【会見全文】鹿島を祝福するも年間勝ち点1位の浦和についてペトロヴィッチ監督「間違いなくナンバーワンのチーム」《JリーグCS》
2016.12.04 07:00 Sun
▽3日に明治安田生命2016 Jリーグチャンピオンシップ決勝第2戦の浦和レッズvs鹿島アントラーズが埼玉スタジアム2002で行われ、2-1で鹿島が勝利。2戦合計2-2となるもアウェイゴール数差で鹿島がリーグ優勝を達成した。
▽10年ぶり2度目のリーグ制覇を目指した浦和のミハイロ・ペトロヴィッチ監督が試合後に記者会見に出席。年間勝点で15ポイント差をつけていたことを強調し「下を向く結果ではない」と、浦和がシーズンのベストチームであると語った。
◆ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(浦和レッズ)
──試合を振り返って
「試合の入りは非常に良かったと思う。そういった中で早い段階で先制できた。そして、その後も2点目、3点目を獲るチャンスがあった中で、30分過ぎぐらいから自分たちがボールを繋げない、前に蹴り出すだけになってしまった。リードしている中で、相手が攻勢に出る中で受けに回ってしまった感が否めない。選手たちに試合前に伝えたのは、守るだけにならず、必ずボールを後ろから繋いで相手を剥がすことを求めた。ただ、前半の途中から、自分たちがなかなかボールを持つことができなくなってしまった。そういった中で、同点に追いつかれてしまった」
「ハーフタイムには、選手たちに前にボールを蹴り出すだけでなく、しっかりと後ろから攻撃を組み立てようと話した。後半は少しその部分が良くなったと思っている。ただ、時間が進むにつれて運動量が落ち、球際の所で相手に負ける場面が見えてきた。1つの形から失点してしまった。最後の15分は槙野を前に上げて、2トップにして、長いボールやクロスを使って同点を狙ったが、残念ながらいくつかの場面で落ち着き、体力的にキレが残っていれば同点の場面を何度も作れたと思う。ただ、残念ながらそれができずに、1-2で敗れてしまった」
「我々スポーツに関わる人間として、勝利した鹿島、優勝したことにたいしておめでとうと言いたい」
「力が拮抗したチーム同士が戦えば、一発勝負の中ではどちらに勝敗が転ぶかはわからない。それがサッカーだ。タイトルが懸かるゲームで負けたので、選手は非常に残念な気持ちで一杯だと思うし、クラブ、サポーター、我々に関わる全ての人が非常に残念な気持ちであり、悲しい気持ちだと思う。ただ、このチームを率いる監督としては違う見方をしているし、それを示していかなければいけない」
「選手、スタッフ、そしてクラブ、サポーター…全ての人達に言いたい。我々浦和レッズは素晴らしいシーズンを送った。そのシーズンを勝ち取ってくれた全ての人に感謝したい。私はみんなを誇りに思っている。我々が過ごしたシーズンは、決して下を向く結果ではない。胸を張って誇りを持って前を向けると思う。もし誰かが結果に対して批判をするのであれば、監督である私に向けて欲しい。選手、スタッブ、サポーター、クラブ、浦和レッズに関わった全ての人たちは、今シーズン素晴らしい結果を出してくれたと思うし、我々をサポートしてくれたみなさんに監督として感謝している」
──鹿島の石井正忠監督は同点に追いついたことで浦和の勢いが落ちたと言っていたがそういった部分は感じていたか
「相手の石井監督は鹿島を率いて1年半になるが、そういった経験からそう分析したのであれば、私は賞賛の言葉を送りたい。今日のゲームというのは、3位で勝ち上がってきた鹿島、15ポイント我々より低い形でリーグ戦を終えていた。鹿島にとっては失うものがない状態での戦いとなり、そういった背景があるチームと、そうでないチームの戦いの差は大きい」
──チャンピオンシップの3試合はホームチームが全て負けたが、外国人監督としてどう見るか
