【特集】フットサル日本代表FP星「代表で経験したものを信じることができれば必ず結果が出る」《フットサル日本代表総力特集》
2016.01.22 18:00 Fri
▽2月9日、サッカーのアジアカップに当たる大会である、AFCフットサル選手権がウズベキスタンで開幕する。フットサル日本代表は、3連覇の期待がかかるだけでなく、2016年にコロンビアで開催されるフットサル・ワールドカップの出場権獲得という重要な目標を持っている。
――コロンビアW杯の出場権をかけたAFCフットサル選手権が2月9日から開幕します。3連覇の期待も懸かる大事な大会ですが、まずはグループステージで対戦するチームの印象を教えてください
「個人的には対戦する順番が重要だと思っています。今回のグループの中ではカタールが最もわからないチームです。幸いにも僕はカタールでプレーしていました。同じクラブに代表選手もいて、コミュニケーションを取っていました。ただ、今の代表には6人ほどブラジルからの帰化選手がいます」「そういう選手たちが38分間(フットサルは20分ハーフのプレーイングタイム)プレーするような国です。その選手たちがどうなのかわからないので、初戦の相手としては難しいですね。これが疲弊しきっている3試合目の対戦とかだとまだ良いのですが…」
「マレーシアとは(昨年9月に)日本国内でトレーニングマッチ(2試合を行い6-5、7-1で日本が勝利)をしています。僕は対戦していないのでわかりませんが、一度対戦していることでこちらのセットプレー、攻撃の仕方はバレているでしょう」
「オーストラリアも2012年のドバイ大会で対戦した時(準決勝で対戦し、3-1で日本が勝利)は、難しかったと覚えています。また、イタリアのリーグでプレーしていた選手もいますし、どのチームも侮れないと思います」
「アジアでの戦いは空気感を含めて特別です。日本とイランならば『イランを応援するよ』みたいな。日本がアウェイになる雰囲気です。ただ、今大会のウズベキスタンは親日の国です」
「ミゲル監督が率いるようになって、最初の2010年大会で日本は準決勝でイランに0-7で敗れました。しかし、その時も日本を応援してくれていましたしね。そういう意味でも、雰囲気としては日本に寄ってくれるでしょう。ただ、今回は優勝国として出場します。そこに対するリスペクトや敵対心はあると思っています」
「今大会は、ほとんどが前回大会を経験している選手が選出されると思います。そうなれば、必然的に締めるところを締めて、やるべきことをやれば結果が付いてくるかなと思っています。しかし、アジアはそういう慢心があれば根こそぎ持っていかれるような地域です」
――W杯の出場枠は5枠ですが、これは楽観視していますか
「僕は難しいと思っています。獲れないつもりはさらさらないですが、獲れます、獲れるから大丈夫という感じではないです。そういう気持ちで臨んでしまえば、足元をすくわれるリーグにいると思っています」
――それだけ難しいグループに入ったという印象ですか
「難しい相手というか、日本が難しい状態にあります。長いリーグ戦を戦って疲弊していますし、2連覇しているという事実。そう言った、今までに経験していないプレッシャーがあるなと思います。見えないプレッシャーがどうなるか、誰も予期できません。なので、大丈夫だとは言えません」
――2014年大会に代表のキャプテンに就任されましたが
「2014年のアジア選手権前に発表されました。もう一人の滝田選手(ペスカドーラ町田)はそれまでにもキャプテンマークを巻いてプレーしていましたが、僕は一切なかった中での指名でした。本当にびっくりでしたね。代表に初めて呼んでもらえた時くらい身震いしました。改めて責任を背負う覚悟を契約した感じでした。日本という国を背負って戦っているんだという思いがより強くなりましたね。そういう意味で、前回大会は自分の中で特別な大会でした」
――大事な大会に向けた意気込みを
「意気込みすぎることはなく、意気込まなさすぎるのも危ない大会だと思います。難しい大会ですが、自分たちがリーグやクラブで経験したもの、代表で経験したものを信じることができれば必ず結果が出るかなと。これは慢心ではなく核心です」
――なかなかフットサルを見る機会がない中、1月末には東京と大阪で親善試合が行われます。みなさんに見てもらいたいポイントなどはありますか
「日本代表は帰化選手が増えました。名古屋オーシャンズの酒井(ラファエル良男)という選手がいます。また海外で結果を残している(ベンフィカの)逸見(勝利ラファエル)選手、(マグナ・グルペアの)吉川選手もいます」
「そして森岡選手を含め、彼らが新しいエッセンスみたいなものを出してくれると思います。また仁部屋選手などポテンシャルがある選手の名前を挙げればキリがないです。そういう選手たちの勢い、若手の勢いやベテランのバランスを取るプレーですね」
「あとはセットプレーです。日本代表の武器の1つはセットプレーなので。一番わかりやすい止まったところからのプレーを見て欲しいですね。それと、チームの戦術としてアグレッシブなディフェンスがあるので、その2つを見てもらえれば。攻撃に関してはそれぞれが良いプレーを見せてくれます」
「今回はテレビ放送もあるので、よく見ていただけたらなと。顔が格好良い選手もいれば、そうでもない選手もいますが(笑)そういう部分も見所として観てもらいたいですね」
