水沼のFK弾などで札幌に逆転勝ちのFC東京が城福新体制で初勝利!《ニューイヤーカップ》

2016.01.27 15:58 Wed
▽2016年Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップ沖縄ラウンド第2戦の札幌vsFC東京が、27日に国頭村陸上競技場兼サッカー場で行われ、FC東京が2-1で逆転勝利した。

▽城福新体制の初陣となった沖縄ラウンド初戦で琉球とゴールレスドローに終わったFC東京は、大会初勝利を目指す札幌戦に向けて、森重や徳永、米本、前田の主力に加え、新加入の駒野とハ・デソン、水沼、阿部の4人を先発で起用。現状のベストメンバーをピッチに送り出した。
▽一方、初戦で東京VとのJ2対決を0-1で落とした札幌は、都倉や櫛引、宮澤、荒野を先発で起用。また、新戦力のマセードや稲本らがベンチ入りを果たした。

▽試合は開始早々に動く。3分、ボックス付近での森重と高橋の連係ミスを突いた中原が裏のスペースにボールを流すと、これに反応した都倉が冷静にゴールネットを揺らした。

▽ミスから先制点を許したFC東京は、すぐさま反撃を開始。ボールを保持して札幌を押し込んでいくと、5分にボックス付近でクリアボールに反応したハ・デソンが枠を捉えた強烈なミドルシュートを放つ。しかし、これは相手GK阿波加の好守に阻まれる。
▽その後も相手陣内でハーフコートゲームを展開するFC東京は、8分と20分に阿部が枠内シュートを放っていくが、GK阿波加の牙城を破るまでには至らない。

▽一方、先制以降守勢を強いられた札幌だったが、30分過ぎにセットプレーから追加点に迫る。右CKの場面でゴール前に飛び出した上原が泥臭く足先を伸ばしてボールに触ると、これがクロスバーを叩いた。

▽攻め込みながらもゴールが遠いFC東京だったが、前半終了間際に同点に追いつく。41分、ボックス手前やや右の位置で阿部が倒されて得たFKを水沼が右足で直接狙うと、これがゴール右上隅に突き刺さった。

▽1-1のイーブンで迎えた後半、ハーフタイムに札幌が5人、FC東京が4人をベンチに下げて両チーム共に若手や控え選手をピッチに送り出す。しかし、試合の主導権は前半同様にFC東京が握る。

▽アタッキングサードで果敢にドリブル突破を仕掛ける阿部を起点に攻勢を見せるFC東京は、53分にその阿部がボックス付近でGKと一対一を迎えるが、ここは後半から途中出場のGK金山が好守で阻んだ。

▽60分過ぎに稲本と新戦力のマセードを投入し、勝ち越しゴールを目指す札幌は65分、ボックス左で神田がマイナスに折り返すと、これを荒野がワンタッチで合わせるが、GK榎本にセーブされた。

▽後半は拮抗した展開が続いていたが、FC東京が70分に均衡を破る。左サイドをえぐった田邉からパスを受けた羽生のシュートはGKに弾かれるも、こぼれ球をネイサン・バーンズが押し込んだ。

▽試合終盤にかけて両チームはオープンな打ち合いを見せたものの、スコアは動かぬままタイムアップ。ネイサン・バーンズの逆転弾で城福新体制初勝利のFC東京が今大会初白星を挙げ、30日に行われる東京Vとのダービーに向けて弾みを付けた。一方、2連敗の札幌は、この敗戦で沖縄ラウンド優勝の可能性が潰えた。

札幌 1-2 FC東京
【得点者】
札幌 都倉賢 前3
FC東京 水沼宏太 前41
FC東京 ネイサン・バーンズ 後25

【スタメン】
◆札幌
GK
21 阿波加俊太(→1 金山隼樹 後0)
DF
35 進藤亮佑(→29 永坂勇人 後0)、5 櫛引一紀(→37 内山裕貴 後0)、24 福森晃斗(→23 マセード 後19)
MF
14 上原慎也、16 前寛之(→20 上里一将 後30)、27 荒野拓馬、10 宮澤裕樹(→17 稲本潤一 後19)、31 堀米悠斗(→6 前貴之 後0)
FW
9 都倉賢(→28 神田夢実 後0)、32 中原彰吾

