キャリック、アーセナル移籍をセスクに阻まれていたことを告白
2018.10.11 16:20 Thu
▽元イングランド代表MFマイケル・キャリック氏が、2004年にアーセナル移籍に迫っていたことを告白した。イギリス『メトロ』が伝えている。
▽遡ること2004年、当時ウェストハムに所属していたキャリック氏は、ある日突然アーセナルからの電話が鳴り、アーセン・ヴェンゲル監督の家に招待されたという。その時のことをこう振り返っている。
「私はアーセン・ヴェンゲルの家で座っていた。身がはち切れそうだったよ。『何が起こってるんだ?! 相手はアーセナルだぞ!』ってね」
▽2004年のアーセナルと言えば、ティエリ・アンリやデニス・ベルカンプ、パトリック・ヴィエラ、ロベール・ピレスを擁し、2003-04シーズンにはプレミアリーグ無敗優勝を成し遂げた、通称“インビンシブルズ”として讃えられた最強のチームだった。その指揮官であるヴェンゲルと直々に話をするなど、緊張しない方が無理というもの。
「我々は1時間ほどフットボールの話をしたんだ。ヴェンゲルは週末にマンチェスター・ユナイテッドとのコミュニティ・シールドを控えていた。それなのに私に1時間も費やしてくれたんだ。彼は自分に興味があるのか? 『また会おう』ヴェンゲルはそう言って別れたんだ」
「ファブレガスは素晴らしい活躍を見せたけど、そこまで重要な選手になるとは思っていなかった。試合の日の夜、私は連絡を待った。待ち切れなかった」
「だが、待てど暮らせど電話は一向に来なかった。次の日、私はウェストハムの練習に行かなければならなかったから、代わりにデイビッド(代理人)が電話をしたんだ。そしたらデイビッド・デイン(当時のアーセナル副会長)からこう言われた。『すまない、監督がマイケルは必要ないと言っている。ファブレガスがいるから。本当にすまない』とね。ファブレガスはヴェンゲルの気持ちを変えてしまったんだ」
「本当に落ち込んだよ。心はすでにアーセナルにあったからね。私は気持ちの整理がつかなくなった。どうしたらいいかわからなくなっていたんだ」
▽アーセナル移籍があと一歩のところで実現しなかったキャリックはその年にアーセナルの最大のライバルであるトッテナムに加入。その2年後、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍を果たしたキャリックの活躍は言うまでもない。
▽遡ること2004年、当時ウェストハムに所属していたキャリック氏は、ある日突然アーセナルからの電話が鳴り、アーセン・ヴェンゲル監督の家に招待されたという。その時のことをこう振り返っている。
「私はアーセン・ヴェンゲルの家で座っていた。身がはち切れそうだったよ。『何が起こってるんだ?! 相手はアーセナルだぞ!』ってね」
「我々は1時間ほどフットボールの話をしたんだ。ヴェンゲルは週末にマンチェスター・ユナイテッドとのコミュニティ・シールドを控えていた。それなのに私に1時間も費やしてくれたんだ。彼は自分に興味があるのか? 『また会おう』ヴェンゲルはそう言って別れたんだ」
「試合の日、私は自宅でアーセナルの試合を見ていた。自分のチームになる試合をね。そこでセスク・ファブレガスというまだ17歳だった少年を見たんだ」
「ファブレガスは素晴らしい活躍を見せたけど、そこまで重要な選手になるとは思っていなかった。試合の日の夜、私は連絡を待った。待ち切れなかった」
「だが、待てど暮らせど電話は一向に来なかった。次の日、私はウェストハムの練習に行かなければならなかったから、代わりにデイビッド(代理人)が電話をしたんだ。そしたらデイビッド・デイン(当時のアーセナル副会長)からこう言われた。『すまない、監督がマイケルは必要ないと言っている。ファブレガスがいるから。本当にすまない』とね。ファブレガスはヴェンゲルの気持ちを変えてしまったんだ」
「本当に落ち込んだよ。心はすでにアーセナルにあったからね。私は気持ちの整理がつかなくなった。どうしたらいいかわからなくなっていたんだ」
▽アーセナル移籍があと一歩のところで実現しなかったキャリックはその年にアーセナルの最大のライバルであるトッテナムに加入。その2年後、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍を果たしたキャリックの活躍は言うまでもない。
