移籍希望でフロントと対立のフィオレンティーナFWが合宿を離脱…ミラン加入か?

2017.07.15 12:30 Sat
クロアチア代表のFWニコラ・カリニッチが所属するフィオレンティーナの夏季合宿から離脱した。フィオレンティーナが13日、公式ウェブサイトで発表した。

フィオレンティーナはカリニッチの離脱の理由について、「選手の家族の事情による」と説明しているが、クラブ退団が迫っている模様だ。カリニッチは今夏の移籍市場において、恩師であるヴィンチェンツォ・モンテッラが率いるミランへの移籍を希望しており、先日もフィオレンティーナに対し、別れの挨拶を述べていた。

「フィオレンティーナ、これまでの2年間ありがとう。チャンスを与えてもらい感謝しているが、僕は移籍をしてステップアップしたいと考えている。ミランが僕に興味を持ってくれていることは知っているし、僕にとってもビッグチャンスだと思う。だから僕はミランへ行きたいんだ。フィオレンティーナでの僕の時間は終わった」

しかしフィオレンティーナは選手の放出に難色を示しており、カリニッチの代理人とパンタレオ・コルヴィーノSD(スポーツディレクター)がミラノのホテルで面会したものの、意見の対立はさらに広がった。フィオレンティーナとカリニッチの関係はもはや修復不可能となっている。

ミランは今夏、カリニッチの獲得に興味を示していたものの、一時ドルトムントのピエール・エメリク・オーバメヤンにターゲットを移した。しかしユベントスのDFレオナルド・ボヌッチの移籍話がまとまり、移籍金が高額なオーバメヤンの獲得は困難となった。このためミランはカリニッチ獲得へと再び方針を変更する可能性が高まっている。ただフィオレンティーナは放出の目安として3000万ユーロ(約39億円)の移籍金を要求しているようだ。


提供:goal.com

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フィオレンティーナで活躍した元クロアチア代表FWカリニッチが現役引退

ハイデュク・スプリトは27日、元クロアチア代表FWニコラ・カリニッチ(36)が現役を引退し、同クラブのスポーツ・ディレクターに就任することを発表した。 クロアチア代表として42試合15ゴールをマークしたストライカーのカリニッチは、ハイデュク・スプリトでプロデビュー。ブラックバーン、ドニプロを経て、2015年夏に移籍したフィオレンティーナで活躍。公式戦83試合33ゴールを挙げた。 しかしその後に移籍したミラン、アトレティコ・マドリー、ローマといったビッグクラブでは結果を出せず。今年1月には古巣ハイデュク・スプリトに12年半ぶりに復帰していた。 2024.05.28 06:30 Tue

カリニッチ、昨季限りで退団したハイドゥク・スプリトに“1ユーロ”の給与で復帰!

ハイドゥク・スプリトは3日、元クロアチア代表FWニコラ・カリニッチ(35)をフリートランスファーで獲得した。契約期間は今季終了までで、背番号は「9」を着用する。 これまでフィオレンティーナやミラン、アトレティコ・マドリー、ローマなどでプレーしてきたカリニッチは、2022年2月にヴェローナを電撃退団すると、12年半ぶりにユース時代を過ごした思い入れのある古巣ハイドゥク・スプリトに復帰。復帰後は1年半の在籍で公式戦32試合に出場し8ゴール4アシストを記録した。 2022-23シーズン限りで契約満了となったカリニッチは、その後数ヶ月の休息を取ることを決断。昨年11月にミスラヴ・カログラン監督とミンダウガス・ニコリチウスSD(スポーツ・ディレクター)との会談が行われ、まずは個人練習を行い、それからほかの選手と一緒に本格的な練習に参加するという結論に至ったとのこと。 カリニッチの復帰についてニコリチウスSDは、公式サイトで以下のようにコメントしている。 「ニコラを取り巻く状況はご存知のとおりで、彼は長い間プレーしていなかった。彼がトレーニングでどのような状態にあるか、時間をかけて確認する必要がある。金銭面は最もスムーズだった。彼は3年ほどクラブにいたが、金銭的な理由で戻ってこなかった。だが、今回は“1ユーロ”の給料で合意した。いつもなら、絶対にそんなことは言わないんだけどね。彼はクラブを助けたい、タイトルを獲りたい、それが彼が戻ってきた唯一の理由であり、目標なんだ」 2024.01.04 08:00 Thu

