「ローマの奴がマイアミに何の用?」トッティ拒否報道のネスタ、発言を否定

2017.06.30 16:58 Fri
アメリカNASLのマイアミFCで指揮を執る元イタリア代表のアレッサンドロ・ネスタが29日、ツイッターを更新し、過熱するマスコミの報道に釘を刺した。

ネスタが監督を務めるマイアミは2015年、オーナーであるリッカルド・シルヴァ氏やパオロ・マルディーニ氏の協力の下、結成したイタリアに縁の深いチームだ。このため5月にローマでの最終戦を終えたトッティが現役続行を希望した場合、移籍先の有力候補になるのではないかと報じられていた。

ネスタは現役時代、ラツィオやミランでプレーし、ライバルチームに所属していたトッティとはセリエAで競い合った。だがイタリア代表ではチームメートであり、親しい間柄であるとして知られている。

ところがネスタが「トッティがマイアミに? あいつはローマ出身で僕はラツィオ出身だ。ローマの奴がマイアミに何をしにくるっていうんだ」と発言したとの報道がなされた。これに対しネスタは怒りを示し、ツイッター上で発言を否定した。

「友人であるフランチェスコ・トッティについて、僕が発言したとされるコメントがメディアで反響を呼んでおり、介入せざるを得なくなった。僕は報道されているようなコメントを言ったことは1度もない。とんでもないデマだ。僕はこれまでもトッティやローマのサポーターをリスペクトしてきた」

なおトッティは今後、ローマの幹部として6年間の契約を全うすることになっているが、詳細についてはまだ明らかになっていない。


提供:goal.com

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