【鹿島】金崎“電撃復帰”のサプライズで戦力充実、目標は7季ぶりのリーグ制覇《J1チーム診断》
2016.02.26 19:20 Fri
▽シーズン途中での石井正忠監督の就任以降、原点回帰を図り、見事な快進撃を見せた昨シーズン。チャンピオンシップには届かなかったものの、ナビスコカップを制してクラブ通算17個目のタイトルを獲得した。今シーズンの目標は、7シーズンぶりとなるリーグタイトルの奪還。MF金崎夢生の完全移籍を含め、今冬の補強ではクラブも本気を見せた。他の優勝候補とは異なり、ACLに出場しないことで日程面に余裕もある。数カ月前の良い状態を継続させ、昨シーズンに失敗したスタートダッシュに成功すれば、目標に達する可能性も十分だ。
◆2016シーズンのIN&OUT
【IN】
GK櫛引政敏←清水※期限付き移籍
DF町田浩樹←鹿島ユース
DFブエノ←清水
MF金崎夢生←ポルティモネンセ(ポルトガル)
MF三竿健斗←東京V
MF永木亮太←湘南
MF田中稔也←鹿島ユース
MF平戸太貴←鹿島ユース
FW垣田裕暉←鹿島ユース
FW高崎寛之←山形※復帰
【OUT】
GK佐藤昭大→熊本
DF山村和也→C大阪
DF鈴木隆雅→愛媛
MF本山雅志→北九州
MF梅鉢貴秀→山形※期限付き移籍
FWダヴィ→未定
FW豊川雄太→岡山※期限付き移籍
▽今冬最大のトピックは、開幕まで約2週間の時点で決まった金崎夢生の完全移籍での復帰だ。海外でのプレーを第一に望む昨シーズンのヒーローに対し、最後まで諦めずに交渉を続けたクラブ強化部の努力が実った。また、ドイツへの移籍も噂されていたMF柴崎岳が残留し、退団したMF本山雅志の10番を継承。層の薄かったボランチには、躍進する湘南の主軸を担ったMF永木亮太と、東京Vで飛躍を遂げた19歳のMF三竿健斗を加えた。さらに、ベテランのGK曽ヶ端準を脅かす存在として、AFC U-23選手権で守護神を務めたGK櫛引政敏を清水から獲得。左サイドバック以外は十分な選手層を揃えている。最後に、U-18日本代表DF町田浩樹を筆頭に、鹿島ユースから有望な4選手が昇格したことも見逃せない。
◆期待の新戦力
1993年2月9日(23歳)
2015シーズン(J1):10試合0得点
▽鹿島の新守護神として期待が懸かる櫛引政敏。先日に行われたAFC U-23選手権では好守を連発し、U-23日本代表のリオ五輪への出場権獲得と大会制覇に貢献した。前所属の清水では定位置を失っていたものの、代表で得た自信を胸に、鹿島で活躍してリオ五輪に向かいたい。また、GKのポジションは鹿島のウィークポイントの1つ。櫛引が安定したパフォーマンスを見せることができれば、鹿島としてもよりタイトル獲得に近づけるはずだ。
◆予想フォーメーション[4-4-2]
DF:西大伍、植田直通、昌子源、山本脩斗
MF:遠藤康、小笠原満男、柴崎岳、カイオ
FW:赤崎秀平、金崎夢生
▽システムは昨シーズンから不動。主力がほとんど抜けておらず、昨シーズンの加入直後に重傷を負ったFWジネイも無事に復帰した。攻撃陣の陣容は豊富で、MF金崎夢生やMFカイオ、MF中村充孝、MF土居聖真、FW鈴木優磨といった顔ぶれから、コンディションや戦況に応じて前線と2列目を使い分けるだろう。とりわけ、プレシーズンに途中出場から結果を残した2年目の鈴木はジョーカーとしての働きに期待だ。
▽石井監督の就任以降、球際の強さや積極的に前からボールを奪いにいく戦い方で、かつての強さを取り戻しつつある鹿島。この戦い方を新シーズンにも持ち込むことができれば、安定した結果を残せるはずだ。この戦術を貫く上で、中盤の真ん中にMF永木亮太とMF三竿健斗を加えたのは大きい。永木は湘南で球際の激しさと攻守の切り替えの早さにおいて実績を残しており、三竿も守備力に定評があるボランチだ。さらに、MF金崎夢生は攻撃面だけでなく、プレスの先導役として果たす役割も高い。ただ、前からプレスにいく分、DF昌子源を中心とした最終ラインが中盤との連係を図り、連動した動きを見せることも重要となる。