クロアチア代表FWカリニッチが12年半ぶりに古巣ハイドゥクに復帰

クロアチア代表FWニコラ・カリニッチ(34)が、母国のハイドゥク・スプリトに復帰した。7日にクラブが発表した。 これまでフィオレンティーナやミラン、アトレティコ・マドリー、ローマなどでプレーしてきたカリニッチ。2020年夏にヴェローナに加入したが、負傷離脱が少なくなく、1年半の在籍で公式戦34試合6ゴール2アシストにとどまった。 6日に行われたセリエA第24節のユベントス戦にも出場していた同選手だが、その数時間後に退団が電撃発表。より早い段階で退団する予定だったが、ケガ人が続出した影響でこのタイミングとなったという。 ハイドゥク・スプリトはカリニッチがユース時代を過ごした思い入れのあるクラブ。2006年夏にレンタル移籍したイストラでのプロデビューを経て、2007-08シーズンからトップチームデビューすると、1年目からリーグ戦25試合で17ゴール6アシストと活躍。 翌シーズンも28試合15ゴール6アシストの成績を残し、2009年夏の当時プレミアリーグに所属していたブラックバーンへのステップアップへつなげた。 12年半ぶりの復帰となったカリニッチは、クラブ公式サイトで「ハイドゥクに戻ることは人生の特別な瞬間だ。ここは僕が生まれた場所だ。ハイドゥクのために呼吸するすべての人を元気づけるため、最善を尽くす」と意気込みを語っている。 2022.02.07 20:03 Mon

ヴェローナ、カリニッチが退団…ユーベ戦出場から数時間後の発表に

エラス・ヴェローナは6日、クロアチア代表FWニコラ・カリニッチ(34)と双方合意で契約を解除したことを発表した。 これまでフィオレンティーナやミラン、アトレティコ・マドリー、ローマなどでプレーしてきたカリニッチ。ヴェローナには2020年夏に加入した。 1年目はケガによる2度の長期離脱のため、セリエA19試合2ゴールの成績に。今季も同じく負傷離脱がありながらも、リーグ戦14試合4ゴール2アシストという数字を残していた。 6日に行われたセリエA第24節のユベントス戦にも出場していたが、試合後から程なくして退団が発表された。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えるところによると、より早い段階で退団する予定だったが、ケガ人が続出した影響でこのタイミングとなったようだ。 また、同メディアによれば、退団後の行き先は古巣のハイドゥク・スプリトになる模様。同クラブはカリニッチがプロデビューを飾った思い入れのあるクラブ。復帰となれば、12年半ぶりのこととなる。 2022.02.07 14:04 Mon

元イタリア代表FWペットボトルを持ったままゴールを決めてしまう珍事

ジェノアの元イタリア代表FWマッティア・デストロが驚きのゴールを決めた。 ジェノアは25日、セリエA第6節でエラス・ヴェローナと対戦した。 デストロはこの試合に先発フル出場を果たすが、試合はアウェイのヴェローナが主導権を握る。 開始8分にジョバンニ・シメオネのゴールで先制すると、49分にはアントニン・バラクのゴールで追加点を奪う。 しかし、ジェノアは試合終盤に反撃。75分にドメニコ・クリーシトのゴールで1点を返すと、80分にもクリーシトがゴールを奪い、2-2の同点に追いつく。 すると迎えた85分に問題のシーンが訪れる。自陣からカウンターを仕掛けたジェノアは、ゴラン・パンデフのスルーパスに反応したデストロがボールを受けると、ボックス手前からドリブルを開始。対峙したDFを振り切ると、ニアサイドにシュートを決め、逆転ゴールを奪った。 なんてことはないゴールに見えるが、実はこのシーンのデストロの左手にはペットボトルが。なんと水分補給をしていたデストロは、そのままの状態でパスを受け、ゴールを決め切ったのだ。 ちなみに後半アディショナルタイムにニコラ・カリニッチがゴールを決め、試合は3-3の引き分けに終わった。 <span class="paragraph-title">【動画&写真】ペットボトルを持ちながらゴールを決めてしまう!?</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="GyFiUgRueuo";var video_start = 123;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/destro20210926_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">Getty Images<hr></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/destro20210926_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">Getty Images<hr></div> 2021.09.26 21:10 Sun

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フリーのサッリ氏、ミラン&フィオレンティーナの無関心に失望…過去のチェルシー退団も後悔 「大きな過ち」

