FWチャーリー・オースティンが豪ブリスベン・ロアーに移籍

2022.06.27 19:21 Mon
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オーストラリアのブリスベン・ロアーは27日、QPRから元イングランド代表FWチャーリー・オースティン(32)をフリートランスファーで獲得したことを発表した。契約期間は“複数年”とのみ伝えられている。

レンガ積み職人として働く傍ら、イングランドの下部リーグを渡り歩くなかで、ステップアップを図ってきた苦労人のオースティン。2013年に加入したチャンピオンシップ(イングランド2部)のQPRへと加入し、プレミアリーグ昇格に導いた。
2014–15シーズンにはプレミアリーグで18ゴールを挙げる活躍を見せたが、以降のサウサンプトンやWBAではややパフォーマンスを落とし、2021年1月には古巣QPRにレンタルで復帰。完全移籍に切り替わった今シーズンはチャンピオンシップで34試合5ゴールの数字に留まった。

なお、オースティンが加入するブリスベン・ロアーは、サガン鳥栖のFW和田凌が今年2月から7月11日までの契約でレンタル中だ。

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21日に32歳で急逝した元日本代表FW工藤壮人を、古巣のブリスベン・ロアーが追悼した。 工藤は2日の練習時間外に体調不良を訴え、翌3日に医療機関の検査で水頭症の診断を受けて入院。11日に手術を受けて療養中だったが、容態が悪化し、17日からICU(集中治療室)にて治療に専念していることが18日にクラブから発表されていた。 水頭症とは、「脳室に髄液が過剰に溜まってしまったために脳を圧迫し、さまざまな症状を引き起こしてしまう疾患」とされており、くも膜下出血や脳出血、頭部外傷、髄膜炎などの頭蓋内疾患に引き続いて起こってしまうものもあるという。 その工藤には、多くの回復を願うメッセージが寄せられていたが、21日の14時50分に死去。32歳という若さで帰らぬ人となった。 古巣クラブや元チームメイト、サッカー関係者、多くのファン・サポーターからのメッセージが寄せられた中、ブリスベン・ロアーも工藤を追悼した。 ウォーレン・ムーン監督は「ブリスベン・ロアーのみんなと同様に、元チームメイトであり、選手であり、友人である工藤壮人が亡くなったという昨夜のニュースに深く悲しんでいる」とコメント。工藤について語った。 「彼はとても素晴らしい性格の持ち主で、毎朝いつだってにこやかな笑顔でトレーニングに参加していた」 「とても寂しく思う。そして、この悲しい瞬間に、彼の奥さんと幼い娘さんに心を寄せている」 工藤は、2020年2月にサンフレッチェ広島を退団。ヨーロッパへの移籍を画策したものの、トライアウトにことごとく不合格となると、2020年12月にブリスベン・ロアーに加入。2021年8月までの短い期間だったが、Aリーグで14試合に出場し1ゴールを記録していた。 ブリスベン・ロアーは「工藤選手のご家族、ご友人、テゲバジャーロ宮崎、サポーターのみなさん、そして地域社会のみなさんに心よりお見舞い申し上げます」としている。 そのブリスベン・ロアーは22日にウェスタン・シドニー・ワンダラーズと対戦。日本人MF檀崎竜孔も先発した中、試合前には工藤に捧げる黙祷が行われ、試合は1-1のドローに終わっていた。 かつてバーンリーやQPR、サウサンプトンなどプレミアリーグでもプレーしたチャーリー・オースティンが同点ゴールを記録。そのオースティンは、ゴール後に工藤の背番号「9」のユニフォームを掲げ、ゴールを捧げていた。 <span class="paragraph-title">【写真】ブリスベン・ロアーが工藤を追悼しゴール後に背番号9のユニフォームを掲げる、檀崎竜孔も</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Forever in our heart <a href="https://t.co/eS4N6KR0vV">pic.twitter.com/eS4N6KR0vV</a></p>&mdash; Brisbane Roar FC (@brisbaneroar) <a href="https://twitter.com/brisbaneroar/status/1583737421866274818?ref_src=twsrc%5Etfw">October 22, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/brisbane20221022_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">Getty Images<hr></div> 2022.10.22 23:28 Sat

