セビージャvsバレンシアは決め手を欠いてゴールレス《リーガエスパニョーラ》

2017.04.17 01:11 Mon
Getty Images
▽セビージャは16日、リーガエスパニョーラ第32節でバレンシアとのアウェイ戦に臨み、0-0で引き分けた。
PR
▽前節デポルティボ戦を4-2と打ち勝って公式戦7試合ぶりの勝利を手にした4位セビージャ(勝ち点61)は、デポルティボ戦のスタメンから3選手を変更。ヨベティッチ、クラネビッテル、メルカドに代えてイボーラ、ラングレ、出場停止明けのビトロを起用した。
▽3連勝中の12位バレンシア(勝ち点39)に対し、コレアを1トップに据え、2列目に右からサラビア、フランコ・バスケス、ビトロと配す[4-2-3-1]で臨んだセビージャは序盤、バレンシアの圧力を受ける展開を強いられる。

▽まずは6分、ムニルの左クロスにザザがジャンピングボレーで合わせる決定機を許すも、枠の左に外れて助かる。続く13分にはオレジャーナのミドルシュートが枠の右角上を捉えたが、GKセルヒオ・リコがビッグセーブで阻止。

▽14分にビトロが左足ハムストリングを痛めてヨベティッチとの交代を強いられるも、17分に決定機。E・ペレスからボールを奪ってショートカウンターに転じ、フランコ・バスケスのラストパスを受けたヨベティッチのシュートが左ポストを直撃した。
▽助かったバレンシアは24分、モントーヤがボックス右ゴールライン際まで持ち上がってクロス。ムニルがヘディングで合わせたが、ゴールライン前のマリアーノにクリアされた。

▽ハーフタイムにかけては膠着状態が続き、互いにチャンスを作れないままゴールレスで後半へ折り返した。

▽迎えた後半、バレンシアが圧力をかける中、52分にムニルが敵陣でボールを奪ってシュートに持ち込む。

▽一方、セビージャは54分にエスクデロの直接FKでゴールに迫って流れを引き寄せると、敵陣でのプレー時間を増やしていく。しかし、シュートまでは持ち込めず、均衡を破れない。

▽すると69分、バレンシアはロングカウンターの流れからボックス右に侵入したザザがGKセルヒオ・リコを強襲する決定機を演出。ここから盛り返すと、終盤にかけてはバレンシアが攻勢に転じていく。81分にはオレジャーナに代えて負傷明けのナニを投入した。しかし、決定打は最後まで生まれずに0-0でタイムアップ。勝ち点1を分け合っている。

PR
関連ニュース

インテル保有もレンタル生活続く22歳アグメ、武者修行先セビージャでの活躍が転機に?

インテルが元U-21フランス代表MFルシアン・アグメ(22)との契約を更新する見通しだが、手元に残す可能性は高くないようだ。スペイン『Relevo』が伝えている。 インテル保有で今年1月からセビージャへレンタル移籍中の若手セントラルハーフ、アグメ。今季序盤戦はインテルで1試合4分間のプレーにとどまり、通算4度目の武者修行に出た。 セビージャ加入後はすぐに出場機会を貰い、2月中旬から1カ月ほど負傷離脱も、チームはアグメ復帰後のラ・リーガ5試合(先発3試合/途中出場2試合)で4勝1分けと好調。アグメは開幕から低迷してきたセビージャにおいて、派手さはなくとも良いインパクトとなっている。 そんなアグメ、セビージャへのレンタル移籍は、2025年6月までとなっているインテルとの契約が、2年間延長されることが事実上内定した上でのものだった模様。 インテルとしては、これまでレンタル移籍でたらい回しにしてきたアグメの売却を常時想定しているようだが、セビージャは買い取りオプションの満額支払いが難しいとも伝えられる。 ただ、すでに重要な戦力。インテルとの契約延長を把握してか、レンタル期間延長を模索し、まずはアグメ本人を説得中だそうだ。 その一方、セビージャでの活躍は他クラブの興味もひいてしまった模様。すでにインテルへ完全移籍を前提としたいくつかの照会依頼が届いているとされる。 2024.05.10 18:05 Fri

