【ユーロ グループE総括】本命ベルギーを出し抜き堅守イタリアが首位通過2016.06.24 06:34 Fri

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グループE

チーム Pts +/-
1 ITA 6 2 0 1 3 1 2
2 BEL 6 2 0 1 4 2 2
3 IRL 4 1 1 1 2 4 -2
4 SWE 1 0 1 2 1 3 -2

▽ベルギーが本命と思われていたグループにおいて、最終節を残して早々と首位通過を決めたのはイタリアだった。近年稀に見るタレント不足によりグループステージ敗退の可能性もあるかと思われたが、ユベントス勢を軸とした守備陣が鉄壁のディフェンスを見せ、初戦のベルギー戦、続くスウェーデン戦をシャットアウト勝利で飾った。ただ、決勝トーナメント1回戦では前回大会で決勝を戦った王者スペインとの対戦が決まり、厳しい戦いが引き続き予想される。最終節アイルランド戦で主力を温存させたアドバンテージを生かせるか。

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▽イタリアに続いたのは順当にベルギー。ただ、内容は決して芳しいものではなかった。好タレントがひしめくものの、チームとしての連動性が低く自陣に引く相手を崩す術に欠けていた。チェルシーで不遇のシーズンを送ったMFアザールもそんなチームの煽りを受け、本来の輝きを見せられていない。そんな中、MFデ・ブライネがチームの攻撃を牽引。トップ下に入って前線のFWルカクやサイドバックの押し上げを促した。初戦のイタリア戦で躓いたものの、2戦目のアイルランド戦を3-0の快勝で飾ると、最終節スウェーデン戦も1-0で競り勝った。決勝トーナメント1回戦ではグループFで波乱を起こしたハンガリーと対戦する。

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▽3位に滑り込んでグループステージ突破を決めたのはアイルランド。主力の大半がプレミアリーグで活躍するチームは、初戦のスウェーデン戦を内容では上回りながらも1-1で引き分けた。続くベルギー戦こそ実力差を見せ付けられて完敗したものの、決勝トーナメント進出を懸けた最終節イタリア戦では主力を温存してきた相手に圧倒。猛烈なハイプレスをかけ続け、終盤に生まれた執念のゴールで勝ちきり、3度目にして初のグループステージ突破を決めている。1回戦では開催国フランスとの対戦だ。

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▽最下位に終わったのはスウェーデン。FWイブラヒモビッチ頼りを脱却できず、番狂わせを起こせなかった。組織的な守備は相変わらずだったものの、攻撃面におけるアイデア不足が顕著で相手を崩しきるような仕掛けは見られなかった。いずれの試合も接戦だったが、イタリア、ベルギーに競り負けて大会を去った。怪物イブラヒモビッチは今大会を最後に代表を引退する。

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