格下相手にEFL杯敗退のエバートン…指揮官も結果に落胆 「勝利に値する試合だったと思う」

エバートンのラファエル・ベニテス監督が、EFLカップ(カラバオ・カップ)敗退を嘆いた。クラブ公式サイトが伝えている。 21日に行われたEFLカップ3回戦でQPRと対戦したエバートン。前半のうちに相手FWチャーリー・オースティンに2ゴールを許す苦しい展開となったものの、追いつく形で試合はPK戦に突入。互いに7人目まで全員成功させた中、エバートンは8人目のキッカーであるMFトム・デイビスが外してしまい敗北となった。 これでエバートンは格下相手に3回戦で早くも敗退。試合後のインタビューに応じたベニテス監督は、パフォーマンスは悪くなかったと振り返りつつ、結果だけを得られなかったと嘆いた。 「私はとても失望している。ただ、それは明日までだ。次の試合に向けてすでに取り組み始めてもいるよ。今日と同じように仕事をして、同じような姿勢でいれば改善されていく。そして少しずつチームが安定して、より強固になっていくはずだ」 「今季を全体的に見れば、私はとても幸せだと思っている。アストン・ビラ戦では9分、今日は2つ、3つの場面で良くないプレーがあったが、それはチームが非常にうまくいっているからだ。もちろん、我々はいつだってもう少しうまくやりたいと思っているがね」 「前向きに考えなければならない。とはいえ、こうした試合には勝つ必要があったため、本当にがっかりしている。アタッキングサードでの正確さや、自分たちが望むようなディフェンス以外では、勝つため必要なことをすべて発揮していたのだ」 「アタッキングサードでのチャンスをものにできなかったのは残念であり、失点は避けられたかもしれない。ただ、PK戦では若い選手を含む全員がやるべきことをやったから、全体的には残念な結果だ。勝利に値する試合だったと思うよ」 また、ベニテス監督はチームの課題として、安定感に欠ける守備を指摘。全員の守備意識がより高まれば、勝利の回数も増えていくはずだと語った。 「我々は守備と攻撃の両方を鍛えなければならない。通常、改善が難しいのは選手の質に左右される攻撃面だと思うが、我々はチャンスを作れてはいるから、きっとゴールを決められるようにもなるだろう」 「しかし、守備では周りで何が起こっているかをもっと意識して、チームとして守る意識を徹底する必要がある。守備面を強化すれば、試合に勝てる可能性も出てくるはずだ」 2021.09.22 15:54 Wed

英2部QPR、チャーリー・オースティンの“完全”復帰を発表! 今年1月にWBAからレンタル

チャンピオンシップ(イングランド2部相当)のQPRが元イングランド代表FWチャーリー・オースティン(31)の加入を発表した。契約期間は2023年6月30日までとなる。 レンガ積み職人として働く傍ら、イングランドの下部リーグを渡り歩くなかで、着実にステップアップを図ってきたオースティン。2013年夏にチャンピオンシップのQPRへと加入し、プレミアリーグ昇格に導いた。 その後はサウサンプトンを経て、2019年夏にWBAに加入したが、振るわず。今年1月から古巣のQPRへとレンタル復帰すると、19試合出場で8ゴールを記録し、復活を印象づけたが、保有元のWBAが先日に契約満了による退団を発表した。 来季以降もQPRでプレーすることが決まったオースティンはクラブ公式サイトを通じて「僕はこのクラブのすべてが好きなんだ。QPRは家族のようなものであり、僕に合ったクラブだよ」と喜んだ。 2021.06.04 11:30 Fri