「リーグ戦でも良くある現象だが、アウェイチームが勝つことが多いのはよくあると思う。私はよくコメントしているが、Jリーグというのは各チームの力が拮抗している。15位の(アルビレックス)新潟、1位の浦和(レッズ)、6位の(サンフレッチェ)広島、9位の(FC)東京…それぞれのチームの選手に大きな差があるかというと、そうではないと思う。毎試合毎試合どっちに勝敗が転ぶかは分からない。決してホームで戦うことがアドバンテージにならないというのは、そういった事だと思う」
「もし、Jリーグのチームに日本代表選手が集まるチームがあるとすれば、違いは生まれてくると思う。ただ、そういった選手が各チームに散らばっている中で、それぞれのチームのレベルが拮抗している。だから、どちらに転ぶことが分からない。アウェイチームが勝利する理由の1つだと思っている」
「ここ最近でもJ2に落ちたチームとしては、ガンバ(大阪)やFC東京、セレッソ(大阪)、今シーズンは名古屋(グランパス)も落ちた。本来であれば落ちることがないであろうチームが落ちている。そういったことが起こるのがJリーグの怖さでもある」
「日本のリーグがいかに難しいかが分かる。過去ガンバが落ちたシーズンは、おそらく一番得点をしたか2位だったと思うが、そういったチームがJ2に落ちるのは世界を見たらありえないことだと思う。それだけJリーグが難しいリーグだということだ」
──コメントでは何度も15ポイント差があると言っているが、レッズが今シーズンのチャンピオン、ベストチームだと考えているか
「浦和の監督なので、この状況ではセンチメンタルな気持ちになっているし、そういった状況で私自身が言うことは心苦しいことではあるが、浦和レッズは今シーズン間違いなくナンバーワンのチームであったと思っている。このファイナルに関しては2-2の引き分けだったと思っている。もちろん、レギュレーションの中でアウェイゴールが優先されるという中で負けたが、そういったことで負けたとは思っていない」
「言い訳ではないが、15ポイント多く取ったチームのアドバンテージとして与えられたものはどうだったのかと思う。このファイナルにおいては1勝1敗だと思っているし、スコアも2-2だと思っている。ただ、レギュレーションの中では負けていない。いちスポーツマンとして、勝利した鹿島に対してはおめでとうと言いたいし、勝ったチームが賞賛されるものだと思う」
「昨シーズンはガンバと90分の中で1-1、延長戦で負けたが、今シーズンのルールが適用されていればファイナルで広島と戦えた。今シーズンは決勝を戦い、1勝1敗の中で、アウェイゴールのせいで負けた。もし来シーズンも2シーズン戦があるとすれば、もしかしたらファイナルのレギュレーションが変わったかもしれないが、自分たちの結果が出た後でルールが変わるのは不運だとおも思うが、来シーズンは元のシーズンに戻るとのことだ。私は残念な気持ちで一杯であり、非常に悲しい気持ちで一杯であるが、我々はこの結果をもって前を向いて次のシーズンを見据えるしかない」
「このレギュレーションの中では、1番アドバンテージがあったのは2位の川崎(フロンターレ)だったと思う。ホームで戦い、引き分けでも勝ち上がれた。ファイナルを戦った我々にとって、アドバンテージがあったかどうかは、試合の前にもその前にも言ってきたが、それがあったとは思っていない。同じレギュレーションで戦ったことは間違いないわけで、その中で勝利した鹿島は素晴らしい」
「鹿島には改めておめでとうと言いたい。この悔しさは決して忘れることができない悔しさとして、我々の中に刻まれた。我々は今年取れなかったものを来シーズン目指して再び立ち上がり、やっていくしかない」
──リーグのタイトルが獲れないことに呪いなどは感じるか
「日本では負けた監督が「不運であった」というコメントをすると、あまり良く思われない。だから、私はそうは言わない」
「何か呪いのようなものがかけられているかと言うと、それも違う。5年間常にリーグ優勝を争いながらタイトルが獲れないのは、監督が悪いのではないだろうか」
「我々レッズはこういった悔しい経験を経て、来シーズンより強くなって戻ってくる。それは間違いなく言える。来シーズンも今シーズンの悔しい気持ちを持って、このJリーグの舞台を勝ち上がっていくだろう。ただ、その強さがタイトルに値するかどうかは、来シーズンになってみないと分からない」
