【リオ五輪メンバー発表会見】”調和の取れたメンバー”を選択した手倉森誠監督「守備に追われる戦い方もイメージ」

2016.07.01 19:53 Fri
©超ワールドサッカー
▽U-23日本代表を率いる手倉森誠監督が1日、今年8月にブラジルで開幕するリオ・デ・ジャネイロ オリンピックに臨む代表メンバー18名とバックアップメンバー4名、トレーニングメンバー5名を発表した。

▽「悩みに悩み抜いて決定した」と”苦悩の選考”と振り返った手倉森監督は、このメンバー構成について、「調和のとれたメンバー」と述べた他、目標や抱負についても語った。
手倉森誠監督(U-23日本代表)
「皆さんの思いが熱いのか、スポットライトが熱いのか、僕の気持ちが熱いのか(笑)。悩みに悩み抜いて、決めることができました。今日から、U-23日本代表はサッカー日本オリンピックチームに変わります。今まで戦ってきてくれた選手たちとはここで、託す側と託される側に分かれます」

「託す側に回った選手たちには、『日本の将来、日本サッカーの発展に関わり続ける選手になれ』と常々言っています。もちろん、外れた側には、悔しさが生まれる。その悔しさを糧に、日本サッカーのために努力をし続けるということをしていってほしいというメッセージを伝えたいです」

「託される側の選手に関しては、『喜んでいる場合じゃない』と言いたい。皆の、仲間の、国民の思い、日本サッカー界の将来の可能性を残すための、責任と覚悟を持ってオリンピックに臨んでほしいと思っています」
「このように切符を獲れて、オリンピックに出られて、メンバーを選考するにあたって、協力してくれたJリーグのクラブ、色んな人の支えによって、このように会見できることを感謝したいです」

「(メンバー発表後)この18人は、U-23世代の強さである“まとまり”を発揮できる調和の取れたメンバーになったのかなと。ここにオーバーエイジとして3人を加えたが、このチャンスをロシアに繋げられるメンバーとして期待している。戦術面でも柔軟性を発揮でき、メリハリの部分でもうまくコントロールできるようなメンバー構成にしたつもりです」

「この間の南アフリカとのゲームで見せたように、相手の強みをしっかりと受け止めた中で、弱みを探りながら隙を突いていく、そして、試合の流れを読みながら勝利をもぎ取るのが、今の代表のスタイルだと思っている。小さな隙を大きな穴にしていく、そういったところを突けるような試合をしていきたいです」

――メンバーを決めたのはいつなのか
「最終的にメンバーを決めたのは、(昨晩の)『よしっ、寝る』と思ったときでした。南アフリカ戦でそれぞれのパフォーマンスを見せられたとき、ここから絞らないといけないのかと、すべての選手について思い悩みました」

「特に、高いパフォーマンスをしてくれたDF中谷進之介(柏レイソル)、DF岩波拓也(ヴィッセル神戸)の回復状況に関しては、予測での計算しかできない。そこを決断するにあたって、自分としては慎重だったし、大きな決断だったと思います」

――ポジションのバランスで見ると、4人のボランチを選出した意図は? FWオナイウ阿道(ジェフユナイテッド千葉)とFW鈴木武蔵(アルビレックス新潟)を選ばなかったことで高さの部分に不安を残すが?
「日本の強みは何かと考えたら、おそらく速さだなと。そこを考慮してメンバー選考をしようと思いました。五輪本大会で、果たして攻撃的にやれるのか。僕は6割ほど、必ず押し込まれて、守らないといけない状況が続く大会になると思っている」

「相手を打ち負かそうというときの守備を考えたとき、サイドバック、センターバック、ボランチを厚くするためにボランチを4枚にしました。 DF遠藤航(浦和レッズ)は後ろもでき、DF塩谷司(サンフレッチェ広島)はサイドもできる。後ろを万全にしておきたかった」

「逆に、前の選手に関しては少数精鋭。だけど、チャンスも少数かもしれない。それでも、隙を突けるような選手たちを揃えたつもり。そういう戦い方もイメージして、このようなメンバー構成にしました」

――背番号はいつ発表するのか?
「南アフリカ戦でも背番号のことが話題になっていましたので、ここで発表してしまうと、皆さんも次のネタがなくなるのではないかと思い、今日は伏せておきました(笑)。後日、発表させていただきます」

――オーバーエイジの立ち位置は?
「コンディションを見極めていかなければならないなと思っています。このオーバーエイジはもちろん、U-23の選手たちもJリーグで試合を重ねた先にリオへ乗り込む。オーバーエイジで呼んだ選手たちに関しては、軸という意識、責任感を感じてもらわなきゃいけない。でも、それはコンディションありき。チームスタッフ、選手と話し合いながら、彼らが出続けるよりも、チームが勝つことが重要だということを共有していきたいです」

――このメンバーは対戦国を見据えてのものか? 遠藤は引き続きキャプテンを務めるのか?
「もちろん、対戦国を見据えてのメンバー選考になりました。そして、環境を見据えてのメンバー選考にもなりました。ナイジェリアだからこのメンバー、コロンビアだから、スウェーデンだから、という風にどの国でも準備できるメンバー構成じゃないかなと思っています。キャプテンについてですが、遠藤のままでいきます。遠藤のままでリオへ”わたり”ます(笑)」

――具体的な目標は?
「今日の映像で、私の目標が15連勝でメダルを取るということだったが、今は一次予選での3連勝と、最終予選での6連勝で9つ積み重ねている。あと6つ勝てば15個で、そうなれば金メダル。メダルを取ろうと思ったとき、一番上を目指さないと、銅にも引っかからない。”どう”にもこうにもならないので、一番上のメダルを目指していきたいです(笑)」

――まとまりを重視しているとのことだが、最終予選が終わってから新しい選手を加えるよりも、これまでのメンバーを選択したということか
「まるで、昨日のミーティングを盗み聞きしていたかのような質問ですね(笑)。新しいメンバーをトゥーロンで試して、清水でのキャンプにも呼んで、可能性を探り続けました。その中で、選手の評価をしたとき、スタッフの中で『結局、最終予選のメンバーだよね』っていうセリフが出ました。自分もそう言われてあとから気づいたぐらい。良いところに気づきましたね(笑)」

――各国はオーバーエイジとして海外の修羅場をくぐっている選手を呼んでいる。しかし、日本にはいないように感じる。経験の浅い選手たちにどうやって鞭をいれていくのか
「修羅場を日本の国として簡単にくぐれるものなのかと。だからこそ、修羅場を与えなければならない選手がまだまだいると思っています。日本サッカー界のこれからという部分では、ロシア・ワールドカップで来るだろうなと」

「そこに、ここの若い世代と、3人に可能性を持ってほしい。是非とも、リオ五輪を修羅場にしてほしいので、今回のメンバー構成にしました。私は、このメンバーが修羅場を経験していないとも思っていない。この大会での経験をロシアへと運んでくれると思っている」
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