ラツィオを去ってからフリーのマウリツィオ・サッリ氏(65)が自身のキャリアに言及した。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。 今シーズンは日本代表MF鎌田大地も擁するラツィオで3年目を迎えたものの、3月に成績不振で辞任したサッリ氏。直後にプレミアリーグ行きの話もあったが、数カ月の休養を望んだとされる。 依然としてフリーの状況が続くなか、サッリ氏は自身が主催したイベントで『スカイ・スポーツ』にコメント。アントニオ・コンテ監督の就任が決まった古巣ナポリなどについて語った一方、イタリア国内のビッグクラブが自身に目を向けないことに疑問を呈している。 「これは私が自問自答しなければならないことだ。私を求めなかったいくつかのクラブに失望したことは隠さない。たとえ15分でも私の話に耳を傾けてくれる状況があったからだ。その理由を理解できれば、そういったクラブにも影響を与えられるのだろう」 また、そのクラブはパウロ・フォンセカ氏の招へいへと向かっているミラン、ラッファエレ・パッラディーノ氏の就任が決まったフィオレンティーナかとも問われたサッリ氏。「その2クラブは、私に合っていたと思う」と自らの考えを明かしている。 一方、自身の過去も振り返ったサッリ氏は、チェルシーからユベントスへと移った2019年の夏を回想。1年でのイタリア復帰を望むべきではなかったと自責の念をあらわにした。 「私のキャリアにおける根本的なミスだ。留まるには条件があった。アブラモビッチ(チェルシー前オーナー)時代に誰もが経験したように、2シーズン目を終えるのが難しいクラブだ」 「しかし、私はプレミアリーグの輪に留まった。良い成績を残すことができた。前年は5位だったが、リバプールとシティに次ぐ3位だった。ヨーロッパリーグ(EL)では13勝して優勝し、リーグカップではその年のチャンピオンズリーグ(CL)決勝に進んだリバプールとトッテナムを退けた。そして決勝でPK戦の末にシティに敗れた」 「私は避けなければならない大きな過ちを犯した。イタリアに戻りたいという気持ちは、プレミアリーグに残りたいという気持ちよりも小さくあるべきだった」 さらに、今後についても語ったサッリ氏は、ガルシア・ピミエンタ監督の就任が決まったセビージャからの話もあったと告白。しかし、「彼らと私の望む条件が違った」ため、現在は新たなチームを探しているようだ。 「できるだけ早く復帰したい。(ラツィオ辞任から)最初の2カ月は家族の問題に対処し、残りの期間もサッカーへの懐かしさをあまり感じられなかった。でも今はまたその欲求が高まっているから、1、2カ月以内には復帰できると思う」 「移籍市場の観点から言うと、現時点では、国外に行く以外の解決策を見つけるのが難しいと思う。だが、私としては、国外はハードルが高い」 2024.06.08 15:24 Sat

イタリア国内で指揮官大移動! ラツィオはヴェローナのバローニ監督と契約合意か

ラツィオがエラス・ヴェローナのマルコ・バローニ監督(60)と契約合意か。 低調なシーズン、マウリツィオ・サッリ前監督との実質的な喧嘩別れ、長年主軸を担うルイス・アルベルトの退団発言、鎌田大地の急転退団(確実)…そして、それに伴うかのようにイゴール・トゥドール監督(46)が一転して退任へ。 低調かつ激動、非常にカオスなシーズンを送ってきたラツィオだが、イタリア『カルチョメルカート』によると、クラウディオ・ロティート会長はこの度、ヴェローナで指揮を執るバローニ監督の招へいへ大きく前進したという。 バローニ監督は現役時代にローマやナポリ、ボローニャ等でプレー。2000年の引退後、シエナやユベントスU-19、ペスカーラ、フロジノーネ等で指揮を執り、2021年夏から2年間のレッチェ指揮を経て、今季より現職だ。 今季の采配はそれなりに評価されているようで、モンツァとカリアリが早くからバローニ監督に接触。ただ、同監督はラツィオからの連絡でこちらに一本化。ヴェローナは後任としてパオロ・ザネッティ氏(41)を確保済みとされる。 このように、ラツィオはトゥドール監督退任とバローニ新監督就任がかなり濃厚。ヴェローナはザネッティ氏を来季からベンチに据え、バローニ新監督を断念したモンツァはアレッサンドロ・ネスタ氏(48)の招へいへ向かう。 また、モンツァで現職のラッファエレ・パッラディーノ監督(40)は来季からフィオレンティーナ。ヴィオラのヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督(46)はボローニャへ。ボローニャからはチアゴ・モッタ監督(41)がユベントスへ。 さらに、イバン・ユリッチ監督(48)が去るトリノはベネツィアでセリエA昇格の元イタリア代表DF、パオロ・ヴァノーリ監督(51)から就任OKを貰い、招へいがほぼ確実。ベネツィアもセリエB内からの引き抜きが濃厚とされる。 今夏はイタリア国内で指揮官大移動だ。 2024.06.07 11:40 Fri

