ローマのペドロが今夏に移籍? 新指揮官であるモウリーニョ監督の構想には入らず

2021.07.09 16:24 Fri
Getty Images
ローマの元スペイン代表FWペドロ(33)がチームから構想外となったようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

バルセロナのラ・マシア出身であるペドロは、これまでバルセロナやチェルシー、スペイン代表で活躍。2020年夏にチェルシーからローマへ加入すると、初挑戦となったイタリアでも開幕からの7試合で3ゴール3アシストと上々の成績を収めた。ところが、そこから負傷の影響もあり失速。出場機会減少に不満を持ったペドロは、パウロ・フォンセカ前監督と話し合いの場を持つなどしたが、不動の主力となり切るまでには至らなかった。
それでも昨季は公式戦40試合出場6ゴール7アシストを記録。5月に行われたラツィオとのローマ・ダービーでも得点を記録しており、新シーズンからクラブで指揮をとるジョゼ・モウリーニョ監督の下での活躍が期待されていた。

しかし、8日に発表されたプレシーズンの招集リストの中に、ペドロの名前はなし。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によるとこのリストに入らなかった選手は、モウリーニョ監督の中で構想外となっているようだ。ここから15日以内に移籍先が見つからない場合は練習場に来ることが許されるものの、チーム練習には加わらないという。

ペドロとローマの契約は2023年6月までとなっているが、この決定により今夏の移籍が濃厚となった。
なお、ペドロ以外にFWジャスティン・クライファート(22)、MFハビエル・パストーレ(32)、MFスティーブン・エンゾンジ(32)、DFフェデリコ・ファシオ(34)、DFダビデ・サントン(30)らも今回の招集リストに含まれず、モウリーニョ監督から構想外を突き付けられる形となった。

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アドリアーノ氏が42歳のお誕生日!短くも強烈な全盛期を送った“皇帝”、古巣のエースが思い入れ語る「僕の永遠のNo.1」

2月17日、短くも強烈な全盛期を送った元ブラジル代表FWアドリアーノ氏が42歳の誕生日を迎えた。ブラジル『グローボ』が伝えている。 かつて“皇帝”の異名をとったアドリアーノ氏。190cm近い長身に鋼のような肉体、何よりその左足から放たれる強烈“すぎる"シュートに、時として相対するGKはなす術もなかった。 クラブキャリアではフラメンゴでデビュー後、インテル移籍で欧州上陸。レンタル先のフィオレンティーナ、パルマで活躍したのち、復帰したインテルでは背番号「10」を与えられた。 しかし、ブラジル代表の一員としてドイツ・ワールドカップ(W杯)を戦ったのを境に、当時インテルを率いたロベルト・マンチーニ監督との不和、無断練習欠席、うつ病発症などなど、その輝きが徐々に色褪せていくことに。 母国へのレンタル移籍によって一時的には復活も、イタリア帰還後は遅刻や夜遊び、ウェイトオーバーの常習犯となり、死亡説が流れたことも。結局、2016年に34歳で引退したアドリアーノ氏、その全盛期は20〜24歳ごろまでだったと言える。 そんな元皇帝も今年で42歳。古巣フラメンゴは公式SNSやYouTubeチャンネルでかつてのヒーローを祝い、アドリアーノ氏に憧れてフラメンゴへ来たという現エース・元ブラジル代表FWペドロが思い入れを語った。 「アドリアーノは間違いなく僕のアイドル。ピッチで彼以上に僕にインスピレーションを与えてくれる男はいなかった…小さな頃から彼を追いかけてきたんだ」 「マラカナンでのコリチーバ戦のゴールは、僕が最も心に残っている彼のゴール。あのとき僕はゴール裏にいてね。一人のファンとして彼を追いかけた記憶が色褪せることなんか決してない。繰り返すけど、彼は僕のインスピレーションの源であり、永遠にNo.1の選手だ」 現在のアドリアーノ氏の様子は、公式X(@A10imperador)から垣間見ることができる。20代の現役フットボーラーにも多大な影響を与えた男が、幸せそうで、何よりだ。 <span class="paragraph-title">【写真】幸せそうで何より! 現在のアドリアーノ氏</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="pt" dir="ltr">Partiu sampa <a href="https://t.co/uHCVhEuQcN">pic.twitter.com/uHCVhEuQcN</a></p>&mdash; Adriano Imperador (@A10imperador) <a href="https://twitter.com/A10imperador/status/1755992129824817420?ref_src=twsrc%5Etfw">February 9, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.02.18 20:30 Sun