マイケル・キャリックの関連記事
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
マイケル・キャリックの人気記事ランキング
1
欠場続くキャリック、不整脈を激白 現在は治療を経て練習に復帰
▽マンチェスター・ユナイテッドで主将を務める元イングランド代表MFマイケル・キャリック(36)が不整脈を患っていたことを激白した。 ▽今年5月にユナイテッドと新たに1年間の契約延長で合意したキャリック。だが、今シーズンは現時点で9月に行われたEFLカップ1試合の出場のみと実践から遠ざかっている。 ▽これまで負傷の一報もなくメンバー外が続いたキャリックは24日、自身のツイッター(@carras16)を通じて声明を発表。欠場理由について次のように説明した。 「たくさんの人が僕を心配してくれたり、何故プレーできていないのかを尋ねてくるので、今の状況を明かしておきたい」 「9月に行われたバートン戦の後半に違和感があって検査を受けてみたら、不整脈が見つかり、カテーテルアブレーションという治療を受けていた」 「でも、今は気分が良いよ。自分は元気だし、みんなに安心してもらいたい。もうチームのトレーニングに戻っているんだ」 「早期復帰を目指して、今はフィットネスを上げていっているところだ」 2017.11.25 09:00 Sat2
キャリックが今季終了後の引退を明言
▽マンチェスター・ユナイテッドの元イングランド代表MFマイケル・キャリック(36)が今シーズン終了時に現役を引退することを発表した。ユナイテッドの公式サイトで明かしている。 ▽キャリックの引退に関しては、今年1月にユナイテッドを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が今シーズン終了後の引退を認め、コーチ陣に加わることを明かしていた。 ▽2006年にトッテナムから加入したキャリックは以降、ユナイテッドの中盤に欠かせない選手として活躍。12年間に渡って公式戦463試合に出場し、チャンピオンズリーグ制覇や5度のプレミアリーグ制覇など数々のトロフィー獲得に貢献してきた。そうした中、12年目を迎える今シーズンは開幕前にエバートンへ移籍した元イングランド代表FWウェイン・ルーニーから引き継ぐ形でキャプテンに就任。しかし、負傷や昨年9月頃に患った不整脈の影響で、今季ここまで公式戦4試合の出場に留まっていた。 ▽引退についてキャリックは次のように答えている。 「身体が引退する時だと言ってきた。それは受け入れなければいけない。コンディションは戻りつつある。その状態で自分の言葉で引退を発表したかった。少なくとも自分の意思で決めることができたね」 「コーチ就任に関しては考慮しているけど、まだ決定したわけではないんだ」 2018.03.13 01:01 Tue3
「今日はエイプリルフールか?」C・ロナウドが就任希望と報道のルイス・エンリケ監督、ユナイテッド着任の噂を一蹴
スペイン代表のルイス・エンリケ監督が、マンチェスター・ユナイテッドの新指揮官就任の噂を一蹴した。スペイン『マルカ』がコメントを伝えている。 ユナイテッドは21日、成績不振に苦しむオーレ・グンナー・スールシャール監督の解任を発表。後任が決まるまではマイケル・キャリック氏が指揮を執ることも併せて発表された。 次期指揮官候補としてはパリ・サンジェルマン(PSG)のマウリシオ・ポチェッティーノ監督やアヤックスのエリック・テン・ハグ監督、かつてレアル・マドリーを率いたジネディーヌ・ジダン氏などの名前が挙がっている。 そのなかでイギリス『スカイ・スポーツ』は、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがエンリケ監督の就任を熱望していると報道。しかし、間髪入れず51歳はこの噂を真っ向から否定した。 「今日はエイプリルフールか?」 「私が本当に望んでいるのは、スペイン代表を率いることだ。5000人の中から代表を選出することができるのだ。私は必要な選手をすべて擁している。これよりすばらしいことがあるというのか?」 「私は今いる場所にとても満足している」 今月行われたカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選にてスペインを12大会連続16度目の本選出場へと導いたばかりのエンリケ監督。突然のユナイテッド就任が視野にないのは明々白々のことと言えるだろう。 2021.11.22 18:04 Mon4
