スペイン政府がカタルーニャ州の自治権を停止へ…バルサなどへの影響も
2017.10.19 20:15 Thu
▽スペイン政府は19日、独立に向け投票を行っていたカタルーニャ州に関して、21日から自治権を停止すると発表した。イギリス『BBC』など複数のメディアが一斉に報じた。
▽カタルーニャ州のカルレス・プッチダモン州首相は、スペイン政府が「抑圧を続ける」ならば、10月1日の独立に関する住民投票の結果に基づき、独立宣言の採決を行うことを発表していた。なお、自治権の停止は、人々の不安を呼び起こすと危惧されている。
▽スペイン政府はこの件に対し、「カタルーニャ州政府の合法性を取り戻すため、憲法155条に記載されている手続きを行う」と声明を発表している。
▽憲法155条とは、危機が起こった際に、スペイン政府が直接統治ができると定められたもの。スペインでの独裁政権を築いたフランシスコ・フランコ将軍の死から3年後の1978年に、民主制への以降のために施行されている。
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▽政府によると、自治権停止を可能にする憲法第155条を発動させるための閣議をスタートさせるとのこと。カタルーニャ州政府が独立宣言をしたのかどうかを明確にすることを求めていたが、回答期限までに返答がなかったための措置とのことだ。▽スペイン政府はこの件に対し、「カタルーニャ州政府の合法性を取り戻すため、憲法155条に記載されている手続きを行う」と声明を発表している。
▽憲法155条とは、危機が起こった際に、スペイン政府が直接統治ができると定められたもの。スペインでの独裁政権を築いたフランシスコ・フランコ将軍の死から3年後の1978年に、民主制への以降のために施行されている。
▽カタルーニャ州の代表的なクラブといえば、リーガエスパニョーラをリードするクラブの1つであるバルセロナ、その他エスパニョール、ジローナが1部に所属している。スペインプロリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス会長は、「独立した場合のリーグ参加は認めない」としていただけに、自治権停止に対してカタルーニャ州政府の対応が気になるところだ。
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