WBAがロブソン=カヌやイバノビッチら7名の退団を発表

チャンピオンシップ(イングランド2部相当)に降格したWBAは27日、7選手の退団を発表した。 今シーズン限りで退団が発表された選手は、FWハル・ロブソン=カヌ(32)、FWチャーリー・オースティン(31)、FWカイル・エドワーズ(23)、MFカミル・グロシツキ(32)、DFブラニスラフ・イバノビッチ(37)、DFリー・ペリティエル(34)、GKアンディ・ロナーガン(37)となる。 2016年の夏にWBAに加入したロブソン=カヌは、在籍5シーズンで公式戦154試合に出場し24ゴールを記録。今季もプレミアリーグ19試合を含む公式戦21試合で5ゴールに終わっていた。 オースティンは2019年の夏に加入。加入初年度はチャンピオンシップで10ゴールを記録し昇格に貢献したが、今季は出場機会に恵まれず、今年1月からは古巣のQPRにレンタル移籍していた。 昨夏にゼニトから加入したイバノビッチは、3年半ぶりの復帰となったプレミアリーグで13試合に出場にとどまっていた。 また、2018年にエクセター・シティからレンタルバックしたエドワーズは今季公式戦8試合に出場。昨冬に加入したグロシツキは、今季公式戦5試合に出場。同じく昨冬に加入したペリティエルは、今季公式戦7試合に出場。今冬に加入したロナーガンは、EFLカップ1試合の出場となっていた。 2021.05.28 07:15 Fri

英2部QPR、“元エース”オースティンをWBAからレンタル 「色々な思い出が蘇ってきた」

チャンピオンシップ(イングランド2部相当)のQPRは9日、WBAに所属するイングランド人FWチャーリー・オースティン(31)のレンタル加入を発表した。期間は今季終了まで。背番号は「45」を着用する。 レンガ積み職人として働く傍ら、イングランドの下部リーグを渡り歩くなかで、着実にステップアップを図ってきたオースティン。2019年夏にサウサンプトンから当時チャンピオンシップのWBAに加わり、プレミアリーグ昇格に貢献したが、今季はここまで公式戦7試合の出場で無得点だった。 2013〜2016年までを過ごした古巣への復帰を決断したオースティンはクラブ公式サイトで「嬉しいよ。そのチャンスがあると聞いたとき、両手で掴みにいったぐらいだ。今日、グラウンドに足を踏み入れると、色々な思い出が蘇ってきた。僕にとっても、家族にとっても特別なことさ」と話した。 なお、かつて89試合の出場で47得点をマークした元エースを連れ戻したQPRはチャンピオンシップ22試合を消化した現時点で、4勝9分け9敗の20位に位置。オースティンは12日に敵地で行われるルートン・タウン戦から出場できる見通しのようだ。 2021.01.10 11:35 Sun

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元イングランド代表指揮官のヴェナブルズ氏が80歳で死去…バルサ時代は11年ぶりのリーグ優勝も達成

元イングランド代表MFで監督としても優れた手腕を発揮していたテリー・ヴェナブルズ氏が他界した。80歳だった。 イギリス『BBC』によれば、遺族がヴェナブルズ氏の死去を報告。長い闘病生活の末に亡くなったという。 「長い闘病の末、安らかに息を引き取った素晴らしい夫であり父親を失い、打ちのめされています」 「この信じられないほど悲しい時期に、私たちが人生でとても幸運に恵まれたこの愛おしい男性の死を悼むことができるよう、プライバシーを尊重していただきたいと思います」 ヴェナブルズ氏は、チェルシーでキャリアをスタート。若くしてその才能は高く評価されていた。その後、トッテナムやQPR(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)、クリスタル・パレスでプレー。晩年はオーストラリアやアイルランドでもプレーした。 イングランド代表としてもプレーした中、引退後は指導者としてもその手腕を発揮。古巣であるクリスタル・パレスで監督キャリアをスタートさせると、QPR、バルセロナ、トッテナム、イングランド代表、オーストラリア代表、ミドルズブラ、リーズ・ユナイテッドを指揮した。 バルセロナでは、1984-85シーズンに10シーズンぶりのラ・リーガ優勝に導くと、イングランド人の繋がりもあり、ギャリー・リネカー、マーク・ヒューズの2人のイングランド代表ストライカーを獲得するなどした。 トッテナム時代には、“ガッザ”の愛称で知られるポール・ガスコインを獲得。リネカーもバルセロナから連れ戻すと、天才でありながら問題児でもあったガスコインを手懐けるなど、その能力を発揮させ、名将としても知られていた。 2023.11.26 21:58 Sun

