ヴィオラMFバデリがアストーリ葬儀で弔辞「僕たち全員にとって君こそ光だった」
2018.03.09 00:54 Fri
▽4日に急逝したフィオレンティーナのイタリア代表DFダビデ・アストーリ(享年31)の告別式が8日にフィレンツェのサンタ・クローチェ大聖堂で行われた。同告別式の中でクロアチア代表MFミラン・バデリがフィオレンティーナの選手を代表してアストーリに別れのメッセージを送った。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
▽アストーリは4日、遠征先のウディネにある宿泊先で就寝中に徐脈性不整脈による心停止により急逝。イタリア国内を始め、フットボール界に衝撃と悲しみを与えた。
▽そして、8日にフィレンツェのサンタ・クローチェ大聖堂で行われた告別式にはフィオレンティーナに関わる全クラブ関係者やかつて所属したクラブのチームメートやイタリア代表関係者ならび、多くのサポーターが参列し同選手の早すぎる死を悼んだ。
▽この告別式でバデリはフィオレンティーナの選手代表として愛するカピターノ(主将)に弔辞を捧げた。
「僕はこの場でチームメートや紫のファミリーを代表して話したいと思う」
「君の深い眼差しは多くの人たちの瞼に焼き付いている。そして、ずっとそこに留まっていてほしい。君は他の誰とも同じ存在ではなかった」
「君は決して多くの言語をうまく使えたわけではなかったけど、チームの全員と対話を持とうとし、僕たちに道を示し団結させてくれた。君はいつも僕たちの心に話しかけ、若手やベテランに限らず、心の普遍的な言葉の贈り物を僕たちにプレゼントし、動機づけてくれた」
「君は僕たちにとって誰もが望む兄弟であり息子だった。きっと君の両親は君に対して、何の不満さえもなかったはずだ」
「君は誰もが夢見るような最高のチームメートだったよ。君のいるチームは君の存在によっていつも安心感を与えられていた。『ダビデが居てくれるから大丈夫』だってね。それに君の笑う姿やそのユーモアをどうやったって忘れることなんてできないよ」
「君は自分のことを定義づけることを好んでいたけど、まさにフットボールそのものであり、フットボールを純粋に愛する子供のような男だったよ」
「今、僕たちの想いは君のお母さん、お父さん、兄弟。そして、(パートナーの)フランセスカ、お姫様のヴィクトリア(2週間前に生まれた娘)と共にあるよ。君と親しかったすべての人には彼女(娘)にダビデがどんな人だったかを伝える義務があるんだ。彼女が成長していく中で父親がどれだけ偉大な男だったかを知らなければならないんだ」
「最後に君に関する逸話で終わらせたいと思う。練習があるときの午前中、フィジオルームの電気を付けるのはいつも君が最初だったね。そして、僕たち全員にとって君こそ光だったんだ。ありがとう、ダビデ」
▽ヘブライ語で“最愛”という名前の通り、多くの愛に包まれた中で天国へと旅立ったアストーリ。安らかな眠りを心から祈ると共に空の上から今後のフットボール界を見守ってほしい。
▽アストーリは4日、遠征先のウディネにある宿泊先で就寝中に徐脈性不整脈による心停止により急逝。イタリア国内を始め、フットボール界に衝撃と悲しみを与えた。
▽そして、8日にフィレンツェのサンタ・クローチェ大聖堂で行われた告別式にはフィオレンティーナに関わる全クラブ関係者やかつて所属したクラブのチームメートやイタリア代表関係者ならび、多くのサポーターが参列し同選手の早すぎる死を悼んだ。
「僕はこの場でチームメートや紫のファミリーを代表して話したいと思う」
「君の名前はヘブライ語で“最愛”という意味がある。今日ここに訪れた人たちのすべてが君への愛情を示すために来てくれた。だから、ダビデという名前は君にとって本当に相応しい名前だと思っているよ」
「君の深い眼差しは多くの人たちの瞼に焼き付いている。そして、ずっとそこに留まっていてほしい。君は他の誰とも同じ存在ではなかった」
「君は決して多くの言語をうまく使えたわけではなかったけど、チームの全員と対話を持とうとし、僕たちに道を示し団結させてくれた。君はいつも僕たちの心に話しかけ、若手やベテランに限らず、心の普遍的な言葉の贈り物を僕たちにプレゼントし、動機づけてくれた」
「君は僕たちにとって誰もが望む兄弟であり息子だった。きっと君の両親は君に対して、何の不満さえもなかったはずだ」
「君は誰もが夢見るような最高のチームメートだったよ。君のいるチームは君の存在によっていつも安心感を与えられていた。『ダビデが居てくれるから大丈夫』だってね。それに君の笑う姿やそのユーモアをどうやったって忘れることなんてできないよ」
「君は自分のことを定義づけることを好んでいたけど、まさにフットボールそのものであり、フットボールを純粋に愛する子供のような男だったよ」
「今、僕たちの想いは君のお母さん、お父さん、兄弟。そして、(パートナーの)フランセスカ、お姫様のヴィクトリア(2週間前に生まれた娘)と共にあるよ。君と親しかったすべての人には彼女(娘)にダビデがどんな人だったかを伝える義務があるんだ。彼女が成長していく中で父親がどれだけ偉大な男だったかを知らなければならないんだ」
「最後に君に関する逸話で終わらせたいと思う。練習があるときの午前中、フィジオルームの電気を付けるのはいつも君が最初だったね。そして、僕たち全員にとって君こそ光だったんだ。ありがとう、ダビデ」
▽ヘブライ語で“最愛”という名前の通り、多くの愛に包まれた中で天国へと旅立ったアストーリ。安らかな眠りを心から祈ると共に空の上から今後のフットボール界を見守ってほしい。
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「ドイツはイタリアより居心地が…」フィオレンティーナ加入のゴセンス、熱望していたセリエA復帰に喜び「すべてのコンディションが整っている」