キャリック兄弟がニューカッスルU-18のコーチに就任
グレアムとマイケルのキャリック兄弟が、ニューカッスルU-18のコーチに就任することがわかった。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。 現役時代にマンチェスター・ユナイテッドやイングランド代表で活躍した兄のマイケルは言わずもがなだが、37歳の弟のグレアムは、ユース時代は兄と同じくウェストハムに在籍していたものの、ケガでキャリアを断念。2005年から故郷に戻ってニューカッスルのアカデミーでコーチを務めていた。 また、ここ15年間はイングランドサッカー協会(FA)に務め、アカデミーコーチをサポートするデベロッパーとして高い評価を得ていた。 そしてこの度、兄弟は揃ってファンであるニューカッスルのアカデミーコーチに就任する運びに。昨年、サウジアラビアの政府系ファンドを中心とするコンソーシアムに買収された同クラブではトップチームを中心にクラブ改革が進んでいるが、アカデミーの強化も抜かりなく進めているようだ。 2022.08.02 20:25 Tue5
エバートンがユナイテッドの逸材ガーナーを完全移籍で獲得!
エバートンは1日、マンチェスター・ユナイテッドからU-21イングランド代表MFジェームズ・ガーナー(21)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2026年6月30日までの4年となる。 なお、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は1500万ポンド(約24億2000万円)となり、ユナイテッドは買い戻し条項を契約に盛り込んでいるとのことだ。 ユナイテッドを離れてマージーサイド行きを選択した21歳の若武者は、クラブ公式サイトを通じて意気込みを語っている。 「エバートンと契約できてとても嬉しいよ。自分のキャリアにおいて大きなステップになるし、プレーヤーとして成長しながらチームが良くなるのを助けたい」 「エバートンはそのために完璧な場所だと思うし、早くスタートを切りたくてうずうずしているよ」 「(フランク・ランパード)監督は、クラブと僕のために本当に良い計画を持っている。彼と毎日一緒に仕事をすることは、僕にとって大きな意味を持つ。彼と彼のスタッフは、僕とチームを次のレベルへと導いてくれるはずだ。それこそが僕の望むものさ」 ガーナーはユナイテッドアカデミー出身の中盤。かつてユナイテッドやイングランド代表で活躍したマイケル・キャリック氏の後継者と謳われる注目株で、2021年1月からはノッティンガム・フォレストに貸し出され、通算68試合でプレーした。 昨季のフォレストでも公式戦48試合出場で4得点10アシストと活躍してチームのプレミアリーグ昇格に貢献。そして、今夏にレンタルバックしたユナイテッドでは、プレシーズンにボランチやアンカーでアピールを続けたが、開幕から出番なしが続いていた。 その逸材に関してはプレミアリーグの複数クラブが獲得に動いていたものの、新天地はフランク・ランパード監督率いるエバートンとなった。 2022.09.02 06:26 Friマンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
元ユナイテッドSDがFAに復帰…新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任
