シリアに大勝のハリルホジッチ「まだまだ伸びる」《ロシアW杯アジア2次予選》
2016.03.30 01:30 Wed
▽日本代表は29日、埼玉スタジアム2002でロシア・ワールドカップ(W杯)・アジア2次予選(兼AFCアジアカップUAE2019予選)のシリア代表戦に臨み、5-0で勝利した。この試合を振り返った日本を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督が記者会見に臨んでいる。
◆ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(日本代表)
――試合を振り返って
「美しい勝利ができ、スペクタクルだった。我々には多くのビッグチャンスがあった。2次予選で初めて2、3回決定的なチャンスを作られたと思うが、失点をしなかったことは嬉しい。最初の25~30分はハイレベルな戦いができた。スペクタクルだったが、ゴールを奪うことができず、あのようにゴールを取れないと相手が盛り返してくる。そのため、前半の最後の方は簡単な状況ではなかった。後半もそういう時間帯があった」
「スペクタクルなプレーをしようとし過ぎる面があった。我々の攻撃のオーガナイズの面が少し崩れていた。そこを相手に突かれていた。ただ、相手もかなり強いチームであることを考慮する必要がある。何人か良い選手がいた。とはいえ、選手たちにはブラーボと伝えた」
「2次予選が終わって第1段階は終わった。第2段階はもう少し難しくなる。このチームの発展はまだ終わっていない。まだまだ伸びると思っている。戦術、技術、メンタルそれぞれの面でだ。そして得点能力の面もだ。これだけチャンスを作れたのは信じられないことだが」
「(代表100試合目の)岡崎が今夜は代表のキャプテンマークを巻いた。彼への賛辞を忘れてはならない。彼の努力が報われたということだ。彼は忠誠を誓ってくれている選手だ。素晴らしい人物だ」
「彼の能力がボランチに適応しているということだ。彼が投入されてから、かなりのものをもたらしくれた。特にオフェンス面で。最後はゴールまで決めてくれた。もちろん、もっと良いプレーができたと思うが。ただ、彼はフィジカル、テクニックの面で優れている。まだ戦術の面で物足りないが、良いオプションになると思っている。長谷部は守備の修正を全てやってくれる。なのでもう一人は前に働ける選手が必要だと思った」
――2次予選の評価は
「2次予選の分析をするとなると、私はここに1時間か2時間残らなければならない(笑)。振り返るとシンガポール戦の引き分けから始まった。我々はこの結果を飲み込めない状況が続いたが、最後は僅差に迫っていた相手に美しい勝利で終わることができた。おそらく1試合につき4点くらい取っていたと思うが、そうは言ってもまだまだ得点力は伸ばせるはずだ。守備面に関しては前に行きながらのディフェンスをすることができ、無失点で終えられた。とはいえ、まだまだ全ての面で日本代表は伸びることができると思う。この発展を続けていくことが大事だ。選手、スタッフ各自が自己犠牲をもっと払う必要がある」
――30分までの良いプレーをいかに長くするには何が必要か
「良い時間帯を90分続けるのは難しい。我々のエネルギーをどう使うかだ。時々は時間をかけることが必要だ。ただ、今回は選手たちにどんどん行けと指示していた。決められる時に決められず、流れが悪くなった。その点を選手たちとディスカッションして改善していきたい。第2段階では思っているよりも難しいことがあると思う。厳しい時間帯にブロックを作るなど、もっとコントロールする必要がある」
――修正すべき課題は
「オーガナイズをキープするということ。攻撃している時にいかに守備の準備をするかだ。強いチームのクオリティはそういった所に出るものだ。アウェイでもできなければならないし、先に失点してもそうしなければならない。また、審判が我々に不利な判定をしてきた場合にでもだ。以前、家を作る時には基礎を作る必要があると言った。今、我々は基礎と1階を作り終え、2階を作りにかかる段階だ。しっかりとした土台、つまり守備の面を強化することで良い家を作れると思っている。まだ、我々は強豪国ではない。冷静に進めていく必要がある」
◆ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(日本代表)
――試合を振り返って
「美しい勝利ができ、スペクタクルだった。我々には多くのビッグチャンスがあった。2次予選で初めて2、3回決定的なチャンスを作られたと思うが、失点をしなかったことは嬉しい。最初の25~30分はハイレベルな戦いができた。スペクタクルだったが、ゴールを奪うことができず、あのようにゴールを取れないと相手が盛り返してくる。そのため、前半の最後の方は簡単な状況ではなかった。後半もそういう時間帯があった」
「2次予選が終わって第1段階は終わった。第2段階はもう少し難しくなる。このチームの発展はまだ終わっていない。まだまだ伸びると思っている。戦術、技術、メンタルそれぞれの面でだ。そして得点能力の面もだ。これだけチャンスを作れたのは信じられないことだが」
「(代表100試合目の)岡崎が今夜は代表のキャプテンマークを巻いた。彼への賛辞を忘れてはならない。彼の努力が報われたということだ。彼は忠誠を誓ってくれている選手だ。素晴らしい人物だ」
――原口のボランチ起用について
「彼の能力がボランチに適応しているということだ。彼が投入されてから、かなりのものをもたらしくれた。特にオフェンス面で。最後はゴールまで決めてくれた。もちろん、もっと良いプレーができたと思うが。ただ、彼はフィジカル、テクニックの面で優れている。まだ戦術の面で物足りないが、良いオプションになると思っている。長谷部は守備の修正を全てやってくれる。なのでもう一人は前に働ける選手が必要だと思った」
――2次予選の評価は
「2次予選の分析をするとなると、私はここに1時間か2時間残らなければならない(笑)。振り返るとシンガポール戦の引き分けから始まった。我々はこの結果を飲み込めない状況が続いたが、最後は僅差に迫っていた相手に美しい勝利で終わることができた。おそらく1試合につき4点くらい取っていたと思うが、そうは言ってもまだまだ得点力は伸ばせるはずだ。守備面に関しては前に行きながらのディフェンスをすることができ、無失点で終えられた。とはいえ、まだまだ全ての面で日本代表は伸びることができると思う。この発展を続けていくことが大事だ。選手、スタッフ各自が自己犠牲をもっと払う必要がある」
――30分までの良いプレーをいかに長くするには何が必要か
「良い時間帯を90分続けるのは難しい。我々のエネルギーをどう使うかだ。時々は時間をかけることが必要だ。ただ、今回は選手たちにどんどん行けと指示していた。決められる時に決められず、流れが悪くなった。その点を選手たちとディスカッションして改善していきたい。第2段階では思っているよりも難しいことがあると思う。厳しい時間帯にブロックを作るなど、もっとコントロールする必要がある」
――修正すべき課題は
「オーガナイズをキープするということ。攻撃している時にいかに守備の準備をするかだ。強いチームのクオリティはそういった所に出るものだ。アウェイでもできなければならないし、先に失点してもそうしなければならない。また、審判が我々に不利な判定をしてきた場合にでもだ。以前、家を作る時には基礎を作る必要があると言った。今、我々は基礎と1階を作り終え、2階を作りにかかる段階だ。しっかりとした土台、つまり守備の面を強化することで良い家を作れると思っている。まだ、我々は強豪国ではない。冷静に進めていく必要がある」
|
関連ニュース