フィオレンティーナへ加入した元ドイツ代表MFロビン・ゴセンス(30)が、イタリアへの帰還を喜んだ。ドイツ『スカイ・スポーツ』が伝えている。 アタランタの主力選手として活躍していたゴセンスは、2022年1月にインテルへ加入。しかし、加入前から負傷を抱えていた影響もあり居場所を掴めず、昨シーズンからウニオン・ベルリンに完全移籍で加わった。 ウニオン・ベルリンでは主力に定着し、ブンデスリーガで30試合出場6ゴール4アシスト、チャンピオンズリーグ(CL)で6試合出場、DFBポカールで1試合出場を記録。今夏にはボローニャやベンフィカが獲得に動く中、フィオレンティーナへ買取義務オプションが付随したレンタル移籍の形で加入した。 ゴセンスとしては、熱望していたイタリア復帰が叶う形に。2日に行われたセリエAのモンツァ戦で早速フィオレンティーナデビューを飾った選手は、居心地の良い国へ戻ってきたことを喜びつつ、アタランタ時代のパフォーマンスを取り戻したいと意気込んでいる。 「イタリアに戻りたかったんだ。ドイツでは、ここほど居心地は良くなかった。フィオレンティーナ加入は僕にとって大きな意味を持つよ。これは僕が望んでいた新たな段階だ。イタリアに戻り、フィレンツェへ行きたいという願望は非常に大きかった」 「アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は天才的な指揮官であり、日々僕を成長させてくれた。そして僕は、ラッファエレ・パッラディーノ監督にも同じことを期待している」 「到着する前から、監督とは電話でよく話し合ったよ。彼のアイデアは気に入っているんだ。僕としては、すべてのコンディションが整っていると思う。アタランタにいたときと同じ選手になるため、どの試合でもトップになるため毎日努力している」 2024.09.12 12:20 Thu3
【2024-25セリエA前半戦ベストイレブン】アタランタとインテルから3選手を選出
2024-25シーズンのセリエAの折り返しとなる第19節が5日に終了しました。本稿では今季のセリエA前半戦ベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 GKダビド・デ・ヘア(34歳/フィオレンティーナ) 出場試合数:15(先発回数:15)/失点数:15/出場時間:1350分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_13_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 1年のブランクを経て元スペイン代表GKがイタリアの地で真価を発揮。衰えを感じさせないセービング能力で幾度もビッグセーブを連発し、好調フィオレンティーナを最後尾で支えた。 DFアンドレア・カンビアーゾ(24歳/ユベントス) 出場試合数:17(先発回数:14)/得点数:2/出場時間:1240分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_13_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 決して派手さはないものの、ユベントスらしい実に気の利いた好選手。両サイドバックをこなせ、モッタ監督が求める偽サイドバックの動きもそつなくこなす。堅実なユベントスに相応しいここまでの活躍から選出。 DFアミル・ラフマニ(30歳/ナポリ) 出場試合数:19(先発回数:19)/得点数:1/出場時間:1710分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_13_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> コンテ監督が掲げる堅守を体現する存在。一昨季、DFキム・ミンジェと共にナポリをスクデットに導いたセンターバックは、今季輝きを取り戻し抜群の安定感を誇った。フルタイム出場。 DFイサク・ヒエン(25歳/アタランタ) 出場試合数:15(先発回数:14)/得点数:0/出場時間:1080 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_13_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨冬にアタランタに加入して以降、3バックの中央で頼もしいディフェンスリーダーとなった。対人の強さ、統率力と申し分なく今やリーグ屈指のセンターバックの評価を獲得。来夏のインテル行きが噂されている。 DFフェデリコ・ディマルコ(27歳/インテル) 出場試合数:16(先発回数:16)/得点数:3/出場時間:1267分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_13_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> セリエA屈指の左サイドプレーヤーから世界でも指折りのクロッサーとなった。正確無比な鋭いキックでチャンスを創出。後方のバストーニと形成する左サイドは攻守に隙がない。 MFニコロ・バレッラ(27歳/インテル) 出場試合数:14(先発回数:14)/得点数:3/出場時間:1101分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_13_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ムヒタリアン、チャルハノールと共にセリエA最強の中盤を形成。右サイドに流れての正確なアーリークロスはバレッラのトレードマークとなった。ここまで3ゴール4アシストと攻撃にもよく絡んでいる。 