元マンチェスター・ユナイテッドのスポーツディレクター(SD)、ダン・アシュワース氏が、イングランドサッカー協会(FA)に復帰することになった。 FAは14日、アシュワース氏が新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任すると発表。同職ではイングランド代表の男女チームと緊密に連携していくことになるという。 昨年12月にユナイテッドのSDをわずか5カ月で退任したアシュワース氏。それ以前にはブライトン&ホーヴ・アルビオン、ニューカッスルで手腕を発揮しており、国内外のクラブからのオファーも想定されていたが、2018年まで6年間に渡って勤務していたFAに復帰することになった。 アシュワース氏は、セント・ジョージズ・パークの再開発を監督し、2028年に開催されるユーロ2028の共催に向け、競技施設とピッチの改善を目指す。 さらに、この新役職は、男子フットボールのテクニカルディレクターであるジョン・マクダーモット氏と緊密に連携するとともに、FAの最高経営責任者(CEO)であるマーク・ブリンガム氏とも連携する。 また、イングランド国内の地元出身のコーチの育成にも携わる予定だという。 2025.05.15 16:30 Thu2
「絶対に謝らない」ハーランド父に復讐したロイ・キーンが“報復”タックルを否定
マンチェスター・ユナイテッドのOBであるロイ・キーン氏が現役時代にアルフ=インゲ・ハーランド氏を負傷させたタックルについて語った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 キーン氏は、ハーランド氏がリーズ・ユナイテッドに在籍していた1997年にタックルを受けて前十字じん帯損傷の大ケガを負っていた。 しかし4年後、2001年4月21日に行われたマンチェスター・シティとの試合で、ハーランド氏の右ヒザに悪質なタックルを敢行。レッドカードが提示された後にファウルが意図的だったとコメントしたため、5試合の出場停止処分を受けていた。 なお、ハーランド氏はドルトムントに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの実の父親だが、このタックルの影響もあり2年後の2003年に31歳で現役を引退している。 『スカイ・スポーツ』の番組内で、シティにも在籍した元イングランド代表DFマイカ・リチャーズ氏が、キーン氏に現役時代の後悔について質問。話の流れの中で、この件に言及した。 「言わせてもらっていいかな? サッカーのピッチでやったことで後悔したことは一度もない。一度もだ」 「聞いてほしい。私は退場になりチームを失望させた。私は人々と戦っていた。私はピッチの真ん中にいたんだ」 リチャーズ氏が「ハーランド氏を傷づけようとしたわけではないでしょう」と尋ねるとキーン氏はさらに続けた。 「違う。当然だ。だが選手を傷つけようとしたかと言われればそうだ」 「それについては絶対に謝らない。そして人々は私を痛めつけてきた。私は人生で選手をケガさせようとしたことはないが、選手を傷つけようとしたことはある」 「ピッチの真ん中でボールを取りに行けば、誰かが傷つくこと可能性は大いにある」 そう話したキーン氏は、最後に「(君は)私の精神科医みたいだ。胸のつかえが降りたよ」と語っている。 キーン氏は、ハーランド氏個人ではなく対戦相手の“選手”を狙ってのタックルであり、それについての後悔はないと考えているようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ロイ・キーンがハーランド父に繰り出した“悪質”タックル</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/hashtag/OnThisDay?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#OnThisDay</a> in 2001: Roy Keane committed a horror challenge when he studded Alf-Inge Haaland's knee.<a href="https://t.co/eX85rW9hhV">pic.twitter.com/eX85rW9hhV</a></p>— The Sportsman (@TheSportsman) <a href="https://twitter.com/TheSportsman/status/1252565333577269248?ref_src=twsrc%5Etfw">April 21, 2020</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.06.11 07:05 Fri3
