PSG、降格圏ソショーとドローで連覇決められず《リーグ・アン》

2014.04.27 23:57 Sun
27日に行われたリーグ・アン第35節、ソショー対vsパリ・サンジェルマン(PSG)の一戦は、1-1のドローに終わった。連覇に王手をかけていたPSGだが、今節で決めることはできなかった。

ブラン監督はアプローチが重要と話していたが、立ち上がりから残留を争うソショーの積極的な姿勢に押し込まれた。

だが、次第に主導権を奪い返したPSGは、徐々にゴールへ迫っていく。20分にはカバーニのミドルシュートがGKペレを襲い、これで得たCKからもルーカスが頭で合わせてチャンスとする。だが、これもぎりぎりのところでDFにクリアされ、得点には至らない。

だが24分、PSGは均衡を破ることに成功する。チアゴ・モッタが中盤からロングボールを出すと、守備ラインの裏を突いたカバーニが、胸トラップから右足シュートを決めた。

残留を目指すソショーも諦めない。前半終盤には、ジョーダン・アイェウのヒールパスから、最後はルデが決定的なシュートを放つが、GKシリグのセーブに阻まれる。直後には、カバーニのハンドがあったとPKを主張したが、主審の笛は鳴らなかった。

リードを手にしたまま前半を終えたPSGだったが、後半に入って56分、オウンゴールで失点してしまう。自陣右サイドからの高速クロスを、シリグが弾くと、ボールはチアゴ・シルバに当たってPSGゴールへ転がり込んだ。

思わぬ失点で追いつかれたPSGは、キャバイェを下げてヴェラッティを投入。優勝を決めたい王者は、勝ち越しを目指して猛攻を仕掛けるが、カバーニやルーカスのチャンスもゴールには至らない。65分には、右クロスにゴール前でフリーのヴェラッティが合わせるが、シュートはペレに阻まれた。

一方、ソショーもPSGの攻撃を受けつつ、カウンターで逆転を狙っていく。73分には、そのカウンターから完璧なゴールチャンスを演出する。だが、最後のJ・アイェウのパスが渡れば1点という場面は、途中出場のバカンブがわずかに間に合わず。絶好のチャンスを逸してしまう。

ブラン監督は80分、ラベッシとルーカスに代え、メネーズとパストーレを同時投入。リスクを承知でゴールを奪いに出る。だが、焦りもあり、結局2点目を奪うことはできず。そのままタイムアップを迎えた。

PSGは2位モナコとの勝ち点差は残り3試合で8となり、次節のホームでのレンヌ戦でトロフィー獲得を目指すことに。一方、ソショーは勝ち点を34とし、ギャンガンやエビアンと4ポイント差。逆転での残留に望みをつないだ。


提供:goal.com

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