新指揮官迎えたフィオレンティーナは攻撃陣強化を模索、インテルのアルナウトビッチがターゲットか

フィオレンティーナはインテルのオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチ(35)獲得に関心を示しているようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。 2021年から指揮を執り続けていたヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督が、今シーズン限りで退任となったフィオレンティーナ。後任として、モンツァで手腕を発揮していたラッファエレ・パッラディーノ監督招へいが発表された。 新体制となったフィオレンティーナは、今夏の移籍市場で攻撃陣の強化に着手。その有力な候補となっているのが、アルナウトビッチだと報じられている。 これまでオランダ、イタリア、ドイツ、中国、イングランドと渡り歩いてきたアルナウトビッチは、昨夏にボローニャから買い取り義務付きのレンタル移籍で加入。負傷もあって完全にチームへフィットしたとは言えないものの、公式戦35試合出場7ゴール3アシストの成績を残してセリエA優勝にも貢献した。 買い取り義務が発動し、インテルと2025年夏までの契約が締結されているアルナウトビッチ。フィオレンティーナが狙いを定めているものの、単年契約なこともあってインテルはレンタルでの放出に消極的だという。 フィオレンティーナはレッチェのモンテネグロ代表FWニコラ・クルストビッチ(24)も獲得候補と報じられているが、果たして今夏にどのような動きを見せるだろうか。 2024.06.06 12:20 Thu

フィオレンティーナで2年連続ECL準優勝のイタリアーノ氏、ボローニャの新監督就任が決定! 2年契約

ボローニャは5日、ヴィンチェンツォ・イタリアーノ氏(46)が新監督に就任することを発表した。 契約期間は2026年6月30日までの2年間となる。 イタリアーノ氏は、イタリアの国内クラブで現役生活を送り、エラス・ヴェローナやジェノア、キエーボ・ヴェローナ、ペルージャなどでプレーした。 引退後は指導者の道を歩み、2021年7月からはフィオレンティーナを指揮。ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)では2年連続でチームを決勝に導いていたが、2022-23シーズンはウェストハム、2023-24シーズンはオリンピアコスの前に敗戦。準優勝に終わっていた。 なお、2023-24シーズンはセリエAで8位フィニッシュしていた。 ボローニャはチアゴ・モッタ監督の退任が決定。ユベントスの指揮官になるとも言われている中、早々に動いてイタリアーノ氏を射止めることに成功した。 2024.06.05 23:07 Wed

アムラバトの去就は依然不透明…フィオレンティーナSD「まだ連絡がない」

モロッコ代表MFソフィアン・アムラバト(27)の去就について、フィオレンティーナのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるダニエレ・プラデ氏が語った。イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えた。 今シーズンはマンチェスター・ユナイテッドにレンタル移籍したアムラバト。シーズンを通しては活躍できなかったものの、FAカップ決勝のマンチェスター・シティ戦を含むラスト1カ月は、中盤の刈り取り役としてハイパフォーマンスを見せた。 シーズンが終了し、ユナイテッドが買い取りオプションを行使するのかどうかが注目されるなか、保有元フィオレンティーナのプラデSDがアムラバトの状況に言及。フィオレンティーナ復帰が既定路線とも見られていたが、進展はまだないという。 「私は彼をフィレンツェに留めたいが、彼の考えは違うようだ。彼はプレミアリーグに残りたいと思っているはずだが、まだ誰からも連絡がない」 なお、アムラバトはFAカップのシティ戦後にユナイテッド残留の可能性を示唆。チームと自身のさらなる改善を望んでいた。 「来シーズンどうなるか知っているのかって? いいや。これから話し合うつもりだ。残留ももちろん選択肢の1つだ」 「今シーズンは非常に難しいシーズンだったと思う。マンチェスター・ユナイテッドはもっと良くならなければならないし、それは僕個人としても同じだ」 2024.06.05 18:07 Wed

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お手頃なサーレマーケルス、モッタ監督と共にユーベ入りも?