元イングランド代表MFが肝臓移植に成功、日本では「指定難病」の原発性硬化性胆管炎を発症

元イングランド代表MFのキーロン・ダイアー監督(44)が、肝臓移植に成功した。 ダイアー氏は、イングランド代表として33試合に出場。ニューカッスルやウェストハム、QPR、ミドルズブラでもプレー。2013年夏に現役を引退した。 引退後はイプスウィッチ・タウンのU-21チームで監督を務めると、ファーストチームのアシスタントマネージャーに就任。2023年5月にはチェスターフィールドのコーチに就任していた。 そのダイアー氏は、2019年に原発性硬化性胆管炎を発症。日本では「指定難病」となっており、「胆管が狭くなり、胆汁の流れが滞り悪くなるとともに肝臓の働きが悪くなる病気」とされており、肝臓移植手術が必要だとされていた。 ダイアー氏は5日にチェスターフィールドを通じて声明を発表。手術は無事に成功し、退院したことを報告した。 「2019年、私は治療法のない慢性肝疾患である原発性硬化性胆管炎と診断されました。その日以来、私は移植が必要であることを知っていました。3カ月前、私はケンブリッジのアデンブルックス病院に入院しました。2週間前、私が新しい肝臓の移植を受けることになり、速やかに移植を受けるという人生を変える知らせが届きました。今朝、退院しました」 「病院のスタッフに『ありがとう』と言うだけでは不十分だと感じます。彼らは並外れた存在だった。看護師、ポーター、医師、コンサルタントのいずれであっても、私は受けたケアの質に驚かされました。ずっとお世話になりました。感謝の気持ちは言葉では言い表せません。私は彼らを決して忘れません」 「私に与えられた肝臓は、私と同じ年齢の人からのものだと知り、本当に心が張り裂けそうです。他の人の寛大さと優しさによって、私の立場にいる人たちにチャンスが与えられるので、私はそれを最大限に活用するつもりです。自分が置かれている立場に対して感謝の気持ちは限りなくあり、これまでよりも健康になったと感じて退院できることを幸せに感じています」 「非常に困難な時期に並外れたサポートを提供してくれた家族に感謝したいと思います。今後の道には必然的に困難が伴うでしょうが、私はもう戻れないのではないかと心配していた楽観的な見通しを持って家に帰ります」 「奇妙なことに、この間、私にとってサッカーはさらに重要なものになりました。この3カ月間、私は人生のどの時期よりも多くの試合を病院のベッドから観戦しました。定期的に連絡を取り合ってくれた故郷のクラブ、イプスウィッチ・タウン、そして昨シーズンの終わり頃に加入してコーチングスタッフを務めているチェスターフィールドにも感謝したい。特に監督のポール・クックに感謝します。彼は病院からでも私に貢献する能力を与えてくれました。私は選手たちがナショナル・リーグの頂点に上り詰めるまで全試合を観戦してきました」 「いずれコーチングやメディアの仕事に戻ることを楽しみにしていますが、完全回復を目指して努力している現時点では、私自身と家族のプライバシーを尊重していただきますようお願いいたします」 ダイアー氏はプレミアリーグで225試合23ゴール、チャンピオンズリーグ(CL)では10試合に出場していた。 2023.10.06 19:30 Fri

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