「私の師匠である(イヴィチャ・)オシムさんは、(ジェフユナイテッド)千葉を率いてナビスコカップを獲ったと思うが、彼もリーグ優勝は手にできなかった。私もようやく今年ルヴァンカップを獲れたが、リーグタイトルにはほんの少し手が届かなかった。師匠が手にできなかったリーグ優勝ならば、私自身が師匠を超えられないという思いがある。そういった何とも言えない気持ちだ」
──来シーズンに向けて獲得したい選手はもう頭の中にあるか
「おそらく来シーズンに向けて、外国人選手、あるいは若いレンタルに出している選手が戻ってくるのではないかと思っている。ただ、その発表は完全に決まっているわけではないので、クラブの発表を待ってもらいたい」
「我々のチームは年間で74ポイントを取ったチーム。その選手たちを超える選手はなかなか居るものではない。我々のチームに新しく入ってきたからと言って、すぐに今居る選手を超えるわけではない。今居る選手がベースになるだろうし、100%信頼している」
──シーズン後にチャンピオンシップを戦うというには、マラソンを走った後に100m走をするイメージか
「言い訳をする気は毛頭無いと前置きしておきたい。説明をさせてもらうのであれば、リーグ戦で34節を戦う。そして、我々は74ポイントを取った。そういった1試合1試合を積み重ねることに対して選手たちは、非常に労力をかけ、メンタル的なプレッシャーの中で戦うことは簡単ではない。戦ってきた後に、我々はリーグ戦を11月3日に終え、12日に天皇杯を戦い、間が空いて29日に決勝を戦い、今日も戦った。選手たちがいかにリーグを戦って来た中で疲労が貯まっているか。1カ月もなにも無いような状況の中で、この試合を迎えなくてはいけない」
「監督として経験はなく、選手たちは疲れ切ってパワーがゼロの状態から決勝の2試合を戦うまで持っていくことは非常に難しい仕事だ。リーグ戦を戦い切るということがいかに大変であり、いかに多くのパワーを使うということ。そこから更に1カ月空いてしまうとどうなるかは、サッカーというものを少しわかる方であれば、どうなるかは簡単なことだと思う」
▽10年ぶり2度目のリーグ制覇を目指した浦和のミハイロ・ペトロヴィッチ監督が試合後に記者会見に出席。年間勝点で15ポイント差をつけていたことを強調し「下を向く結果ではない」と、浦和がシーズンのベストチームであると語った。
──試合を振り返って
「試合の入りは非常に良かったと思う。そういった中で早い段階で先制できた。そして、その後も2点目、3点目を獲るチャンスがあった中で、30分過ぎぐらいから自分たちがボールを繋げない、前に蹴り出すだけになってしまった。リードしている中で、相手が攻勢に出る中で受けに回ってしまった感が否めない。選手たちに試合前に伝えたのは、守るだけにならず、必ずボールを後ろから繋いで相手を剥がすことを求めた。ただ、前半の途中から、自分たちがなかなかボールを持つことができなくなってしまった。そういった中で、同点に追いつかれてしまった」
「ハーフタイムには、選手たちに前にボールを蹴り出すだけでなく、しっかりと後ろから攻撃を組み立てようと話した。後半は少しその部分が良くなったと思っている。ただ、時間が進むにつれて運動量が落ち、球際の所で相手に負ける場面が見えてきた。1つの形から失点してしまった。最後の15分は槙野を前に上げて、2トップにして、長いボールやクロスを使って同点を狙ったが、残念ながらいくつかの場面で落ち着き、体力的にキレが残っていれば同点の場面を何度も作れたと思う。ただ、残念ながらそれができずに、1-2で敗れてしまった」
「我々スポーツに関わる人間として、勝利した鹿島、優勝したことにたいしておめでとうと言いたい」
「我々は年間で鹿島より15ポイント多く取ったチームとしてこのファイナルを戦った。私は1-0で勝利したアウェイゲーム、1-2で負けた今日のゲーム。我々は2試合の合計は2-2だと思っている。ただ、レギュレーション上アウェイゴールが優先される中で、負けてしまったわけだが、どこに15ポイント多く取ったチームのアドバンテージがあるかわからない。ただ2試合の結果では負けたと思っていない」
