ミレンコビッチのインテル行きを阻止するのはナポリ? クリバリ売却なら後継者に据える考えか

2022.07.03 18:01 Sun
Getty Images
インテル行きが噂されるフィオレンティーナのセルビア代表DFニコラ・ミレンコビッチ(24)だが、その進捗状況をイタリア『カルチョ・メルカート』が詳しく解説している。

2017年夏に母国のパルチザンからフィオレンティーナへと加入したミレンコビッチ。かつてはマンチェスター・ユナイテッドからの関心も寄せられた195cmの大型センターバックだが、今夏はインテル行きが盛んに報じられている。
ミレンコビッチ獲得に本腰を入れるインテルは、財政難を抱えながらも首脳陣らが卓越した手腕を発揮し、今夏すでに即戦力4名を確保。ここからまた新たに選手を加えるためには、まず現有戦力を放出することが必須とされるが、ことミレンコビッチの確保については、セリエAの他クラブの事情も大きく関わっているようだ。

まず、ミレンコビッチ獲得を巡ってインテルのライバルになるのがナポリとのこと。ナポリはチームの支柱であるセネガル代表DFカリドゥ・クリバリ(30)の契約延長がまとまっておらず、オランダ代表DFマタイス・デ・リフト(22)のチェルシー行きが噂されるユベントスが、その後釜としてクリバリ獲得を狙っているとされる。ナポリがクリバリをユベントスへ売却するとなった場合は、その後継者として24歳のミレンコビッチがトップターゲットとなる模様だ。

一方、インテルはオランダ代表DFステファン・デ・フライ(30)やスロバキア代表DFミラン・シュクリニアル(27)を売却する可能性があり、後者に関してはパリ・サンジェルマン(PSG)からの7000万ユーロ(約99億円)にもおよぶメガオファーを想定。どちらか片方だけでも売却に漕ぎ着けられれば、安心してミレンコビッチ獲得に資金を回せるように思われるが、対するナポリもクリバリの移籍金としてユベントスに4000万ユーロ(約56億円)を要求。フィオレンティーナ首脳陣らによるミレンコビッチの評価額が1500万ユーロ(約21億円)であることから、両者とも売却益を利用すれば、ある程度の余裕を持ってセルビア代表CBにアタックできる公算があると考えられている。
インテルはミレンコビッチ本人と相思相愛の関係を築いているようだが、シュクリニアルらの売却に手間取れば、ナポリに形勢を逆転される可能性も捨てきれないことから、やはり既存の選手らをいち早く売却することを最重要事項と捉えているようだ。

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C・ロナウドが大号泣…3人退場、PK戦までもつれたキングスカップはアル・ヒラルが優勝し国内3冠! C・ロナウドは無冠に終わる

