J開幕間近!新方式採用で変わることは!?
2015.03.06 18:00 Fri
▽いよいよ開幕が迫った明治安田生命Jリーグ。タイトルパートナーに明治安田生命保険相互会社を迎え、明治安田生命J1リーグは2004年以来11年ぶりに2ステージ制を復活させた。さらに、年間王者を決めるチャンピオンシップを導入。「大きな変革にチャレンジしていく年」と、村井満チェアマンがプレスカンファレンスで語った様に、今シーズンは転換期を迎える。
▽新たな大会方式を導入する明治安田生命Jリーグだが、みなさんはこれまでとの変化をどこまで認識しているだろうか。今回は、今シーズン導入される2ステージ制、そしてチャンピオンシップについて改めて紹介したいと思う。
◆出場チームは最大で「5」、最小で「3」
▽まず、チャンピオンシップの出場チームについて、最大で5チーム、最小で3チームが出場することになる。最大の5チームとは、年間勝ち点(1stステージ、2ndステージの勝ち点の合計)が1位から3位のチームと1stステージ、2ndステージの優勝チーム。最小の3チームは、年間勝ち点の上位3チームとなる。
▽つまり、ステージ優勝の2チームと年間勝ち点の上位3チームが重複した場合には、年間勝ち点が優先される仕組みとなっている。
◆気になる対戦カードの組み合わせ条件は
▽年間勝ち点1位のチームは、常に決勝へシード。年間勝ち点2位のチームは年間勝ち点が下位のステージ優勝チームと、年間勝ち点3位のチームは年間勝ち点が上位のステージ優勝チームと1回戦を戦う。
◆大切なのは年間成績
▽つまり、2ステージ制が導入され大会方式は変更されるものの、従来のシーズンと全く変わらず、年間成績が最も重要視されることになる。年間勝ち点で上位3チーム、つまり昨シーズンまでAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得したチームは、無条件でチャンピオンシップに進めることになる。
◆大きく変わるのはACL出場権!?▽2ステージ制、チャンピオンシップを導入することで変化が生まれるのが、ACL出場権だ。これまでは年間勝ち点で3位(リーグ優勝チームと天皇杯優勝チームが重複した場合は4位まで)に入ること、または天皇杯優勝が条件だった。
▽しかし、今シーズンは年間勝ち点で3位になっても、ACL出場権を逃す可能性がある。今シーズンのACL出場権は年間順位上位3位まで。年間“勝ち点”ではなく年間“順位”である。年間“順位”はチャンピオンシップ決勝の結果が反映され、チャンピオンシップ決勝進出の2チームが年間順位の上位2チーム、3位以下は年間“勝ち点”の順で決まる。
▽つまり、年間“勝ち点”で3位になってもACL出場権を逃すことがある。チャンピオンシップの結果に左右されずにACL出場権を手にするには、年間“勝ち点”で2位以内に入る必要があるのだ。
◆最大の注目ポイントは…
▽これまでをまとめると、大きな変更点は、年間勝ち点1位(これまでのチャンピオン)に挑むチームを年間勝ち点2位、3位、そしてステージ優勝チームで争い、年間順位の1位と2位を決めるということ。逆に言えば、年間3位以下は、これまで通り年間勝ち点順ということになる。
▽さらに、過去5シーズン(2010〜2014)を2ステージ制に当てはめると、チャンピオンシップに最大5チームが出場したシーズンは1度もなく、2013シーズン、2010シーズンの2シーズンが4チーム出場となった。
▽つまり、最大の注目ポイントはチャンピオンシップ決勝で年間勝ち点1位のチームを下すことができるかどうか。下剋上が起こるかどうかが、最大の注目ポイントとなる。
◆変革は起こせるのか
▽冒頭で記述した通り、先月行われたプレスカンファレンスで「すべてがチャンピオンシップに向けて戦っていく2015年になる」と村井チェアマンは意気込んでいた。23年目のシーズンを迎えるにあたり、Jリーグは停滞感を払拭できるのか。改革年の動向を見守っていきたい。
◆おまけ:昨シーズンでシミュレーションすると…
▽ちなみに、昨シーズンの結果を2ステージ制に当てはめると、チャンピオンシップ出場チームは以下の通りとなる。
1stステージ1位:浦和
2ndステージ1位:G大阪
年間勝ち点1位:G大阪
年間勝ち点2位:浦和
年間勝ち点3位:鹿島
▽つまり、浦和と鹿島によるチャンピオンシップ準決勝がさいたまスタジアム2002で開催され、勝者が年間勝ち点1位のG大阪とホーム&アウェイ方式で戦い、年間王者を決めることになる。さらに、この組み合わせになると、ACL出場権もG大阪、浦和、鹿島に与えられることになる。