「力が拮抗したチーム同士が戦えば、一発勝負の中ではどちらに勝敗が転ぶかはわからない。それがサッカーだ。タイトルが懸かるゲームで負けたので、選手は非常に残念な気持ちで一杯だと思うし、クラブ、サポーター、我々に関わる全ての人が非常に残念な気持ちであり、悲しい気持ちだと思う。ただ、このチームを率いる監督としては違う見方をしているし、それを示していかなければいけない」
「選手、スタッフ、そしてクラブ、サポーター…全ての人達に言いたい。我々浦和レッズは素晴らしいシーズンを送った。そのシーズンを勝ち取ってくれた全ての人に感謝したい。私はみんなを誇りに思っている。我々が過ごしたシーズンは、決して下を向く結果ではない。胸を張って誇りを持って前を向けると思う。もし誰かが結果に対して批判をするのであれば、監督である私に向けて欲しい。選手、スタッブ、サポーター、クラブ、浦和レッズに関わった全ての人たちは、今シーズン素晴らしい結果を出してくれたと思うし、我々をサポートしてくれたみなさんに監督として感謝している」
──鹿島の石井正忠監督は同点に追いついたことで浦和の勢いが落ちたと言っていたがそういった部分は感じていたか
「相手の石井監督は鹿島を率いて1年半になるが、そういった経験からそう分析したのであれば、私は賞賛の言葉を送りたい。今日のゲームというのは、3位で勝ち上がってきた鹿島、15ポイント我々より低い形でリーグ戦を終えていた。鹿島にとっては失うものがない状態での戦いとなり、そういった背景があるチームと、そうでないチームの戦いの差は大きい」
──チャンピオンシップの3試合はホームチームが全て負けたが、外国人監督としてどう見るか
「リーグ戦でも良くある現象だが、アウェイチームが勝つことが多いのはよくあると思う。私はよくコメントしているが、Jリーグというのは各チームの力が拮抗している。15位の(アルビレックス)新潟、1位の浦和(レッズ)、6位の(サンフレッチェ)広島、9位の(FC)東京…それぞれのチームの選手に大きな差があるかというと、そうではないと思う。毎試合毎試合どっちに勝敗が転ぶかは分からない。決してホームで戦うことがアドバンテージにならないというのは、そういった事だと思う」
「もし、Jリーグのチームに日本代表選手が集まるチームがあるとすれば、違いは生まれてくると思う。ただ、そういった選手が各チームに散らばっている中で、それぞれのチームのレベルが拮抗している。だから、どちらに転ぶことが分からない。アウェイチームが勝利する理由の1つだと思っている」
「ここ最近でもJ2に落ちたチームとしては、ガンバ(大阪)やFC東京、セレッソ(大阪)、今シーズンは名古屋(グランパス)も落ちた。本来であれば落ちることがないであろうチームが落ちている。そういったことが起こるのがJリーグの怖さでもある」
「日本のリーグがいかに難しいかが分かる。過去ガンバが落ちたシーズンは、おそらく一番得点をしたか2位だったと思うが、そういったチームがJ2に落ちるのは世界を見たらありえないことだと思う。それだけJリーグが難しいリーグだということだ」
──コメントでは何度も15ポイント差があると言っているが、レッズが今シーズンのチャンピオン、ベストチームだと考えているか
「浦和の監督なので、この状況ではセンチメンタルな気持ちになっているし、そういった状況で私自身が言うことは心苦しいことではあるが、浦和レッズは今シーズン間違いなくナンバーワンのチームであったと思っている。このファイナルに関しては2-2の引き分けだったと思っている。もちろん、レギュレーションの中でアウェイゴールが優先されるという中で負けたが、そういったことで負けたとは思っていない」
「言い訳ではないが、15ポイント多く取ったチームのアドバンテージとして与えられたものはどうだったのかと思う。このファイナルにおいては1勝1敗だと思っているし、スコアも2-2だと思っている。ただ、レギュレーションの中では負けていない。いちスポーツマンとして、勝利した鹿島に対してはおめでとうと言いたいし、勝ったチームが賞賛されるものだと思う」