ラツィオがインモービレのラストプレーPK弾でリーグ3連勝! 途中出場の鎌田大地は絶妙ラストパスなど見せ場【セリエA】

セリエA第10節のラツィオvsフィオレンティーナが30日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのラツィオが1-0で勝利した。なお、ラツィオのMF鎌田大地は67分からプレーした。 リーグ戦2連勝で9位まで順位を上げてきたラツィオ。しかし、直近のチャンピオンズリーグ(CL)では敵地でフェイエノールトに1-3の完敗となり、公式戦連勝が「3」でストップ。その敗戦からのバウンスバックを期すサッリのチームは、今シーズンここまでリーグ5位と好調を継続する難敵フィオレンティーナをホームで迎え撃った。 フェイエノールト戦からは先発4人を変更。ヒサイとカザーレ、ベシーノ、インモービレに代えてラッツァーリとパトリック、ゲンドゥージとカステジャノスが起用された。鎌田は引き続きベンチスタートとなった。 前から圧力をかけ合うアグレッシブなスタートを見せた名門対決。キックオフから数分は中盤でのバトルが目立ったが、10分過ぎに互いに決定機を作り合う。 まずは12分、ボックス右に抜け出したカステジャノスからのグラウンダーの折り返しにニアで反応したルイス・アルベルトがすかさず右足で合わせるが、これは惜しくもサイドネットを叩く。 この直後の13分にはボナヴェントゥーラからのフィードに反応したベルトランがDF2枚を振り切り、ボックス内ではGKプロベデルをかわしてシュートを流し込む。だが、これはオンフィールド・レビューの結果、トラップ際のハンドを取られてゴール取り消しに。続く17分にはセットプレーの二次攻撃からダンカンの左クロスに反応したベルトランがダイビングヘッドで合わせるが、今度は右ポストに阻まれた。 ここから試合はさらに激しさを増すかに思われたが、以降はバトルの主戦場が再び中盤に。互いに球際で激しさを見せるが、序盤のように攻撃では違いを生み出せず、相手の集中した守備に手を焼く。 それでも、ボール保持と切り替えの質でわずかながら勝るフィオレンティーナがより優勢に試合を進めると、37分にはボックス手前で仕掛けたイコネがミドルシュートを匂わせての意表を突くスルーパスからニコラス・ゴンサレスに決定機が訪れるが、ゴール左で放ったシュートはGKプロベデルにうまく間合いを潰されて決め切るには至らず。 ゴールレスで折り返した後半は、ホームのラツィオが押し返す。まずは54分、左サイドのザッカーニが絶妙なダイアゴナルランでボックス中央に抜け出すと、DFを引き付けてフリーのカステジャノスにヒールパス。だが、アルゼンチン人FWのシュートは枠の左に外れる。オフサイド判定もVARが介入すればオンサイドの可能性もあっただけに痛いシュートミスに。 さらに、58分には左サイド深くで仕掛けたルイス・アルベルトの折り返しがディフレクトしてゴール前のフェリペ・アンデルソンの足元にこぼれると、DFミレンコビッチを背負ったブラジル人FWは鋭い反転から右足を振り抜くが、これはGKテラッチアーノのビッグセーブに遭う。 徐々にゲームに動きが出始めたなか、60分を過ぎて両ベンチの動きが活性化。ラツィオはロベッラに代えてカタルディを投入し、67分にはルイス・アルベルト、ゲンドゥージを下げてベシーノ、鎌田を同時投入。対するフィオレンティーナはエヌゾラやバラクと、よりフィジカルなプレーヤーを投入した。 すると、70分には鎌田にいきなりの見せ場。ハーフウェイライン付近でボールを奪った鎌田はザッカーニの短い落としを受け直して右サイドのスペースでフリーのフェリペ・アンデルソンへ左足の正確なラストパスを通す。このままボックス内まで運んだフェリペ・アンデルソンだが、続けて放ったシュートはDFブロックと枠外に外れ、日本代表MFのお膳立てを活かせなかった。 ホームで何とか勝ち切りたいラツィオは、77分にザッカーニとカステジャノスを下げて切り札のインモービレとペドロを同時投入。攻勢を強めていくなかでベシーノが鋭いミドルシュートを放つが、これは枠の左に外れる。 その後、0-0のまま突入した後半最終盤の攻防ではフィオレンティーナがよりゴールに迫ったが、ラツィオが最後の最後にゴールをこじ開けた。94分、左サイド深くでペドロが上げたクロスをボックス中央のベシーノがヘディング。これがDFミレンコビッチのハンドを誘い、土壇場でPKを獲得。これをキッカーのインモービレが冷静に左下隅へ決め、ラストプレーとなった95分の決勝点となった。 そして、この直後にタイムアップを迎え、好調ヴィオラとの接戦を劇的に制したラツィオがリーグ3連勝で7位に浮上した。 2023.10.31 07:02 Tue