◆FC東京
GK
13 榎本達也
DF
2 徳永悠平(→25 小川諒也 後17)、3 森重真人(→16 ネイサン・バーンズ 後17)、4 高橋秀人、50 駒野友一(→37 橋本拳人 後0)
MF
14 ハ・デソン(→28 幸野志有人 後13)、7 米本拓司(→22 羽生直剛 後0)、38 東慶悟(→5 丸山祐市 後0)
FW
48 水沼宏太、20 前田遼一(→27 田邉草民 後0)、44 阿部拓馬(→21 サンダサ 後26)
関連ニュース

抽選にもつれこんだ鹿児島ラウンド…小川航の土壇場弾でドローの磐田が制覇《DAZNニューイヤーカップ》

▽11日に行われた2017 JリーグDAZNニューイヤーカップ鹿児島ラウンドのジュビロ磐田(J1)vs鹿児島ユナイテッドFC(J3)は、1-1のドローに終わった。 ▽互いに1勝1分けで迎えた鹿児島ラウンドの最終戦。勝った方がこのラウンド優勝となる一戦は、中村や川又不在の磐田がボールの主導権を握って押し気味に進めるが、対する鹿児島も守備からリズムを作り、流れを手放さない展開となる。 ▽こう着状態が続いた中、磐田は38分に決定機。チェイシングからバイタルエリアでボールを拾った齊藤が中央に展開し、これを受けた針谷が鋭いターンから左足のシュートを放つ。これが枠内を捉えるが、コースが甘く、GKに弾かれてしまう。 ▽0-0で後半を迎えた試合もこう着状態。ハーフタイム明けに松井、針谷に代えて、松本、荒木を投入した磐田が攻め立てる。すると、62分には磐田が上田のパスからボックス左の松本が左足を一閃。しかし、鋭いシュートは左ポストに嫌われる。 ▽続く66分にも磐田にチャンス。バイタルエリア中央でパスを受けた齊藤が右に流れながら右足のシュートを放つ。これがゴール右隅を捉えたものの、相手GKの鋭い反応に阻まれてしまう。 ▽その後、69分に齊藤に代えて小川航を投入した磐田は73分、左サイドから中央に切り込んだ松浦の折り返しから荒木がシュート。しかし、ここも相手GKのセーブに遭い、この決定機を不意にする。 ▽すると、84分には鹿児島に決定機。ロングカウンターから藤本がボールをボックス内に持ち込んで右足シュート。これは相手GKに阻まれたものの、直後の右CKから松下のクロスをファーサイドの藤本が右足で叩き込んだ。 ▽ところが、磐田は後半アディショナルタイム4分、櫻内が右サイド深くからクロスを上げると、これに反応した大井がヘッド。ボールはクロスバーに弾かれたものの、こぼれ球を小川航がプッシュした。 ▽結局、このまま1-1で試合終了。その後、2勝1分け無敗で同率首位に立つ両チームによる抽選の結果、土壇場で同点に追いついた磐田の鹿児島ラウンド優勝が決定している。 ジュビロ磐田 1-1 鹿児島ユナイテッドFC 【ジュビロ磐田】 小川航基(90分+4) 【鹿児島ユナイテッドFC】 藤本憲明(84分) 2017.02.11 16:07 Sat

