日本が改修前最後の国立で勝利を収める《キリンチャレンジカップ2014》

2014.03.05 21:32 Wed
▽日本代表は5日、キリンチャレンジカップ2014~ありがとう国立競技場~のニュージーランド代表戦に臨み、4-2で勝利した。

▽改修前の国立競技場で行われる最後の代表戦は、前半4分に試合が動く。左サイドでボールを受けたMF香川が中央へカットインしてクロスを上げると、右サイドからダイアゴナルな動きを見せたMF岡崎がDFと競り合いながら右足を伸ばしてゴールネットを揺らした。幸先良く先手を奪った日本は同7分、今度はボックス中央に侵入したMF香川がPKを獲得。すると、このPKを香川が自ら決めて日本が加点。さらに前半11分には、MF本田のFKにDF森重が頭で合わせて3点目を奪った。

▽序盤の15分間で3点のリードを奪った日本だが、その後も攻撃の手を緩めない。前半17分には香川、本田とパスがつながり、最後はボックス右の岡崎が左足でシュート。相手GKの手を弾いたボールがゴールに吸い込まれ、試合は一方的な展開となる。しかし前半40分、ボックス左でフィジカルの強さを発揮したFWウッドにゴールを破られ、4-1で試合を折り返すことになった。

▽日本はハーフタイムに4選手を入れ替えるが、後半は不用意なミスが散見。ペースをつかめないまま、後半35分にはウッドに2点目を奪われてしまう。流れを変えたい日本は残り15分でFW齋藤とFW豊田を投入。得点を奪いにかかるが、後半は無得点のまま試合終了。ワールドカップイヤーを白星でスタートさせることには成功したが、後半は良いところがなく、後味の悪い試合となってしまった。
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