3失点完敗のラツィオ指揮官「前半は脅かされ、怯えすぎだった」

ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督が振り返った。 25日のチャンピオンズリーグ(CL)グループE第3節でフェイエノールトのホームに乗り込んだラツィオ。83分にペドロがPKからネットを揺らしたが、74分までに喫した3失点が重くのしかかり、完敗した。 出番が減る鎌田大地をこの試合を使わず、セルティック相手に初勝利した前節の勢いを続けられなかったイタリア人指揮官はイタリア『スカイ』で前半の出来を嘆いている。 「前半、相手のアグレッシブさやプレッシングに脅かされ、怯えすぎてしまった。先制点は致し方なしだったが、2失点目まで許すべきではなかったね」 「後半は何度かゴールチャンスがあった。スタッツを見てもね。しかしながら、我々が示した前半のパフォーマンスは劣勢だった」 この敗戦で順位も突破圏内の2位から3位に後退。今大会初の黒星だが、指揮官はそれすらも致命打になりうるとし、残り3試合での奮起を求めた。 「これからホームでの試合が2つもあるし、それを生かさないといけない。順位がどうなるかはそれからだ。6試合しかないグループステージでは1つの負けも問題になる」 2023.10.26 10:50 Thu

「抜け出しうまい」「めっちゃ良い」古橋亨梧が待望のCL初ゴール!前田大然の仕掛けが起点に「初ゴールおめでとう」

セルティックの日本代表FW古橋亨梧がチャンピオンズリーグ(CL)初ゴールを記録した。 4日、CLグループE第2節でセルティックはホームにラツィオを迎えた。 セルティックは日本代表に招集された古橋、MF旗手怜央、FW前田大然が先発出場。ラツィオはコンディションの問題で日本代表招集外となったMF鎌田大地が先発し、日本人対決が実現した。 初戦でフェイエノールトに敗れていたセルティック。開始12分に古橋が魅せた。 右サイドのタッチライン際でパスを受けた前田が中央へ向かってドリブルスタート。バイタルエリアで待つマット・オライリーにパスを出すと、オライリーはダイレクトで前へ。スペースへのパスに走り出していた古橋が反応し、最後はGKの股間を抜くシュートを流し込んだ。 流れるようなプレーでの先制ゴール。観客の大歓声に包まれた中、これが古橋にとってCL初ゴールとなったが、ファンは「良いゴール」、「初ゴールおめでとう」、「抜け出しうまい」、「めっちゃ良い」、「古橋上手すぎ」とコメントを寄せた。 なお、試合はその後にラツィオが逆転。後半アディショナルタイム5分にペドロのゴールが決まり、1-2でラツィオが勝利した。 <span class="paragraph-title">【動画】前田大然の仕掛けから最後は古橋亨梧が股抜きでCL初ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Daqp0DZ0Ybc";var video_start = 2;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.10.05 09:35 Thu