好調・鈴木弾の鹿島、福岡撃破で宮崎Rを2位フィニッシュ《DAZNニューイヤーカップ》

▽2017 JリーグDAZNニューイヤーカップの宮崎ラウンドが6日に行われ、鹿島アントラーズ(J1)vsアビスパ福岡(J2)は、鹿島が1-0で勝利した。 ▽第2戦で横浜FCに0-1で敗北した鹿島と、V・ファーレン長崎に3-0で快勝した福岡が激突した。11時キックオフの試合で長崎と1-1で引き分けた横浜FCが宮崎ラウンド優勝を決めたため、消化試合となった中で迎えた。 ▽両チームともに主力を擁して挑んだ試合は6分、福岡が鹿島ディフェンスのミスから決定機を迎える。敵陣右コーナー付近の昌子が近寄ったGKクォン・スンテにボールを戻すと、まさかのミスキック。パスカットした城後が中央へ折り返すと、松田が右足で無人のゴールを狙うも、枠の右に外れる。 ▽思わぬ形でピンチを招いた鹿島は7分、金崎のパスから右サイドを抜け出したレアンドロがボックス右に侵攻し、クロスを供給。これをファーサイドの鈴木がプッシュを試みるも、ここはGK杉山の対応に遭う。さらに12分、右サイドでこぼれ球を拾ったレオ・シルバがボックス右にスルーパスを送ると、レアンドロが反応。そのまま右足を振り抜くも、GK杉山のパンチングに阻まれ、先制点とはならない。 ▽立て続けにチャンスを作られた福岡は、25分に右CKのチャンス。駒野が低い弾道のクロスを入れると、ボックス内の岩下がバックステップを踏みながら右足で合わせるも、ゴール右に外れる。 ▽徐々に最終ラインが安定し始めた鹿島は、試合のペースを引き寄せる。28分、ボックス左での鈴木のボールキープから、金崎を経由して、土居がボックス右にスルーパス。最後は、走りこんだ西がダイレクトで放つも、GK杉山にセーブされる。 ▽鹿島は続く38分、敵陣中央でパスを受けたレオ・シルバの縦パスを起点に決定機。金崎のフリックから鈴木のポストプレーでレオ・シルバが再びパスを受け、ボックス内に侵攻するが、GK杉山の鋭い飛び出しに遭ってモノにできない。その流れから、金崎がこぼれ球に反応するが、このチャンスも不意にしてしまう。 ▽前半、チャンスを作るも決め切れなかった鹿島は49分、三竿雄の左CKを鈴木が左足で合わせると、ゴール左隅に吸い込まれた。 ▽失点後、鹿島の堅実なディフェンスと、レオ・シルバを軸にしたゲームコントロールに苦しむ福岡だが、77分にビッグチャンスを迎える。左サイドの敵陣深くからウィリアン・ポッピがクロス。邦本とウェリントンがボックス手前で粘ると、邦本が胸トラップでボックス右を相手DFのマークを剥がしてシュート。しかし、GK曽ヶ端の右足に阻まれる。 ▽結局、福岡はボールを敵陣に運びこそするものの、鹿島の巧みな繋ぎを軸としたゲームコントロールにてこずり、そのまま試合終了。鹿島は2勝1敗の2位、福岡は1勝2敗の3位で宮崎ラウンドを終えている。 2017.02.06 17:49 Mon

長崎と引き分けた横浜FCが勝ち点7で宮崎R優勝!《DAZNニューイヤーカップ》

▽2017 JリーグDAZNニューイヤーカップの宮崎ラウンドが6日に行われ、V・ファーレン長崎(J2)vs横浜FC(J2)は、1-1のドローに終わった。 ▽大会2試合でいずれも黒星の長崎と、2連勝中の横浜FCが激突した。引き分け以上で横浜FCの宮崎ラウンド優勝が決まる試合は、互いに攻め合う展開で立ち上がる。 ▽そんな展開が続く中、横浜FCは29分、ボックス左で田所からパスを受けた前嶋がワンタッチで対面の相手を交して右足でシュート。だが、これはゴール右に外れてしまう。 ▽さらに、36分にも横浜FCに決定機。増山の縦パスでボックス右に抜け出したナ・ソンスがゴールに迫るが、右足のシュートは相手GKの伸ばした手に弾かれる。 ▽このまま前半を終えるかに思われた矢先の前半アディショナルタイム2分、島田の右CKから田上がヘッド。長崎が今大会初得点で先制に成功した。 ▽しかし、1点ビハインドを追う横浜FCは48分に同点。こぼれ球を拾った前嶋のパスをボックス左で受けたナ・ソンスが左足でネットを揺らした。 ▽その後、両チーム共に交代カードを切りながら次の1点を目指していくが、そのまま1-1で試合終了。2勝1分けの成績を収めた横浜FCの宮崎ラウンド優勝が決定した。 2017.02.06 13:00 Mon

