鈴木のPK獲得から金崎2発の鹿島が下剋上!! 7年ぶり8度目のリーグ優勝達成!!《JリーグCS》
2016.12.03 21:30 Sat
▽3日に明治安田生命2016 Jリーグチャンピオンシップ決勝戦第2戦の浦和レッズvs鹿島アントラーズが埼玉スタジアム2002で行われ、2-1で鹿島が勝利。2戦合計2-2となるもアウェイゴール数差で鹿島がリーグ優勝を達成した。
▽10年ぶり2度目の優勝を目指す浦和と、7年ぶり8度目の優勝を目指す鹿島が今季のリーグ戦を締めくくる一戦に臨んだ。29日に行われた第1戦ではPKから阿部のゴールで浦和が先勝。年間優勝に向けて有利な状況の浦和は、2シャドーの位置で李を下げて高木を送り出し、右のウイングバックは駒井ではなく関根が務める。対する鹿島は、逆転優勝に向けて2点が必要。大事な一戦に向けて、途中出場から印象的なプレーを見せた柴崎を左サイドで起用した。
▽試合前には先日、シャペコエンセの選手を乗せたチャーター機墜落事故を受けて、黙とうが捧げられた。
▽試合は2点が必要な鹿島がやや積極的な入りを見せる中、開始2分に金崎がボックス右からシュート。対する浦和も、この流れから阿部のフィードに興梠が抜け出すが、鹿島も戻りの速さを見せて防ぐなど、両チームともに第1戦よりもインテンシティの高い入りとなった。
▽浦和は5分にビッグチャンスを迎える。右サイドの関根が縦に仕掛けてグラウンダーのクロスを入れると、武藤がこれをスルー。最後はフリーの高木が狙うが、ここは昌子の体を張ったブロックに阻まれた。しかし直後の7分、右サイドのスローインから抜け出した高木のクロスに、やや遅れてボックス内に入ってきた興梠がフリーの状態から右足ダイレクトで狙う。これがゴールネットを揺らして、浦和が先制点を奪った。
▽失点を喫した鹿島は、2点を取らなければいけない状況は変わっておらず、慌てることなくバックラインからビルドアップしていく。しかし浦和の敷く[5-4]の守備ブロックに対して効果的な攻めを見せられず。サイドから崩しにかかる意図は見えるが、フィニッシュまで持ち込めない。
▽26分には浦和が、今度は左サイドから決定機。ルーズボールを奪った宇賀神のスルーパスから武藤が裏に抜け出し右足のアウトサイドで狙う。しかしここも昌子が足を延ばしてボールの軌道を変えて防いだ。
▽ハーフタイムにかけては浦和が重心を下げたことで鹿島がポゼッションを高める。特に左サイドの柴崎、右サイドの遠藤がうまく起点を作って幅のある攻撃を見せるが、ファイナルサードの崩しが乏しくフィニッシュの形はミドルシュートが多くなる。
▽しかし40分、ロングフィードに右サイドから抜け出した遠藤が右足でクロス。逆サイドの柴崎が絞ってニアサイドに入り浦和のマークを引き付けると、ファーサイドでフリーとなっていた金崎が頭で合わせると、GK西川の手を弾いてボールはゴールネットを揺らし、鹿島が同点として前半を終えた。
▽嫌な雰囲気で前半を終えた浦和だったが、後半立ち上がりから積極的に攻め込むと47分には森脇がミドルシュートを狙っていく。鹿島も51分に左CKからニアサイドの金崎が頭で狙うなど、こちらも攻撃的な入りを見せた。
▽浦和は53分、左サイドをオーバーラップした宇賀神が逆サイドにクロスを入れると、後ろから入り込んだ高木が狙うが、ミートできずにボールは枠を超える。一方の鹿島は、石井監督が早くも切り札を投入する。58分に遠藤を下げて負傷明けの鈴木を送り出した。
▽浦和も直後に高木を下げて青木を投入。柏木が一列前に入り、青木は阿部とボランチでコンビを組んだ。さらに61分には関根を下げて駒井を送り込み、右サイドの活性化を図った。
▽この交代が明暗を分け、浦和はセカンドボールを奪いきれずに押し込まれる状態が続く。鹿島は鈴木が起点として増えたことでより深さを取った攻撃を見せると、70分にはセットプレーからフリーとなった西がヘディングシュートを放つが決めきれない。
▽浦和は最後の交代カードで、興梠を下げてズラタンを送り出す。鹿島も73分に小笠原を下げて伊東を投入する勝負手に出る。伊東は右のサイドバックに回り、西が小笠原の抜けたボランチを務めた。すると75分には鈴木の横パスから土居がシュートを放つも、GK西川が好セーブで防ぐ。
▽迎えた77分、柴崎のスルーパスに抜け出した鈴木がボックス内に侵入。すると後方からチャージした槙野に倒されてPKを獲得。これを金崎がきっちりと決めて、鹿島がついに2試合合計で同点に追いつき、アウェイゴール数差で試合をひっくり返した。
▽追いかける展開となった浦和は、槙野がズラタンの横に並ぶパワープレーを開始。84分にはGK西川のフィードを槙野が頭でフリックしてズラタンが飛び込むも、シュートはサイドネットへ。85分にはボックス右から柏木が武藤にパスを通すも、伊東に体を寄せられてシュートは打てない。
▽鹿島は88分、殊勲のPKを獲得した鈴木を下げて赤崎を投入し、交代カードを切り終える。終盤に浦和がパワープレーを強めていくも、鹿島は粘り強く跳ね返し、ついに試合終了のホイッスル。2-1で勝利した鹿島は、2戦合計で2-2となるもアウェイゴール数差で浦和を下し7年ぶり8度目のリーグ優勝を達成した。
