メッシ&ネイマール、CL勝ち抜いても決勝出場は不可能?
2017.03.01 03:07 Wed
▽バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとブラジル代表FWネイマールの2選手は、今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝戦に出場できない可能性があるようだ。欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・セフェリン会長が、アメリカ『ニューヨーク・タイムズ』のインタビューで語った。
▽セフェリン会長は、フランス国内で警官への暴力行為で逮捕されたPSGのコートジボワール代表DFセルジュ・オーリエが、今シーズンのCLグループステージでイギリス入国を拒否された一件を引き合いに出し、イギリスのヨーロッパ連合(EU)離脱による出入国管理の厳格化がサッカー界にも大きな影響を与えることになると、警鐘を鳴らしている。
「PSGのオーリエのイングランド入国が拒否されたとき、私は非常に残念に感じた。今後、『Brexit(イギリスのEU離脱)』が起きた際には、我々にとってさらに深刻な問題となるはずだ」
「重罪犯に関してビザを発給しないという考えには賛同するが、係争中のプレーヤーたちが入国を許可されない場合、ヨーロッパの大会をそこで開催すべきか考える必要がある」
「もし、イングランドのプレーヤーは何処にでも旅立つことができ、それ以外の国の選手がイングランドへ自由に入ることができなければ、大きな不公平となる。ヨーロッパにおける自由な移動は、何よりも素晴らしいことなんだ」
▽なお、セフェリン会長の発言は、メッシとネイマールのCL決勝出場が不可能ということを断定するものではないが、イギリス内務省は「過去5年以内に、12カ月以下の懲役を受けたEU圏外の人は入国を拒否される」と、入国管理法について説明。共に脱税容疑で2年以上の禁固刑を求刑されている両選手が、イギリス入国禁止を拒否される可能性は十分にあるようだ。
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▽バルセロナは、先日に敵地で行われたパリ・サンジェルマン(PSG)とのCL決勝トーナメント1回戦1stレグで0-4の大敗を喫し、ベスト8進出の可能性が絶望的となっている。だが、仮に2ndレグで奇跡的な大逆転を達成し、決勝戦まで進出を果たしても、カーディフで行われるファイナルへの出場は難しいようだ。「PSGのオーリエのイングランド入国が拒否されたとき、私は非常に残念に感じた。今後、『Brexit(イギリスのEU離脱)』が起きた際には、我々にとってさらに深刻な問題となるはずだ」
「重罪犯に関してビザを発給しないという考えには賛同するが、係争中のプレーヤーたちが入国を許可されない場合、ヨーロッパの大会をそこで開催すべきか考える必要がある」
「今年、ネイマールとメッシは係争中(脱税問題)だ。そして、今年のチャンピオンズリーグ決勝はカーディフで行われる。仮に、イギリス国家が彼らの入国を拒否することを想像してみてほしい、それは我々にとって大きな問題となるはずだ」
「もし、イングランドのプレーヤーは何処にでも旅立つことができ、それ以外の国の選手がイングランドへ自由に入ることができなければ、大きな不公平となる。ヨーロッパにおける自由な移動は、何よりも素晴らしいことなんだ」
▽なお、セフェリン会長の発言は、メッシとネイマールのCL決勝出場が不可能ということを断定するものではないが、イギリス内務省は「過去5年以内に、12カ月以下の懲役を受けたEU圏外の人は入国を拒否される」と、入国管理法について説明。共に脱税容疑で2年以上の禁固刑を求刑されている両選手が、イギリス入国禁止を拒否される可能性は十分にあるようだ。
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