天津泰達を退団した元ドイツ代表FWワグナーが現役引退を発表!「家族と過ごす時間を楽しみたい」

2020.08.02 23:00 Sun
Getty Images
ドイツ代表FWサンドロ・ワグナー(32)が現役引退を発表した。7月末に中国スーパーリーグの天津泰達を退団しフリーとなっていたワグナーは2日、ドイツ『ビルト』を通じて、12年間のプロキャリアに終止符を打ったことを明かした。
◆ワグナー、バイエルンでのゴール集!

「本当に素晴らしいサッカー人生を歩むことが出来たことを感謝している。僕は自分の目標と夢をすべて達成することが出来た」

「ここ数日は、ブンデスリーガのクラブや多くの海外クラブから連絡をもらったよ。とても嬉しかったけど、僕の決意が揺らぐことはなかったんだ」

「9月からコーチになるためのトレーニングを開始するつもりだ。来年の夏でもコーチ業に就ければと思っている。とりあえず今は、家族と過ごす時間を楽しみたいと思っているよ」
バイエルンの下部組織出身のワグナーは、2007年7月にファーストチームへ昇格。しかし、結果を残せず1年で退団すると、その後は、デュイスブルクやブレーメン、カイザースラウテルン、ヘルタ・ベルリン、ダルムシュタット、ホッフェンハイムと多くのクラブを渡り歩いた。

2016-17シーズンにはホッフェンハイムでブンデスリーガ31試合で11ゴール4アシストを記録。翌シーズンもホッフェンハイムでプレーを続けたが、2018年1月に古巣バイエルンからのオファーを受け電撃移籍。しかし、2019年1月に出場機会を求めて天津泰達へと完全移籍していた。

中国スーパーリーグでは26試合に出場し12ゴール2アシストを記録するなど結果を残していたが、今シーズンは新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けシーズン開幕が大幅に延期。先週末にようやく開幕を迎えていたが、ワグナーは個人的な理由から7月24日に天津泰達との契約を解消していた。

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リバプール退任決定のクロップ監督、休養希望もドイツ代表が招へいに動く?

リバプールの退任が決定しているユルゲン・クロップ監督(56)だが、すでにオファーが届いているようだ。 9シーズンにわたってリバプールを率いてきたクロップ監督は、これまでチャンピオンズリーグ(CL)やプレミアリーグ、クラブ・ワールドカップ(CWC)など多くのタイトルを獲得。今シーズンはすでにEFLカップ(カラバオカップ)を制しており、ここに来てやや失速もプレミアリーグでタイトルレースに参加するなど順調なシーズンを送っている。 しかし、クロップ監督は1月にエネルギーの枯渇を理由として、今シーズン限りでの退任を発表。リバプール退任後は休養する意向を明かしており、フットボール界への復帰については明言していない。 一方で、イギリス『ミラー』によると、ドイツサッカー連盟(DFB)が代表監督にクロップ監督の招へいを計画しているとのこと。ドイツ代表は現在指揮を執るユリアン・ナーゲルスマン監督にバイエルン行きの可能性があり、後任探しに着手しているという。 DFBはクロップ監督の希望も十分に理解しており、招へいを急いではいない模様。まずは現在ナーゲルスマン監督のアシスタントコーチを務めるサンドロ・ワグナー氏にチームを任せ、2025年からクロップ監督を招へいするプランも持っているようだ。 クロップ監督がどのような決断を下すかは不透明だが、もしドイツ代表が招へいに成功した場合、2026年の北中米ワールドカップでは稀代の名将が指揮を執る姿が見られるかもしれない。 2024.04.16 18:10 Tue

現役時代は自信過剰のビッグマウスも…ドイツ代表のワグナー“コーチ”は「信じられぬほど勤勉」?