注目株ベイガ、ナポリ移籍か…総額56.8億円で口頭合意

セルタの注目株がイタリア移籍を果たすようだ。 移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、セルタとナポリがU-21スペイン代表MFガブリ・ベイガ(21)を巡り、口頭合意。移籍金額はアドオン600万ユーロ込みで3600万ユーロ(約56億8000万円)におよぶパッケージになるという。 これから書類を準備し、メディカルチェックに入るというベイガは中盤の選手ながら得点力にも優れ、昨季はラ・リーガで初二桁の11ゴールとブレイク。ペドリやガビをはじめとする次代のスペインを担う中盤として人気を集め、今夏は有力クラブを惹く存在として注目される。 そんな人気株を巡り、マンチェスター・シティらイングランド勢の関心も浮かんだが、セリエA王者行きで決着の様相に。契約解除条項に設定してある4000万ユーロ(約62億4000万円)以下のオファーに応じないとされたセルタだが、報道通りなら、譲歩した格好となりそうだ。 2023.08.18 16:25 Fri

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キエーザ獲得目指すローマが代理人と接触予定も…選手側はユーロ終了後まで態度保留か

ローマがユベントスのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(26)の獲得を熱望しているようだ。 2020年夏にフィオレンティーナから加入して以来、大ケガに見舞われながらもチームの主力として活躍してきたキエーザ。今シーズンも公式戦37試合10ゴール3アシストを記録した一方で、クラブとの契約は残り1年を切ろうとしている。 しかし、ユベントスとキエーザの契約交渉は金銭面で折り合いがつかず停滞中。加えて、チームへの就任が確実視されるチアゴ・モッタ監督はキエーザを構想に含めていないとも報じられており、今夏売却の可能性が高まっている。 そんな中で、イタリア『スカイ・スポーツ』によると、獲得を熱望するローマがキエーザの代理人と会談する予定とのこと。ただし、選手側はすぐさま去就について決断を下すつもりはないようだ。 キエーザは今月から開催されるユーロ2024にて、自身の価値を高めたい模様。これにより、モッタ監督からの評価に変化が生じることを期待しているほか、より多くのクラブから関心を集めたい考えだという。 ローマとしては、それでも粘り強くキエーザ獲得の可能性を探る意向であり、今後の動きが注目されている。 2024.06.11 12:40 Tue

ローマのオーナーがエバートンを買収か? 売却失敗の中で候補者が複数浮上

クラブ売却話が頓挫してしまったエバートン。救世主として浮上したのは、ローマのオーナーであるダン・フリードキン氏だという。イギリス『BBC』が伝えた。 エバートンは、現オーナーであるファルハド・モシリ氏がクラブの売却を考え始めると、アメリカの投資会社「777パートナーズ」に株式の94%を売却することで合意に達していた。 しかし、クラブの売却期限だった今月1日までに取引が行われず。クラブの売却は成立しなかったことが発表されていた。 そんな中、新たな買い手として浮上したのがローマを保有するダン・フリードキン氏。純資産は48億ポンド(約9629億円)とも言われているアメリカ人の実業家で、モシリ氏が持つ94%の株式を全て購入することを目指しているという。 なお、その他にも、エバートンに1億5800万ポンド(約313億8000万円)を貸し付けたMSPスポーツキャピタル、地元の実業家であるアンディ・ベル氏とジョージ・ダウニング氏も買収を目指しているとされている。 また、クリスタル・パレスの共同オーナーであるジョン・テクスター氏もエバートンに興味を示しており、クリスタル・パレスの株式45%を売却することを検討し始めたとも言われている。 いずれにしても、買い手の候補はいくつかいる中で、エバートンの将来がどうなるのか注目を集める 財政的に問題を抱えていたエバートン。2023-24シーズンのプレミアリーグでは、プレミアリーグの収益性と持続可能性に関する規則(PSR)の違反のため、勝ち点8をマイナスされていたが、なんとか残留を果たしていた。 2024.06.09 12:01 Sun