ユナイテッドを「史上最悪のチームかも」と評したアモリム監督…発言には疑問の声も「評論家のようだ」「誰もが弱いと知ってはいるが…」
元イングランド代表DFのジェイミー・キャラガー氏が、マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が発したコメントを批判した。 今シーズン、中々不振から抜け出せずにいるユナイテッド。開幕から思うような結果を残せずにいると、3シーズン目を迎えていたエリク・テン・ハグ監督を昨年10月に解任した。 その後、クラブはスポルティングCPで辣腕を振るっていたアモリム監督を招へい。しかし、状況は厳しいままであり、先週末に行われたプレミアリーグ第22節ではブライトン&ホーヴ・アルビオン相手に1-3の完敗。順位は13位に低迷しており、浮上のきっかけを掴めずにいる。 そのブライトン戦後、失望を露わにしたアモリム監督は「プレミアリーグ10試合で2勝。我々はマンチェスター・ユナイテッド史上最悪のチームかもしれない。(メディアが)見出しを欲しがっているのは知っているが、(最悪のチームと)認めて変える必要があるからこそ言うんだ。さあ、見出しをつけてくれ」とコメント。これが物議を醸すこととなった。 イギリス『スカイ・スポーツ』でキャラガー氏は、アモリム監督の発言を批判。確かに現在のユナイテッドは弱いとしつつ、他ならぬ指揮官が公の場でそれを認めるメリットはないと断じている。 「私はギャリー・ネビルほどマンチェスター・ユナイテッドの歴史に詳しいわけではないが、監督の発言としては最も奇妙で馬鹿げたものの一つだと言わざるを得ないだろう」 「なぜあんなコメントをしたのか…あれは私のような評論家の立場でするようなコメントだ。監督はそれに対して、擁護するべき立場だろう。彼があのコメントによって何を得るのか、どんな利益があるのかがわからない」 「我々は誰もが、マンチェスター・ユナイテッドは弱いチームだと知っている。彼らはホームでブライトンにまたも敗北した。厳しいシーズンであることも、弱いチームであることもわかっている。彼は気を緩めてしまったのだろう。そしてこのコメントは、残りのシーズン中ずっと彼の頭から離れないはずだ」 「彼は記者たちに『見出しをあげるよ』と言った。監督として、なぜそんなことをしたいのかが私にはわからない。チームが今後自信をつけるのには役立たないだろう」 「私が言いたいのは、監督は今からシーズン終了までロッカールームに入って、どこが相手でも勝つ自信を選手に与えられるよう鼓舞できるのかということだ。監督は、自分たちが史上最悪のチームの一つだと言ったのだからね。彼がそれで何を得られるのか、私にはまったくわからない」 2025.01.21 17:20 Tue4
伝説のGKカーンが語る意外な後悔「あそこに移籍すれば良かった」
▽フットボール界のレジェンドである元ドイツ代表GKオリバー・カーン氏が、キャリアにおける後悔として、「マンチェスター・ユナイテッドへの移籍」を挙げた。 ▽カーン氏は現役時代、1994年にカールスルーエから加入したバイエルンで14シーズンにわたって守護神として活躍し、8度のブンデスリーガや2000-01シーズンのチャンピオンズリーグ制覇を経験した。また、ドイツ代表としては86試合に出場し、1996年のユーロ優勝や2002年の日韓ワールドカップ準優勝を経験した。 ▽ドイツ『スポーツ・ビルト』のインタビューに応じたカーン氏は、海外移籍に挑戦してみたかったという思いを吐露し、当時アレックス・ファーガソン氏が率いていたユナイテッドへの移籍についての後悔を口にした。 「アレックス・ファーガソンは未だに私に怒っているんじゃないかな。2003年か2004年、彼は私がユナイテッドに移籍すると思っていただろうからね。でもバイエルンで締めくくることが私にとってより重要だった」 「振り返ってみれば、移籍してみるべきだったと思う。私にとっていい挑戦になったはずだ」 ▽当時ユナイテッドは、2005年にGKエドウィン・ファン・デル・サールが加わるまでGKに確固たる存在を立てることができずにいた時代が続いていた。ファン・デル・サールと共に2007-08シーズンには欧州王者に君臨したユナイテッドだが、カーンが加わっていたらまた大きな違いが生まれていたことだろう。 2017.12.15 14:09 Fri5