ユリアン・ナーゲルスマン新監督とともに復権を目指すドイツ代表。アシスタントコーチのサンドロ・ワグナー氏(35)にも注目が集まっている。ドイツ『キッカー』が伝えている。 14日の国際親善試合・アメリカ代表戦がナーゲルスマン新監督の初陣となるドイツ代表。カタール・ワールドカップ(W杯)で2大会連続のグループステージ敗退を喫し、ハンジ・フリック監督体制ラスト5試合で1勝4敗という無惨な成績だったドイツにとってリスタートとなる一戦だ。 36歳ナーゲルスマン新監督の手腕が注目される一方、コーチには指揮官が監督キャリアをスタートさせたホッフェンハイム時代に選手として所属していた同学年のワグナー氏が引き続き入閣。この名前を覚えているファンも多いだろう。 下部組織時代とプロデビューはバイエルンだったワグナー氏。20代の頃はブレーメンやホッフェンハイム、ヘルタ・ベルリンなどでプレーし、選手キャリア晩年にはバイエルンへ復帰。最後は2020年に中国でスパイクを脱いだ。 ドイツ代表としても通算8試合5ゴールをマークしたストライカーだが、W杯出場歴があるわけでもなく、当時ヨアヒム・レーヴ監督が指揮していたチームに長く定着できたわけでもない。一方で、歯に衣着せぬ発言が度々ドイツ国内を騒がせ、自信過剰な態度も含めてビッグマウスと呼ばれた男だ。 そんなワグナー氏が復権を目指すドイツ代表のアシスタントコーチとしてハンジ・フリック前体制で入閣。9月の日本代表戦が初の試合となったが、この試合で惨敗しフリック監督が解任。直後のフランス代表戦はルディ・フェラー暫定監督とともにチームを指揮した。 ナーゲルスマン新監督は同い年の教え子について「センセーショナルなほどに優れている。コーチとしては信じられぬほど勤勉で、ちゃんとしている」と、遠征中のアメリカで褒め称えた。 また、ワグナー氏が芝生のスプリンクラー調整など、練習の準備を率先して取り組んでくれるところだけでなく「あらゆる方向への生意気な発言」も好きだと言い、「メディア対応さえ私1人でやりさえすれば何も問題ない」とジョークまで飛び出す。 さらに、DFロビン・ゴセンス(ウニオン・ベルリン)も「魂が感じられる」とワグナー氏を尊敬。「もちろんワグナー以外のコーチたちもそうだけど、ドイツ代表に本当の変化を起こしたいという情熱がすごいんだ」と称えた。 かつてW杯に手が届かなかった点取り屋が、コーチとして再チャレンジ。日本代表の前田遼一コーチと同じ道を歩むワグナー氏だ。 なお、ワグナー氏を巡っては1つだけ懸念が。ワグナー氏は昨シーズンまで2年間率いたレギオナルリーガ・バイエルン(ドイツ4部相当)のウンターハヒンクを今季からの3部リーグ昇格に導いた実績があり、一刻も早い監督復帰を目指しているとのこと。どこかからお声がかかれば、すぐにでも退任を申し出る可能性があると考えられている。 2023.10.14 19:50 Sat

ドイツ代表がナーゲルスマン氏を新監督に招へい! 自国開催のユーロまで一旦指揮「私は優勝したい」

ドイツサッカー連盟(DFB)は22日、ドイツ代表新監督にユリアン・ナーゲルスマン氏(36)が就任することを発表した。 契約期間は2024年7月31日まで。自国開催のユーロを一旦は率いることになる。 ドイツ代表は、9月9日に日本代表と対戦。ホームでの試合ながら4-1と大敗を喫し、カタール・ワールドカップ(W杯)に続いて連敗を喫していた。 また、W杯後の国際親善試合でもわずか1勝に終わっており、日本戦の翌日にハンジ・フリック監督を解任していた。 ナーゲルスマン氏は、ドイツ代表にとって12人目の監督になる。 なお、アシスタントコーチにはサンドロ・ワグナー氏が引き続き就任。ホッフェンハイム、RBライプツィヒ、そしてバイエルン時代にアシスタントを務めていたベンヤミン・グリュック氏もアシスタントコーチとして入閣する。 ナーゲルスマン新監督はDFBを通じてコメント。来年のユーロへの意気込みを語った。 「我々は自国で欧州選手権を開催する。それは特別なことだ。数十年に一度起こることだ。偉大な国で素晴らしいトーナメントが開催されるという事実に、私はすべてを従属させている。私は優勝したいという強い願望を持っている」 「この挑戦に取り組んでいく。ドルトムントでのパフォーマンスが始まりでした。来年は我々は緊密なグループになるだろう」 2023.09.22 19:12 Fri