川又弾で先制の磐田、熊本に一瞬の隙を突かれてドロー《DAZNニューイヤーカップ》

▽2017 JリーグDAZNニューイヤーカップの鹿児島ラウンドが5日に行われ、ジュビロ磐田(J1)vsロアッソ熊本(J2)は、1-1の引き分けに終わった。 ▽昨季、明治安田生命J1リーグを年間13位で終え、J1復帰2年目を迎える磐田と、J2リーグを16位で終了し、清川体制2年目を迎える熊本が激突した。試合は立ち上がり、J1の磐田が熊本を攻め立てる。 ▽磐田は5分、クロスのこぼれ球を拾った中村がボックス手前から左足を振り抜き、強烈なシュートでゴールを脅かすも、ここはGK佐藤がパンチングでセーブ。その直後の右CK、中村がショートコーナーのパス交換からカットインして再びシュートを放つ。得点とはならずも、序盤から中村が積極性を見せる。 ▽前半半ばを迎えると、雨脚が激しくなったピッチコンディションに両チームとも苦戦し、パスが収まらない時間が続く。その中で、熊本は26分、細かいパス回しでボックス手前までつなぐと、林が右サイドに展開。これを黒木がダイレクトでクロスを入れるも、田中には合わず。熊本はスピーディに磐田ゴールに迫る。 ▽徐々に落ち着きを取り戻し、サイドチェンジを織り交ぜながら熊本を揺さぶる磐田は37分に決定機。中村の左サイドからのサイドチェンジを右コーナー付近で受けた太田が落とし、櫻内がダイレクトでクロス。これに反応した川又が頭で合わせると、右隅に吸い込まれ、磐田が先制する。 ▽1点リードで後半を迎えた磐田は、4バックにシフトチェンジ。その効果もあってか、中盤で奪える回数が増え、高い位置でボールをコントロールする。しかし、ゴール前で攻めあぐね、チャンスを作ることができない。一方の熊本も、奪ってからのカウンターで素早くゴールに迫るも、ラストパスに精彩を欠き、シュートを打つことができない。 ▽徐々に敵陣への侵攻回数を減らしていた熊本だったが、一瞬の隙を突く。79分、スルーパスに反応した三鬼がボックス右からグラウンダーのクロス。これをファーサイドに走りこんだ嶋田が左足で押し込み、熊本が同点に追いつく。 ▽その後は、熊本が同点に追いついた勢いそのままに齋藤のスピードを活かした攻撃で磐田ゴールに迫るも、あと一歩のところでシュートまでいけず。一方の磐田も、ボールをキープするも、相手守備陣を崩すには至らず、そのまま1-1のドローに終わった。 ジュビロ磐田 1-1 ロアッソ熊本 【磐田】 川又堅碁(37) 【熊本】 嶋田慎太郎(79) 2017.02.05 16:51 Sun

鹿児島R開幕! 鹿児島と北九州の九州勢対決は1-1のドロー《DAZNニューイヤーカップ》

▽2017 JリーグDAZNニューイヤーカップの鹿児島ラウンドが5日に開幕し、鹿児島ユナイテッドFC(J3)vsギラヴァンツ北九州(J3)は、1-1のドローに終わった。 ▽開幕戦で対峙する鹿児島と北九州の他、ジュビロ磐田(J1)、ロアッソ熊本(J2)の4クラブが参戦する鹿児島ラウンド。4クラブ総当たりで争われる。 ▽鹿児島と北九州の九州勢による開幕ゲームは、あいにくの雨模様下でキックオフ。試合は北九州が押し気味に進める展開で立ち上がった。 ▽しかし、鹿児島は19分にカウンターを発動。野嶽がボックス右に侵攻し、右足のシュートを放つ。これが枠内を捉えるが、ゴールライン際で加藤にクリアされる。 ▽何とか無失点で切り抜けた北九州はその後、ボールの主導権をコントロール。ペースを握りにかかるが、なかなかネットを揺らすことができない。 ▽それでも、44分にはボックス左で水永が上本からファウルを受けて、北九州がPKのチャンスを獲得。これを新加入の平井が冷静にゴール左隅に沈めた。 ▽ところが、前半アディショナルタイム2分に藤本がボックス内で刀根に倒されて、今度は鹿児島がPKのチャンスを獲得。これを藤本自らが決め切り、同点に追いついた。 ▽迎えた後半も一進一退の攻防が続くが、互いにゴールが遠く、試合は長くこう着。そんな中、互いに交代カードを駆使するが、なかなかスコアを動かせない。 ▽結局、最後まで勝ち越しゴールが生まれなかった試合は1-1のドロー。両チーム共に勝ち点1ずつを分け合う結果に終わった。 鹿児島ユナイテッドFC 1-1 ギラヴァンツ北九州 【鹿児島ユナイテッドFC】 藤本憲明(45+3) 【ギラヴァンツ北九州】 平井将生(45) 2017.02.05 12:52 Sun
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly