【なでしこプレビュー】リオ五輪出場へのラストチャンス…背水の陣で臨む中国戦《リオ五輪アジア最終予選》
2016.03.04 13:00 Fri
▽第2戦の韓国女子代表戦で先制するも終了間際に追いつかれて1-1のドローに終わったなでしこジャパン。初戦のオーストラリア女子代表戦(3-1で敗戦)に続いて勝利を挙げられなかったことで、自力でのリオ五輪出場はなくなってしまった。
▽迎える第3戦の相手は中国代表戦。現在勝ち点4でリオ五輪出場圏内の2位に位置している。中国は過去4度オリンピックに出場し、昨年のカナダ女子ワールドカップ(W杯)ではベスト8に進出した実力国。アジアの中でも最も結果を残している強豪だ。
◆喜びも束の間のドロー
▽オーストラリアとの初戦で敗れたなでしこジャパンは、立ち上がりから気持ちの入ったプレーを見せていた。メンバー6人変更し、システムも変えるなど、この先の戦いを考えての采配を選択したが、ゴールが遠く徐々にパフォーマンスが落ちていった。
▽初戦のボランチから宮間をトップ下(セカンドトップ)の位置に上げたことで、攻守にわたって改善が見られたものの、試合を支配するまでの形を作れず、また決定機を決めきれないまま時間は過ぎていった。終盤に途中出場のFW岩渕真奈がゴールを奪うも、直後にミスから失点。手に仕掛けた勝ち点3は逃げていった。
◆見えない気持ち…
▽昨シーズン限りで現役を引退した澤穂希氏が「気持ちが見えない」とコメントしたように、押し込んだ時間でゴールを奪えないでいると、徐々に試合は停滞。先制ゴールを奪った直後の失点も、ミスが絡んだとは言え、安々と与えてしまった印象が強い。
▽2011年のドイツ女子W杯優勝、2012年のロンドン五輪銀メダル、2014年の女子アジアカップ優勝、2015年のカナダ女子W杯準優勝…これだけの結果を残した選手が多く居るだけに、求められている結果を残すという“気持ち”を見せてもらいたい。
◆絶対に負けられない一戦
▽直近の中国との対戦は、昨年8月に行われたEAFF女子東アジアカップだ。この試合では、今回も招集されているFW横山久美とMF杉田亜未のゴールで2-0と勝利している。しかし、過去の対戦成績は13勝7分け16敗と負け越しているだけに、侮れない相手だ。
▽それでも、ブルーノ・ビニ新監督が就任して半年のチームとあって、現在は強化の途中と言える状態。しっかりと挑む気持ちを持って、中国相手に勝利を収めたいところだ。
▽なでしこジャパンは、韓国戦で出場機会がなかったDF岩清水梓やDF鮫島彩などが復帰するだろう。また、これまで出場機会がないFW高瀬愛美にも注目だ。FW大儀見優季と並ぶ得点力を兼ね備えているだけに、途中出場でもゴールに期待したい。
◆内容よりも結果
▽残り3試合となった予選。オーストラリアが2連勝と頭ひとつ抜け出しそうな勢いがある。日本としては、前述の通り自力での2位以内は不可能となったものの、中国戦に勝利しないことには出場の可能性がゼロになってしまう。とにかく残りの3戦は3連勝が必須となった。もう1つも落とせないなでしこジャパン。運命の中国戦は4日(金)の19時35分にキックオフを迎える。
◆注目選手
MF横山久美
▽中国戦の注目選手は、昨年の女子東アジアカップの中国戦でもゴールを決めている横山だ。初戦のオーストラリア戦に途中出場した横山は、韓国戦では先発出場。左サイドでドリブルを仕掛けるなど、持ち味を発揮していた。ゴールこそ奪えなかったものの、持ち前のテクニックとゴールへ向かう姿勢で得点を奪い、今大会初勝利をもたらせてもらいたい。
▽迎える第3戦の相手は中国代表戦。現在勝ち点4でリオ五輪出場圏内の2位に位置している。中国は過去4度オリンピックに出場し、昨年のカナダ女子ワールドカップ(W杯)ではベスト8に進出した実力国。アジアの中でも最も結果を残している強豪だ。
▽オーストラリアとの初戦で敗れたなでしこジャパンは、立ち上がりから気持ちの入ったプレーを見せていた。メンバー6人変更し、システムも変えるなど、この先の戦いを考えての采配を選択したが、ゴールが遠く徐々にパフォーマンスが落ちていった。
▽初戦のボランチから宮間をトップ下(セカンドトップ)の位置に上げたことで、攻守にわたって改善が見られたものの、試合を支配するまでの形を作れず、また決定機を決めきれないまま時間は過ぎていった。終盤に途中出場のFW岩渕真奈がゴールを奪うも、直後にミスから失点。手に仕掛けた勝ち点3は逃げていった。
◆見えない気持ち…
▽昨シーズン限りで現役を引退した澤穂希氏が「気持ちが見えない」とコメントしたように、押し込んだ時間でゴールを奪えないでいると、徐々に試合は停滞。先制ゴールを奪った直後の失点も、ミスが絡んだとは言え、安々と与えてしまった印象が強い。
▽精神的な支柱でもあった澤が抜けた今、ピッチでチームをコントロールできる選手が居ないのは事実だろう。しかし、個人に頼るのではなく、全員が高い意識を持つことが何よりも重要と言える。
▽2011年のドイツ女子W杯優勝、2012年のロンドン五輪銀メダル、2014年の女子アジアカップ優勝、2015年のカナダ女子W杯準優勝…これだけの結果を残した選手が多く居るだけに、求められている結果を残すという“気持ち”を見せてもらいたい。
◆絶対に負けられない一戦
▽直近の中国との対戦は、昨年8月に行われたEAFF女子東アジアカップだ。この試合では、今回も招集されているFW横山久美とMF杉田亜未のゴールで2-0と勝利している。しかし、過去の対戦成績は13勝7分け16敗と負け越しているだけに、侮れない相手だ。
▽それでも、ブルーノ・ビニ新監督が就任して半年のチームとあって、現在は強化の途中と言える状態。しっかりと挑む気持ちを持って、中国相手に勝利を収めたいところだ。
▽なでしこジャパンは、韓国戦で出場機会がなかったDF岩清水梓やDF鮫島彩などが復帰するだろう。また、これまで出場機会がないFW高瀬愛美にも注目だ。FW大儀見優季と並ぶ得点力を兼ね備えているだけに、途中出場でもゴールに期待したい。
◆内容よりも結果
▽残り3試合となった予選。オーストラリアが2連勝と頭ひとつ抜け出しそうな勢いがある。日本としては、前述の通り自力での2位以内は不可能となったものの、中国戦に勝利しないことには出場の可能性がゼロになってしまう。とにかく残りの3戦は3連勝が必須となった。もう1つも落とせないなでしこジャパン。運命の中国戦は4日(金)の19時35分にキックオフを迎える。
◆注目選手
MF横山久美
▽中国戦の注目選手は、昨年の女子東アジアカップの中国戦でもゴールを決めている横山だ。初戦のオーストラリア戦に途中出場した横山は、韓国戦では先発出場。左サイドでドリブルを仕掛けるなど、持ち味を発揮していた。ゴールこそ奪えなかったものの、持ち前のテクニックとゴールへ向かう姿勢で得点を奪い、今大会初勝利をもたらせてもらいたい。
|
関連ニュース