「本当にクレイジーだった」監督解任を語るドイツ代表FWミュラー、6試合ぶり勝利も「まだまだ道のりは長いが解放された」と安堵

ドイツ代表FWトーマス・ミュラーが、フランス代表戦の勝利を振り返った。ドイツ『ビルト』が伝えた。 9日に日本代表と対戦し、1-4という惨敗に終わったドイツ。2023年に入り、1勝しかあげておらず、国際親善試合で3連敗を喫した中、日本戦の翌日にハンジ・フリック監督を解任していた。 暫定的にスポーツ・ディレクター(SD)のルディ・フェラー氏が指揮を執り臨んだ12日のフランス戦では、開始4分にミュラーがゴールすると、こう着状態のまま進むも87分にレロイ・サネが追加点。その後、アントワーヌ・グリーズマンにPKを決められるも2-1で勝利。連敗を止めると共に、今年3月のペルー代表戦以来6試合ぶりの勝利となった。 試合後、先制ゴールを決めたミュラーがインタビューに応じ、まずは解任されたフリック監督たちへの想いを語った。 「まず、ハンジと彼のコーチングスタッフに感謝したい。この負の連鎖に耐えるのは、本当に簡単ではなかったし、僕たち自身に責任がある」 「この週の間に別れを告げるというのは、本当にクレイジーな状況ではあったけど、この3日間もそうだった」 また、試合を振り返り、中2日で調整したスタッフ陣に感謝。ハードワークができたが、まだまだこれからだと気を引き締めた。 「僕たちが多くの準備をしなければならないことは明らかだった。僕たちは労働倫理を貫かなければならないと思っていた」 「これほどの短期間でどのように取り組んだのか。ルディ・フェラー、ハンネス・ヴォルフ、サンドロ・ワグナーに称賛の意を示したい」 「僕たちは、ピッチの中でよくやっていたし、ハードワークもしていた。適切なタイミングで自分たちに報いることができたけど、過大評価する必要はない。まだまだ道のりは長いけど、気持ちとしては解放された。フランスに勝つのは楽しいものだ」 2023.09.13 11:05 Wed