5月31日、キングスカップ決勝が行われ、アル・ヒラルvsアル・ナスルが対戦。PK戦までもつれた試合は、5-4でアル・ヒラルが勝利した。 サウジ・プロ・リーグで優勝したアル・ヒラルと、2位に終わったアル・ナスルの対戦。アル・ヒラルはセルビア代表FWアレクサンダル・ミトロビッチやFWマウコム、ポルトガr愚代表MFルベン・ネヴェス、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリ、モロッコ代表GKボノらが先発出場。アル・ナスルはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドやセネガル代表FWサディオ・マネ、クロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチらが先発した。 試合は開始早々にマネがビッグチャンスを掴むも生かせず。すると7分、マウコムのボックス際からのクロスをミトロビッチがファーサイドでヘッドで合わせ、アル・ヒラルが先制する。 先制を許したアル・ナスルはC・ロナウドらがゴールに迫るも、GKボノが立ちはだかりゴールを許さず。後半早々にはC・ロナウドがクロスを華麗にバイシクルシュートで合わせるも、右ポストを直撃。オフサイドではあったが、華麗なプレーを見せた。 すると迎えた53分にアクシデント。カウンターからアル・ヒラルがビッグチャンスを迎えマウコムが独走かと思われたが、ボックス外に飛び出したGKダビド・オスピナがなぜか手で抑え込みに行き一発退場。数的不利となる。 しかし、今度は87分にアリ・アル・ブライヒが一発退場。相手の挑発に乗り、頭突きを見舞ったことで数的同数に。するとその直後の88分にロングスローをアイマン・ヤヒヤ・アーメドがヘッドで合わせ、アル・ナスルが土壇場で同点に追いつく。 奇跡のような展開となった中、今度はアル・ヒラルがピンチに。90分、勝ち越しを目指し攻め込んでいた中、左からのクロスに飛び込んだクリバリがクロスをキャッチしたGKに遅れて接触。これが2枚目のイエローカードとなり退場。延長戦はアル・ヒラルが数的不利となったものの、互いに得点を奪えず、PK戦にもつれ込んだ。 PK戦は、アル・ヒラルの1人目であるルベン・ネヴェスが左ポストに当てて失敗。後攻のアル・ナスルはアレックス・テレスが務めるも、大きく外してしまう展開となる。 2人目はミトロビッチ、C・ロナウドと共に成功。そのまま成功が続いた中、サドンデスに突入すると、アル・ヒラルの6人目を務めたサウド・アブドゥルハミドのシュートがセーブされるピンチに。アル・ナスルは決めれば勝利だったが、アリ・アル・ハッサンのシュートはGKボノがセーブする。 アル・ヒラルは7人目が成功。しかし、アル・ナスルは、7人目のメシャリ・アル・ネメルのシュートを再びGKボノがセーブ。アル・ヒラルがPK戦を制してリーグとカップ、そしてスーパーカップの3冠を達成。さらに、国内では無敗の優勝を成し遂げ、負傷離脱中のネイマールもピッチを走って祝福し大騒ぎ。一方で自身はリーグの得点記録を塗り替えるなどしたC・ロナウドは1つもタイトルを獲得できないシーズンとなり、ピッチに倒れて号泣する姿が印象的だった。 <span class="paragraph-title">【動画】PK戦の結末…C・ロナウドはタイトルなしで大号泣</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="J2EbRBV38aY";var video_start = 1578;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.01 21:55 Sat

アル・ヒラルがサウジリーグを31戦無敗で優勝! 直近5季で4度目

アル・ヒラルがサウジ・プロフェッショナルリーグで19度目の優勝を成し遂げた。 クリスティアーノ・ロナウドを2位擁するアル・ナスルらを抑え込み、首位を走るアル・ヒラル。11日の第31節では引き分けでも優勝が決まるなか、最下位アル・ハズムをホームに迎え撃ち、4-1で下した。 15分のPKからアレクサンダル・ミトロビッチのゴールで先制したアル・ヒラルは34分に追いつかれたが、その5分後にオウンゴールで勝ち越し。前半アディショナルタイムにミトロビッチとセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチのゴールで突き放した。 目玉新戦力だったネイマールを昨年10月の大ケガで失った今季だったが、リーグではいまだ負けなし(29勝2分け)できており、残り3試合で2位アル・ナスルに12ポイント差に。2季ぶり優勝が決定した。 ここ5季で4度目の優勝となるアル・ヒラルを率いるのはジョルジェ・ジェズス監督。選手では上述した選手以外にもボノにはじまり、カリドゥ・クリバリ、ルベン・ネヴェスらも擁している。 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】アル・ヒラルvsアル・ハズム</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="8cIsC8yJTCE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.12 14:55 Sun