ミラン保有のベルギー代表MFアレクシス・サーレマーケルス(24)はユベントス移籍もありえるようだ。イタリア『トゥット・スポルト』が報じた。 今シーズンはミランからボローニャへレンタル移籍したサーレマーケルス。常時のスタメンとはいかず、セリエA成績も4ゴール3アシストにとどまったが、チアゴ・モッタ監督のもと、両サイドでプレーできるユーティリティ性も発揮し、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献した。 しかし、モッタ監督の退任が決まったボローニャは、フィオレンティーナを率いたヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督を招へい。この影響もあり、サーレマーケルスの買取オプションは行使しない見込みだという。 ミランに戻っても、主戦場とした右サイドにはアメリカ代表FWクリスチャン・プリシックとナイジェリア代表FWサムエル・チュクウェゼが存在。1000万ユーロ(約16億9000万円)強で売りに出される可能性があるようだ。 そこで浮上しているのが、モッタ監督の就任発表が待たれるユベントス移籍の可能性。イタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(26)の去就が不透明な上、サーレマーケルスの給与は約200万ユーロ(約3億4000万円)と許容範囲内にある。 リールのコソボ代表FWエドン・シェグロヴァ(25)、今シーズンのジローナで活躍したトロワ保有のブラジル代表FWサヴィオ(20)、マンチェスター・ユナイテッドの元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッド(22)も新戦力候補に挙がっているというが、こちらは移籍金2500万〜4000万ユーロ(約42億4000万円〜67億8000万円)の取引に。同程度の売却が実現しない限りは獲得に動けないとのことで、サーレマーケルスはより現実的な選択肢となるようだ。 2024.06.08 19:35 Sat

新体制でメルカート臨むローマが大幅刷新へ…優先事項はCF、WG、SBの3ポジション

新体制でメルカートに臨むローマは、幾つかのポジションで大幅な刷新が見込まれている。 今シーズン途中にジョゼ・モウリーニョ監督、ゼネラルマネージャーのチアゴ・ピント氏が去ったローマ。オーナーのフリードキン・ファミリーはリナ・スルークCEO、ダニエレ・デ・ロッシ監督、ニースから引き抜いた新スポーツディレクター(SD)のフローラン・ギゾルフィ氏の3者により多くの権限を与え、今夏のメルカートに臨む構えだ。 現時点ではRBライプツィヒからレンタル中だったDFアンヘリーニョの買い取りオプション行使が発表され、同じくリーズ・ユナイテッドのDFディエゴ・ジョレンテのレンタル期間延長あるいは完全移籍での買い取りが既定路線に。 一方、退団ではチェルシーからレンタルしていたFWロメル・ルカクに加え、レバークーゼンとパリ・サンジェルマン、リーズからレンタル中だったFWサルダール・アズムン、MFレナト・サンチェス、DFラスムス・クリステンセンのローンバックに、DFレオナルド・スピナッツォーラの契約満了による退団が濃厚だ。 そういった中、今夏のメルカートで焦点となりそうなのが、ルカク、アズムン退団に加えて引き抜きの噂が絶えないパウロ・ディバラ、売却の可能性が伝えられるタミー・エイブラハムの去就が注目される前線だ。 センターフォワードではリールのジョナサン・デイビッドが理想のターゲットとして名前が挙がるが、資金力やチャンピオンズリーグ(CL)出場を逃した点でプレミアリーグを中心とする競合クラブ相手に太刀打ちができない。 これを受け、ブラガでプリメイラ・リーガ2位の21ゴールを挙げたシモン・バンザ、トゥールーズのエースストライカーであるタイス・ダリンガらが候補として名前が挙がる。 [4-3-3]をメインシステムで採用する中、手薄なウイングではユベントスのフェデリコ・キエーザをトップターゲットにナポリのマッテオ・ポリターノ、サッスオーロのアルマン・ロリエンテらデ・ロッシ監督のリクエストとみられるセリエAの選手。新SDのルートからリールのエドン・シェグロヴァ、ニースのジェレミー・ボガらが獲得候補に名を連ねる。 さらに、近年チームの泣き所となっているサイドバックでは指揮官が熱望するトリノのラウル・ベッラノーバ、古巣帰還に含み持たせるウェストハムのエメルソン・パルミエリが有力なターゲットに。その他ではギゾルフィ氏が推すリールのバフォデ・ディアキテ、スタッド・レンヌのゲラ・ドゥエらがプランBとして計画される。 その3つのポジションに比べて優先度は低いものの、補強の必要性があるポジションではGKルイ・パトリシオの退団で空く控えGKにレッチェのヴラディミーロ・ファルコーネ、デ・ロッシ監督が求める中盤の補強ではインテルのダビデ・フラッテージを理想に、SPAL時代の教え子でカリアリでプレーするマッテオ・プラーティにも関心を示している。 2024.06.08 17:38 Sat