「これ以上前進できないことをハッキリと示すことに」ドイツ代表の暫定指揮官がフリック前監督に言及、次期監督は「期待しているレベルにまで引き上げてくれる人に」

ドイツサッカー連盟(DFB)のスポーツ・ディレクター(SD)を務めるルディ・フェラー氏が、ハンジ・フリック監督の解任とこの先の監督人事について語った。 DFBは10日、フリック監督を解任することを発表した。9日には国際親善試合で日本代表と対戦し、1-4で惨敗に終わった。 多くの批判も寄せられたフリック監督。2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)でも日本に敗れると、グループステージ敗退。2023年に入ってからは国際親善試合を戦い、日本戦を含めて6試合でわずか1勝。3連敗という前代未聞の状況となっていた。 試合後には、選手たちも日本を称える一方で、自分たちのチームが上手くいっていないことを指摘。監督のせいではなく、自分たちのせいだと口を揃えたが、DFBは一夜明けて解任を決断した。 今年2月にSDに就任したフェラー氏は、解任を受けてコメント。信じたかったが、前に進むためには必要な決断だったとした。 「ハンジ・フリックはここ数カ月間、疲れ果てていた。カタール・ワールドカップで敗退したあと、コーチングチームとともに、状況を好転させるために全力を尽くしてきた。残念ながら、我々は今日、成功しなかったと結論づけなければならない」 「日本戦は、我々がこの状況で、これ以上前進できないことをハッキリと示すことになった。私にとって、これは簡単な瞬間ではない。なぜなら、私はハンジ・フリックを全力でサポートするために2月にDFBに加わったからだ」 「そして彼は、代表監督として代表チームをなんとか軌道に乗せることができると強く信じていた」 「しかし今、我々は責任を持って行動しなければならず、誰もが望んでいる自国でのユーロの主催者という厳しくも野心的な役割を果たせるよう、何かを変えなければいけない。それはドイツのファンが我々に当然期待していることだ」 「私はハンネス・ヴォルフ、サンドロ・ワグナーとともに、フランスとの一戦に向けて一時的に代表チームの指揮を執ることとなる」 「最も緊急の課題は、チームを早急に再編して、来年の大きなユーロに向けて準備してくれる代表監督を雇うことだ。そこからドイツサッカー、そしてドイツ全体に前向きな刺激が生まれることを我々全員が願っている。長期的には、代表チームを我々が知っており、期待しているレベルにまで引き上げてくれる代表監督だ」 新監督を迎える前に、12日にはフランス代表との親善試合が予定されており、フェラー氏は暫定的に指揮を執ることが決まった。 ドイツ『ビルト』によると、そのフランス戦に向けて10日のトレーニングは公開され、約3000人のファンが集まったとのこと。選手たちはファンサービスをし、日本戦の途中出場選手やプレーしていない選手がトレーニングを行った。 フェラー氏は改めてコメントし、フランス戦に向けて準備を進めるとした。 「我々は皆、確かに少し異なる想像をしていた。ただ、そうであっても、我々が全ての選手、全てのコーチととおにここにいること、そして我々がここにいるというのは、言うまでもない」 「火曜日の重要な国際試合に向けて、準備しなければならない」 <span class="paragraph-title">【動画】監督解任の引き金に…日本代表がドイツ代表を粉砕!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="_dGahn1hnks";var video_start = 0;</script><div style="text-alignMrV1LJF66uIcenter;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.09.11 10:17 Mon

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今夏CB補強を計画のバイエルン、チェルシーと長期契約のコルウィルもターゲットか

バイエルンがチェルシーのイングランド代表DFレヴィ・コルウィル(21)の獲得を狙っているようだ。 紆余曲折を経て、先月にヴァンサン・コンパニ監督の就任を発表したバイエルン。現在は今シーズンの課題でもあった守備の強化をすべく、センターバックの補強を目指している。 現時点で獲得が有力となっているのが、レバークーゼンのドイツ代表DFヨナタン・ター(28)。今シーズン、ブンデスリーガの無敗優勝に貢献したターは、今夏新たな挑戦に前向きとも報じられている。 一方で、ドイツ『スカイ・スポーツ』のフロリアン・プレッテンベルグ記者によると、バイエルンはコルウィル獲得の可能性についても探っている模様。バイエルンは左利きのセンターバックを必要としており、ターの獲得に成功したとしても引き続きコルウィルへの関心を続ける意向のようだ。 コルウィルはチェルシーアカデミー出身であり、今シーズンは公式戦32試合に出場。将来的なキャプテン候補として、チェルシーとは2029年夏までの長期契約を結んでいる一方、莫大な資金を移籍市場に投下し続けるクラブが、帳尻合わせのために高額な移籍金を提示されれば耳を傾ける可能性はある。 2024.06.11 10:45 Tue

バイエルンが1年越しに獲得目指す、フルアムMFパリーニャに60億円のオファー

中盤の補強を目指すバイエルンが2年連続でフルアムのポルトガル代表MFジョアン・パリーニャ(28)の獲得にオファーを出したという。イギリス『デイリー・メール』が伝えた。 トーマス・トゥヘル監督が退任し、ヴァンサン・コンパニ監督が新たに就任したバイエルン。選手補強に動く中、1年越しにパリーニャの獲得に動いているという。 昨夏はメディカルチェックまで済ませていたパリーニャ。個人間合意に至っていた中、フルアムが後釜を見つけられないという理由から移籍を拒否していた。 7500万ポンド(約149億7000万円)の値札をつけていたフルアムに対し、バイエルンは6000万ポンド(約120億円)で獲得に近づいていたが、今夏は3000万ポンド(約60億円)のオファーからスタートしたという。 パリーニャは2022年7月にスポルティングCPからフルアムに加入。2022-23シーズンはプレミアリーグで35試合に出場し3ゴールを記録。FAカップでも5試合で1ゴールを記録ていた。 2023-24シーズンは、プレミアリーグで33試合に出場し4ゴールを記録。2シーズンで公式戦79試合に出場し8ゴールを記録していた。 バイエルンは結果として無冠に終わり、中盤の負傷者に悩まされただけに、パリーニャが獲得できていればという思いも少なからずあるところ。本人も移籍を希望しており、交渉を早くまとめたいところだ。 2024.06.10 11:25 Mon