◆2016シーズンのIN&OUT
【IN】
GK櫛引政敏←清水※期限付き移籍
DF町田浩樹←鹿島ユース
DFブエノ←清水
MF金崎夢生←ポルティモネンセ(ポルトガル)
MF三竿健斗←東京V
MF永木亮太←湘南
MF田中稔也←鹿島ユース
MF平戸太貴←鹿島ユース
FW垣田裕暉←鹿島ユース
FW高崎寛之←山形※復帰
【OUT】
GK佐藤昭大→熊本
DF山村和也→C大阪
DF鈴木隆雅→愛媛
MF本山雅志→北九州
MF梅鉢貴秀→山形※期限付き移籍
FWダヴィ→未定
FW豊川雄太→岡山※期限付き移籍
▽今冬最大のトピックは、開幕まで約2週間の時点で決まった金崎夢生の完全移籍での復帰だ。海外でのプレーを第一に望む昨シーズンのヒーローに対し、最後まで諦めずに交渉を続けたクラブ強化部の努力が実った。また、ドイツへの移籍も噂されていたMF柴崎岳が残留し、退団したMF本山雅志の10番を継承。層の薄かったボランチには、躍進する湘南の主軸を担ったMF永木亮太と、東京Vで飛躍を遂げた19歳のMF三竿健斗を加えた。さらに、ベテランのGK曽ヶ端準を脅かす存在として、AFC U-23選手権で守護神を務めたGK櫛引政敏を清水から獲得。左サイドバック以外は十分な選手層を揃えている。最後に、U-18日本代表DF町田浩樹を筆頭に、鹿島ユースから有望な4選手が昇格したことも見逃せない。
Getty Images
GK櫛引政敏(日本)1993年2月9日(23歳)
2015シーズン(J1):10試合0得点
▽鹿島の新守護神として期待が懸かる櫛引政敏。先日に行われたAFC U-23選手権では好守を連発し、U-23日本代表のリオ五輪への出場権獲得と大会制覇に貢献した。前所属の清水では定位置を失っていたものの、代表で得た自信を胸に、鹿島で活躍してリオ五輪に向かいたい。また、GKのポジションは鹿島のウィークポイントの1つ。櫛引が安定したパフォーマンスを見せることができれば、鹿島としてもよりタイトル獲得に近づけるはずだ。
◆予想フォーメーション[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:曽ヶ端準DF:西大伍、植田直通、昌子源、山本脩斗
MF:遠藤康、小笠原満男、柴崎岳、カイオ
FW:赤崎秀平、金崎夢生
▽システムは昨シーズンから不動。主力がほとんど抜けておらず、昨シーズンの加入直後に重傷を負ったFWジネイも無事に復帰した。攻撃陣の陣容は豊富で、MF金崎夢生やMFカイオ、MF中村充孝、MF土居聖真、FW鈴木優磨といった顔ぶれから、コンディションや戦況に応じて前線と2列目を使い分けるだろう。とりわけ、プレシーズンに途中出場から結果を残した2年目の鈴木はジョーカーとしての働きに期待だ。
◆2016シーズンの注目ポイント
▽石井監督の就任以降、球際の強さや積極的に前からボールを奪いにいく戦い方で、かつての強さを取り戻しつつある鹿島。この戦い方を新シーズンにも持ち込むことができれば、安定した結果を残せるはずだ。この戦術を貫く上で、中盤の真ん中にMF永木亮太とMF三竿健斗を加えたのは大きい。永木は湘南で球際の激しさと攻守の切り替えの早さにおいて実績を残しており、三竿も守備力に定評があるボランチだ。さらに、MF金崎夢生は攻撃面だけでなく、プレスの先導役として果たす役割も高い。ただ、前からプレスにいく分、DF昌子源を中心とした最終ラインが中盤との連係を図り、連動した動きを見せることも重要となる。
|
関連ニュース