【なでしこジャパンプレビュー】“チャレンジ”が求められる新生・なでしこの初陣
2016.06.03 07:00 Fri
▽失意の敗戦からおよそ3カ月──新たな指揮官を迎えた新生・なでしこジャパンが初陣を迎える。今夏に開催されるリオ・デ・ジャネイロ五輪の出場権を失い、世界への挑戦権を失ったなでしこたち。新たな門出となる相手は世界女王のアメリカだ。
▽U-17日本女子代表を率い、2014年4月にU-17女子ワールドカップで世界一に輝いた高倉麻子新監督率いるなでしこジャパン。2008年から指揮を執っていた佐々木則夫前監督が作り上げ、2011年には女子ワールドカップで世界一に輝いたチームを、どの様に導いていくのか。アメリカ戦は、その第一歩となる試合だ。
◆入れ替えられた血
▽高倉監督が初めて発表したなでしこジャパンのメンバー表には、慣れ親しんだ名前をいくつか見つけることができなかった。2015年のカナダ女子ワールドカップで準優勝の成績を収めたメンバーは9名。海外でプレーするFW大儀見優季、DF熊谷紗希、FW岩渕真奈らが名を連ねた。
▽一方で、2011年に女子ワールドカップを制したメンバーからは、DF岩清水梓やMF川澄奈穂美、DF鮫島彩、FW大野忍らが外れた。MF宮間あやは今回招集されていないが、コンディション不良で辞退したため、高倉監督の構想には入っているとのこと。それでも、多くの経験者が構想外となった。
▽また、新たな顔ぶれも招集されている。GK池田咲紀子(浦和レッズディース)、DF佐々木繭(ベガルタ仙台レディース)、MF高木ひかり(ノジマステラ神奈川相模原)、MF中里優(日テレ・ベレーザ)、MF千葉園子(ASハリマアルビオン)の5名が初招集。いずれも22〜24歳の選手であり、先を見据えての選考となった。さらに、高木、千葉に関しては、なでしこリーグ2部の選手であり、高倉監督が幅広く選手を視察したことも明らかになった。
◆まずはチャレンジの一戦
▽今回のアメリカ遠征では、アメリカ女子代表と2試合を行う。世界女王に輝き、8月のリオ・デ・ジャネイロ五輪にも出場するアメリカにとっては、大事な調整試合でもある。
▽また、チームの中心となるのは多くの経験をしてきた選手たちになるだろう。今シーズン国内リーグ、カップ戦を制し、女子2冠に輝いたバイエルンのFW岩渕真奈、女子チャンピオンズリーグを制したリヨンのDF熊谷紗希、欧州で長らくプレーするフランクフルトのFW大儀見優季、モンペリエのDF宇津木瑠美。海外組と呼ばれる選手たちが、いかに新たな選手のお手本となるのか。そして、五輪の切符を逃した悔しさを昇華できるのかにも注目だ。
◆新たなスタイルへ
▽新旧メンバーを交え、高倉新監督が作り始める新生・なでしこジャパン。メンバー発表会見では「テクニックがあってクレバー、走力があり、チームのために戦うことができて、代表への思いが強い」選手を求めていることを明かしている。
▽佐々木監督が作り上げてきたチームをベースに、より世界と戦えるチームへと変貌を遂げることが期待されるなでしこジャパン。2019年のフランス女子ワールドカップに向けたリスタートとなる試合で、どの様な変化が垣間見えるのか注目したい。
▽U-17日本女子代表を率い、2014年4月にU-17女子ワールドカップで世界一に輝いた高倉麻子新監督率いるなでしこジャパン。2008年から指揮を執っていた佐々木則夫前監督が作り上げ、2011年には女子ワールドカップで世界一に輝いたチームを、どの様に導いていくのか。アメリカ戦は、その第一歩となる試合だ。
◆入れ替えられた血
▽高倉監督が初めて発表したなでしこジャパンのメンバー表には、慣れ親しんだ名前をいくつか見つけることができなかった。2015年のカナダ女子ワールドカップで準優勝の成績を収めたメンバーは9名。海外でプレーするFW大儀見優季、DF熊谷紗希、FW岩渕真奈らが名を連ねた。
▽また、新たな顔ぶれも招集されている。GK池田咲紀子(浦和レッズディース)、DF佐々木繭(ベガルタ仙台レディース)、MF高木ひかり(ノジマステラ神奈川相模原)、MF中里優(日テレ・ベレーザ)、MF千葉園子(ASハリマアルビオン)の5名が初招集。いずれも22〜24歳の選手であり、先を見据えての選考となった。さらに、高木、千葉に関しては、なでしこリーグ2部の選手であり、高倉監督が幅広く選手を視察したことも明らかになった。
◆まずはチャレンジの一戦
▽今回のアメリカ遠征では、アメリカ女子代表と2試合を行う。世界女王に輝き、8月のリオ・デ・ジャネイロ五輪にも出場するアメリカにとっては、大事な調整試合でもある。
▽この2試合は、世界とのレベルをしっかりと高倉監督が体感するためにも、“チャレンジ”することを目的にプレーしてもらいたい。高倉監督も「新しいチームの一員として選ばれたことに自信を持って欲しい」と語っており、選手たちに“チャレンジ”を求めていることが窺い知れる。
▽また、チームの中心となるのは多くの経験をしてきた選手たちになるだろう。今シーズン国内リーグ、カップ戦を制し、女子2冠に輝いたバイエルンのFW岩渕真奈、女子チャンピオンズリーグを制したリヨンのDF熊谷紗希、欧州で長らくプレーするフランクフルトのFW大儀見優季、モンペリエのDF宇津木瑠美。海外組と呼ばれる選手たちが、いかに新たな選手のお手本となるのか。そして、五輪の切符を逃した悔しさを昇華できるのかにも注目だ。
◆新たなスタイルへ
▽新旧メンバーを交え、高倉新監督が作り始める新生・なでしこジャパン。メンバー発表会見では「テクニックがあってクレバー、走力があり、チームのために戦うことができて、代表への思いが強い」選手を求めていることを明かしている。
▽佐々木監督が作り上げてきたチームをベースに、より世界と戦えるチームへと変貌を遂げることが期待されるなでしこジャパン。2019年のフランス女子ワールドカップに向けたリスタートとなる試合で、どの様な変化が垣間見えるのか注目したい。
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