バイエルンがパリーニャ獲得に再挑戦! 個人間では原則合意済みか

バイエルンが今夏もフルアムのポルトガル代表MFジョアン・パリーニャ(28)の獲得に動いているようだ。ドイツ『スカイ・スポーツ』が報じた。 2022年夏にスポルティングCPからフルアムへ移籍し、2シーズンにわたって主力として活躍するパリーニャ。昨夏はバイエルン行きで話が進み、メディカルチェックまで終えたが、移籍市場の最終盤で破談となっていた。 ヴァンサン・コンパニ監督の招へいが決まり、本格的にチーム作りを進められるようになったバイエルンは今夏のトップターゲットとして再びパリーニャに狙いを定めているとのこと。中盤にはドイツ代表MFジョシュア・キミッヒ(29)と同代表MFレオン・ゴレツカ(29)がいるが、両者ともに適切なオファーが届けば売却の可能性があるようだ。 昨夏も移籍を受け入れていたパリーニャ個人とはすでに原則合意に至っており、一方のフルアムも交渉に前向きとのこと。しかし、バイエルンは4000万〜4500万ユーロ(約67億6000万〜約76億円)以上の支払いを望んでいないという。 ユーロ2024を控えるパリーニャは、先日自らの将来についてコメント。「良い印象を残すためにまずはユーロに集中したい」と語った一方、「扉が閉ざされているかどうかはわからない。サッカー界では何事も不確実だ」と移籍の可能性も否定しなかった。 なお、フルアムは2023年9月、バイエルン行きがなくなったパリーニャとすぐさま契約を更新。契約期間は2028年6月まで残っており、1年の契約延長オプションも付帯する。 2024.06.08 17:10 Sat

バイエルンとスパーズがシュツットガルトのドイツ代表アタッカー巡って争奪戦か

バイエルンとトッテナムが、シュツットガルトのドイツ代表MFクリス・ヒューリッヒ(26)を巡る争奪戦を開始する構えだ。 今シーズンのシュツットガルトで8ゴール7アシストの数字を残し、ブンデスリーガ2位フィニッシュの立役者となったヒューリッヒは、この活躍が評価されてユーロ2024に臨むドイツ代表入りも果たした。 ドイツ『ビルト』で働き国内の移籍情報に精通するクリスティアン・ファルク氏によると、その絶好調のサイドアタッカーに対して、バイエルンとトッテナムが獲得への動きを見せているという。 今年始めにクラブと2028年までの新契約にサインしたヒューリッヒだが、契約解除条項は2350万ユーロ(約40億円)と両クラブにとっては問題なく支払える額となっており、選手サイドを口説き落とすことができれば、獲得の可能性は非常に高いと思われる。 ヒューリッヒは、シャルケやドルトムント、ボーフムなどの下部組織で育ち、2017年7月にケルンへ完全移籍。その後、ドルトムントのセカンドチーム、パーダーボルンを経て2021年夏にシュツットガルトへ完全移籍した。 シュツットガルトでは、加入初年度からレギュラーに定着すると、これまで公式戦104試合に出場し、17ゴール13アシストを記録。左右のウイングを主戦場とする右利きのアタッカーは、爆発的なスピードと推進力、勝負度胸に優れた突破力を最大の売りとしており、正確なクロスからのチャンスメークにパンチのある右足のミドルシュートも備えている。 2024.06.07 22:30 Fri