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▽そこで今回、Fリーグのバルドラール浦安に所属し、フットサル日本代表のキャプテンを務めるFP星翔太選手にインタビューを実施。第2回は、AFCフットサル選手権に向けた話を語ってもらった。――コロンビアW杯の出場権をかけたAFCフットサル選手権が2月9日から開幕します。3連覇の期待も懸かる大事な大会ですが、まずはグループステージで対戦するチームの印象を教えてください
「個人的には対戦する順番が重要だと思っています。今回のグループの中ではカタールが最もわからないチームです。幸いにも僕はカタールでプレーしていました。同じクラブに代表選手もいて、コミュニケーションを取っていました。ただ、今の代表には6人ほどブラジルからの帰化選手がいます」「そういう選手たちが38分間(フットサルは20分ハーフのプレーイングタイム)プレーするような国です。その選手たちがどうなのかわからないので、初戦の相手としては難しいですね。これが疲弊しきっている3試合目の対戦とかだとまだ良いのですが…」
「オーストラリアも2012年のドバイ大会で対戦した時(準決勝で対戦し、3-1で日本が勝利)は、難しかったと覚えています。また、イタリアのリーグでプレーしていた選手もいますし、どのチームも侮れないと思います」
――ただ、アジアのフットサルレベルではイランと日本が抜けているのでは
「アジアでの戦いは空気感を含めて特別です。日本とイランならば『イランを応援するよ』みたいな。日本がアウェイになる雰囲気です。ただ、今大会のウズベキスタンは親日の国です」
「ミゲル監督が率いるようになって、最初の2010年大会で日本は準決勝でイランに0-7で敗れました。しかし、その時も日本を応援してくれていましたしね。そういう意味でも、雰囲気としては日本に寄ってくれるでしょう。ただ、今回は優勝国として出場します。そこに対するリスペクトや敵対心はあると思っています」
「今大会は、ほとんどが前回大会を経験している選手が選出されると思います。そうなれば、必然的に締めるところを締めて、やるべきことをやれば結果が付いてくるかなと思っています。しかし、アジアはそういう慢心があれば根こそぎ持っていかれるような地域です」
(c) CWS Brains、 LTD.
――W杯の出場枠は5枠ですが、これは楽観視していますか
「僕は難しいと思っています。獲れないつもりはさらさらないですが、獲れます、獲れるから大丈夫という感じではないです。そういう気持ちで臨んでしまえば、足元をすくわれるリーグにいると思っています」
――それだけ難しいグループに入ったという印象ですか
「難しい相手というか、日本が難しい状態にあります。長いリーグ戦を戦って疲弊していますし、2連覇しているという事実。そう言った、今までに経験していないプレッシャーがあるなと思います。見えないプレッシャーがどうなるか、誰も予期できません。なので、大丈夫だとは言えません」
――2014年大会に代表のキャプテンに就任されましたが
「2014年のアジア選手権前に発表されました。もう一人の滝田選手(ペスカドーラ町田)はそれまでにもキャプテンマークを巻いてプレーしていましたが、僕は一切なかった中での指名でした。本当にびっくりでしたね。代表に初めて呼んでもらえた時くらい身震いしました。改めて責任を背負う覚悟を契約した感じでした。日本という国を背負って戦っているんだという思いがより強くなりましたね。そういう意味で、前回大会は自分の中で特別な大会でした」
――大事な大会に向けた意気込みを
「意気込みすぎることはなく、意気込まなさすぎるのも危ない大会だと思います。難しい大会ですが、自分たちがリーグやクラブで経験したもの、代表で経験したものを信じることができれば必ず結果が出るかなと。これは慢心ではなく核心です」
――なかなかフットサルを見る機会がない中、1月末には東京と大阪で親善試合が行われます。みなさんに見てもらいたいポイントなどはありますか
「日本代表は帰化選手が増えました。名古屋オーシャンズの酒井(ラファエル良男)という選手がいます。また海外で結果を残している(ベンフィカの)逸見(勝利ラファエル)選手、(マグナ・グルペアの)吉川選手もいます」
「そして森岡選手を含め、彼らが新しいエッセンスみたいなものを出してくれると思います。また仁部屋選手などポテンシャルがある選手の名前を挙げればキリがないです。そういう選手たちの勢い、若手の勢いやベテランのバランスを取るプレーですね」
「あとはセットプレーです。日本代表の武器の1つはセットプレーなので。一番わかりやすい止まったところからのプレーを見て欲しいですね。それと、チームの戦術としてアグレッシブなディフェンスがあるので、その2つを見てもらえれば。攻撃に関してはそれぞれが良いプレーを見せてくれます」
「今回はテレビ放送もあるので、よく見ていただけたらなと。顔が格好良い選手もいれば、そうでもない選手もいますが(笑)そういう部分も見所として観てもらいたいですね」
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