2016年のニューイヤーカップが開幕! 沖縄ラウンド初戦は東京Vが札幌に勝利《ニューイヤーカップ》

2016.01.24 13:15 Sun
▽2016年Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップ沖縄ラウンド初戦の東京Vvs札幌が、24日に西原町民陸上競技場で行われ、東京Vが1-0で勝利した。

▽2015年からスタートしたシーズン前哨戦として、注目を集めるプレシーズンマッチシリーズのJリーグ・スカパー!ニューイヤーカップ。その開幕を告げる沖縄ラウンド初戦では、共に今大会初出場となる東京Vと札幌が激突した。
▽昨シーズンJ2で8位の東京Vは、2016年初の実戦に向けて新加入の平と船山、レンタルバックの楠美が先発入り。注目の新外国人のドウグラス・ヴィエイラや中後や平本、永井らのベテランはベンチ外となった。

▽一方、昨シーズンJ2で10位の札幌は、宮澤や荒野、福森ら一部の主力に若手というメンバー構成で初戦に臨んだ。新外国人のヘイス、マセードや新加入の増川、小野や稲本といったベテランはベンチ外となった。

▽強い寒波の影響で沖縄では異例の気温10度を切る中でスタートした一戦。共に2016年初の実戦ということもあり、様子見の展開が続く。その中で風上に立った札幌が、時間の経過とともに主導権を掴んだ。
▽開始3分に右サイドの荒野の仕掛けから前寛之がミドルシュートを放つと、その後も長いボールを効果的に使って攻撃を展開。31分には神田のスルーパスに抜け出した中原がボックス中央でシュートチャンスを迎えるが、ここはDF安西の身体を張ったブロックに阻まれた。

▽一方、強い向かい風の影響で持ち味のパスワークが機能しない東京Vだったが、前半半ばを過ぎてからショートカウンターを軸にチャンスを創出する。35分、ボックス右で仕掛けた高木大がDFをかわして決定的なシュートを放つが、ここはGK金山の好守に阻まれ、こちらも先制点を奪うことはできず。厳しいコンディションの影響で互いにやや見せ場を欠いた前半はゴールレスで終了した。

▽迎えた後半、東京Vは柴崎と高木善を下げて日体大から特別指定のGK長谷川、中野を投入。対する札幌は、福森や宮澤といった主力を下げてイルファンや堀米ら4選手を後半頭から投入した。

▽風上のアドバンテージを得た東京Vは、55分に中野のシュートのこぼれ球に高木大が詰めるが、ここはオフサイドの判定。さらに澤井のクロスから再び高木大に決定機もここはヘディングを合わせられない。

▽後半半ばを過ぎると、互いに積極的に交代カードを切った両チームは、連係面などの問題から中盤を落ち着かせることができない。それでも、東京Vがアラン・ピニェイロ、札幌が都倉と途中出場の選手がチャンスに絡んだ。

▽その後も0-0のまま試合は終盤を迎えると、土壇場の89分に東京Vがスコアを動かす。ボックス内で仕掛けた中野が相手DF進藤に倒されてPKを獲得すると、これをキッカーの高木大が冷静にゴール左隅に決めた。そして、試合はこのままタイムアップを迎え、東京Vが2016シーズンのニューイヤーカップ初戦を勝利で飾った。

▽なお、東京Vは27日に琉球戦、札幌は同日にFC東京と第2戦を戦う。

東京V 1-0 札幌
【得点者】
東京V 高木大輔 後44

【スタメン】
◆東京V
GK
1 柴崎貴広(→26 長谷川洸 後0)
DF
2 安西幸輝、3 井林章、5 平智広(→15 ウェズレイ 後34)、6 安在和樹(→24 林昇吾 後20)
MF
10 高木善朗(→16 中野雅臣 後0)、13 船山祐二(→20 井上潮音 後9)、28 楠美圭史
FW
7 杉本竜士(→23 田村直也 後28)、FW 14 澤井直人(→9 アラン・ピニェイロ 後20)、18 高木大輔

◆札幌
GK
1 金山隼樹(→21 阿波加俊太 後0)
DF
29 永坂勇人(→ 5 櫛引一紀 後18)、35 進藤亮佑、37 内山裕貴
MF
10 宮澤裕樹(→31 堀米悠斗 後0)、14 上原慎也(→22 イルファン 後0)、24 福森晃斗(→ 6 前貴之 後0)、28 神田夢実、38 前寛之
FW
27 荒野拓馬(→ 9 都倉賢 後27)、32 中原彰吾
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