バイエルン10番サネ、元同僚のコンパニ“新監督”を語る 「絶対的なリーダー」

バイエルンのドイツ代表FWレロイ・サネがマンチェスター・シティ時代の同僚と立場変わっての再会に言及した。 紆余曲折を経て、来季からヴァンサン・コンパニ監督のもとで再出発のバイエルン。サネとコンパニはシティでの現役時代に共闘した間柄で、2016年夏からの3シーズンにわたってチームメイトだった。 ドイツ『スカイ』によると、サネはこれからのバイエルンで新たに師弟関係となるコンパニ監督について、合流中の代表先で「残念ながら」と冗談を交えながら秘話とともに、再会を素直に喜んだ。 「彼はいつか僕の監督になると言っていたんだ。僕はそんなのないだろうと言い返したけど、残念ながら、そうなったね。だから、彼が正しかったよ」 「彼がトップクラブの監督になれること、そして僕がそのチームの一員として彼に会えるのを本当に嬉しく思う」 そう歓迎したバイエルンの10番は現役時代から博学ぶりや厚い人望でも知られたコンパニのそうした資質を鑑みて、いつしか指揮官になるイメージがあったと話す。 「選手だった彼の姿を見て、察したよ。一緒にプレーしているときでさえも、彼はノートパソコンで試合を観ていたんだ。だから、その当時からわかりきったことだった」 今回のバイエルン行きにあたっては「ちょっと電話をしただけ。彼に祝福の言葉を送って、楽しみにしていると言った。互いの近況を軽く伝え合っただけなんだ」と明かした。 指揮官としてはまだ経験の浅いコンパニ監督だが、サネは「彼は性格的にも先頭に立ちたがりで、絶対的なリーダー」とし、バイエルンで成功を掴みうると語った。 「選手としてピッチに立つときもそうだった。それは当時の彼がチームメイトに求めたり、期待されたりしたこと。今も選手にそれを求めるだろう」 「それと、僕らが主導権を握って、速くて良いフットボールをすることもね。彼が僕らにそれをうまく植えつけられたら、とても良い方向にいくだろう」 2024.06.06 18:00 Thu

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ドルトムント退団へ向かうフンメルス…残留の条件は指揮官の退任?

ドルトムントのドイツ代表DFマッツ・フンメルス(35)は、条件次第で残留の可能性もあるようだ。 ドルトムントではユルゲン・クロップ監督の時代にブンデスリーガ連覇に貢献し、一度はバイエルンへ移籍するも2019年に復帰してからは主力としてプレーし続けてきたフンメルス。しかし、今月までとなった契約が延長される兆候はなく、ドルトムント退団は既定路線とされている。 ただし、ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、条件次第でまだドルトムントに残留する可能性はある模様だ。その条件とは、エディン・テルジッチ監督の退任であり、すでにこのことはクラブにも通達済みだという。 フンメルスとテルジッチ監督の関係は、現在緊張状態にあるとのこと。ベテランCBは指揮官の戦術についてかねてより疑問を呈しており、これはフンメルスに限らずチームの数選手に共通した意見のようだ。 とはいえ、今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)でチームを決勝にまで導いたテルジッチ監督が、ドルトムントを離れる可能性は低い模様。2025年夏までとなる契約が延長されるかは定かではないが、少なくとも今夏退任に向かうとは考えにくいと報じられている。 これにより、退団が予想されるフンメルスは引き続き欧州でのプレーを希望。現在はミランが関心を示しており、去就が注目されている。 2024.06.11 13:20 Tue