サウジで奮闘中のネヴェス、昨夏にバルセロナやアーセナル行きが頓挫 「実現しない移籍にうんざりしていた」

ポルトガル代表MFルベン・ネヴェスが昨夏のアル・ヒラル移籍を振り返った。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えた。 2017年夏にポルトからウォルバーハンプトンへ移籍し、チームの主軸として長年にわたってイングランドで戦ってきたネヴェス。度々ステップアップの可能性が報じられ、昨夏も国内外問わず、ビッグクラブからの関心が取り沙汰されたが、サウジアラビア行きの流れに乗ってアル・ヒラルへ移籍した。 新天地ではブラジル代表FWネイマールやセネガル代表DFカリドゥ・クリバリ、モロッコ代表GKボノ、セルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ、セルビア代表FWアレクサンダル・ミトロビッチ、ブラジル代表FWマウコム、ブラジル代表DFレナン・ロディらがチームメイトに。現在はサウジ・プロ・リーグやAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメントを戦っている。 ここまで公式戦28試合に出場し、リーグ首位のチームを支えているネヴェスは半年前の中東行きの決断について、ポルトガル『O Jogo』にコメント。バルセロナやアーセナルとの交渉が破談となったことからアル・ヒラル移籍を選んだと明かしている。 「3つのクラブが近づいていたが、結局移籍は実現しなかった。それが悲しかったし、アル・ヒラルに行く決断を後押しした」 「名前は言いたくなかったが、バルセロナは最もホットなクラブの1つだったし、それ(移籍の噂)は嘘ではなかった。もう少しで実現しそうだった。アーセナルと同様にね。それから、イングランド国外にもう1つクラブがあった」 「こうした出来事が積み重なった中、この絶好のチャンスがやってきた。僕はそれを受け入れることに何の疑問も持たなかった。実現しない移籍にうんざりしていた」 また、ネヴェスはサウジアラビアでの将来にも言及。リーグレベルの高さを語り、当分はとどまることになると見解を示している。 「アラビアでプレーしていても、ヨーロッパの同僚たちとは何の違いも感じない。フィットネスは問題ない。いつかヨーロッパに戻り、最高のレベルでプレーできるよう、しっかりと道を進んでいる」 「正直に言うと、すぐには戻れないと思っている。このままいけば、アラビアは2年以内に世界で最も重要なリーグの1つになるだろう」 「秘密はない。やってくる選手の質は非常に高い。各チームがそのレベルにある8人の外国人選手に懸ければ、ほとんどプレイステーション・リーグになるし、選手を自由に選ぶことができる。2年、もしかしたら、もう少し長くここにいるかもしれない」 2024.02.28 11:48 Wed

アル・ヒラルがマルセイユのブラジル代表DFロディを完全移籍で獲得、2027年夏までの契約

アル・ヒラルは17日、マルセイユのブラジル代表DFレナン・ロディ(25)を完全移籍で獲得したことを発表した。 契約期間は2027年夏までの3年半契約で背番号は「6」に決定。『Foot Mercato』によれば移籍金は2500万ユーロ(約40億円)と見られている。 ロディはアトレチコ・パラナエンセから2019年7月にアトレティコ・マドリーに完全移籍で加入。左サイドバックとして公式戦118試合に出場し6ゴールを記録していた。 2022年8月にノッティンガム・フォレストへレンタル移籍を経験。今シーズンからマルセイユに完全移籍で加入していた。 今シーズンはリーグ・アンで14試合、ヨーロッパリーグ(EL)で6試合に出場していたが、新天地にアル・ヒラルを選択した。 アル・ヒラルは、夏の移籍市場でブラジル代表FWネイマールやポルトガル代表MFルベン・ネヴェス、セルビア代表FWアレクサンダル・ミトロビッチ、MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリ、モロッコ代表GKボノなどを獲得していた。 <span class="paragraph-title">【動画】アル・ヒラルがレナン・ロディの加入を伝える特別ムービー</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ar" dir="rtl"><a href="https://twitter.com/Alhilal_FC/status/1747589651357950458?ref_src=twsrc%5Etfw">January 17, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.01.17 21:21 Wed

