まれる。

▽互いにゴールの匂いを感じさせる攻めを見せる中、ヴィトーリアが先手を奪う。17分、自陣からのロングカウンターで右サイドのスペースに抜け出したヘルドン・ラモスが鋭いクロスを供給。これをゴール前に飛び込んだマルティンスが頭で流し込んだ。

▽ホームで先手を許す苦しい展開となったマルセイユだったが、28分に追いつく。酒井に代わって右サイドバックで先発したサールの中盤でのボール奪取からカウンターに転じると、右サイド深くに侵入したサンソンが柔らかなクロス。これをゴール前に走り込んだオカンポスがアクロバティックなジャンピングボレーで合わせた。
▽この同点ゴールをキッカケに完全に勢い付いたマルセイユは、ここから完全に相手を押し込む。だが、ゴール前のサンソンのシュートチャンスを主審のブロックに阻まれるなど、前半のうちに逆転することはできない。

▽後半も引き続きマルセイユのペースが続くも、60分のオカンポスのシュートがクロスバーに阻まれるなどヴィトーリアの粘り強い守備に遭い、なかなかゴールが生まれない。それでも、76分にはGKマンダンダのロングフィードから攻撃に転じボックス左をえぐったオカンポスが丁寧にマイナスに折り返すと、これをワントラップしたマキシム・ロペスが冷静な右足のコントロールシュートで決め切り、待望の逆転ゴールを奪った。

▽その後、ワカソの強烈なミドルシュートをGKマンダンダの好守で凌ぐなど、粘り強い守備でリードを守り切ったマルセイユが、逆転でグループステージ2勝目を手にした。

▽また、同日行われたグループIのもう1試合、コンヤシュポルvsザルツブルクは、アウェイのザルツブルクが2-0で勝利した。なお、ザルツブルクのMF南野拓実は、78分から途中出場し1アシストを記録した。

▽1勝1分けで首位に立つザルツブルクは、直近のリーグ戦で負傷明けが初出場を飾った南野を引き続きベンチスタートとした。試合は開始早々にアウェイのザルツブルクが動かす。5分、左CKの流れからゴール前に鋭いグラウンダーのクロスが入ると、これをグルブランドセンが冷静に流し込んだ。

▽その後は拮抗した展開が続く中、試合はザルツブルクの1点リードのまま試合終盤に突入する。追加点がほしいアウェイチームは78分、ハイダラに代えてこれが今季のEL初出場となる南野を投入。

▽すると80分、投入直後の南野がバックパスを受けた相手GKに猛然とプレスをかけてボールを奪う。そして、自身の左で完全にフリーとなったダブールにプレゼントパスを送ると、これをダブールが難なく流し込み、南野のアシストから試合を決める2点目が生まれた。途中出場の南野の活躍などで快勝のザルツブルクが連勝で首位キープに成功した。

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