宮市所属のザンクト・パウリ、新ドイツ人指揮官の昇格を発表

2020.07.13 20:50 Mon
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宮市亮が所属するドイツ2部のザンクト・パウリは12日、ドイツ人指揮官のティモ・シュルツ氏を新監督に招へいしたと発表した。2022年6月末までの2年契約となる。

主にドイツ2部リーグで選手キャリアを築いたシュルツ監督は、2011-12シーズンに加入したザンクト・パウリで現役を引退。その後は現役時代から兼業していた指導者の道へ進み、2014-15シーズンからはザンクト・パウリのアカデミーで指揮。今シーズンはU-19チームで監督を務めていた。
来季が自身初となるトップチームでの指揮を前に、シュルツ監督は意気込みを語っている。

「このオファーを受け入れることは何も問題なかった。トレーナーをしていた私にとって、NLZ(ドイツサッカー協会公認ユースアカデミー)での長年の経験を経てプロとしてビジネスに参入できるのは理想的だ」

「昨シーズンを終えて、我々はもちろん謙虚さをもって新しいシーズンを迎える。しかし、明確なアイデアも持っている」
「新しいチームでファンを満足させられるように、選手たちと一緒に仕事をすることが楽しみで待ちきれない」

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やっぱりケガがネック? 契約切れる宮市亮についてザンクト・パウリSDが語る「難しい決断になる」

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