新体制でメルカート臨むローマが大幅刷新へ…優先事項はCF、WG、SBの3ポジション

新体制でメルカートに臨むローマは、幾つかのポジションで大幅な刷新が見込まれている。 今シーズン途中にジョゼ・モウリーニョ監督、ゼネラルマネージャーのチアゴ・ピント氏が去ったローマ。オーナーのフリードキン・ファミリーはリナ・スルークCEO、ダニエレ・デ・ロッシ監督、ニースから引き抜いた新スポーツディレクター(SD)のフローラン・ギゾルフィ氏の3者により多くの権限を与え、今夏のメルカートに臨む構えだ。 現時点ではRBライプツィヒからレンタル中だったDFアンヘリーニョの買い取りオプション行使が発表され、同じくリーズ・ユナイテッドのDFディエゴ・ジョレンテのレンタル期間延長あるいは完全移籍での買い取りが既定路線に。 一方、退団ではチェルシーからレンタルしていたFWロメル・ルカクに加え、レバークーゼンとパリ・サンジェルマン、リーズからレンタル中だったFWサルダール・アズムン、MFレナト・サンチェス、DFラスムス・クリステンセンのローンバックに、DFレオナルド・スピナッツォーラの契約満了による退団が濃厚だ。 そういった中、今夏のメルカートで焦点となりそうなのが、ルカク、アズムン退団に加えて引き抜きの噂が絶えないパウロ・ディバラ、売却の可能性が伝えられるタミー・エイブラハムの去就が注目される前線だ。 センターフォワードではリールのジョナサン・デイビッドが理想のターゲットとして名前が挙がるが、資金力やチャンピオンズリーグ(CL)出場を逃した点でプレミアリーグを中心とする競合クラブ相手に太刀打ちができない。 これを受け、ブラガでプリメイラ・リーガ2位の21ゴールを挙げたシモン・バンザ、トゥールーズのエースストライカーであるタイス・ダリンガらが候補として名前が挙がる。 [4-3-3]をメインシステムで採用する中、手薄なウイングではユベントスのフェデリコ・キエーザをトップターゲットにナポリのマッテオ・ポリターノ、サッスオーロのアルマン・ロリエンテらデ・ロッシ監督のリクエストとみられるセリエAの選手。新SDのルートからリールのエドン・シェグロヴァ、ニースのジェレミー・ボガらが獲得候補に名を連ねる。 さらに、近年チームの泣き所となっているサイドバックでは指揮官が熱望するトリノのラウル・ベッラノーバ、古巣帰還に含み持たせるウェストハムのエメルソン・パルミエリが有力なターゲットに。その他ではギゾルフィ氏が推すリールのバフォデ・ディアキテ、スタッド・レンヌのゲラ・ドゥエらがプランBとして計画される。 その3つのポジションに比べて優先度は低いものの、補強の必要性があるポジションではGKルイ・パトリシオの退団で空く控えGKにレッチェのヴラディミーロ・ファルコーネ、デ・ロッシ監督が求める中盤の補強ではインテルのダビデ・フラッテージを理想に、SPAL時代の教え子でカリアリでプレーするマッテオ・プラーティにも関心を示している。 2024.06.08 17:38 Sat

ポリターノにローマ帰還の可能性? コンテ就任で退団取り沙汰される

ナポリのイタリア代表FWマッテオ・ポリターノ(30)にローマ帰還の可能性が浮上している。 今夏の移籍市場で前線の大幅な刷新を試みるローマ。その中で補強に関する権限も与えられるダニエレ・デ・ロッシ監督は、ポゼッションとカウンターの両方で優位性をもたらす選手を探すようクラブにリクエストしている。 そして、クラブは[4-3-3]の右ウイングを主戦場とするプリマヴェーラ育ちのレフティーを獲得候補にリストアップしているようだ。 2020年1月の加入以降、ナポリの前線の主力の一人として活躍してきたポリターノだが、インテル時代に自身を放出したアントニオ・コンテ新監督の就任によって微妙な立場に晒されており、今夏新天地を求める可能性が伝えられている。 そして、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、そのポリターノに対してローマが獲得への動きを見せているという。 デ・ロッシ監督は現役時代のローマ、イタリア代表のテクニカルスタッフ時代にポリターノと共に仕事をした経験があり、同選手のプレースタイルや性格を熟知しており、良好な関係性を築いてきた。 獲得に向けては今年8月で31歳になる年齢がネックとなるが、年俸や移籍金に関しては大きな障害とはならないとみられる。 なお、ポリターノはナポリ移籍前にインテルからローマに移籍する可能性があったが、トレード相手だったDFレオナルド・スピナッツォーラのメディカルチェックに対するインテル側の疑念によって最終的に交渉が破談。それから4年半を経て古巣帰還は実現するのか…。 2024.06.07 21:55 Fri