負傷のセビージャMFラメラがシーズン終了…SNSに複雑な心境綴る

セビージャの元アルゼンチン代表MFエリク・ラメラが今季をひと足先に終える運びとなった。 グラナダをホームに迎え撃った5日のラ・リーガ第34節に先発したラメラだが、74分に負傷交代。6日付けのクラブ発表によると、右ヒザ内側外側じん帯に軽度のねん挫が確認され、残り4試合に出られないため、シーズン終了になるという。 母国クラブのリーベル・プレートやローマ、そしてトッテナムでクラブキャリアを築き、2021年夏からセビージャに活躍の場を移したラメラ。昨季は公式戦49試合で9得点3アシストとセビージャ入りしてから最高のシーズンを過ごした。 だが、今季はケガ続きで、ここまで出場数が公式戦を通じても19試合にとどまり、ゴール関与も2得点1アシストと輝き切れず。32歳アタッカーはクラブからの発表を受け、自身の公式Xにメッセージを残した。 「セビリスタ! 昨日が今季最後の試合になってしまったのがすごく悲しく、理解しがたいし、まだ気持ちも整理できていない。でも、これからは回復に努めないとだし、残るリーグ戦に向け、チームメイトを励ましていく。メッセージをありがとう」 2024.05.07 12:05 Tue

ベティスに痛手…今冬加入のFWバカンブが右大腿直筋の手術で4~5カ月の離脱に

レアル・ベティスのDRコンゴ代表FWセドリック・バカンブが右足の手術を受けることになったようだ。スペイン『マルカ』が報じている。 今年2月にガラタサライから加入したバカンブは、4月28日に行われたラ・リーガ第33節のセビージャ戦で右足を負傷。その後の検査で右大腿直筋近位腱の損傷を診断されていた。 ベティスは当初、休養と保存治療での回復を望んだが、状態は改善しておらず手術を実施する決断したという。 ベティスの医療部門の責任者であるホセ・マヌエル・アルバレス氏は、『マルカ』のインタビューで手術に至った経緯や離脱期間を明かした。 「クラブの医療チームと選手本人の合意のもと、右大腿直筋近位腱を修復する手術の実施を決定した。7日にクラブの医療チームによって手術が行われる」 「バカンブの負ったケガの特徴から、状態をより正確に把握するために精密検査を繰り返したかったので、決断を下すまで1週間ほど時間がかかってしまった。腱の損傷は確認され、手術で修復しなければならない。利き足なので、将来的に問題が起きないように、しっかりと治療する必要がある。保存療法でも回復させることは可能だが、手術によって将来のためにもより良い状態で復帰させることができると信じている」 「医学の世界でも、サッカーの世界でも、回復の見通しは決して確かなものではないが、おおよそ4~5カ月程度の期間で復帰できると考えている。ただ、もっと順調に治療が進む可能性もあるし、時間がかかる場合もあるだろう」 2024.05.07 08:00 Tue

“左利きのセルヒオ・ラモス”セビージャ育ちの若きDFキケ・サラスが注目、契約解除金は82.5億円

セビージャの若きセンターバックに注目が集まることに。“左利きのセルヒオ・ラモス”として知られるスペイン人DFキケ・サラス(22)だ。 セビージャで生まれたサラスは、セビージャのアカデミー育ち。2023年1月にファーストチームに昇格し、そのままテネリフェにレンタル移籍していた。 今シーズンからセビージャに復帰。すると、地元出身のスターである元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスの相棒としてプレーし、ラ・リーガで18試合3ゴール、チャンピオンズリーグ(CL)でも2試合にプレーするなど、出番を掴んでいる。 左利きであるサラスは、レアル・ベティスとのダービーでもゴールを記録。重要な試合でのゴールは、さらにファンを増やすこととなった。 セルヒオ・ラモスの後継者とも見られるサラスだが、セビージャはすでにその才能を買っており、契約解除金は5000万ユーロ(約82億5000万円)に設定されている。クラブとの契約は2026年夏まで。『Transfermarkt』の市場価値は800万ユーロ(約13億2000万円)だが、さらに上昇する可能性もある。 ちなみに、少年時代はパデルテニスでチャンピオンになった経験もあり、運動能力が高く、空中戦の強さは折り紙付き。対人能力も高く、今後さらに注目を浴びる可能性は十分にありそうだ。 2024.05.04 20:55 Sat