▽新たな大会方式を導入する明治安田生命Jリーグだが、みなさんはこれまでとの変化をどこまで認識しているだろうか。今回は、今シーズン導入される2ステージ制、そしてチャンピオンシップについて改めて紹介したいと思う。
▽まず、チャンピオンシップの出場チームについて、最大で5チーム、最小で3チームが出場することになる。最大の5チームとは、年間勝ち点(1stステージ、2ndステージの勝ち点の合計)が1位から3位のチームと1stステージ、2ndステージの優勝チーム。最小の3チームは、年間勝ち点の上位3チームとなる。
▽つまり、ステージ優勝の2チームと年間勝ち点の上位3チームが重複した場合には、年間勝ち点が優先される仕組みとなっている。
◆気になる対戦カードの組み合わせ条件は
▽年間勝ち点1位のチームは、常に決勝へシード。年間勝ち点2位のチームは年間勝ち点が下位のステージ優勝チームと、年間勝ち点3位のチームは年間勝ち点が上位のステージ優勝チームと1回戦を戦う。
▽年間勝ち点2位または3位のチームと、ステージ優勝チームが重複した場合には、年間勝ち点が上位のステージ優勝チームが準決勝にシードされ、残りの2チームが1回戦を行う。
◆大切なのは年間成績
▽つまり、2ステージ制が導入され大会方式は変更されるものの、従来のシーズンと全く変わらず、年間成績が最も重要視されることになる。年間勝ち点で上位3チーム、つまり昨シーズンまでAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得したチームは、無条件でチャンピオンシップに進めることになる。
◆大きく変わるのはACL出場権!?▽2ステージ制、チャンピオンシップを導入することで変化が生まれるのが、ACL出場権だ。これまでは年間勝ち点で3位(リーグ優勝チームと天皇杯優勝チームが重複した場合は4位まで)に入ること、または天皇杯優勝が条件だった。
▽しかし、今シーズンは年間勝ち点で3位になっても、ACL出場権を逃す可能性がある。今シーズンのACL出場権は年間順位上位3位まで。年間“勝ち点”ではなく年間“順位”である。年間“順位”はチャンピオンシップ決勝の結果が反映され、チャンピオンシップ決勝進出の2チームが年間順位の上位2チーム、3位以下は年間“勝ち点”の順で決まる。
▽つまり、年間“勝ち点”で3位になってもACL出場権を逃すことがある。チャンピオンシップの結果に左右されずにACL出場権を手にするには、年間“勝ち点”で2位以内に入る必要があるのだ。
◆最大の注目ポイントは…
▽これまでをまとめると、大きな変更点は、年間勝ち点1位(これまでのチャンピオン)に挑むチームを年間勝ち点2位、3位、そしてステージ優勝チームで争い、年間順位の1位と2位を決めるということ。逆に言えば、年間3位以下は、これまで通り年間勝ち点順ということになる。
▽さらに、過去5シーズン(2010〜2014)を2ステージ制に当てはめると、チャンピオンシップに最大5チームが出場したシーズンは1度もなく、2013シーズン、2010シーズンの2シーズンが4チーム出場となった。
▽つまり、最大の注目ポイントはチャンピオンシップ決勝で年間勝ち点1位のチームを下すことができるかどうか。下剋上が起こるかどうかが、最大の注目ポイントとなる。
◆変革は起こせるのか
▽冒頭で記述した通り、先月行われたプレスカンファレンスで「すべてがチャンピオンシップに向けて戦っていく2015年になる」と村井チェアマンは意気込んでいた。23年目のシーズンを迎えるにあたり、Jリーグは停滞感を払拭できるのか。改革年の動向を見守っていきたい。
◆おまけ:昨シーズンでシミュレーションすると…
▽ちなみに、昨シーズンの結果を2ステージ制に当てはめると、チャンピオンシップ出場チームは以下の通りとなる。
1stステージ1位:浦和
2ndステージ1位:G大阪
年間勝ち点1位:G大阪
年間勝ち点2位:浦和
年間勝ち点3位:鹿島
▽つまり、浦和と鹿島によるチャンピオンシップ準決勝がさいたまスタジアム2002で開催され、勝者が年間勝ち点1位のG大阪とホーム&アウェイ方式で戦い、年間王者を決めることになる。さらに、この組み合わせになると、ACL出場権もG大阪、浦和、鹿島に与えられることになる。
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