連覇を狙うセネガルが代表メンバー発表!マネやクリバリ、守護神メンディらを順当に選出【CAN2023】

セネガルサッカー連盟(FSF)は29日、アフリカ・ネーションズカップ(CAN)に向けた同国代表メンバー27人を発表した。 前回王者として大会連覇を狙うセネガル代表。今大会ではグループCに入り、カメルーン代表、ギニア代表、ガンビア代表と同居した。 アリウ・シセ監督は今大会に向けて、FWサディオ・マネ(アル・ナスル)やMFパプ・ゲイエ(マルセイユ)、DFカリドゥ・クリバリ(アル・ヒラル)、GKエドゥアール・メンディ(アル・アハリ)ら主力を順当に選出した。 セネガルは初戦でガンビア(1/15)、第2戦でカメルーン(1/19)、最終戦でギニア(1/23)と対戦する。 今回発表されたセネガル代表メンバーは以下の通り。 ◆セネガル代表メンバー27名 GK エドゥアール・メンディ(アル・アハリFC/サウジアラビア) セニー・ディエン(ミドルズブラ/イングランド) モリー・ディアウ(クレルモン/フランス) DF カリドゥ・クリバリ(アル・ヒラル/サウジアラビア) アブドゥ・ディアロ(アル・アラビ/カタール) アブドゥライエ・セック(マッカビ・ハイファ/イスラエル) エンディアイェ・エンディアイエ(トロワ/フランス) フォルモーゼ・メンディ(ロリアン/フランス) イスマイル・ヤコブス(モナコ/フランス) ユスフ・サバリ(ベティス/スペイン) フォデ・バロ=トゥーレ(フルアム/イングランド) ムサ・ニアカテ(ノッティンガム・フォレスト/イングランド) MF パテ・シス(ラージョ・バジェカーノ/スペイン) ラミーヌ・カマラ(メス/フランス) パプ・ゲイエ(マルセイユ/フランス) ナンパリイズ・メンディ(スタッド・ランス/フランス) クルパン・ディアタ(モナコ/フランス) シェイフ・クヤテ(ノッティンガム・フォレスト/イングランド) パプ・マタル・サール(トッテナム/イングランド) イドリサ・ゲイエ(エバートン/イングランド) FW サディオ・マネ(アル・ナスル/サウジアラビア) ハビブ・ディアロ(アル・シャバブ/サウジアラビア) ニコラス・ジャクソン(チェルシー/イングランド) イスマイラ・サール(マルセイユ/フランス) イリマン・エンディアイエ(マルセイユ/フランス) ブライエ・ディア(サレルニターナ/イタリア) アブダラー・シマ(レンジャーズ/スコットランド) 2023.12.29 23:30 Fri

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日本代表MF鎌田大地の退団やイゴール・トゥドール監督の退任など、今夏は大きな変更が起こるラツィオ陣営。若返りの方針の中、レジェンドの息子に関心を寄せているという。 イタリア『TuttoMercatoWeb』によると、ラツィオが関心を寄せているのはミランのMFダニエル・マルディーニ(22)。元イタリア代表DFでミラン一筋でプレーしたパオロ・マルディーニ氏の息子だ。 2023-24シーズンはモンツァへとレンタル移籍。セリエAで18試合に出場し4ゴールを記録。ミランへと復帰することになったが、そのミランは売却する可能性もあるとされている。 2025年夏に契約が切れるマルディーニ。ただ、ミランではポジションを確保は難しい状況。残り1年となり、ミランが売却するチャンスは今しかない。 800万ユーロ(約13億4000万円)程度と設定されている移籍金に対し、ラツィオは興味を示しているとのこと。ただ、ライバルもおり、フィオレンティーナやトリノも関心を持っているという。 ラツィオは鎌田の退団が確定的。さらに、元スペイン代表MFルイス・アルベルト(31)もカタールのアル・ドゥハイルへの移籍が決まり、中盤が手薄になる状況だ。 2024.06.14 22:30 Fri

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