白熱セビージャダービーは前回対戦同様に1-1のドロー決着【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第33節、ベティスvsセビージャが28日にエスタディオ・ベニート・ビジャマリンで行われ、1-1のドローに終わった。 激戦必至の今季2度目のセビージャ・ダービー。 7位のベティスは前節、バレンシアとのアウェイゲームをアジョセ・ペレスのドブレーテの活躍で2-1の勝利。リーグ連勝でホーム開催のダービーに弾みを付けた。 一方、12位のセビージャは逆転でのヨーロッパ出場権獲得は厳しいものの、直近3連勝と好調を維持。前節のマジョルカ戦はエン=ネシリ、イザーク・ロメロの2トップ揃い踏みの活躍によって2-1と勝ち切り、こちらも大一番へ弾みを付けた。 ベティコが醸し出す熱狂の空気によって、キックオフ直後から球際でバチバチとやり合うダービーらしい展開に。 そういった中、スプリントの際に右ハムストリングを痛めたイザーク・ロメロがプレー続行不可能となり、ルケバキオが緊急投入されるアクシデントに見舞われたセビージャ。それでも、24分には波状攻撃からエン=ネシリの右ポスト直撃シュート、その撥ね返りをルケバキオがヘディングシュート、さらにこぼれをオカンポスがゴールネットに流し込む決定機を創出。だが、最終的にオフサイドでゴールは認められず。 一方、前半半ばを過ぎて攻勢を強めたベティスは35分、左サイドのイスコの右足アウトを使った技ありのクロスからボックス内で混戦を作ると、GKがゴールマウスから離れていた状況でフォルナルスがボレーシュートを狙うが、ここはDFセルヒオ・ラモスの見事なゴールカバーに阻まれた。 しかし、このプレーで得たCKの流れからフォルナルスが放ったシュートがボックス内のルケバキオの手に直撃。このプレーに対してPKが与えられると、キッカーのイスコがゴール左隅へ鋭いシュートを突き刺し、古巣相手の恩返し弾を決めた。 ホームチームの1点リードで折り返した後半。今度はベティスにアクシデント発生。ディフェンスラインの背後へ抜け出してシュートに持ち込んだバカンブが負傷し、50分にウィリアン・ジョゼのスクランブル投入を余儀なくされた。 ただ、このアクシデントにも動じないホームチームは鋭いカウンターで2点目に迫ると、53分にはアジョセ・ペレスに決定機が訪れるが、ボックス中央で放った右足シュートはGKニーランのビッグセーブに阻まれた。 後半も難しい展開となったセビージャは、53分に足を痛めたヘスス・ナバスを下げてキケ・サラスを投入。すると、この交代策が同点ゴールをもたらす。56分、左CKの場面でアクーニャの正確な左足アウトスウィングのクロスを、そのキケ・サラスがドンピシャのヘディングで合わせた。 1-1のイーブンに戻った試合は、ホームでより勝ち点3がほしいベティスがここから攻勢を強めていく。イスコを起点に前線からの圧力を強めてショートカウンター、システム上のミスマッチを効果的に突きながらチャンスを創出。だが、セルヒオ・ラモスを中心に最後の局面で高い集中を見せるセビージャの守備を崩し切れず。 その後、後半半ばから終盤にかけて互いに交代カードで変化を加えていくと、守勢のセビージャも終盤に押し返してアクーニャの右CKからバデが際どいヘディングシュートを放つなど相手ゴールを脅かした。 最終盤の攻防ではダービーらしくカードの枚数が増えていったものの、互いに大きな見せ場を作れぬまま、サンチェス・ピスフアンでの前回対戦同様に1-1のドロー決着となった。 2024.04.29 06:03 Mon
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly