2大会連続のファイナリストも佐々木監督「未来へ向けたスタートが今日から始まる」《カナダ女子ワールドカップ2015》
2015.07.07 21:26 Tue
▽FIFA女子ワールドカップ(W杯)カナダ2015で準優勝の成績を残したなでしこジャパンが7日、千葉県内のホテルで帰国報告記者会見を行った。なでしこジャパンを2大会連続でファイナリストに導いた佐々木則夫監督は、選手たちの姿勢を評価しつつも、「未来に向けたスタートは今日から始まる」と述べ、早くも気持ちを切り替えていた。
◆佐々木則夫監督
「準優勝という結果の下に帰国いたしました。我々は前回の覇者として優勝を目指したわけですけど、本当に一戦一戦レベルが高くなり、一戦一戦勝ち上がることも容易ではなかったことは、皆さんに見ていただいた通りです。ただ、選手たちの粘り強い戦い、そしてファイナルに行くんだという思いが叶いました。本当に素晴らしい選手たちだったと、僕自身も誇りに思います」
「ピッチ内だけでなく、今回の活動の中でもチームワークが素晴らしく、しっかりと準備をしてくれました。そしてメディカル、運営スタッフ、コーチングスタッフが三位一体となり、選手のサポートを念頭において一生懸命頑張っていただき、様々な故障を抱えながらも活躍してくれたこともあり、関係者並びにスタッフには感謝する次第です」
「そして何よりも日本のファンの皆さんからのエールが我々のパワーになりました。本当にご声援ありがとうございました。また、なでしこの未来もここに止まらず、未来に向けたスタートが今日から始まると思っています」
――改めて準優勝という結果をどのように受け止めているか
「前回の覇者とはいえ、優勝することの難しさは選手もスタッフも分かっていました。その中で、決勝は大差で敗れましたが、選手たちは最後の最後まで一生懸命プレーしてくれました。そういった意味で、試合終了のホイッスルがなったときには、悔しさもありつつ、それよりも選手たちはよくやってくれたというすがすがしさがあったことも事実です。この経験を、次のなでしこにも繋げていかないといけないと思っています。改めて、試合終了のあのホイッスルが次のなでしこに向けたスタートになったのではないかと思っています」
「選手たちもなでしこリーグが今週末から始まります。そして帰国早々、各チームに戻って次の試合の準備をしなければいけないとう大変な状況です。選手にはケガをしないようにしてもらいたいし、選手たちのコンディションが気になるなかで、僕の去就などはどうでもいいです。週末に試合があり、東アジア選手権もすぐにあるので、その準備に向けた視察をしっかりやりながら、先ずは契約内の仕事をしっかりした後に、次があるのではないかと思っています」
――連覇を逃したが、代わりに得られたと感じるものは?
「2008年から監督をやってきたなかで積み重ねてきた経験ある選手とともに、3つの大きな大会(ドイツW杯、ロンドン五輪、カナダW杯)で通用したということ。そして、これから世界が変わるということを確認したなかで、これからのなでしこを相対的に検証していく大きな大会だったと感じています」
――今大会を表現すると?
「継続してきた力が準優勝につながったと思っていますが、再び世界を目指すためにはプラスアルファが必要になるとも思っています。そのプラスアルファをもう少し検証して、しっかりと積み上げていく項目をつけていかなければいけないと思っています」
――リオ五輪に向けてどういう風に関わり、働きかけをしていきたいか
「前回のロンドンが銀ですから、なでしこにとって次のリオは金を狙うことで間違いはないと思いますし、皆さんも期待していると思っています。そこを踏まえたスタートになると思っています」
――再び世界一を目指すために伸ばすべきところは?
「まだリオの切符を手にしたわけではなく、アジアの2枠は非常に厳しくプレッシャーのかかる予選です。また、世界を確認したなかで、個の質と個の判断のクオリティを、もっともっと上げていかないといけない。それをグループにしてこそ、なでしこらしい連係・連動のパワーが上がると思っています。なので、個のクオリティを、いろいろな側面から上げていくことが重要だと思います」
◆佐々木則夫監督
「準優勝という結果の下に帰国いたしました。我々は前回の覇者として優勝を目指したわけですけど、本当に一戦一戦レベルが高くなり、一戦一戦勝ち上がることも容易ではなかったことは、皆さんに見ていただいた通りです。ただ、選手たちの粘り強い戦い、そしてファイナルに行くんだという思いが叶いました。本当に素晴らしい選手たちだったと、僕自身も誇りに思います」
「そして何よりも日本のファンの皆さんからのエールが我々のパワーになりました。本当にご声援ありがとうございました。また、なでしこの未来もここに止まらず、未来に向けたスタートが今日から始まると思っています」
――改めて準優勝という結果をどのように受け止めているか
「前回の覇者とはいえ、優勝することの難しさは選手もスタッフも分かっていました。その中で、決勝は大差で敗れましたが、選手たちは最後の最後まで一生懸命プレーしてくれました。そういった意味で、試合終了のホイッスルがなったときには、悔しさもありつつ、それよりも選手たちはよくやってくれたというすがすがしさがあったことも事実です。この経験を、次のなでしこにも繋げていかないといけないと思っています。改めて、試合終了のあのホイッスルが次のなでしこに向けたスタートになったのではないかと思っています」
――続投への意欲とリオ五輪へ向けた意気込みは?
「選手たちもなでしこリーグが今週末から始まります。そして帰国早々、各チームに戻って次の試合の準備をしなければいけないとう大変な状況です。選手にはケガをしないようにしてもらいたいし、選手たちのコンディションが気になるなかで、僕の去就などはどうでもいいです。週末に試合があり、東アジア選手権もすぐにあるので、その準備に向けた視察をしっかりやりながら、先ずは契約内の仕事をしっかりした後に、次があるのではないかと思っています」
――連覇を逃したが、代わりに得られたと感じるものは?
「2008年から監督をやってきたなかで積み重ねてきた経験ある選手とともに、3つの大きな大会(ドイツW杯、ロンドン五輪、カナダW杯)で通用したということ。そして、これから世界が変わるということを確認したなかで、これからのなでしこを相対的に検証していく大きな大会だったと感じています」
――今大会を表現すると?
「継続してきた力が準優勝につながったと思っていますが、再び世界を目指すためにはプラスアルファが必要になるとも思っています。そのプラスアルファをもう少し検証して、しっかりと積み上げていく項目をつけていかなければいけないと思っています」
――リオ五輪に向けてどういう風に関わり、働きかけをしていきたいか
「前回のロンドンが銀ですから、なでしこにとって次のリオは金を狙うことで間違いはないと思いますし、皆さんも期待していると思っています。そこを踏まえたスタートになると思っています」
――再び世界一を目指すために伸ばすべきところは?
「まだリオの切符を手にしたわけではなく、アジアの2枠は非常に厳しくプレッシャーのかかる予選です。また、世界を確認したなかで、個の質と個の判断のクオリティを、もっともっと上げていかないといけない。それをグループにしてこそ、なでしこらしい連係・連動のパワーが上がると思っています。なので、個のクオリティを、いろいろな側面から上げていくことが重要だと思います」
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