1年前に断ったサウジ行き…ルカクが疑念払拭で移籍も? 「考えるよりもレベルが高い」

チェルシーで去就注目のベルギー代表FWロメル・ルカク(31)はサウジアラビア行きも選択肢となるのだろうか。 ここ2シーズンにわたり、インテル、ローマといずれもローン移籍のルカク。今季も最終的に公式戦21ゴールを積み上げたストライカーだが、チェルシーでは依然として戦力に計算されず、来季も他で出番を求めるのが確実視される。 ローマのほか、アントニオ・コンテ新監督が率いるナポリや、ミランも関心を寄せるが、この夏のチェルシーは完全売却のみを視野に入れ、イタリアのクラブが交渉の席についても資金力的に一筋縄ではいかないものとみられる。 そのなかで、新天地選びでサウジアラビアも1つに。ルカクは昨夏、チェルシーが受けたアル・ヒラルからのオファーを拒んだが、サウジアラビア行きの見方が変わったようだ。ベルギー『HLN』で語った。 「サウジアラビアは僕を止められない。(サウジのフットボールレベルは)上がる一方だ。多くの人が考えるよりもはるかにレベルが高い」 「多くの選手がどんどんとあの場所でプレーするだろう。それと、あの場所のファンがフットボールをどのように体験しているかもある」 「インフラはまだ改善すべきだけど、ヨーロッパの主要クラブは『サウジアラビアがくる』と知っている。ボクシングや、ゴルフ、F1ではもうそれが目にできる」 2024.06.07 13:50 Fri

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イタリア復帰熱望のザニオーロ、ユベントスも獲得を真剣に検討か

ガラタサライに所属するイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(24)に対して、ユベントスが関心を示しているようだ。 昨夏、ガラタサライから買い取りオプション付きのレンタル移籍でアストン・ビラに加入したザニオーロ。即戦力として大きな期待が寄せられていたが、ウナイ・エメリ監督の下で躍進を遂げたチームで思うような出場機会を確保できず、公式戦39試合出場で2ゴールの成績を残すも、プレミアリーグでの先発は9試合にとどまった。 ビラは買い取りオプションを行使せず、今夏に2027年夏まで契約を残すガラタサライへ戻ることが決定したザニオーロ。ただし、今夏の移籍は濃厚とされており、ビジャレアルやアタランタ、フィオレンティーナが関心を示していた。 そんな中で、イタリア『カルチョメルカート』によると、ユベントスもザニオーロの獲得を検討している模様。スポーツ・ディレクター(SD)のクリスティアーノ・ジュントーリ氏は同選手を評価しており、具体的なオファーに発展する可能性もあるようだ。 ザニオーロもまた、イタリア復帰を熱望。ユベントスはまずアタランタのオランダ代表MFトゥン・コープマイネルス(26)、ボローニャのイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(22)の契約を優先する予定ではあるが、その後にザニオーロの交渉が開始されるかが注目される。 2024.06.11 16:10 Tue

ドウグラス・ルイス獲得へ向かうユベントス、マッケニーにイリング・ジュニアもアストン・ビラ行きか

ユベントスがブラジル代表MFドウグラス・ルイス(26)の獲得に向け、アストン・ビラとの交渉を進めているようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が報じた。 監督就任発表が間近とみられるチアゴ・モッタ氏との来シーズンに向け、中盤の補強に動くユベントス。ドウグラス・ルイスの獲得を目指しており、アメリカ代表MFウェストン・マッケニー(25)が取引に含まれると報じられていた。 両クラブは移籍成立に向け、頻繁に連絡を取り合っているようで、交渉は順調に進んでいるとのこと。ビラは現在、マッケニーに加え、U-21イングランド代表MFサミュエル・イリング・ジュニア(20)も要求しているという。 また、この2選手に加え、約2000万ユーロ(約33億9000万円)の金銭も望んでいる模様。ユベントスはこの額の引き下げに取り組んでいるようだ。 ドウグラス・ルイスはプレミアリーグで4位フィニッシュし、チャンピオンズリーグ(CL)出場も決めたアストン・ビラの主力。しかし、前年度に多額の損失を計上しているクラブは、プレミアリーグの利益と持続可能性に関する規則(PSR)に抵触する恐れがあり、このブラジル人MFが売却候補の1人に挙がっていた。 一方、マッケニーはユベントスにレンタルバックして今シーズンに臨み、マッシミリアーノ・アッレグリ元監督に重宝されたものの、現行契約が残り1年。クラブは契約更新へ向かったものの、給与面で折り合いがつかず、延長交渉はストップしたとみられている。 また、途中出場をメインとしながら公式戦27試合に出場したイリング・ジュニアも、契約期間が残り1年を切ろうとしている状況。売却やむなしと考えられ、1月にも補強資金に繋げるための移籍の可能性があった。 2024.06.11 15:10 Tue

