5年ぶりの東京ダービーを制したFC東京が沖縄ラウンド優勝!《ニューイヤーカップ》

2016.01.30 17:29 Sat
▽2016年Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップ沖縄ラウンド最終戦のFC東京vs東京Vが、30日に沖縄県総合運動公園陸上競技場で行われ、FC東京が1-0で勝利した。この結果、FC東京の沖縄ラウンド優勝が決定した。

▽前節、水沼とネイサン・バーンズのゴールで札幌に逆転勝利し、今大会初白星を挙げたFC東京は、この試合前に行われた琉球vs札幌で琉球が敗戦したため、東京ダービーで引き分け以上の結果を残せば、沖縄ラウンドの優勝が決定する。東京V戦に向けて城福監督は、札幌戦から2選手を変更。新戦力のGK秋元と丸山がスタメンに入った。
▽一方、前節琉球に敗れた東京Vだが、FC東京戦で勝利できれば、逆転での優勝となる。宿敵との久々のダービーに向けて冨樫監督は、新戦力のGK鈴木をデビューさせたほか、現状のベストメンバーを起用。また、新戦力のドウグラス・ヴィエイラと高木純、太田に加え、永井と平本の両ベテランを今大会で初めてベンチに入れた。

▽沖縄の地で実現した5年ぶりの東京ダービーは、開始7分でFC東京の米本にイエローカードが掲示されるなど、プレシーズンマッチらしからぬ激しい展開となる。

▽時間の経過と共に中盤で優位を保ったFC東京が、押し気味に試合を進めると、26分に絶好のゴールチャンスが訪れる。東の左CKをゴール前の前田が頭で合わせるが、これはDF安在がゴールライン上でかき出した。
▽その後も相手を押し込むFC東京は、左サイドの駒野からのクロスや水沼のワンタッチプレーを起点にチャンスを創出。41分と44分には、ボックス付近で徳永と米本がシュートを放つが、いずれも先制点に繫がらなかった。

▽一方、耐える時間が続く東京Vは、左サイドの安在から杉本や高木大に何本か決定的なパスが入ったものの、FC東京の堅守を前にほとんど決定機を作れぬまま前半45分を終えた。

▽迎えた後半、東京Vはアラン・ピニェイロを下げて船山を投入。この交代でシステムを[4-4-2]に変更した。だが、後半も主導権を握ったのはFC東京だった。

▽前半同様に攻勢を続けるFC東京は、50分過ぎにゴール前に抜け出した前田と東が続けて決定的なシュートを放つが、これは相手のシュートブロックに阻まれる。

▽一方、守勢が続く東京Vは、60分に新外国人のドウグラス・ヴィエイラとベテラン永井を投入。さらに新加入の高木純や平本をピッチに送り出し、反撃の機会を窺う。83分には船山がようやく後半最初のシュートを放つが、これは枠を捉えきれない。

▽主力を続けて下げた影響でなかなか攻め切れなくなったFC東京だったが、このままゴールレスドローと思われた試合終盤に劇的な決勝点を奪う。後半アディショナルタイム2分、カウンターから左サイドを突破したサンダサが右サイドの橋本に横パスを通すと、ボックス右に持ち込んだ橋本が強烈なシュートをゴール左に突き刺した。

▽橋本の劇的弾で東京Vとのダービーを制したFC東京が、沖縄ラウンド優勝を決めた。一方、敗れた東京Vは得失点差で札幌に抜かれ、最下位で大会を終えることになった。沖縄ラウンド最終順位は以下の通り。

◆沖縄ラウンド最終順位
(勝ち点、得失点差)
1.FC東京 7 +2
2.琉球 4 0
3.札幌 3 0
4.東京V 3 -2

FC東京 1-0 東京V
【得点者】
FC東京 橋本拳人 後47

【スタメン】
◆FC東京
GK
47 秋元陽太
DF
2 徳永悠平、3 森重真人、5 丸山祐市、50 駒野友一(→37 橋本拳人 後12)
MF
48 水沼宏太(→17 河野広貴 後13)、14 ハ・デソン(→22 羽生直剛 後24)、7 米本拓司(→21 サンダサ 後34)、38 東慶悟(→25 小川諒也 後24)
FW
20 前田遼一(→10 梶山陽平 後12)、44 阿部拓馬(→16 ネイサン・バーンズ 後34)

◆東京V
GK
31 鈴木椋大
DF
2 安西幸輝、3 井林章、5 平智広、6 安在和樹
MF
11 南秀仁(→23 田村直也 後33)、28 楠美圭史(→45 永井秀樹 後15)、10 高木善朗(→30 高木純平 後24)
FW
9 アラン・ピニェイロ(→13 船山祐二 後0)、18 高木大輔(→17 ドウグラス・ヴィエイラ 後15)、7 杉本竜士(→25 平本一樹 後24)
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