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新生インテルが「ゾマーの後継者」探しを加速へ…今夏バックアップ獲得で来季への準備なるか

新生インテルがスイス代表GKヤン・ゾマー(35)の後継者探しを加速する。 現インテルの正GKはゾマー。昨夏2年契約で加入し、スクデット奪還の立役者の1人となった国際経験も豊富な35歳だが、イタリア『カルチョメルカート」いわく、24-25シーズンで満了となる契約の延長は十中八九ないという。 オークツリーへの体制移行で“慧眼”ジュゼッペ・マロッタ氏が新会長となるなか、今後補強活動で重要性が増していくのが、現スポーツ・ディレクター(SD)のピエロ・アウシリオ氏。幹部全員が一致するゾマーへの信頼は一旦隅におき、ゾマーの後継者探しを加速する見通しだ。 具体的な獲得候補1人目は、以前からよく名前の上がる“ブラジル国内No.1守護神”、アトレチコ・パラナエンセのブラジル代表GKベント(24)。 イタリア国籍も保有するベントは、昨秋ブラジル代表から初めてお声がかかり、今年3月の国際親善試合、イングランド代表戦とスペイン代表戦に2試合連続先発出場。2024シーズンの国内では、公式戦26試合出場で13試合無失点と「クリーンシート」の多さが光る。 ただし、獲得にはかなりのコストを要するとのことで、アウシリオSDは別の候補も準備。ジェノアの元スペイン代表GKホセフ・マルティネス(26)だ。 J・マルティネスはバルセロナ下部組織出身のGKで、ラス・パルマスでプロデビュー後、RBライプツィヒ時代の2021年に23歳でスペイン代表初キャップ。ライプツィヒで定位置を確保できなかったためにラ・ロハはこれっきりだが、昨季加入のジェノアで正GKとなり、今季のセリエA昇格と残留に大きく貢献した。 また、インテルはウディネーゼのナイジェリア代表GKマドゥカ・オコイェ(24)もリストアップしているそうだが、こちらは安価で獲得できるのが間違いない一方、スターターを任せられるほどの確信がない模様。 したがって今日現在、ゾマー後継者の優先順位は、1番手ベント、2番手ホセフ・マルティネス。オコイェは複数いる候補の1人にすぎないと位置付けられている。 インテルとしては、今夏中にベント(仮)を獲得し、1年間ゾマーのバックアップを任せて来季からポジション交代…これを理想としているようだ。 2024.06.08 14:00 Sat

ポリターノにローマ帰還の可能性? コンテ就任で退団取り沙汰される

ナポリのイタリア代表FWマッテオ・ポリターノ(30)にローマ帰還の可能性が浮上している。 今夏の移籍市場で前線の大幅な刷新を試みるローマ。その中で補強に関する権限も与えられるダニエレ・デ・ロッシ監督は、ポゼッションとカウンターの両方で優位性をもたらす選手を探すようクラブにリクエストしている。 そして、クラブは[4-3-3]の右ウイングを主戦場とするプリマヴェーラ育ちのレフティーを獲得候補にリストアップしているようだ。 2020年1月の加入以降、ナポリの前線の主力の一人として活躍してきたポリターノだが、インテル時代に自身を放出したアントニオ・コンテ新監督の就任によって微妙な立場に晒されており、今夏新天地を求める可能性が伝えられている。 そして、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、そのポリターノに対してローマが獲得への動きを見せているという。 デ・ロッシ監督は現役時代のローマ、イタリア代表のテクニカルスタッフ時代にポリターノと共に仕事をした経験があり、同選手のプレースタイルや性格を熟知しており、良好な関係性を築いてきた。 獲得に向けては今年8月で31歳になる年齢がネックとなるが、年俸や移籍金に関しては大きな障害とはならないとみられる。 なお、ポリターノはナポリ移籍前にインテルからローマに移籍する可能性があったが、トレード相手だったDFレオナルド・スピナッツォーラのメディカルチェックに対するインテル側の疑念によって最終的に交渉が破談。それから4年半を経て古巣帰還は実現するのか…。 2024.06.07 21:55 Fri
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