MFエデルソン(25歳/アタランタ) 出場試合数:18(先発回数:17)/得点数:2/出場時間:1514 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_13_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> アタランタのタイトなマンツーマンを実現させているダイナモ。広範囲をカバーできる正にボックス・トゥ・ボックスの体現者は、攻守に質の高いプレーでアタランタのクオリティを担保する存在。何をやらせてもハイレベルなエデルソン抜きに現在のアタランタは語れない。 MFタイアニ・ラインデルス(26歳/ミラン) 出場試合数:16(先発回数:15)/得点数:5/出場時間:1273分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_13_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チームとしてまとまりのないミランにおいて一貫してハイレベルなプレーを続けていたラインデルスを選出。今季加入のMFフォファナと良好な縦関係を築き、攻撃面でとりわけ大きなインパクトを残した。 FWマルクス・テュラム(27歳/インテル) 出場試合数:17(先発回数:17)/得点数:12/出場時間:1367分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_13_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季セリエAに活躍の場を移して以降、飛躍を続けるフランス代表FW。厳しいと噂される父リリアンに見守られ、生まれ故郷イタリアでの進化が続く。ここまで12ゴール6アシスト。 FWモイゼ・ケアン(24歳/フィオレンティーナ) 出場試合数:17(先発回数:16)/得点数:11/出場時間:1398分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_13_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ユベントスで燻っていたストライカーがフィオレンティーナで花開いた。前半戦を終えて11ゴール。元ストライカーのパッラディーノ監督の下、フィオレンティーナで決定力が開花。古巣相手に恩返し弾も決めるなど、華々しい活躍が続いている。 FWアデモラ・ルックマン(27歳/アタランタ) 出場試合数:15(先発回数:13)/得点数:9/出場時間:1036分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_13_tw12.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> デ・ケテラエル、レテギと共に魅惑のアタッキングメロディーを奏でた。とりわけ個での打開が光るルックマンは局面をこじ開ける際のキーマンとなっており、欠かせないピースとなっている。 2025.01.09 18:01 Thu4
フィオレンティーナのクラブ売却が完了! 新オーナーはアメリカの大富豪コミッソ氏
フィオレンティーナは6日、アメリカの実業家ロッコ・コミッソ氏(68)がクラブの新オーナーになることを発表した。 2002年に経営破綻でセリエC2への強制降格を言い渡されたフィオレンティーナは、世界的皮革製品ブランドの『TOD'Sグループ』を経営するディエゴ・デッラ・ヴァッレ新オーナーの下で再スタートを切った。その後、2004-05シーズンにセリエA復帰を果たしたクラブは、以降チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグの常連となるなど、安定した成績を残してきた。 しかし、近年はクラブへの投資を渋っているとサポーターから批判を受けることも多く、この状況を受けてデッラ・ヴァッレファミリーは、クラブ売却の意向を表明していた。 そして、今回フィオレンティーナの経営権を取得し、新オーナーとなったのが、イタリア移民でアメリカの通信事業会社『Mediacom』を創業し、現在は最高経営責任者(CEO)を務めるコミッソ氏だ。 コミッソ氏は、アメリカの経済紙『フォーブス』に紹介されたこともある世界的大富豪で2018年時の総資産は44億ドル(約4762億円)と伝えられていた。 また、2017年1月からは米サッカーリーグ(NASL)のニューヨーク・コスモスのオーナーを務めている。さらに、昨年にはミランの前オーナーのヨンホン・リー氏からミランの経営権を譲り受け、新オーナーに就任する可能性も伝えられていた。 大学時代にサッカーアメリカ代表を目指した経験もあるカリアリ出身のコミッソ氏は、フィオレンティーナの新オーナー就任に際して以下のようなコメントを残している。 「私はいつでもイタリアのフットボールのファンだった。そして、フィオレンティーナのような伝説的なクラブの新たな歴史の1ページを描いていくというチャンスを得られたことを心から光栄に思っている」 「フィレンツェは最も素晴らしいイタリア文化を代表する土地として世界的に知られている」 「そして、クラブ買収に向けて動いていたこの3年の間にこの街とファンたちにとってヴィオラがいかに重要な存在であるかを深く理解したつもりだ」 「また、過去17年間にわたってクラブを率いてきたデッラ・ヴァッレファミリーに感謝を示したい」 「ディエゴとアンドレアは財政破綻したクラブを救い、このクラブにとって偉大な役目を果たしてくれた。そして、現在は強固なベースを築き上げてくれた」 なお、『フットボール・イタリア』が伝えるところによれば、今回のクラブ買収に要した金額は1億6000万~1億7000万ユーロ(約195~207億円)となったようだ。 2019.06.06 21:05 Thu5
