逆転優勝の鹿島…伝統について語るDF昌子源「満男さん、ソガさんが伝統」《JリーグCS》
2016.12.04 14:06 Sun
▽3日、明治安田生命2016 Jリーグチャンピオンシップ決勝戦第2戦の浦和レッズvs鹿島アントラーズが埼玉スタジアム2002で行われ、2-1で浦和を下した鹿島が2戦合計2-2のアウェイゴール差でリーグ優勝を果たした。
▽試合後、鹿島のDF昌子源がミックスゾーンで囲み取材に応対。リーグ制覇を喜ぶとともに、CSのシステムについても言及。さらに、鹿島の伝統についても持論を語った。
◆DF昌子源(鹿島アントラーズ)
──良い試合運びだったと思いますが
「しんどかったです」
──失点をしても焦りはなかったか
「ルール的にはあまり考える必要のない失点でしたが、時間帯は早過ぎたかなと。1点を取られたことで、どちらかと苦しくなったのは浦和だったんじゃないかなという感想です」
──開き直れたという感じか
「僕らは攻めなくてはいけなくなりましたし、浦和は守りに入れる可能性もあったということですね。1点取らなくてはいけなかったのが、よりハッキリしたという感じです」
「2点目を取られたら終わりだと思っていたので、僕が武藤くんにスライディングしたやつも一歩届かないなと思ったんですが、そういった所も気持ちでここをやられたらいけないと思いました。気持ちで滑りましたし、それが微妙に足先に当たりました。そういった所がちょっとずつ自分たちに傾いてくれたのかなと思います」
──金崎選手がゴールを決めて希望がわいたと思いますが
「あの1点は相当大きかったと思います。あれは浦和にとってもダメージは大きかったと思います。1-0のまま前半が終わっていたら、苦しいのは僕たちだったかなと思います」
──ここで勝つのは鹿島の伝統なのか
「鹿島の伝統について聞かれるんだろうなとは思っていましたが、正直分からないです。僕も。やっている僕もわからないです。ただ、こうやって勝ってきたのが鹿島だと思います。(小笠原)満男さんがいつか言っていましたが、元々強かった訳ではなくて、タイトルを獲って強くなってきたチームだと。これでちょっとでも強く慣れたと思いますが、ここで浮かれていると特に来年は1シーズン制なので、今年は不甲斐ない感じでした。そういった所で、しっかりやらないと。来年の話になりますが、その前に天皇杯とクラブ・ワールドカップがあります。1回戦で負けたら、それこそ「何なんお前ら?」となると思いますし、しっかりと結果が出せるように頑張りたいです」
──岩政選手がこの前の昌子選手のプレーを観てやらないといけないと言っていたが
「僕は大分後輩ですが、お互いに気にして観ていますし、僕らの結果を知ってもらっていることは嬉しいです。(岩政)大樹さんのコメントは見ましたが、記者さんに言ったことで僕が変なプレーできなくなったと。それが逆にプレッシャーになったので、今日は大樹さんのことは言わないようにしようと思います(笑)」
──岡山が松本戦で見せたプレーは勇気になった
「それはそうですね。展開は違いましたが、状況は僕たちと一緒だったと思います。あそこで勝たないと無理というのは、岡山にとっては決まっていたことなので、そこで最後まで諦めなかったんだと思います。(金崎)夢生くんが決めてからの残り15分ぐらいは苦しかったです。チーム全員の気持ちが同じ方向に向いた結果だと思います」
──今日は赤崎選手が右に入ったりと采配もいつもと違ったが
「槙野(智章)くんがパワープレーで上がってきたので、僕は植田が入ってくるんじゃないかと思っていたんですが、交代を見たら(赤崎)秀平くんだったので、僕と(ファン・)ソッコの2人で全部弾くぞと。負けても後ろで真ん中を固めようと話をしたので良かったです」
──最後にズラタン選手の落としから遠藤選手の危ないシーンがあったが
「ズラタンに普通に勝とうというのは難しいですし、それこそチームで守らないといけないと思っていました。危ないシーンもありましたが、それを含めてサッカーですね」
──それでも守り切れた要因は
「なんですかね…気持ちですかね。ここまで来たら本当にチャンピオンになりたいチームが勝つとか、この1点を守り切る、僕らは1点を追いつくという気持ちが大きい方が勝つのかなと。そういった所で僕らが少し勝ったのかなと思います」
