給与大幅カットのピケが真実を明かす「タイミングの問題で僕が最初に」

2021.08.16 22:31 Mon
Getty Images
バルセロナの元スペイン代表DFジェラール・ピケが、給与カットの真実について語った。

バルセロナは、クラブとして巨額の負債を抱えていることが発覚。ラ・リーガの定めるサラリーキャップ制に抵触するとして、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシを放出しなければならない事態に陥った。
さらに、今夏獲得したオランダ代表FWメンフィス・デパイ、スペイン代表DFエリック・ガルシア、そしてBチームから昇格したアルバニア代表FWレイ・マナイの3名の選手登録ができない事態に。しかし、ピケが給与の大幅削減にサインしたことで、登録が認められていた。この結果、デパイは開幕戦に出場することが可能となっていた。

ピケは開幕戦のレアル・ソシエダ戦を終え、自身のTwitchチャンネルでこの件についてコメント。自分が給与削減に応じたのはタイミングの問題であり、自身を含め、MFセルヒオ・ブスケッツ、MFセルジ・ロベルト、DFジョルディ・アルバの4人のキャプテンは応じる予定だと語った。

「今週、給与の減額やメンフィス(・デパイ)、エリック(・ガルシア)、レイ(・マナイ)の契約について記事を読んだと思う。ブシ(セルヒオ・ブスケッツ)やジョルディ・アルバ、セルジ(・ロベルト)に提案した最初から、僕たちはとてもオープンだった。僕たちはここで生まれ、ここで育ち、このクラブ出身なんだ」
「ただ、タイミングの問題で僕が最初にサインすることになった」

「思ったような情報が流れなかったり、誤解があったりするから、その点についてはハッキリさせておきたい」

「僕のチームメイトも僕と同じように努力するつもりだし、カンプ・ノウで支えてくれる人、チームと一緒にいてくれる人、それが僕たちには必要だ」

「僕たちがやらなければならなかったことであり、あまり良いとは言えない経営を数年間続けてきた僕たちが受け入れるべきことでもある」

「これからはクラブと一体となって、きっとこの状況を打開できるだろう」

また、同期でもありクラブにとって偉大な選手の1人だったメッシが退団。それでも開幕戦ではしっかりと勝利を収めた。その点については、ポジティブなものであると語り、チームが抱える若手たちに期待を寄せた。

「とても小さな一歩ではあるけど、レオ(リオネル・メッシ)がいない時代の始まりだ。でも、きっととてもポジティブなものになるだろう」

「今のバルサには、ガビ、ニコ(ニコラス・ゴンサレス)、(ユスフ・)デミル、リキ(・プッチ)、ペドリ、アンス(・ファティ)、(ロナルド・)アラウホ、エリック(・ガルシア)…というありえない世代がいる。レベルが高く、若い選手がたくさんいる」

「バルサでは常に本質を見失ってはいけない。マシアが全てであり、これらのチームやクラブ、代表チームと争うには、マシアを捨て去ることはできない。僕たちはマシアに多くの投資をしなければいけないんだ」

また、自身の去就についても言及。バルセロナで最後まで戦い引退すると約束した。

「僕は100%バルセロナで引退する。他のチームでプレーすることは考えていない。何年もの間、僕はすでにプレーしているけど、他のチームに行かなければならない人もいるだろう」

「それしれそれがいつになるかはわからない。いつかバルセロナのシャツを守レないほど競争力がなければ、その時は手を挙げて一歩踏み出すだろうね」

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