【試合後会見】最終予選最後の一戦で敗れたハリルホジッチ監督「最後を勝利で締めくくりたかった」《ロシアW杯アジア最終予選》
2017.09.06 09:17 Wed
▽日本代表は5日、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選最終節のサウジアラビア代表戦に臨み、0-1で敗戦した。
▽試合後、日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督が会見に出席した。会見全文は以下の通り。
◆ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(日本代表)
「皆さんこんばんは。サウジアラビアの勝利と予選突破を讃えたい。しかし私は、この予選の最後を勝利で飾りたかったので、少し悲しい気分だ。我々の戦いは敗戦に値したのかはわからない。多くの決定機を作ったが、フィニッシュのところが今日は欠けていた。そして疲労もあった。デュエルの局面で相手に食らいつくシーンが減っていた。攻撃では大胆なプレーとボールコントロールが足りていなかったと思う。しかしこのチームには、まだまだ伸びしろがあるので、W杯までにどんどん成長させていきたいと思う」
──大迫がベンチから外れた理由は? それから本田と岡崎をスタメンに戻したが、その評価は?
「大迫がメンバーに入っていなかったのは、岡崎と杉本にチャンスを与えるため。よりフレッシュな選手を入れて、他の選手に機会を与えるという2つの理由があった。本田については、トップコンディションではないことはわかっていた。(クラブでの)出場時間も短く、試合勘が欠けているのはわかっていたので、45分限定で使った。彼は今、リズムやゲーム勘の部分でトップレベルではない。今後もトレーニングで努力して、しっかり取り戻してもらいたいと思う」
──前半はゲームをコントロールしていたと思うが、後半に相手が選手とフォーメーションを変えてきた時、日本の対応が遅れて失点につながったと思うが
「あの選手が途中から入って、激しいプレーすることは選手には伝えた。試合のデータを見たが、(日本には)8つのチャンスがあった。それだけあれば点を取らないといけない。ただ疲れはあったし、移動や暑さや湿度の影響もあってか爆発力がなかった。しかし勝利に限りなく近いところまでいったと思う。敗戦に値する内容ではなかったと思う」
──サウジアラビアの監督が、前半は日本が疲れるまでボールコントロールさせて、後半はアタックに転じて勝利を納めることができたと。この認識で正しいと思うか
「勝利につながったので、それが戦術ならば良い戦術だ。我々も19番が入るのは予想していた。彼ひとりでたくさんの(チャンスの)場面を作った。暑さや高い湿度で選手が疲労したのも必然だった。それでも、我々が2点、3点取っていれば、あるいは前半で先制していれば、まったく違った試合になっていた。もしかしたら運が味方したかもしれないが、今日は相手が勝利した。両チームとも、今日はしっかり戦った。もしかしたら、モチベーションで相手が高かったかもしれない。先日のオーストラリア戦のようなゲームを、短い時間で再現するのは難しかったかもしれない。相手を讃えたい。おめでとうございます」
▽試合後、日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督が会見に出席した。会見全文は以下の通り。
「皆さんこんばんは。サウジアラビアの勝利と予選突破を讃えたい。しかし私は、この予選の最後を勝利で飾りたかったので、少し悲しい気分だ。我々の戦いは敗戦に値したのかはわからない。多くの決定機を作ったが、フィニッシュのところが今日は欠けていた。そして疲労もあった。デュエルの局面で相手に食らいつくシーンが減っていた。攻撃では大胆なプレーとボールコントロールが足りていなかったと思う。しかしこのチームには、まだまだ伸びしろがあるので、W杯までにどんどん成長させていきたいと思う」
──大迫がベンチから外れた理由は? それから本田と岡崎をスタメンに戻したが、その評価は?
「大迫がメンバーに入っていなかったのは、岡崎と杉本にチャンスを与えるため。よりフレッシュな選手を入れて、他の選手に機会を与えるという2つの理由があった。本田については、トップコンディションではないことはわかっていた。(クラブでの)出場時間も短く、試合勘が欠けているのはわかっていたので、45分限定で使った。彼は今、リズムやゲーム勘の部分でトップレベルではない。今後もトレーニングで努力して、しっかり取り戻してもらいたいと思う」
──前半はゲームをコントロールしていたと思うが、後半に相手が選手とフォーメーションを変えてきた時、日本の対応が遅れて失点につながったと思うが
「あの選手が途中から入って、激しいプレーすることは選手には伝えた。試合のデータを見たが、(日本には)8つのチャンスがあった。それだけあれば点を取らないといけない。ただ疲れはあったし、移動や暑さや湿度の影響もあってか爆発力がなかった。しかし勝利に限りなく近いところまでいったと思う。敗戦に値する内容ではなかったと思う」
「こういったゲームに慣れていない若い選手もいて、ゲームコントロールやボールコントロール、さらには大胆さが欠けていたかもしれない。私は今日の姿を見て、失望はしていない。非常に連続したプレーも見られた。2~3点は取れていたと思う。その中には(ゴール)ラインのところでクリアされたシーンもあった。選手もいいプレーを見せていたが、細かいところで運が足りなかった。しかし、ここまで素晴らしい道のりを歩んできたので、最後を勝利で締めくくりたかった」
──サウジアラビアの監督が、前半は日本が疲れるまでボールコントロールさせて、後半はアタックに転じて勝利を納めることができたと。この認識で正しいと思うか
「勝利につながったので、それが戦術ならば良い戦術だ。我々も19番が入るのは予想していた。彼ひとりでたくさんの(チャンスの)場面を作った。暑さや高い湿度で選手が疲労したのも必然だった。それでも、我々が2点、3点取っていれば、あるいは前半で先制していれば、まったく違った試合になっていた。もしかしたら運が味方したかもしれないが、今日は相手が勝利した。両チームとも、今日はしっかり戦った。もしかしたら、モチベーションで相手が高かったかもしれない。先日のオーストラリア戦のようなゲームを、短い時間で再現するのは難しかったかもしれない。相手を讃えたい。おめでとうございます」
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