「昨シーズンはガンバと90分の中で1-1、延長戦で負けたが、今シーズンのルールが適用されていればファイナルで広島と戦えた。今シーズンは決勝を戦い、1勝1敗の中で、アウェイゴールのせいで負けた。もし来シーズンも2シーズン戦があるとすれば、もしかしたらファイナルのレギュレーションが変わったかもしれないが、自分たちの結果が出た後でルールが変わるのは不運だとおも思うが、来シーズンは元のシーズンに戻るとのことだ。私は残念な気持ちで一杯であり、非常に悲しい気持ちで一杯であるが、我々はこの結果をもって前を向いて次のシーズンを見据えるしかない」
「このレギュレーションの中では、1番アドバンテージがあったのは2位の川崎(フロンターレ)だったと思う。ホームで戦い、引き分けでも勝ち上がれた。ファイナルを戦った我々にとって、アドバンテージがあったかどうかは、試合の前にもその前にも言ってきたが、それがあったとは思っていない。同じレギュレーションで戦ったことは間違いないわけで、その中で勝利した鹿島は素晴らしい」
「鹿島には改めておめでとうと言いたい。この悔しさは決して忘れることができない悔しさとして、我々の中に刻まれた。我々は今年取れなかったものを来シーズン目指して再び立ち上がり、やっていくしかない」
──リーグのタイトルが獲れないことに呪いなどは感じるか
「日本では負けた監督が「不運であった」というコメントをすると、あまり良く思われない。だから、私はそうは言わない」
「何か呪いのようなものがかけられているかと言うと、それも違う。5年間常にリーグ優勝を争いながらタイトルが獲れないのは、監督が悪いのではないだろうか」
「我々レッズはこういった悔しい経験を経て、来シーズンより強くなって戻ってくる。それは間違いなく言える。来シーズンも今シーズンの悔しい気持ちを持って、このJリーグの舞台を勝ち上がっていくだろう。ただ、その強さがタイトルに値するかどうかは、来シーズンになってみないと分からない」
「私の師匠である(イヴィチャ・)オシムさんは、(ジェフユナイテッド)千葉を率いてナビスコカップを獲ったと思うが、彼もリーグ優勝は手にできなかった。私もようやく今年ルヴァンカップを獲れたが、リーグタイトルにはほんの少し手が届かなかった。師匠が手にできなかったリーグ優勝ならば、私自身が師匠を超えられないという思いがある。そういった何とも言えない気持ちだ」
──来シーズンに向けて獲得したい選手はもう頭の中にあるか
「おそらく来シーズンに向けて、外国人選手、あるいは若いレンタルに出している選手が戻ってくるのではないかと思っている。ただ、その発表は完全に決まっているわけではないので、クラブの発表を待ってもらいたい」
「我々のチームは年間で74ポイントを取ったチーム。その選手たちを超える選手はなかなか居るものではない。我々のチームに新しく入ってきたからと言って、すぐに今居る選手を超えるわけではない。今居る選手がベースになるだろうし、100%信頼している」
──シーズン後にチャンピオンシップを戦うというには、マラソンを走った後に100m走をするイメージか
「言い訳をする気は毛頭無いと前置きしておきたい。説明をさせてもらうのであれば、リーグ戦で34節を戦う。そして、我々は74ポイントを取った。そういった1試合1試合を積み重ねることに対して選手たちは、非常に労力をかけ、メンタル的なプレッシャーの中で戦うことは簡単ではない。戦ってきた後に、我々はリーグ戦を11月3日に終え、12日に天皇杯を戦い、間が空いて29日に決勝を戦い、今日も戦った。選手たちがいかにリーグを戦って来た中で疲労が貯まっているか。1カ月もなにも無いような状況の中で、この試合を迎えなくてはいけない」
「監督として経験はなく、選手たちは疲れ切ってパワーがゼロの状態から決勝の2試合を戦うまで持っていくことは非常に難しい仕事だ。リーグ戦を戦い切るということがいかに大変であり、いかに多くのパワーを使うということ。そこから更に1カ月空いてしまうとどうなるかは、サッカーというものを少しわかる方であれば、どうなるかは簡単なことだと思う」
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