──チャンピオンシップで逆転しての優勝というのは
「実感は正直ありません。なかなか複雑な優勝だと思いますし、文句を言いたくなる人もいると思います。ただ、ルールはルールですし、勝ったものが優勝というのは決まっていました。僕らは目の前の試合を全力で戦った結果がついてきてくれたと思います。余り観ている方は楽しかったとか、チャンピオンシップという制度は逆算もできるので面白いですけど、やっている方はちょっともういいかなと(笑)。浦和の肩を持つわけではないですが、浦和の立場だったらやっぱり考えたくもないぐらい悔しいですし、文句も言いたくなると思います。それをたまたま僕たちが3位から下剋上に成功したというだけで、なかなかこういったチャンピオンの決め方というのは、僕たち的にはどうかなと。嬉しいですけど、年間の勝ち点で15も離れているので、アレだなと。勝った方がチャンピオンというのは分かっていたので、チャンピオンになれたことは誇りに思いたいです」
──鹿島の伝統とはなにか
「(小笠原)満男さん、ソガさん(曽ヶ端準)を中心としたことは間違いないですし、満男さん、ソガさんに付いていけば優勝できるんじゃないかと思わせる背中を2人はしています。満男さんたちや石井さんに付いてきた結果、優勝となったと思います。その2人の存在はデカかったと思います」
「伝統というのは分かりませんが、あの2人が伝統なんじゃないですかね。2人が居ることが伝統で、僕たちが付いていって勝つことで、勝負強いと言われる。その2人が引退とか、大きなケガをしてしばらく離れるとなって、その役割を誰ができるかと言われたら、この人という名前は挙がらないと思います。満男さんが最初に交代して、かなり悔しそうに「なんで」という顔をしたのを見ました。満男さんが居なくなったピッチで1点やられたら、できないです。ソガさんを含めた2人が伝統かなと。いつまでも頼るわけにはいかないですけど、あの2人あっての優勝。チーム全員が付いてきた結果だと思います」
「もちろん、満男さん、ソガさんは石井さんにについていった結果です。石井さんはクラブの伝統にのっとってやっていった結果です。それがチームが優勝できた要因かなと思います」
▽試合後、鹿島のDF昌子源がミックスゾーンで囲み取材に応対。リーグ制覇を喜ぶとともに、CSのシステムについても言及。さらに、鹿島の伝統についても持論を語った。
──良い試合運びだったと思いますが
「しんどかったです」
──失点をしても焦りはなかったか
「ルール的にはあまり考える必要のない失点でしたが、時間帯は早過ぎたかなと。1点を取られたことで、どちらかと苦しくなったのは浦和だったんじゃないかなという感想です」
──開き直れたという感じか
「僕らは攻めなくてはいけなくなりましたし、浦和は守りに入れる可能性もあったということですね。1点取らなくてはいけなかったのが、よりハッキリしたという感じです」
──ピンチもあったと思うが2点目を取られていたら…
「2点目を取られたら終わりだと思っていたので、僕が武藤くんにスライディングしたやつも一歩届かないなと思ったんですが、そういった所も気持ちでここをやられたらいけないと思いました。気持ちで滑りましたし、それが微妙に足先に当たりました。そういった所がちょっとずつ自分たちに傾いてくれたのかなと思います」
──金崎選手がゴールを決めて希望がわいたと思いますが
「あの1点は相当大きかったと思います。あれは浦和にとってもダメージは大きかったと思います。1-0のまま前半が終わっていたら、苦しいのは僕たちだったかなと思います」
──ここで勝つのは鹿島の伝統なのか
「鹿島の伝統について聞かれるんだろうなとは思っていましたが、正直分からないです。僕も。やっている僕もわからないです。ただ、こうやって勝ってきたのが鹿島だと思います。(小笠原)満男さんがいつか言っていましたが、元々強かった訳ではなくて、タイトルを獲って強くなってきたチームだと。これでちょっとでも強く慣れたと思いますが、ここで浮かれていると特に来年は1シーズン制なので、今年は不甲斐ない感じでした。そういった所で、しっかりやらないと。来年の話になりますが、その前に天皇杯とクラブ・ワールドカップがあります。1回戦で負けたら、それこそ「何なんお前ら?」となると思いますし、しっかりと結果が出せるように頑張りたいです」