複数クラブが関心寄せるチェルシーFWブロヤ、ヴォルフスブルクも獲得レースに参戦か

ヴォルフスブルクがチェルシーのアルバニア代表FWアルマンド・ブロヤ(22)に関心を示しているようだ。 チェルシーの下部組織出身であるブロヤは、フィテッセやサウサンプトンへのレンタルを繰り返していたが、昨シーズンからチェルシー復帰。しかし、2022年12月に右ヒザ前十字じん帯断裂の重傷を負ってしまうと、その影響もあって思うようなパフォーマンスを発揮できず、今シーズン途中からフルアムにレンタル移籍となった。 だが、そのフルアムでも出場機会は掴めず。プレミアリーグ8試合に出場するもスタメン出場はないままシーズンを終え、チェルシーへ帰還することになった。 チェルシーはすでにブロヤを今夏の売却対象としており、アルバニア代表FWには多くのクラブが関心。そんな中で、ドイツ『キッカー』によるとヴォルフスブルクも獲得に動く可能性があるとのことだ。 ブンデスリーガを12位で終えたヴォルフスブルクは、今夏の移籍市場で攻撃陣の強化に着手。ブロヤの持つ巨大なポテンシャルを評価しているという。 一方で、ブロヤに対してはウォルバーハンプトン、モナコ、ボローニャなど複数クラブから関心。来シーズンの欧州カップ戦出場権を有していないヴォルフスブルクにとって、争奪戦となれば厳しい状況になるとも報じられている。 2024.06.11 11:50 Tue

ブレーメンがアルヴェロの買い取りを発表! 今冬リヨンからレンタルで加入

ヴェルダー・ブレーメンは10日、リヨンからレンタル加入しているフランス人MFスケリー・アルヴェロ(22)の買い取りを発表した。 移籍金や契約期間については明らかにされていないが、フランス『レキップ』によると移籍金500万ユーロ(約8億4000万円)の4年契約と報じられている。 ソショーのアカデミー出身であるアルヴェロは、2021年にファーストチームデビュー。2023年夏にリヨンへ活躍の場を移したが、思うような出場機会を得られなかったこともあり今冬にブレーメンへレンタルで加入した。 ブレーメンでは途中出場がメインながら出場時間を増やしていたが、肩の負傷で長期離脱に。ブンデスリーガでは6試合の出場にとどまったが、クラブは買い取りオプションの行使を決断した。 来シーズン以降もブレーメンでプレーすることが決まったアルヴェロは、チームに留まれる喜びを語っている。 「ここではとても快適だし、プレーを続けられることに満足しているよ。最初からクラブに残ることこそが、僕の望みだった。僕たちのチームは、ここ数カ月で非常に成長したと思う。成功できるよう、これからも貢献していきたい」 また、クラブのプロサッカー部門責任者であるクレメンス・フリッツ氏もコメント。アルヴェロの将来性に対する期待を述べている。 「スケリーはケガのせいで、我々が期待していたほど多くの出場機会を得ることができなかった。それでも、彼は間違いなくピッチ外においてスポーツ面でも人格面でも感銘を与えてくれたんだ。引き続き、スケリーをチームに迎えられることを嬉しく思う」 2024.06.11 11:10 Tue

今夏CB補強を計画のバイエルン、チェルシーと長期契約のコルウィルもターゲットか

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ボルシアMG、ドルトムントU-19から逸材FWヘアマンを獲得! 世代別代表ではU-17欧州選手権、W杯の2冠獲得に貢献

ボルシアMGは10日、ドルトムントU-19に所属するU-17ドイツ代表FWチャールズ・ヘアマン(18)を完全移籍で獲得した。 かつてヴォルフスブルクなどで活躍し、現役引退後にはガーナ代表監督を務めたチャールズ・アコナー氏を父に持つヘアマン。2020年の夏にハノーファーのユースからドルトムントのユースへ移籍。 爆発的なスピードや足元のテクニックを特長としており、左右のウイングに加え、左サイドバックでプレー可能。ドルトムントではトップチームでのプレー経験はなかったが、リザーブチームや世代別のドイツ代表で活躍しており、2023年に行われたU-17欧州選手権とU-17ワールドカップではチームの優勝に貢献していた。 ボルシアMGのスポーツディレクターを務めるローランド・ヴィルクス氏は、ヘアマンの獲得について以下のように喜びを語った。 「ヘアマンが入団を決めてくれたことを嬉しく思う。彼は若く才能ある選手で、より高いレベルに行ける可能性を秘めている。しかし、まずはここに馴染まなければならない。我々は、彼が成長するための機会と時間を与えるつもりだ」 2024.06.11 08:01 Tue

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