ウィリアンの2発などで打ち合い制したチェルシーが13連勝! 次節プレミア新記録を懸けてスパーズとのダービーに挑む!《プレミアリーグ》

2017.01.01 02:14 Sun
Getty Images
▽プレミアリーグ第19節のチェルシーvsストーク・シティが12月31日にスタンフォード・ブリッジで行われ、チェルシーが4-2で勝利した。
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▽前節、ボーンマス相手に快勝を収めてクラブ新記録のリーグ戦12連勝を達成した首位チェルシー。年内最終戦にしてシーズン折り返しとなる今節では、13位のストークをホームで迎え撃った。ボーンマス戦からのメンバー変更は2点。共にサスペンション明けのジエゴ・コスタとカンテが、ペドロとマティッチに代わって先発に復帰した。

▽立ち上がりから自信を持ってボールを保持するチェルシーは、6分過ぎにボックス手前で仕掛けたアザール、カンテと続けて際どいシュートを放つが、開始早々の先制点とはならず。
▽その後も絶好調のアザール、ジエゴ・コスタ、セスクの3選手を起点に相手を押し込むチェルシーは、18分にセスクの浮き球のクロスをボックス左で収めたジエゴ・コスタが強烈な右足のボレーシュートを放つ。しかし、GKグラントが身を挺してブロックしたボールはDFマルティンス・インディに跳ね返って再びグラントの腕の中に収まる。

▽相手の粘り強い守備をあと一歩で崩し切れないチェルシーは、32分にロングフィードに抜け出したジエゴ・コスタがボックス内で巧みなファーストタッチでボールを収めて決定機に絡む。ここでGKグラントと競ったこぼれ球をフリーのアザールが流し込みにかかるが、これはGKの好守に阻まれる。それでも、このプレーで得た左CKの場面でキッカーのセスクが入れた絶妙なクロスをニアに走り込んで来たケイヒルが豪快に頭で合わせ、前半のうちに先制点を奪った。

▽1点リードで後半に臨んだチェルシーだったが、いきなり出鼻をくじかれる。後半キックオフ1分、自陣右サイドで与えたFKの場面でアダムの長いフィードをボックス右でショークロスに頭で折り返されると、これをマルティンス・インディに押し込まれた。
▽らしくない緩い入りから早々に試合を振り出しに戻されたチェルシーだったが、すぐさま反撃を開始。すると57分、右サイドで仕掛けたモーゼスの低い折り返しを中央のアザールがワンタッチで落とす。これをウィリアンが左足のシュートでゴール左隅に流し込み、勝ち越しに成功した。

▽これで試合は完全にチェルシーペースに移るかと思われたが、直前に2枚替えを敢行してボージャン、インビュラを投入したストークに再び同点を許す。64分、前線でキープしたクラウチの落としを受けたボージャンがボックス右のスペースにスルーパスを出すと、これに反応したマメ・ディウフの折り返しをクラウチが押し込んだ。

▽2度のリードを追いつかれて嫌なムードが漂う中、ウィリアンが窮地のチームを救う。失点直後のキックオフからセスクのスルーパスに抜け出したウィリアンがそのままボックス右に持ち込み、強烈な右足のシュートを突き刺した。

▽ウィリアンの2点目でこの試合3度目のリードを手にしたコンテ監督は、セスク、モーゼス、ウィリアンと攻撃的な選手を下げて、マティッチ、イバノビッチ、チャロバーと守備的なカードを次々に切っていき、今度こそリードを守りに行く。

▽この交代で攻守のバランスを再整備したホームチームは、85分に相手陣内左サイドでのスローインの流れからボックス内でマルティンス・インディを振り切ったジエゴ・コスタが見事なシュートをゴール右隅に流し込み、試合を決定付ける4点目を奪取。このリードを最後まで守り切ったチェルシーが、ストークとの打ち合いを制してリーグ13連勝達成。なお、圧倒的な強さで首位をがっちりとキープしたチェルシーは、プレミアリーグ新記録タイ(記録保持者のアーセナルはシーズンまたぎ)となる14連勝を目指して1月4日に行われる次節でトッテナムとのダービーに臨む。

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