──岩政選手がこの前の昌子選手のプレーを観てやらないといけないと言っていたが
「僕は大分後輩ですが、お互いに気にして観ていますし、僕らの結果を知ってもらっていることは嬉しいです。(岩政)大樹さんのコメントは見ましたが、記者さんに言ったことで僕が変なプレーできなくなったと。それが逆にプレッシャーになったので、今日は大樹さんのことは言わないようにしようと思います(笑)」
──岡山が松本戦で見せたプレーは勇気になった
「それはそうですね。展開は違いましたが、状況は僕たちと一緒だったと思います。あそこで勝たないと無理というのは、岡山にとっては決まっていたことなので、そこで最後まで諦めなかったんだと思います。(金崎)夢生くんが決めてからの残り15分ぐらいは苦しかったです。チーム全員の気持ちが同じ方向に向いた結果だと思います」
──今日は赤崎選手が右に入ったりと采配もいつもと違ったが
「槙野(智章)くんがパワープレーで上がってきたので、僕は植田が入ってくるんじゃないかと思っていたんですが、交代を見たら(赤崎)秀平くんだったので、僕と(ファン・)ソッコの2人で全部弾くぞと。負けても後ろで真ん中を固めようと話をしたので良かったです」
──最後にズラタン選手の落としから遠藤選手の危ないシーンがあったが
「ズラタンに普通に勝とうというのは難しいですし、それこそチームで守らないといけないと思っていました。危ないシーンもありましたが、それを含めてサッカーですね」
──それでも守り切れた要因は
「なんですかね…気持ちですかね。ここまで来たら本当にチャンピオンになりたいチームが勝つとか、この1点を守り切る、僕らは1点を追いつくという気持ちが大きい方が勝つのかなと。そういった所で僕らが少し勝ったのかなと思います」
──チャンピオンシップで逆転しての優勝というのは
「実感は正直ありません。なかなか複雑な優勝だと思いますし、文句を言いたくなる人もいると思います。ただ、ルールはルールですし、勝ったものが優勝というのは決まっていました。僕らは目の前の試合を全力で戦った結果がついてきてくれたと思います。余り観ている方は楽しかったとか、チャンピオンシップという制度は逆算もできるので面白いですけど、やっている方はちょっともういいかなと(笑)。浦和の肩を持つわけではないですが、浦和の立場だったらやっぱり考えたくもないぐらい悔しいですし、文句も言いたくなると思います。それをたまたま僕たちが3位から下剋上に成功したというだけで、なかなかこういったチャンピオンの決め方というのは、僕たち的にはどうかなと。嬉しいですけど、年間の勝ち点で15も離れているので、アレだなと。勝った方がチャンピオンというのは分かっていたので、チャンピオンになれたことは誇りに思いたいです」
──鹿島の伝統とはなにか
「(小笠原)満男さん、ソガさん(曽ヶ端準)を中心としたことは間違いないですし、満男さん、ソガさんに付いていけば優勝できるんじゃないかと思わせる背中を2人はしています。満男さんたちや石井さんに付いてきた結果、優勝となったと思います。その2人の存在はデカかったと思います」
「伝統というのは分かりませんが、あの2人が伝統なんじゃないですかね。2人が居ることが伝統で、僕たちが付いていって勝つことで、勝負強いと言われる。その2人が引退とか、大きなケガをしてしばらく離れるとなって、その役割を誰ができるかと言われたら、この人という名前は挙がらないと思います。満男さんが最初に交代して、かなり悔しそうに「なんで」という顔をしたのを見ました。満男さんが居なくなったピッチで1点やられたら、できないです。ソガさんを含めた2人が伝統かなと。いつまでも頼るわけにはいかないですけど、あの2人あっての優勝。チーム全員が付いてきた結果だと思います」
「もちろん、満男さん、ソガさんは石井さんにについていった結果です。石井さんはクラブの伝統にのっとってやっていった結果です。それがチームが優勝できた要因かなと思います」
|
関連ニュース