井原采配的中で福岡首位キープ! 途中出場の石津復帰後ホーム初弾含む2発&城後弾で名古屋に逆転勝利!《J2》

2017.06.17 16:00 Sat
©︎J.LEAGUE
▽明治安田生命J2リーグ第19節のアビスパ福岡vs名古屋グランパスが17日にレベルファイブスタジアムで行われ、3-1で福岡が勝利した。

▽前節のジェフユナイテッド千葉戦をゴールレスドローで終えたものの、首位をキープしている福岡(勝ち点34)が、東京ヴェルディ戦を1-2で落として今シーズン初の連敗を喫した4位名古屋(勝ち点31)をホームに迎えた。
▽上位対決となった一戦。開始直後、まずは累積警告により出場停止となったウェリントンを欠くホームの福岡が、ボックス左へ侵攻したウィリアン・ポッピの左足でファーストシュートを記録する。

▽その後もサイド攻撃で相手ゴールに迫る福岡だったが、名古屋が一瞬の隙から先制点を奪う。14分、ビルドアップから左サイドでボールを受けた青木が相手最終ラインの裏へスルーパス。これに走り込んだ杉森がボックス左でのキープから右足でゴール前にクロスを送ると、シモビッチが巧みに収めて右足でゴール左へと流し込んだ。

▽先制点を奪った名古屋は、同点ゴールを狙う福岡にやや押し込まれるも、シュートの場面でしっかり寄せ、チャンスを作らせない。
▽前半の終盤に差し掛かると、名古屋も次第に応戦。35分、相手最終ラインでの實藤のパスミスを見逃さなかった杉森がゴール前左へと侵攻し、GK兼田をかわして左足でシュートを放つが、これは左サイドネットに嫌われる。さらに38分、青木のロングスローをボックス左で収めたシモビッチも右足でシュートを放つが、今度はGK兼田に阻まれる。

▽追いつきたい福岡は前半アディショナルタイム4分、右サイドからの岩下のロングスローがファーサイドに流れ、これを實藤が右足でボレーを放つが、枠を捉えられない。

▽後半に入ると、1点ビハインドで試合を折り返した福岡が敵陣へと侵攻する回数が増加するも、脅威を与えられないもどかしい時間帯が続く。

▽そうした中、福岡の反撃を許さない名古屋にアクシデント。59分、押谷がウィリアン・ポッピに対して、足裏を見せたスライディングを見舞うと、レッドカードが提示される。

▽数的有利となった福岡は65分、ウィリアン・ポッピとジウシーニョに代えて、石津と坂田を同時に投入。すると71分、駒野の右CKをゴール前に走り込んだ石津が頭でゴール左隅へと流し込んだ。

▽石津のチーム復帰後ホーム初ゴールで同点に追いついた福岡は80分にも三門に代えて城後を投入し、逆転を狙う姿勢を見せる。すると83分、敵陣中央左から亀川がボックス左手前で縦パスを供給。これを収めた城後が反転し、左足でシュートを放ち、GK渋谷の頭上を射抜いた。

▽逆転に成功した福岡は続く後半アディショナルタイム1分、ボックス右手前でパスを受けた石津が松田とのワンツーから中央へ切り込むと、右足を振り抜いてゴール右隅へと突き刺した。

▽結局、試合は3-1で終了。名古屋に先制を許すも、井原監督の采配に応える石津の復帰後ホーム初ゴールを含む2発と城後の一撃で逆転勝利を飾った福岡が首位をキープしている。対する名古屋は3連敗となった。
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