東京Vvs愛媛の同勝ち点対決は3-3の壮絶ドロー! 東京Vが土壇場PK弾で勝ち点1拾う《J2》

2017.06.17 20:58 Sat
©超ワールドサッカー
▽明治安田生命J2リーグ第19節の東京ヴェルディvs愛媛FCが17日に味の素スタジアムで行われ、3-3のドローに終わった。

▽自動昇格圏内浮上を目指す6位東京V(勝ち点30)と、7位愛媛(勝ち点30)による同勝ち点対決。前節、名古屋グランパスとの上位対決を逆転で制し、4戦ぶりの白星を手にした東京Vは、連勝を目指すこの一戦に向けて、前節から先発2人を変更。平と高木大に代わって、第6節ファジアーノ岡山戦以来の出場となる永田と、前節2ゴールのドウグラス・ヴィエイラが先発入り。また、負傷明けの井上と高木善がベンチに入った。一方、FC岐阜に快勝して連勝の愛媛は、間瀬監督が以前にコーチを務めた古巣との一戦に向けて、前節と全く同じスタメンで臨んだ。
▽キックオフ直後こそ愛媛のハイプレスに手を焼いたものの、時間の経過と共に後方から丁寧にボールを動かし、主導権を掴む東京V。7分にアラン・ピニェイロが際どいミドルシュートを放つと、15分に先制点を奪う。右サイドでアランの浮き球パスに抜け出した安西がDFを振り切ってボックス右ライン際で絶妙なクロス。これをゴール前に飛び込んだドウグラスが頭で合わせ、2試合連発となる今季5点目を奪った。

▽幸先よく先制したホームチームは、その後も梶川や永田を起点に冷静にボールを動かして流れを渡さない。時折与えた相手のカウンターチャンスもDF井林を中心に危なげなく凌ぐ。前半終了間際の39分にはMF渡辺のお膳立てからドウグラスに決定機も、ここは相手GKのセーブに遭った。

▽一方、失点直後に玉林が負傷交代を強いられた愛媛は田中を投入して反撃を試みるが、単発のカウンターやセットプレーから西岡が放ったヘディングシュート以外に決定機を作れず、前半を1点ビハインドで終えた。
▽東京Vの1点リードで迎えた後半、立ち上がりにドウグラスのスルーパスからアランに追加点のチャンスが生まれるが、この決定機は相手GKの好守に遭う。

▽すると53分、小池のスルーパスに抜け出した近藤がボックス右で入れたクロスを中央で胸トラップした河原が右足のシュートを流し込み、この試合最初の決定機を同点ゴールに結び付ける。さらに59分には左サイド深くで丹羽が折り返したボールを、白井が体勢を崩しながらも強烈なシュートで流し込み、瞬く間に試合を引っくり返した。

▽一方、流れを変えたい東京Vは59分に梶川に代えて高木善、61分には渡辺を下げて橋本を投入。その後も苦しい時間が続くも、69分にワンチャンスを生かして追いつく。左サイドでカットインした安西のシュート性のクロスを、ゴール前に飛び出したドウグラスがワンタッチでニアに流し込んだ。

▽2-2のイーブンに戻った試合は、ここからカウンターの応酬となるオープンな展開に。内田を下げて井上をピッチに送り出した東京Vに対して、愛媛は丹羽と小池を下げて有田と小暮をピッチに送り出す。

▽互いに3点目を奪えない状況が続くが、カウンターの鋭さで勝る愛媛が一歩前に出る。90分、ロングカウンターからボックス右でパスを受けた近藤が右足を振り抜くと、クロスバーの内側を叩いたボールが左隅に吸い込まれた。

▽これで勝負ありと思われたが、諦めない東京Vは直後にボックス内でハイボールを競った安在が白井に倒され、値千金のPK奪取。このプレッシャーがかかるPKを高木善が冷静に流し込み、土壇場で追いついた。その後、互いに勝ち越しのチャンスもあったものの、試合は3-3でタイムアップ。東京Vと愛媛による同勝ち点対決は、壮絶な打ち合いの末に痛み分けのドローとなった。
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