▽10年ぶり2度目の優勝を目指す浦和と、7年ぶり8度目の優勝を目指す鹿島が今季のリーグ戦を締めくくる一戦に臨んだ。29日に行われた第1戦ではPKから阿部のゴールで浦和が先勝。年間優勝に向けて有利な状況の浦和は、2シャドーの位置で李を下げて高木を送り出し、右のウイングバックは駒井ではなく関根が務める。対する鹿島は、逆転優勝に向けて2点が必要。大事な一戦に向けて、途中出場から印象的なプレーを見せた柴崎を左サイドで起用した。
▽試合は2点が必要な鹿島がやや積極的な入りを見せる中、開始2分に金崎がボックス右からシュート。対する浦和も、この流れから阿部のフィードに興梠が抜け出すが、鹿島も戻りの速さを見せて防ぐなど、両チームともに第1戦よりもインテンシティの高い入りとなった。
▽浦和は5分にビッグチャンスを迎える。右サイドの関根が縦に仕掛けてグラウンダーのクロスを入れると、武藤がこれをスルー。最後はフリーの高木が狙うが、ここは昌子の体を張ったブロックに阻まれた。しかし直後の7分、右サイドのスローインから抜け出した高木のクロスに、やや遅れてボックス内に入ってきた興梠がフリーの状態から右足ダイレクトで狙う。これがゴールネットを揺らして、浦和が先制点を奪った。
▽勢いに乗る浦和は10分、関根のパスから右サイドを抜け出した武藤がドリブルでカットイン。マーカーを引きはがしてシュートを狙うがここは決めきれず。ギアが上がり切らない鹿島を尻目に、浦和がチャンスを作り出していった。
▽失点を喫した鹿島は、2点を取らなければいけない状況は変わっておらず、慌てることなくバックラインからビルドアップしていく。しかし浦和の敷く[5-4]の守備ブロックに対して効果的な攻めを見せられず。サイドから崩しにかかる意図は見えるが、フィニッシュまで持ち込めない。
▽26分には浦和が、今度は左サイドから決定機。ルーズボールを奪った宇賀神のスルーパスから武藤が裏に抜け出し右足のアウトサイドで狙う。しかしここも昌子が足を延ばしてボールの軌道を変えて防いだ。
▽ハーフタイムにかけては浦和が重心を下げたことで鹿島がポゼッションを高める。特に左サイドの柴崎、右サイドの遠藤がうまく起点を作って幅のある攻撃を見せるが、ファイナルサードの崩しが乏しくフィニッシュの形はミドルシュートが多くなる。
▽しかし40分、ロングフィードに右サイドから抜け出した遠藤が右足でクロス。逆サイドの柴崎が絞ってニアサイドに入り浦和のマークを引き付けると、ファーサイドでフリーとなっていた金崎が頭で合わせると、GK西川の手を弾いてボールはゴールネットを揺らし、鹿島が同点として前半を終えた。
▽嫌な雰囲気で前半を終えた浦和だったが、後半立ち上がりから積極的に攻め込むと47分には森脇がミドルシュートを狙っていく。鹿島も51分に左CKからニアサイドの金崎が頭で狙うなど、こちらも攻撃的な入りを見せた。
▽浦和は53分、左サイドをオーバーラップした宇賀神が逆サイドにクロスを入れると、後ろから入り込んだ高木が狙うが、ミートできずにボールは枠を超える。一方の鹿島は、石井監督が早くも切り札を投入する。58分に遠藤を下げて負傷明けの鈴木を送り出した。
▽浦和も直後に高木を下げて青木を投入。柏木が一列前に入り、青木は阿部とボランチでコンビを組んだ。さらに61分には関根を下げて駒井を送り込み、右サイドの活性化を図った。
▽この交代が明暗を分け、浦和はセカンドボールを奪いきれずに押し込まれる状態が続く。鹿島は鈴木が起点として増えたことでより深さを取った攻撃を見せると、70分にはセットプレーからフリーとなった西がヘディングシュートを放つが決めきれない。
▽浦和は最後の交代カードで、興梠を下げてズラタンを送り出す。鹿島も73分に小笠原を下げて伊東を投入する勝負手に出る。伊東は右のサイドバックに回り、西が小笠原の抜けたボランチを務めた。すると75分には鈴木の横パスから土居がシュートを放つも、GK西川が好セーブで防ぐ。
▽迎えた77分、柴崎のスルーパスに抜け出した鈴木がボックス内に侵入。すると後方からチャージした槙野に倒されてPKを獲得。これを金崎がきっちりと決めて、鹿島がついに2試合合計で同点に追いつき、アウェイゴール数差で試合をひっくり返した。
▽追いかける展開となった浦和は、槙野がズラタンの横に並ぶパワープレーを開始。84分にはGK西川のフィードを槙野が頭でフリックしてズラタンが飛び込むも、シュートはサイドネットへ。85分にはボックス右から柏木が武藤にパスを通すも、伊東に体を寄せられてシュートは打てない。
▽鹿島は88分、殊勲のPKを獲得した鈴木を下げて赤崎を投入し、交代カードを切り終える。終盤に浦和がパワープレーを強めていくも、鹿島は粘り強く跳ね返し、ついに試合終了のホイッスル。2-1で勝利した鹿島は、2戦合計で2-2となるもアウェイゴール数差で浦和を下し7年ぶり8度目のリーグ優勝を達成した。
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