キエーザ獲得目指すローマが代理人と接触予定も…選手側はユーロ終了後まで態度保留か

ローマがユベントスのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(26)の獲得を熱望しているようだ。 2020年夏にフィオレンティーナから加入して以来、大ケガに見舞われながらもチームの主力として活躍してきたキエーザ。今シーズンも公式戦37試合10ゴール3アシストを記録した一方で、クラブとの契約は残り1年を切ろうとしている。 しかし、ユベントスとキエーザの契約交渉は金銭面で折り合いがつかず停滞中。加えて、チームへの就任が確実視されるチアゴ・モッタ監督はキエーザを構想に含めていないとも報じられており、今夏売却の可能性が高まっている。 そんな中で、イタリア『スカイ・スポーツ』によると、獲得を熱望するローマがキエーザの代理人と会談する予定とのこと。ただし、選手側はすぐさま去就について決断を下すつもりはないようだ。 キエーザは今月から開催されるユーロ2024にて、自身の価値を高めたい模様。これにより、モッタ監督からの評価に変化が生じることを期待しているほか、より多くのクラブから関心を集めたい考えだという。 ローマとしては、それでも粘り強くキエーザ獲得の可能性を探る意向であり、今後の動きが注目されている。 2024.06.11 12:40 Tue

ユナイテッドが新契約打診も…アカデミー出身フォーソンがモンツァにフリー加入へ

マンチェスター・ユナイテッドのU-20イングランド代表FWオマリ・フォーソン(19)がイタリアに渡るようだ。 ユナイテッドアカデミー産のウインガーは今年1月のFAカップでシニアデビューしてから、2月のプレミアリーグでも初出場。その試合で決勝アシストをマークしたりと爪痕も残し、最終的にトータルで7試合に出場した。 ウィリー・カンブワラとともに今後が楽しみな才能の1人だが、今季が契約最終年。ユナイテッドからは先日に新契約を打診した旨が明らかにされ、動向が注目されたが、フリーでの新天地行きを決断した模様だ。 移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍先はモンツァで、2028年夏までの契約に合意。来季からセリエA挑戦を果たすという。 なお、アドリアーノ・ガッリアーニ氏が最高経営責任者(CEO)を務めるモンツァは今季のセリエAを12位でフィニッシュ。初昇格から2年連続の残留に成功している。 2024.06.11 10:15 Tue

ヴェローナ、今季残留に導いたバローニ監督の退任を発表

エラス・ヴェローナは10日、マルコ・バローニ監督(60)の退任を発表した。 ベネヴェントやフロジノーネ、レッジーナなど多くの国内クラブで指揮を執り、2021年夏から2年間のレッチェ指揮を経て、昨夏にヴェローナの監督に就任したバローニ監督。 2023-24シーズンは開幕連勝を飾るなど好スタートを切ったが、第3節のサッスオーロ戦で初黒星を喫すると、以降の14試合は5分け9敗と大不振に陥り、降格圏の19位と低迷。 さらに今冬の移籍市場では、チームトップの6ゴールを挙げていたFWシリル・ウンゴニエ(→ナポリ)やMFフィリッポ・テラッチアーノ(→ミラン)、DFイサク・ヒエン(→アタランタ)らを引き抜かれたが、シーズン後半戦では6勝を挙げるなど巻き返しに成功。最終的に9勝11分け18敗の13位でシーズンを終え、チームをセリエA残留に導いた。 なお、後半戦の手腕が評価されたバローニ監督には、イゴール・トゥドール監督が辞任したラツィオが接触しており、同クラブのクラウディオ・ロティート会長は『Il Messeggero』のインタビューで「バローニがラツィオの新監督になる」と明言していた。 2024.06.11 07:00 Tue

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